なべて世はこともなし
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2007年10月19日(金) いろいろやることがある【ダブリン家がある2007】(その4)

いざ引越しとなると、引越しそのもの(=荷物の移動)も大変ですが、そのほかにも公共料金の切り替えとか、今の家の家賃の自動引き落としの取り止めとか、新しい家の敷金を払ったりとか、いろいろやることがあります。…ちゅうかさ、今だって、こんな日記の更新なんぞしてる場合じゃないんだけどね。ま、現実逃避というやつです。


まず電話。


ああ、去年の悪夢が頭をよぎる。


くされSmart TelecomとEircomのわけのわからんバトルに巻き込まれて、インターネットが開通したのは引越し後ほぼ2ヶ月後。その間、監督官庁まで文句の手紙を書いたりとかひどい目にあった。今回は、そんなことは起こってほしくない。


で、新しい家にどこの会社の電話回線があるのか調べてみた。


Smart Telecom。


…絶句。ちゅうか、あんたら、1年前には「個人向けの事業から撤退する」って言ってなかったっけ?また、この回線をEircomに変更しようとするとえらい目に遭いそうだ。ああ、歴史は繰り返すのか。


とりあえず、Smart Telecomに火曜日に電話をかけてみた。すると、コール1回で電話にちゃんと出るわ、応対はていねいだわ、ホントに去年あんだけケンカした会社といっしょの会社か悩んでしまうような対応振り。で、もしSmart Telecomに新規契約するなら、翌月曜日にちゃんと電話とインターネットは開通する…とのこと。


そこまで言うなら信じましょう。スマテレさん(何でも略したがる日本人)。ホントに月曜日に開通するかどうかお手並み拝見です。


ちなみに、Eircomのほうの解約作業もあっという間に終了。なんだかとんとん拍子過ぎて気味が悪い。


お次は、ガスと電気。


…どちらも退去日にメーターの数字を教えてくれればいいとのこと。こちらも楽勝。


そして、くされキングのBank of Idiot。


まず、現在の家のための口座自動引き落としを止めなくてはいけない。というわけで、テレフォンバンキングのサポセンに電話。機械相手に数分格闘後、ようやく出てきた人間に言われたことは…


係:「あ、そのようなことは最寄りの店舗にて行っていただく必要があります」


…それじゃあお前らの存在意義って何だよ。


で、数分後、もう一度電話。当然別の担当者が出る。同じお願いをすると…


係:「今、お手続きを済ませておきました」


毎度のことですが、相変わらず、デタラメ。ある意味感心する。


そして、お次は新しいアパートへ敷金の振込み。インターネット上では不可。で、会社から最寄の支店に行くも…


係:「他行への振込みは承っておりません」


なんだよそれ(実は知ってたけど)。そんなバカな話がどこにあるんだよ。それでいてEU域内の国外送金はやるってのはいったいどーなってんだよ。


注:実はこともあろうにこの翌日、くされBank of Idiotのインターネットバンクのサイトがリニューアルされまして、上記のことがすべてネット上でできるようになりました。なんであと一日早くやらない!


ともあれ、しょうがないからBank draft(銀行為替)を作ってもらい郵送。


これは引越しとは関係ないのだが、この日の夕方、家に帰ると件のBank of Idiotのクレジットカードサービスから請求書が届いていた。請求書によると、翌月の支払額は1000ユーロ(ちなみに、私が持っているカードはこれ一枚ではない…)。よく見ると、「延滞損害金」だの「金利」だの書いてある。なんだ?私は金を借りると言うことが大嫌いなので、クレジットカードの残高は翌月の初めにきちんと耳をそろえて払っている。そうすれば手数料だの金利だのがかからないので。まさか、ボケてお金を払うのを忘れた?


そう思って、インターネットバンキングのサイトに行ってみると、


ちゃんと前月末での請求額の800ユーロ払っているじゃあないか!


もう夜も7時に近かったが、Bank of Idiotのクレジットカードサービスに電話。


私:「どーなってんですか?!」
係:「金利を避けるためには期日までにお支払いを済ませていただく必要がありまして」



出た。最莫迦担当者。国や国籍にかかわらずたまに出くわしませんか。質問に対して、とんちんかんな答えしか返してこないやつ。この係がまさにそう。


私:「そうじゃなくて、私は800ユーロ払ったのに、その800ユーロはどこに消えたの?」
係:「ですから、お支払いは、毎月5日までに当方に着いていませんと手数料が発生する仕組みになっておりまして」



…つ、疲れる。全然話がかみ合わない。


それでも私は諦めずに根気よく説明しましたよ。結果、この800ユーロは、どうやらクレジットカードの口座にはついていないらしい。というわけで、同じ会社(Bank of Idiot)のテレフォンバンキングサービスに電話を回してくれた。電話の向こうの担当者はさっきのよりはマシ。しかし、アホであることには違いがない。


係:「はあ。確かに、800ユーロクレジットカードに向けて振込されてますね。これはクレジットカード会社のほうに言っていただかないと」


出た。アイルランド名物、永劫回帰の罠。いくら私もアホだからって言っても負けてばかりではいられません。


私:「あのね、根本的にはね、あんたもクレジットカードもBank of Irelandつまりいっしょの会社なのよねん。もっと言わせてもらうと、この電話、クレジットカードサービスから転送されて来たのよねん」
係:「少々お待ちください」



通話料金会社持ちのケータイだからいいようなものの(よくない)かなり長い間待たされて、結局結論は


「わからない。月曜日までに調査の上連絡します」


消えた800ユーロとさらに金利と延滞損害金とやらが20ユーロ超。この行方は月曜日に明らかになる…のか?どうせまた電話すらかかってこない気がする。






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