| 2002年07月04日(木) |
「私はいません。」 -> 旅行1日目 |
* 出発前の日記 *
・・・ということで。
本日よりロンドンへ行きます。 適当な日にドーバー海峡をくぐってパリへ移動するつもりです。 帰国は12日になります。
それではみなさまごきげんよう。
* 旅行1日目サマリー *
出発 機内にて映画「ビューティフル・マインド」「モンスターズ・インク」 アムステルダム・スキポール空港で乗換 ロンドン・ヒースロー空港到着 Baker St. 駅近く Blandford Hotel 泊(www.hotels-london.co.ukにて予約)
 
 写真左)バスタブ付で一泊55ポンド(正規料金70ポンドの部屋) 写真中)ツインのシングルユースだから高いのか(でもBasement=地下なのだ) 写真右)イギリスなので当然ティーファシリティがある
機内食1:薄切牛肉グリル、チリビーンズとローストポテト、パン、 コールドチキンとかにカマの磯辺揚、太巻1切れ、 チョコレートケーキ、チーズとクラッカー 軽食1:ヌードルスープ(日清カップヌードル) 機内食2:三色そぼろご飯(牛・卵・ほうれん草)、パン、 フルーツ(西瓜、パイナップル、リンゴ)、ラズベリーマフィン キットカット、チーズとクラッカー 軽食2:二色ケーキ(アムステルダム−ロンドン間)
* 旅日記 *
夜半にばたばたと荷造り。サムソナイトのソフトピギーバッグ、久しぶりに出したら猫の毛がいっぱい(ToT) コロコロでの掃除が最初の旅支度とは。
・ショルダーに パスポート、航空券の引換証、クレジットカード、ネットで予約したホテルの 予約確認メールプリントアウト、デジカメ、デジカメ用電池、ペンライト (電池はデジカメと共通)、機内で読むもの(今回はガイドブック2冊)、 機内セット(アイマスク、耳栓、首枕)、サングラス、いつもの化粧ポーチ、 ハンドタオル、ティッシュ、歯ブラシ ・ピギーバッグに 革靴と着替(それぞれ防水袋に)、折畳傘、水泳用プラセーム(バスタオルの 代り)、お風呂セット(石鹸・Lushの固形シャンプー、ナイロンタオル、綿棒、 化粧水代りのオードムーゲ)、バンドエイドと裁縫道具、書類を入れるプラス チックケース(100円ショップで売ってるA4サイズ)
朝6時起床。メールチェックなどしていたらあっという間に6時半。最後に忘れちゃいけないパスポートと航空券の引換証が入っているのを確認して家を出た。あとは野となれ山となれ。 駅のホームで成田空港のターミナルを確認していたら・・・昨夜入れたつもりのホテルの確認メールが見つからない。おっかしーなー。 追記)帰国後、荷物を詰めた部屋の床にぽつんと落ちているのを発見。
団体カウンターでチェックイン済みの航空券をもらったけど、マイレージ加算にはKLMのカウンターへ行けといわれた。KLMオランダ航空とノースウエスト航空は共同運航をしているのでカウンターが共通。妙に荷物のチェックが厳しいのはやはり。(日本時間の4日朝はNYKではまだ3日だけど。)
両替もしないし海外旅行保険はクレジットカードので賄うことにしているので、とっととセキュリティチェックを抜けた。まずは時計屋さんで世界時計付の腕時計を捜す。どれもいまいち。安い細い腕時計を2本買えばいいじゃん、と心の悪魔が囁いたが、結局は機能性に負けて格好悪い世界時計・アラーム・タイマー・電話帳・電卓機能付のデジタル腕時計を購入。
お店の前の喫茶コーナーに、10分100円のインターネットコーナーを発見して座り、100円コインを投入。 ふっふっふ。抜かりのない私はちゃんとホテルからのメールをウェブメールへ転送してあるのさ。(持ってくるのを忘れるだけで充分抜けてるってば>セルフ突っ込み。)
さあ、ホテルの名前と住所をメモ・・・と思ったら、旅行用に使っているボールペン(紐がついていて便利なのだ)のインクが出なくて書けない。(やっぱり抜けてる?)
・・・が。 慌てず騒がず、化粧ポーチからアイブロウを出してメモメモ。(やっぱり抜かりない?)
そして、リフレッシュルームへ。いつもここでシャワーを使っていくことにしている(って3年ぶりだけど)。長旅の前にはやっぱり髪とか洗っていきたいじゃないですか。(30分300円。)リフレッシュルームの中にも30分300円のインターネットコーナーがあった。
リフレッシュして、ようやく出国審査。出入国カードは廃止になっていた。久しぶりだと色々変わってるわねぇ。 出発ゲート前の売店でメモ帳とボールペン購入。出国後は消費税がつかないけど単価が高い(多分競争がないからだろう)のであんまりお得ではない。しかし突然ボールペンが書けない事に気付いたりした場合はやっぱり便利だ。
飛行機は30分遅れで離陸。スキポールで乗換のある私はどきどき。
KLMの機内食は・・・いまいち口に合わなかった。肉か魚を聞くのではなく牛か鶏かを聞くのは肉食民族の航空会社だからか。それでもってバターの代りに植物性脂肪65%配合のマーガリンをつけるのは健康のためか。魚食え、魚(笑)。食後のコーヒー、いまいち。 追記)帰国便で試したら、ミルクを入れた方が美味しいコーヒーだった。
映画その1)「ビューティフル・マインド」2002年・アメリカ☆☆☆
愛情とは、何と儚く強靭なものであるか。 「馬鹿みたいに頭が良い」じゃなくて「○違いみたいに頭が良い」というのが 正しい表現であったか。でもあれだけ頭が良くて数字を追いかけて暮してたら パターン認識が止まらなくなってもある意味で不思議はないと思う。
映画その2)「モンスターズ・インク」2002年・アメリカ☆☆☆☆
不覚にも飛行機の中でぼろぼろと泣いてしまったよ。・・・。
ロンドンのガイドブックをようやく開いて読んだ。ビクトリア&アルバート美術館、自然史博物館、テート・ブリテン、テート・モダン、ナショナルギャラリーを訪問予定。あとグリニッジパークへも行きたい。時間があったらホテルの近くのシャーロック・ホームズ博物館へ行こうかな。 追記)結局テート・ブリテンとグリニッジパーク、シャーロック・ホームズ博物館は回れず。
スキポール空港の乗換時間が1時間しかなく、出発が30分遅れたので心配していたが、頑張って飛んだのかほぼ定刻に到着。 今度はロンドン、ヒースロー空港まで1時間半ほどのフライト。平らかな国を飛び立つ。
ドラ・ド・ヨングの「あらしの前」「あらしのあと」は、オランダが舞台。「あらし」とは第二次大戦を指す。ちょっと辛い話だけど、オランダの一般家庭の生活が描かれている良い児童文学だと思う。と、オランダ上空で思い出す。
隣はパンクな若者。弁髪、もしくは昔の海賊風に頭のてっぺんの髪だけ残して、他はスキンヘッド。でも可笑しいのは残した髪の周りに花柄のタトゥーが入っていること(^^) オランダの人は花が好きだからタトゥーも花柄?ぷぷぷ。(一重の薔薇だと思うけど牡丹にも見える。) 見た目によらず(?)前の席の人に「眼鏡落としたよ」と教えてあげたり、テーブルを出すのを手伝ったら「ダンケ」とにっこり笑ったりする好青年だった。 #でも彼は見た目に主張があるので、見た目で判断して欲しいんじゃないかな。
以前に友達が「オランダ人は日本があまり好きじゃない」と言っていた。それは第二次大戦中の出来事と、それからの偏向による一般的な国民感情なんだろう。 「日本人が(旧)ソビエトがあまり好きじゃない」というのと一緒。
・・・なんてことを考えている内に雲でいっぱいのイギリス上空へ。ヒースローはロンドン郊外にあるので、スキポールからのフライトはグレーターロンドンの上を飛んでいく。テムズ川が地図の通りにうねっている。ビッグベンは川沿いなので見つけやすい。あれはサーペンタイン池とラウンドポンド。おぉ、あれが2000年に出来たというロンドンアイ(観覧車)。
入国審査は相変らず厳しく、列はなかなか進まない。30分以上並んで入国。出た所の両替所でクレジットカードのキャッシュアドバンスト(キャッシング)を頼み、とりあえず100ポンドを小銭を混ぜて受取。日本でT/Cを用意しても手数料かかるし、両替が手間だったりするので、いつもこれで済ませている。・・・まあ私のような質素な旅でしか勧めないけど。
チューブでロンドンの中心部へ向かう。先程の小銭で、自販機でゾーン1までの切符(3.60ポンド)購入、Baker St.駅 へ。 ここはロンドン動物園のあるリージェンツパーク近くで、マダム・タッソーやシャーロック・ホームズの事務所に程近い(笑)。駅にはパイプを咥え鳥撃帽を被ったシルエットが描かれたタイルが貼ってある。 目指すホテルではhotels-londonで予約した(ぴ)で通じて鍵をもらった。Room#1。半地下なので窓の防犯が気にはなるが、ロンドンだからこんなもんでしょう。
夕飯を食べに出ようと思っていたが、機内食の食べ過ぎで全然お腹が空かない。部屋に置いてあった女性誌を読み始めたら面白くて読みふけってしまった。 セレブリティスタイル、コンコルド搭乗記、姉妹関係、代理母、若年売春婦、お金をかけずに素敵なインテリア、等々。 はっと気付く・・・私はロンドンまで来て何でまた女性誌なんか読んでるんだろうか!(因みにスティングは今年50歳だって!あとアンジェリーナ・ジョリーの旦那サンは彼女の血の入ったネックレスをしてるんだって>ちょっとゲー。) しかし相変らず満腹だし、時差で眠いので、足の下に枕をひとつひいて就寝。
* 旅行2日目サマリー *
ロンドン。
ヴィクトリア&アルバート美術館 自然史博物館 テート・モダン ネットカフェ
ロンドン泊。
 写真)ヴィクトリア&アルバート美術館における猫狩りの成果。ラブリー。
  写真)ロンドンにおけるマグリットグッズクエストの成果。とっても嬉しい。
 写真)ミレニアムブリッジの上より。ブリティッシュな空にかかる虹。 (見えないかなぁ。)
朝食:フル・イングリッシュ・ブレックファースト (シリアル、トースト、スクランブルエッグ、ソーセージ、 トマトとチリビーンズ、紅茶) 間食:キャロットケーキとガス入ミネラルウォーター@V&A美術館 (以下、いつでもどこでもガス入の水を飲んでいたので省略) 間食:スコーン(クロテッドクリームと苺ジャム付)と紅茶@テート・モダン 夕食:スターバックスのサンドウィッチ(←非常に不本意な選択) アイス・カフェ・アメリカーナ
* 旅日記 *
現地時間3時(日本時間11時)に目が覚めた。飛行機で食べなかったクラッカーとチーズを食べて、いつもの習慣−「地球の歩き方」解体。 最初のページの地図を外して、ガイドブックから開館時間などを転記したポストイットを貼る。その地図を見て回り方を検討。その日行く場所に関係あるページだけを鞄に入れる。最初のページからブロック毎に解体していくと、綺麗にばらばらになる。(この容易さがいつも「地球の歩き方」を買ってしまう理由・・・。)
シャワーを浴びて朝食へ。ジュースとシリアルは好みでセルフサービス。コーヒーか紅茶、トースト、メインのお皿は給仕してくれる。卵の焼き方はスクランブルで頼んだ。一般的には、卵とソーセージの付け合せはトマトとマッシュルームのソテーなのだけど、ここでは皮剥ホールトマトとチリビーンズの付け合せだった(*_*) ・・・これっ、両方缶詰やん!酷いっ。
朝食を食べ終わっても開館時間までは時間が余っているので、30分寝ようと毛布をめくると、シーツとシーツの間に蜘蛛がいた。 うーん、朝蜘蛛だから縁起がいいんだよね、と追い出して仮眠。(元々蜘蛛は殺さないけどね。)
South Kensington駅から美術館までの町並み、石造りの家と街路樹と石畳を見て思う。ああ、ヨーロッパだ。やっぱり好きだな。
ヴィクトリア&アルバート美術館は開館したばかりで空いていた。ここは、何というか、ちまちましたものを集めた美術館で、繊維製品(タペストリーや衣類、レース編)、家具、箱、陶器、金属細工、ジュエリーなどがある。私の好きなものいっぱい。
1階奥「ウィリアム・モリスの緑の間」「ギャンブルルーム(ギャンブルさんのデザインした部屋)」「陶器の間」はそれぞれ部屋自体が展示物で、セルフサービスのお茶と軽食を頂きながら部屋の内装を鑑賞できる。陶器の間でキャロットケーキとミネラルウォーターを買って、ギャンブルルームのテーブルに着いて鑑賞。 ・・・キャロットケーキ美味しい(←そうじゃなくて)。部屋の凝ったつくりを見ると、軽装で申し訳ないような。(他の人も軽装、念の為。) 丁度空いている席がなくて、女性の一人客が二人着いたテーブルに相席させてもらった。 このテーブルにはその後も何となく女性が集まり、本を読んだり書き物をしたりして、一人立つとまた別の女性客がやってきて座り、不思議な連帯感で微笑み合うことになった(^^)
ヨーロッパ芸術コーナーのテーブルや長持、楽器の凝った装飾に気が遠くなる。いったい何年かかったんだろう。未だにヨーロッパの古い家系ではこういう家具を使い回して代々伝えて使っているのだろうなぁ・・・。
ジュエリーの展示は、出入口2個所が鉄の回転式ゲートになっていて厳重。私の愛読する「完璧版 宝石の写真図鑑」の著者はイギリスの自然史博物館の学芸員さんで、V&A美術館のジュエリーの写真が沢山入っている。本で何度も見たデザインの宝飾品がたくさんあって嬉しかった。
ステンドグラスの破片を集めて、下から光をあてた展示方法はとても素敵。長崎の埋蔵資料館の陶片や、ビーチグラスなどもそうだけど、破片には何だか魅力がある。これは子供の頃に考古学者になりたかったせいだろうか。
シルバー(銀器)のコレクションは、古代から現代までの流行り廃りのそれぞれが展示されている。大きな銀のお皿を見て、林檎を転がして遠い国の景色を見るお話を思い出す。(確か暮しの手帖社「お母さんが読んで聞かせるお話」の中。どこかの国の民話。) 小さい細工物も愛らしい。ここには「子供の為の展示」というのがあって、展示引出の一番下は子供用になっていて、小さい子供に分かるようになっている。 (実は私も想定されている身長よりやや低いらしく、展示物や解説が見えない場所があった。こういう時にデジカメを持っていると何が展示してあるかモニターできて便利・・・って脚立置いて下さーい!)
別館のフランク・ロイド・ライトの展示は、彼の設計した部屋(家具を含めて)を再現してある。ヨーロッパの伝統的なデザインを「すっきり」させた気鋭のデザイナーだったんだろうか>ライト。
他にも好きなもの、色々。旧かな遣いで名前を書いた日本の生地は、いつ誰が分類したものだろう。今の日本人が見ても分からないような生地の名前、柄の名前。 タペストリーのコーナーに、一角獣と女性の柄。フランスの中世博物館で、ぜひ「貴婦人と一角獣」の6連のタペストリーを見ようと思っているので、興味深く見る。中世において一角獣というのは、モティーフとして愛用されたらしい。
ミュージアムショップで、猫のペーパーウェイトとブロンズの小さな兎を見つけて購入。 追記)帰国後に呆然。何故特別展示のティアラ展を見てこなかったんだろうか???
道を渡って向かいの自然史博物館にて、鉱物の展示を見学。ここにも前述の本に載った展示品がたくさんある。中でもマシューズ・コレクションは個人で蒐集したルース(裸石)の有名なコレクション。確かその半分は手づから研磨したもの。 はぁー。美しい。
帰り道にウィッタードに寄って紅茶を買ってから、一度荷物を置きにホテルへ戻った。そして再出発。まずはウォータルー駅で、ユーロスターの情報収集。どうも、予約なしでも行ったら乗れそうだ。しかし時刻表を見ると結構早く出ないと、パリに着くのが遅くなってしまう。(これはパリは時差があって1時間遅いため。) うーん、予約をするにはまだちょっと心が決まらない・・・。
何だか寒くて鼻がぐずるので、Bootsで鼻炎薬(1.59ポンド)購入。やっすーい。 ヨーロッパは電池が高いといわれて沢山もってきたが、確かに電池はブーツオリジナル単4電池4本セットで1.95ポンド。鼻炎薬が安すぎるのか電池が高過ぎるのか。(しかし400円弱。わざわざ持ってくるかどうか、微妙な値段ではある。)
そこから歩いてサウスバンクのヘイワードギャラリーへ。ギャラリーは・・・展示換えのため閉まっていた。がーん。 10年前にここで見たマグリット展のカタログが欲しかったのだが。売ってないかもしれないとは思ってたけど、閉まっていると「あったかもしれない」と思いつづけるのが口惜しい。
がっかりしつつクィーンズウォークを歩いてテート・モダンへ向かった。(いるかの街灯は変わらないけど浮き輪が新しくなっていた。)歩いていく途中に「ART BOOKS」の看板が。近くだというし、どんなところか行ってみようと寄り道。 そのお店は Marcus Campbell Art Books。FOREIN ARTISTの棚でいきなり見つけてしまった・・・。
"Magritte South Bank Centre 1992"
・・・これが欲しかったの。中には展示の時のリーフレットも挟まっていて38ポンド。よっしゃ! レジで本を渡すと「この本はとても良い。僕も見に行ったけどこれはとても良い展覧会だった。」といわれたので「私も見たの。」と答えた。あぁ嬉しいなぁ。 ポンドが余りそうと思ったのも、このカタログを買うために残ったのかと思ってしまう。カタログに38ポンド≒7,000円は高いと思うかもしれないけど、ワインだって10年も経てば値段倍以上になるでしょう?良いものは古くなると価値がでるのだ。
にっこにっこしながらテート・モダンへ。 ガラス張りのティールームの前で「今ここで休憩しないと展示を見ている間に疲れそうだ」と休憩。一人だったのに窓際の席に案内してもらえた。ジンジャービアを頼もうと思って、クロテッドクリーム添えのスコーンをみつけてしまった。これはクリームティーにしよう。飲み物を紅茶に変更してスコーンと一緒に注文。
ここ数年の疑問−はたして私の作っているスコーンは本物だろうか? イギリスから帰ってしばらくしてスコーンを作り始め、その間に日本でもスコーンを置く店は増えたけど、いつも「私の作る方が本物」と思っていた。 しかし味の記憶は段々薄れたり膨らんだりするもの。私のスコーンは独自の進化をとげているのか否か。 運ばれてきたスコーンを半分に割って、クリームと苺ジャムを載せてぱくり。
・・・私は間違ってなかった!!!(目に涙。)
私の作るスコーンは卵黄を入れないからポロポロ崩れやすいけど、味は本物。で、日本で売ってるロックケーキまがいの塊は偽物。 今日は色々嬉しいことが重なる日だ。
ようやくテート・モダンで展示を見た。思っていたより狭い(吹き抜けが広い分、各階の展示室はそれほど広くない)。が、シュルレアリズムの部屋にマグリットが1点しかない。
L'Avenir des statues(1937年 ナポレオンのデスマスクに青空を描いた作品)
テート・ギャラリー(ブリテンとモダンに分かれる前の)は、油彩とグワシュ、ブロンズを持っていたから、あれがモダンに移ったと思っていたのに。 1階にメディアライブラリーみたいな部屋があったのを思い出し、行って確認した。6点も持ってるのに、展示中は1点しかない。意外に少なくてがっかり。 他の展示はモダンすぎて1作づつ大きい(一部屋丸々「薬屋」という作品で、壁が棚になってて薬が並んでいるとか。←この作品のテーマは何だろう。)のもあり、早々に見終わった。(特別展のピカソとマティスは時間指定予約が必要で、並んでいるのを見てパスした。) 追記)テート・モダンは常設展示がなく、常に展示換えをしているらしい。なのでマグリット1作だけだったのねー。現代美術館のコンセプトとしては立ち止まらない姿勢は良いと思うけど、昔のテート・ギャラリーで観ておいて本当に良かったと思う私。ピカソとマティスは残念だったけど、朝から立ちっぱなしで腰にきてて、並んで観る体力がなかったのだった・・・。
それからミュージアムショップへ。マグリットの絵葉書だけはあったので購入。(ここのコレクションの絵葉書は Flammarion 4 の扱いじゃなくてオリジナルなので、他所のショップでは見たことがない。)カレンダーはパリで買うからパス。書簡のコピーなどをページに貼り付けた、手の込んだ本があったが、本の状態があんまりにも悪いので買わなかった。オランダ発行。やっぱりオランダにも行かなくちゃいけないか。で、ペーパーバッグの「The Portable MAGRITTE」という本を買った(アメリカ発行)。
今回はこれからパリへ行くし、世界のマグリットグッズの殆どは Flammarion 4 が作っているのでイギリスでは買わないつもりだった。例外は出版物。これは英語じゃないとちょっと辛い(いや全く読めない)のでイギリスで買えたらいいな、と思っていたのだ。 目的を果たせて嬉しい(^^)
出口を出たら・・・表は土砂降りの雨。傘を持ってる人も小降りになるのを待っている。少し待ったけど「買ったものは全てビニールの袋に入っているし」と決心して出てみた。 10秒後に決心が崩れ、ミレニアムブリッジの下で雨宿り。何故か40p拾った。
少し小降りになるまで待って、ミレニアムブリッジを渡りはじめた。これは2000年に完成し、人が歩くと揺れるというので3日後に閉鎖され、今年ようやく再オープンした歩行者専用橋。まあ、橋からの眺めはロンドンの他の橋とあまり変わらない。橋の姿自体が美しいような。1日中重たいデジカメを持ち歩いたのに全く使ってなくて口惜しいから、橋から何枚か写真を撮っている間に西の空が明るくなってきた。こんな時には・・・。 東側を向くと、はたして虹が出ていた。(写真では分からないけど私は見た。) なんだか今日は朝からラッキー続きじゃない?朝蜘蛛のおかげか?
さすがにソフトカバーとはいえ厚い本2冊でよろよろして、またホテルへ向かった。途中で10ポンド引き出してちょっと懐が温かくなった。 が、ついふらふらとインターネットカフェへ寄り道。15分1ポンド(200円位)といわれて座り、ウェブメールとその他覚えているurlを巡回。何故かKoreanだと自動認識されて化け化け。(おーい、みんなー。メタタグで言語指定しようよーっ。)エンコードをjapanese(auto)に直したら治った。
それからイギリスで果たす目的の一つ・・・フィッシュ&チップスの店を捜すも見つからない。 ピザ屋とバーガーキングとマクドナルドとケンタッキーとスターバックスはあるのに!!!!! ケンタッキーにもフィッシュ&チップスがなかったので、大変口惜しいがあきらめてスターバックスでサンドウィッチとアイスコーヒーを注文。何でまたイギリスまで来てスタバ・・・。(スターバックスの本社はシアトル@アメリカ) コーヒーは・・・美味しかったよ、全くもう。(拗ねている。)
今日はよく歩いて疲れたので、バスタブにお湯を張ってバスフォームを入れて泡風呂。まだ現地時間21時だけど、足を上げて睡眠。
* 旅行3日目サマリー *
ロンドンからパリ。
ナショナルギャラリー ユーロスター(パリへ) エッフェル塔
   写真)真下から(左)第三展望台から見下ろす凱旋門(中)見上げるとこんな(右)
Gare du Nord 駅近くの安ホテル La Bieille France 泊。(飛び込み。)
 
   写真)ホテルの部屋 シングルで55ユーロ+0.76ユーロの宿泊税。 ここはバスタブじゃなくてシャワーだけ。エアコン無(ヒーター有)。 いわゆる屋根裏部屋。でもエッフェル塔が見えるよ。 フレンチポップなカラーリングのドアなのだ。
朝食:フル・イングリッシュ・ブレックファースト(昨日と全く同じ) 昼食:Upper Crust の卵とトマトのバゲットサンド(ユーロスターの中にて) 間食:Twix のチョコバー 夕食:クレープ買い食い(ジャンボン&フロマージュ)
* 旅日記 *
・・・で、また現地時間3時に目が覚めた。パリのガイドブックを読んで日程計画を立てる。何とか回れそう。予備日を1日作ってできればシャルトルへシャルトル・ブルーのステンドグラスを見に行きたい。 よし、今日パリへ行こう。 早速荷造り。(さすがにカタログ2冊は腰にくる。)何だかイギリスで選りすぐって重いものばかり買ったような。文鎮、ブロンズ、紅茶(ったって250gパック3つも買うとねぇ。)、カタログ2冊。 シャワーを浴びて朝食の時間を待つ。
朝食は昨日と全く同じメニュー。No Beansで給仕のお姉さんに頼んだのに。あきらめて残した。(食べられない訳じゃないけど抗議の意味で食べないのだ。) 田舎のB&Bの朝食と比べるのは間違ってるけど、これなら朝食無にしてくれたら良かったのに・・・。(っていう程不味かった訳じゃないです。期待が大きくてがっかりしただけ。)
チェックアウトして9時過ぎにウォータルー駅へ。まずは岩のように重い荷物をレフトラゲージに預け、身軽になって1階下にあるウォータルー・インターナショナル駅へ。昨日貰っていったユーロスター時刻表の11時48分発の列車から3本に○をつけ「この中のどれかに乗りたい」と言った。「1本前の10時53分発もある」と言われたが、それだと、もうロンドンの自由時間がなくなっちゃう・・・でも本当に当日でも大丈夫なのね。希望の11時48分発、2等の片道切符を105ポンドで購入。 追記)今見たらhttp://eurostar.com/で買うより安いような・・・?週末割引か何かかな?
「一緒にパリのトラベルカードはどう?」と勧められ、「カルネ(回数券)が欲しい。」といったら「トラベルカードしかない。」「じゃあ、カルト・ミュゼは?」というと「ミュージアムカードのこと?」と聞き返された。英語で何て言うかまでは調べてないです(笑)5日間のカードが欲しかったんだけど、捜しに行った窓口嬢が「3日間のしかなかった」と言うので、手間をかけてもらったし3日間の「ミュージアムカード」(笑)を購入。19ポンド。ユーロスターの切符と一緒にカードで払った。
30分前にゲートが閉まるので(イギリスの列車は駆け込み防止のため、ホームへのゲートが本当にガシャンと閉まる)それまでにチェックインを済ませるように言われて窓口を離れたのが9時20分。11時18分のチェックインまでにグリニッジパーク往復はちょっと(かなり)厳しい。ううっ(涙)また来るからね、絶対。
ということで(切替えが早い)近場のナショナルギャラリーへ。ロンドンアイの横に出来ていたハンガーフォードブリッジという歩行者専用の橋を渡って北岸へ。 トラファルガー広場、おぉ、懐かしい。そしてナショナル・ギャラリーへ。 かつてのステイ先へ帰る列車がチャリングクロス駅から出ていたので、よく時間つぶしにナショナル・ギャラリーを覗いていたのだ。 今日は時間がないので、ポイントを絞って、見たい絵だけ。ちょっとだけ。
ボッティチェリとフェルメールを2作づつ。16世紀頃のオランダの花の絵。ゴッホのひまわり。 そろそろ戻らなくては。地下鉄のチャリングクロス駅が改装か何かで閉鎖中だったため、途中ちょっと走った(^^; 預けた荷物を請け出して(5ポンド)締切2分前にチェックイン・・・セーフ(^^; 今回はうまくいったけど、もっと余裕みて行動しよーねー>自分。
セキュリティチェックが厳しくて人が溜まっていた。時間がないからか横のゲートをあけてノーチェックでどんどん通してくれる。あらら。嬉しいけど。 1等車へ上がるゲートの前はゆったりとしたテーブルの待合コーナー。対して2等車へ上がるゲートの前は病院の待合室みたいだった。 動く歩道で1階上のホームへ。乗り込んで、時間がくるとしずしずと発車・・・うわぁ、後向きの席だった。(ヨーロッパの鉄道は、個室じゃなくても車両の真中から座席が後向き。進行方向に合わせて座席の向きを変えるなどという手間はかけない。)
30分も走った頃、ようやく外に白い点々・・・羊の放牧だ。今回はロンドンばっかりだったから、羊見るの初めてだなぁ。イギリスは圧倒的に田舎の方が食べ物(≠食事)は美味いし景色もいいけど、ミュージアム巡りと両立しないのよねー。今回は時間と天気の都合で一度も公園のベンチで呆けたりもしなかったなぁ。不覚。
乗る前に買ったサンドウィッチでお昼は済んだんだけど、どうも皆が持って帰ってくる紙袋が気になる。折角ユーロスターに乗ったんだし探検しよう。 と、軽食の売店へ行ってみた。お弁当セット(サンドウィッチかマフィンなどと飲み物)などとスナックを売っている。余ったポンドでショートブレッド、Twix(チョコバー)、ペリエを買った。 気付くと列車はトンネルへ入っていた。新幹線のトンネルと基本的には変わらない。ちょっと長いだけ。
席へ戻って暫くすると、トンネルを出た列車はCalais駅へ。「カレーの市民」のカレーだね。フランスだ。何となく先ほどより明るい光の中にいるような(笑)
パリのGare du Nord(北駅)へ到着。検札もパスポートチェックも何もなかった。検札はともかく、パスポートが要らないってのはEUだからか。以前はEC内では出入国のスタンプは省略していたけど、パスポートチェックはあったよな。
観光案内所の行列を見て、まだ4時だし、自分でホテルを捜してみることにした。しかし現金ゼロじゃどうかと思うので、また両替所でキャッシュアドバンストができるか聞いてみたら、ここではやっていなかった。すると、窓口の後ろにいた男性が「この下でできる」ととても大きな身振りでパントマイムのように教えてくれた。 指示どおりエスカレータで1階降りるとぽつんぽつんと独立して立っているキャッシュディスペンサーが何台かあったので、そこで100ユーロ引出してみた。 ついでにカルネを買おうと自販機にチャレンジしてみたが、VISAはヨーロッパ発行のカードじゃないと使えないらしい。試行錯誤していたら知らないお兄ちゃんがやってきて「どこへ行きたいの?」「カルネが欲しい」「それならこうやってこうやってこうやってこうだよ、OK?じゃーねー。」とさくさくとボタンを押してくれていなくなった。そこまでは私も辿りついてて、支払で困っているのだと説明する暇はなかった。
でもフランス人というと意地悪(偏見!)という気がしてたけど、いい人達ね。
カルネはあきらめて窓口で買って(窓口では手持ちのVISAカードで支払できた)、ホテルを捜しに駅の外へ。いきなり駅の向かい側にホテルが何軒か立っているが、少しは離れたところも見てみようと1ブロック歩いてみた。玄関に料金の出ているホテルの2軒目が1軒目より安かったので、部屋があるか聞いてみた。 部屋を見せてもらうと屋根裏。エレベーターは5階までで、屋根裏の6階へは階段を少し上る。地下室から屋根裏とは(苦笑)
とりあえず今日の宿には安かったし合格ということで「まずは一晩泊まってみて、延長するかも」ということでキーをもらった。朝食はロンドンの傷が癒えないので(笑)断って、自宅へ電話しに駅へ戻った。 スクラッチ式のテレカを買い(これはベルギーと同じ)音声指示は何を言ってるか全く分からないけど雰囲気で適当に番号など入力し・・・かかった。 「パリへ来た。宿もとれた。」と報告。「フランス語が聞こえる。」と言われた。
折角まだ明るい(ヨーロッパの夏は昼間が本当に長い。特に夏至からまだ2週間だし。)のでエッフェル塔へ登りに行くことにした。地下鉄に乗るので「財布を持たず外出」。これはポケットに素のままお金をいれていく(友達に言わせると「(ぴ)ちゃん男らしい」)方法で、強盗にあったら駄目だけどスリは防げる。手にはデジカメの袋だけ持って、その中にパリの地図も入れた。
地下鉄の乗り方がどうもよく分からない。ああ、やっぱり日本はイギリスの鉄道を見本にしていたのねー。イギリスでは困らないわねー(涙) #あとで分かったのだけど、地下鉄よりちょっと難しいRERという路線だった。 とりあえず終点の駅名など形で覚え(私はフランス語が全くできない)何とかエッフェル塔の最寄駅へ辿りついた。
地上に上がり・・・ビバ!世界の観光地!(フランス語ではビバじゃないのか) エッフェル塔柄の馬鹿Tシャツとか、土産物のキーホルダーとか、屋台がいっぱい出てます。エッフェル塔に上るのに、凄い行列ができてます。 しかし私は煙と何とかなので、上る。ヘミングウェイがエッフェル塔のエレベーターについて書いていたような気がするな、読み返してくれば良かったな、などと思っても仲々列は進まない。・・・寒くなってきた。 小一時間並んで、てっぺん迄のチケット9.90ユーロを購入。リフトで第二展望台まで一気に上った。とても寒い。吹きっさらしだし。 しかしここで戻ったら私は一生「エッフェル塔のてっぺんに上れなかった」という傷を負って生きていくことになる(←大袈裟)。さらに数十分並び、一番上の第三展望台まで上った。
思ったより高くないと感じるのは、おそらく周りに高いビルが全くないせい。自分より上にはアンテナしかない証拠写真を撮って、早々に下りた。(下りるのは何て早いんだろう。)
そこから人波に乗ってシャイヨー宮へ。クレープの屋台を見つけ、さっきからお腹が空いていた私はジャンボン&フロマージュ(ハムとチーズ)のクレープを買った。おいしーい。あったかーい。・・・これ食べたら夕食抜きだよね。
帰りの地下鉄は乗り換えた2路線ともミュージシャンが乗って演奏。正直言うと煩い。パリの人(ロンドンでも)は平気なんだろうか。
ホテルに帰着。まだまだ外は明るいけど、睡眠。
* 旅行4日目サマリー *
パリ。
オルセー美術館 パリ市立近代美術館 ルーブル美術館(の周り) チュイルリー公園の観覧車 ブーローニュの森 ムーランルージュ(の前) ネットカフェ サクレール寺院(の前)
パリ泊。
   
  写真)オルセー美術館の猫狩り。え?最後の絵がよく分からない?
 写真)ここ↑です。
  写真)観覧車。ゆっくり回りつづけるんじゃなくてぶんぶん回る。 スリリング。細い手すりか真中の柱につかまる。
 写真)意外にしょぼかったムーランルージュ(中は凄いのか?)
間食:ショートブレッド 朝食:クロワッサンとカフェクレム@オルセー美術館 昼食:ジャンボン&フロマージュのバゲットサンド@カフェ 夕食:シュークルトの定食とスフレのアングレーゼソースがけ@ブラッセリー ワインとコーヒー
シュークルトというのは、キャベツの塩漬を醗酵させたもの。いわゆるザワークラウトだと、ぱぴちゃんが教えてくれた。なるほど、ソーセージや豚の煮込みの真中に山になってたのはあれがメインだったからなのね(笑) 「ハムとかが入ったのは、シュークルート・ガルニといいます。」 (情報提供:ぱぴちゃん@ESPACE Raoul Dufy)
* 旅日記 *
現地時間4時起床。イギリスより1時間遅いけど時差の分なので、体内時計はきっちり日本時間の11時迄しか寝ていられないらしい。 ユーロスターの中で買ったショートブレッドとペリエで小腹を収めて、二度寝。 おかげで変な長い夢を見た。悪い夢ではないけど変な夢。
シャワーを浴びて支度。今日はワンピースで出かけるのでポケットがない。上に黒のGジャンをはおって、ポケットに荷物を分散。手には昨日と同じくデジカメの袋に地図をいれたものだけ持って出発。 フロントで延泊を申し込んだ。結構外も隣の部屋のTVも煩かったんだけど(笑)荷物が重いことを考えると移動は気がのらないし、この辺で他のホテルを捜しても大して変わらないだろう。 出てすぐにコンタクト入れ忘れたのに気付いたけど、戻るのも面倒なのでそのまま出発。明日は忘れないよ。
オルセー美術館は開館したばかりで殆ど並ばなかった。 (たまたまなんだけど、実は第一日曜日は一部の美術館は入場料が無料になるんだそうだ。カルト・ミュゼ5日間のがなくて3日間のを買ったけど、丁度よかった。) ぼんやり見て回ると時々見たことのある絵に行き当る。 1階の展示を見て周り、どうにもお腹が空いたので2階のカフェへ。まだ準備中だったので仕方なく(笑)印象派の部屋などを見て時間を潰す。 ボナールの猫に逢った。やあ、逢えたね。 キング・オブ・猫絵描はレオナール・フジタ氏だと思っているが、オルセーに猫が何匹かまぎれているのが嬉しい。 ひと周りして戻るとカフェ開店。クロワッサンとカフェオレを頼んでみたが、カフェオレが通じない。メニューにもない。あきらめて「 Coffe with Milk 」と頼むとカフェ・クレムが来た。厳密にはミルクとクリームは違うのでは?と思ったが。 クロワッサン、美味しい。でも日本の美味しい店の手作りクロワッサンと同じ味。日本で食べられないとしたら、あのフランスパンのサンドウィッチの方かな。
ようやくお腹も落ちつき、印象派をきちんと見直した。モネの睡蓮はテート・モダンのよりこっちの方が好き。太鼓橋はここの絵はまだはっきり描き込んであって、ロンドンのナショナル・ギャラリーにある方が好き。うーん贅沢な選り好み(笑)
ルソーの「蛇使いの女」はここにあった。深い静かな絵。向かい側に掛けた「戦争」と全く違うベクトルだけど、どちらもルソー。
それにしてもフラッシュ禁止とはいえ写真がとれるのは海外の美術館の嬉しいところ。私のライフワーク(笑)美術館における猫狩りは、日本の展覧会だと出口で「猫○匹捕獲。」と呟くだけになるが、海外だとちゃんと証拠で残せる。それに私の好きな絵はあまり絵葉書にならないから。
奥の方の工芸品コーナーも面白かった。昨日V&A美術館でもたっぷり見たフランク・ロイド・ライトのデザインなどもここにもある。あまり大きな声じゃいえないが、彼のことを知ったのは漫画「ギャラリー・フェイク」からだけど(笑)
大好きなミュージアムショップで、名画のポストイット購入。
ひと通り見て外へ。今度はパリ市立近代美術館へ行くのだ。 セーヌ川沿いを散歩しながら映画「世界中がアイラブ・ユー」のダンスを思い出す。あの映画はくだらなかったけどMGMミュージカル好きの私は嫌いじゃない。 途中、コンコルド広場を通りすがる。オベリスクの周りは立ち入り禁止の柵がしてあって、トリコロールの屋根をつけたベンチが設置されている。7月14日のパレード準備だね?(分からない人は映画「Taxi2」を見よう。) バイクが結構走っている。スズキが多い。パリのコンコルド広場で、スズキのエンジン音を耳にするのは結構嬉しいもんだ。もちろんホンダ、ヤマハ、カワサキも走ってるし、BMWもある。大排気量が多いかな。アプリリアも見た。 そういえばフランス製のバイクってないよね。あ、でも走ってる自転車がプジョーだったのはちゃんと目にしたよ(^^)
パリ市近美は、第一日曜日の一時までに入館すると、入場料が無料になる。無料だけど、受付で入場券はもらわなくてはいけない。不思議なシステム。 パリ市立なので、英語の案内は一切ない。さすがだ。フランス人。
ダダ(イズム)のコーナーに、マグリットの絵が表紙になってる印刷物を見つけて嬉しくて写真を撮る。 Coverd design for Minotaureというグワシュ(1937年)がレゾネにある。1937年の冬に発行された雑誌の表紙デザイン。その雑誌がこれらしい。うれしい(^^) ルソーの「蛇使いの女」のオマージュだと思われる作品(Victor Brauner「La Rencontre du 2 bis rue Perrel」)を見つけ、つい比較のため写真を撮る。(えーと、私はルソーの方が好きです。)
いくつか部屋を抜け、次の部屋へ移ろうとすると白い壁に薔薇色の絵がかかっているのが見えた。 ラウル・デュフィ「薔薇色の部屋−あるいは30年の人生」だ。 とっても気持ちのいい場所で明るくて、いい感じだわ。 全部で4枚の絵を、デュフィファンのぱぴちゃんのために撮影。
・・・で、壁画がないんですけど・・・。係員さんをつかまえて訊ねるも、英語の話せない方だった。でもデュフィは通じてて、更に否定的な返事らしいのも何となく分かる。 近くの別の係員さんが助けにきてくれたので、もう一度英語で聞いてみた。「Dufy is closed.」うう。やっぱり。いつまで?と聞くと10月迄だって。なかなか見られない、パリ市近美の目玉「電気の精」(笑)。
カフェで腹ごしらえしよう。丁度天気もいいし外の席でサンドウィッチ食べよう。 英語のメニューを貰い、吟味した挙句にジャンボン&フロマージュのバゲットサンドとカフェ(コーヒー)。デザートも食べたかったのに、サンドウィッチでお腹一杯になってしまった。 しかしフランスパンのサンドウィッチって何って美味しいんでしょう。日本のあの噛みきれない/口の中切るバゲットサンドはずっとあまり好きじゃなかった。そんな私の目を開かせたのはベルギー旅行中のカフェのサンドウィッチ。やっぱり「フランス(ベルギーも)はとにかくパンが美味い」と皆が言うのには根拠があるのだ。
今日は外歩きが続いて、フェラーリ様を2回見た。360モデナ。でも同じ人かしら。 そして(日本では三菱で売ってる)Smartも5回位見た。税金でも安いんだろうか。 追記)Smartは元々ヨーロッパ車。メルセデスベンツとスウォッチが共同設立した会社の斬新なデザインの二人乗り。
ちょっとルーブル美術館も覗いてみることにして、地下鉄でルーブルへ。おお、あれが有名がガラスのピラミッドか・・・もの凄い行列だ(^^; ちょっと覗いてみるのにそんなに並ぶのは嫌だ。明日、朝早く来よう。
向かいの骨董品屋ギャラリーを冷やかす。陶器の猫のピルケース、95ユーロだし、しかもあまり可愛くないのでパス1。エッフェル塔のガラスのフィギュアはちょっと綺麗なのだが、これを日本に持ちかえって飾ってもなんだかどうかと思うのでパス2。これが箸置になれば買って帰れるのに!(←箸置コレクター)
買物はあきらめて(どうせ日曜日は開いてる店も少ないし)観覧車に乗りにチュイルリー公園へ。5ユーロのチケットを購入。ゴンドラ全部には人が乗ってない。(あとで分かったが、回りつづける観覧車じゃないから乗せられないのだ。) 最初にゴンドラ5個に人を乗せて少し回し、もう5個を下ろす。首尾よく一人でゴンドラに乗った私(^^) と、そのままぐるぐると回り始める。遊園地のフライングカーペットとか苦手な人は駄目かも。何周か回ってから上で停止。景色が良い。それからまた何周か回って終わり。 すっげー楽しい。天気がよかったせいもあるだろうけど。にこにこした写真が(自分で)撮れた。ちなみにシートベルトとか安全バーとかいうものは皆無。訴訟好きのアメリカには絶対にこんなのないだろう。(日本でも危ないところだ。)
さあ、これからどこへ行こう。 せっかくだからちょっとだけブーローニュの森を歩いてみよう。
地下鉄でブーローニュの森の近くまで行って、別の路線の駅までちょっとだけ散歩。 こう、やばい感じのする「自然に近い公園」。自然観察路みたいな感じだけど、一人歩きはちょっと怖いかもー。道外れたら楽しいだろうなー、怖いけどー。 で、何となく人の声がする方へ歩いていってしまう人込み嫌いな癖に気弱な私(笑) そういえばさっきボーリングがどうしたこうした、という看板が出ていたような気がしたが・・・道の先に突然おやじの群が現れた。真剣勝負でペタンクに興じていらっしゃる。(映画「マルセルの夏」でマルセル父が見事な腕前を発揮するあれ。金属のボールをぶつけ合うビー玉遊びの大きい奴というか。) 写真とりたかったのだけど、おやじばかりで熱い戦いだったので、ちょっと怖くてカメラが出せなかった(笑) 他にも瓦のような物を投げて棒を倒す遊び(名称不明)やドミノ遊びをするおやじ、おやじ、おやじ・・・。日曜日だから特別だったのかもしれないけど、フランスおやじに逢いたい人、ゴー(笑)
ブーローニュの森の静けさも、すっかりおやじで挽回して、今度はモンマルトルへ。今日はワンピースを着てきたのでまともな店でご飯を食べるのだ。
地下鉄の駅を地上に上がるとすぐムーランルージュが見える。この間見た映画「ムーラン・ルージュ」とは大分違う。ムーラン乙女(箱根の乙女峠にある)の方がずっと大きい。とりあえず写真を撮る。 ぶらぶら街歩きをしてクレープリーに目星をつけたが、ふと目に入ったのは「インターネット」の文字(←日本語じゃないけど)。6分1ユーロ、15分で2ユーロと書いてあったので、ジャパニーズが表示できるか聞いて使った。メールチェックなど。日本語入力には非対応だったので、検索などはできず。
そこからまたふらふら歩いたら映画「アメリ」で矢印の書いてあった公園に出た。映画と違ってものすごく人が多かった。何とかここでお腹を空かせてクレープリーへ行くのだ。 しかし私のフランスに関する知識って、文学と映画ばっかりやなー。(もう少し辻邦生さんも読んでいれば良かったなぁ。)
粘ったけどどうにもお腹が空かず、ホテルまで歩いて帰ってしまった。 ベッドに横向きに寝て思いっきり咳をする。さっきからずっと咳が出そうで、でも腰ゆわしそうで我慢してたのだ。はぁ。今日は朝から立ちっぱなしだからなー。
で、ガイドブックをよくよく読むと、クレープリーで有名なのはモンマルトルじゃなくてモンパルナスだった。てへっ。
しばらくホテルでお腹を空かせ、北駅前のブラッセリーまでまた出かけた。シュークルトかムール貝・・・うーん、ムール貝はブリュッセルで食べたし、シュークルトは何か聞いたことあるから美味いものだろう。お薦めメニュウだし食べておこう。 シュークルトのムニュ(定食)を頼み、グラスワインを選んでもらった。白のフルーティーなドイツワイン。店員さんはもの凄く忙しそうだけど、願わくばデザートを頼む時にはちょっと暇になっていてくれ。
隣は多分中国人のカップル。彼氏がエスカルゴとオニオンスープ、彼女がサラダを前菜に頼んだよう。サラダのあまりの大きさに二人で笑っている。「Salad?」と聞くと「Just Salad.」と言うので私も一緒ににっこり。どおりでメニューで10ユーロ位するわけだ。私もサイドオーダーで頼みたかったけどそんな予感がして止めたんだ。正解。 シュークルトは、豚の煮込み、ソーセージ、ザワークラウトがどーんと盛られてきた。あれ?これがシュークルトだったのね。どおりで(美味しかったけど)ドイツワインを勧められたわけだ。 豚は柔らかかったしどれも美味しかったけど、申し訳無いけどザワークラウトを半分残した。・・・だってデザート食べたいんだもーん。
デザートの入ったガラスの冷蔵庫の中に、ガラスの器に入った白いものがあった。で「あの白いのは何?」と聞くと「エッグホワイトでイングリッシュソースをかけて食べる」というのでそれを頼んだら、一段下のスフレが来た。違ーう。 まあ、フランスといえばスフレ。映画「サブリナ」でもサブリナはコルドンブルーでスフレ習ってたじゃないか。と、そのままそれを頂く。 お味も良かった。しかしアングレーゼソース(カスタードソース)をイングリッシュソースと直訳するのはいかがなものか、ムッシュウ(笑) 明日はムール貝を食べに来たいなぁ、と思っていたが、やはり隣のカップルがメインにムール貝を頼んで、あまりの量に会話もせず黙々と食べていたのを見てちょっと怯む。
満腹になって、よろよろとホテルへ帰った。夜11時を過ぎたころにようやく外が暗くなった。エッフェル塔のライトアップを見て、パリで貧乏暮らしで屋根裏に住んでいる人のつもりになる。
睡眠。
* 旅行5日目サマリー *
パリ。
ルーブル美術館にて猫狩り Flammarion 4 襲撃。マグリットグッズ強奪。 サント・シャペル ノートルダム大聖堂 Monoprix にて食料品売場襲撃。 ポンピドゥー芸術文化センター Book Flammarion 襲撃。マグリットグッズ更に強奪。
パリ泊。
 
 
 
 
 
 
 
  写真)ルーブル美術館における猫狩りの成果。(評判がよかったので追加。)
  写真)Monoprix における食料品売場襲撃の成果。 あ、左の写真の右側は私じゃなくて猫用の食料品ね。 Felix Favorits Friskies - 猫大好きフリスキー!?
 写真)マグリットグッズ強奪の成果。(一部。)
朝食:クロワッサンとトマトジュース@ルーブル美術館 昼食:シェフサラダ@ルーブル美術館 間食:タルト・オ・フロマージュ@カフェ 間飲:シトロン・プレッセ(の偽物)@カフェ 間飲:マンタロー@カフェ 夕食:ムニュ(定食)@ビストロ ポークパテ、チキンロースト、アップルタルト、ワインとコーヒー
 写真)謎のマンタローの正体。Menthe al'eau ミントシロップと水。 味は・・・ミントキャンディーを水に溶かしたようなもの。 私は緑もミントも好きだからOKだけど、甘くないともっといいな。 頼めば水をペリエなどのガス入にも変えられるよう。 気付くとカフェでテーブル3つ並んでマンタローを飲んでいた。 あれ絶対私の真似したんだと思うな(トクイ気) #だって運ばれて来たとき「あれー何か違うじゃん」と私のと 見比べていたもの>外国人観光客たち
* 旅日記 *
また朝4時起床。少しでも帰国後の時差ボケを少なくするため、このままでOKとする。今日はとにかくルーブル。で、閉館後はポンピドゥーへ行くのだ。 ストレッチなどしていてから、うっかり二度寝してしまい、起きたら9時。 !8時に起きて支度するつもりだったのに。
シャワー浴びて、今日こそコンタクト入れて、今日もワンピース(下に着てるものが違う)で出発。地下鉄の駅からルーブル方面へ向かうと、昨日みつからなかったカルーゼルルーブル(商店街)が開いてる!あとで行かなくちゃ。 カルト・ミュゼを出して、団体入口から入れるか聞いてみた。普通の入口から入れといわれたが、よく見りゃ込んでいるのは入場券売場で、入口は別に込んでいない。何だ。カルト・ミュゼ、買っといて良かった(^^)
地階の展示から見はじめ、あっと言う間に1時間。こりゃあ見終わらない。 とりあえずリシュリュウ翼にあるカフェが開いたから朝食を食べよう。野菜不足解消のためトマトジュース、あとクロワッサン。 で、カフェで色々考えて方針変更。まず見たいものの多い3階の絵画部門を見て、そこから下りていこう。(これを隣の席のカップルは「東急ハンズ方式」と呼んだ。言い得て妙。) リシュリュウ翼の端、まずはフランドル派の絵画から。フェルメール今回の旅で何作見るのかしら♪なんて明るく行ってみたら月曜日は閉まっていた。がーん。 ということで水曜日に再訪決定。 もう1回来ると思えば他の展示も流しやすい。猫を捕獲しながらぐるっと回って、とうとう3階コンプリート。 やったよ、ぴよちゃん!でも3時間かかってるよ!(笑)
ということで、今度はデュノン翼のカフェで昼食。こちらの方が同じメニューがさっきのカフェより安いと思ったらその筈、器がプラスティックだった。好みと財布の問題。さっきのカフェではまだバルコニーに出られなかったので、向かい合ってこちらのカフェではぜひバルコニーに出ようと順番待ち。(皆考えは同じらしく、室内は空いていた。) 野菜不足解消のため、シェフサラダを頼んだ。たいていのメニューにフランスパンがついてくるのはこれいかに。嬉しいけど。 手すりの上に並んだ石像の写真など撮っていると目の前を飛ぶ黒い虫。 うわー。羽アリだー。(背中ぞわぞわぞわ。) 羽アリとか名前も言いたくない黒い虫(飲食店の隠語で「太郎」)とか、飛ばないような飛ぶような虫だけは嫌いなのだ。 早々に食事を終えて美術館へ戻った。はぁーっ。こんな乾燥した気候でも羽アリって飛ぶんだぁ。まぁ、地面を歩くアリがいるってことはいつかどこかで羽アリが飛ばないといけないんだものねぇ。
「←モナリザ」の看板(日本語じゃないけど)に案内されて、スペイン・イタリア絵画のコーナーへ。周りみんな(じゃないけど)イタリア人とスペイン人(この二つの言葉はよく聞分けられない)。みんな嬉しそうにばしばしフラッシュ焚いて写真撮ってる。
おーいっ、フラッシュ禁止じゃなかったのか? そりゃあ君達の国の名作を見にフランスまで来るのはちょっとムカつくかもしれない。でもこの名画が残ってるのは誰かが大事にお世話したからなんだ。よく考えろ。フラッシュ焚くなー。 美術館の係員さんもあまりの人数のためか、注意もしない。いいのかぁ?
で、モナリザを見た。モナリザだけは特別防弾ガラス(かどうかはしらないが)の中に入って、ちょっと他の絵との扱いが違う。泥棒されたことがあるから?
世界一の微笑みだとは思わない。(日本には素敵な仏像がたくさんあるからね。) そういえば「モナリザはどこから見てもこっちを向いているように見える」と言うのを思い出したので、絵の前で左右に平行移動しながら実験してみた。 ・・・本当だった。どこからでも彼女と目が合っているような気がする。 #後で他の絵でも実験してみた。(例:グランドオダリスクなど。) こっちを見ている絵の中の人とは、やっぱり目が合うみたい。(笑)
9時半ころに入って、6時間経過。そろそろへろへろになってきたので、あとはミロのビーナスを見て帰ることにした。
ミロのビーナスは素のまま置いてある。あんまり有名すぎて、いざ本物を見てもレプリカの一つに見えるのは審美眼がないからか。 個人的にはサモトラケのニケの方が美しいと思ったよ。(これは堂々として大きくて西洋的に本当に美しかったよ。顔はないけど。)
ということで、帰り道。へろへろになっているのについグッズのお店など立ち寄ってしまう。ルーブルの絵葉書。ポストイット。エジプトの猫のブロンズは買おうとおもうけどサイズが大きい。こんな重いの持って帰れないし、私は豆猫を集めているのだ。(実物大は生きてるのがいるので結構よ。) ・・・と思ったら、丁度良いサイズの猫をようやく見つけて「そうそう、これ位のサイズよ。」と買おうとして箱を手にとると「British Museum」の文字。 うわー。これっ、家にあるのと同じだよっ。大英博物館のお土産だ。 ふうっ。どおりで丁度いいサイズだと思ったわ。あやうくフランス土産で買ってしまうところだった。危機一髪。
更にカルーゼルルーブルで目当てのFlammarion4のお店発見。ここが世界のマグリットグッズの元締めだす。と思ったら名前が変わっててJNF Productionsになっていた。・・・アメリカ資本か?(ちなみにサイトはwww.jnfprod.com) 絵葉書、ほとんど家にもあるが、マグリットは同じモティーフを何度も描いているし油彩とグワシュで同じ図柄というのもある。買い残す位ならと思い、棚の端から端まで全部取った。42枚。各0.8ユーロ。マグリットのモティーフを使ったマグネット(「これはパイプではない」パイプ、「これは林檎ではない」林檎、「大家族」青空鳥、「ヘーゲルのバカンス」蝙蝠傘、「赤いモデル」足靴、「善意」山高帽の男の前にパイプ、「世界大戦」山高帽の男の前に林檎、「男と夜(グワシュ)」山高帽の男のシルエットの夜の景色)各2.50ユーロ。あとカレンダー、5.95ユーロ。 これがフランスで一番高い買い物か?(笑)
さすがに疲れて、カフェでタルト・オ・フロマージュ(チーズケーキ)を食べた。美味い。
セーヌ川沿いを歩いて、ポンヌフ(映画「ポンヌフの恋人」の橋はセット)を渡ってシテ島へ。池澤夏樹「花を運ぶ妹」を思い出す。シテ島はお兄さん。
まずはサント・シャペルへ。ここはステンドグラスが綺麗だと聞いて行ったが、意外に規模が小さかった。石の螺旋階段を皆が上っていくのを見て、塔があるのかと私も上ってみた。
・・・圧倒された。
ステンドグラスのメインは2階にあったのね。すごい。 日本語(NIHONGO)の図柄の説明が、クリアファイルに入って置いてある。(キリスト教系の学校に通っていた友達曰く「宗教関係は無料奉仕する人がたくさんいる」そうだ。これもそうかな。)なるほど。聖書の知識がないと、前に蛇がいるからモーゼだろうとかその程度しか分からないが、昔の人はもっとずっと目が良かったんだろうか。(蝋燭の下で何時間も手仕事してたのに?)こんなに細かいステンドグラスの絵物語で啓蒙できたのだろうか?
続いてノートルダム大聖堂へ。外の石像はアダムとイブと、サン・ドニ(首がない)しか分からない。中へ入り、献金して蝋燭をもらい火を点す。誰かがオルガンを弾いている。やがて聖歌が始まった。いやー音が良い。マイク使ってるのかな。中世の生活は分からないけど、教会にだけ美しいものがあったのだろうか。 ・・・やっぱり宗教は貧乏人の麻薬かもしれない。大聖堂の中で、宗教に依らない救いを全ての人が受けられるよう祈る罰当たり者。 ここのステンドグラスも美しいのだけど、天井が高ーいので図柄は見られない。薔薇窓が美しい。ステンドグラスって写真撮ってもうまく写せないんだよねー、などと思いつつ数枚写真を撮る。この雰囲気を覚えていればいい。 少し座らせてもらって、聖歌を聞いて出た。
また右岸に戻ってカフェで一休み。シトロン・プレッセを頼んだらすぐ出てきた。・・・これレモンジュースだよ。こんなのできそこないのシトロン・プレッセだっ、と山岡さんに怒られるからね。ぷんぷん。
そこからポンピドゥーへ向かうつもりが途中で靴屋さんのソルド(セール)にひっかかる。・・・可愛いけど、わざわざフランスから買って帰る程のこともない。フランス製じゃないし。 おぉっと、スーパーのMonoprixを見つけてしまった。行かなくちゃ(笑)。 もちろん目指すは地階、食料品売場。
うわーん楽しいよー(泣)全部持って帰りたいよー(泣)
泣きながら(嘘)買ったのは、時差で早朝目が覚めた時の小腹用チョコパンパック。ペリエ1リットル。猫大好きフリスキー♪の猫のおやつ。Fleur de Sel de Camargue カマルグの塩の花=地中海の天然塩(美味そうだと思って買って帰り、家で調べたら有名な名産品だった)。自宅用に(日本で買うと高い/フランスでも高い)サフランのちびパック4つ入。ブーケガルニ10袋パック。Monoprixプライベートブランドのガテマラコーヒー(これは以前にアテをつけていた)。 あー幸せ。でもこれ持ってポンピドゥー?
途中で「ニコラス・フラメル通り」を見つけて思わず写真を撮る。ハリー・ポッターのお蔭で有名になった錬金術師の名前。池内紀「錬金術師通り」を思い出す。あれはプラハの城の一角にある通り。いつか行ってみたい。
ポンピドゥーに入る前に、また休憩のためカフェへ。マンタローを注文。ミントシロップが底に入ったトールグラスと、水のボトルが来た。綺麗な飲み物だ。 味はミントキャンディーを水に溶かした感じの味。甘くてすこしすーすーする。もっと甘くないともっといいなー。(実は甘い飲み物があんまり好きじゃない。) また旅日記など書いていたら、右隣のテーブルにマンタローが運ばれた。「え?こんな?」という感じで男性が私のグラスを盗み見る。そこに水を入れて自分で薄めるんだよ、貴方。左隣でもマンタローを飲んでいた。でもどうやらペリエで割って飲んでいるよう。炭酸が入ってより美味しそう。 ・・・幸せ(^^)
しかしまた羽アリが飛んでいて、あわてて上着を羽織る。ぶるぶるぞわぞわ。 さあ、ポンピドゥーへ行こう。
・・・とやって来たが、マグリットは1点しか見つからず。日本語で「体の不自由な人」と婉曲に訳されている、ヴァーシュ(牡牛)の時代の作品。 Le stropiat (1948) 油彩(個人蔵だったが1999年買入したらしい) もう少し持っていそうなのにな。デュフィも見つからない。パウル・クレーが沢山あって、日本パウル・クレー協会会員のT子さんのためにせっせと撮影。(家で整理していたが、作品の向きがよく分からない(^^; ごめんねT子さん。) メディアライブラリーみたいなところで、絵がみつからないだけなのか、展示されていないのか調べようと行ってみたらクローズと言われる。ポンピドゥーの出版物コーナーもクローズ。夜10時まで開いてるのは展示だけなのかー?
美術館を出た1階に本屋さんFlammarionを発見。まだ開いている。ぱぴちゃんは絶対ここの絵葉書持ってるだろうから、デュフィのカレンダーを。パウル・クレーの絵葉書はT子さんに。 マグリットの絵葉書、さっき買ったのと重複してそう。でもここでさっきの42枚を広げて確かめるわけにはいかない。重複するだろうけど、全部買おう。27枚。それとマグリットの切手シール(郵便に使えないシール)。中身重複するかもしれないけどART STAMPSという小さなパックも。 #ホテルで絵葉書チェック。重複は7枚、全部で62種類という成果。ブラボー。 #ART STAMPSというのは小さな本になっていて(ISBNコード付)中の一部がミシン目で切り取れるようになったものだった。
それからビストロへ。今日もワンピースだからちゃんとしたお店に入るのだ。 ムニュ(定食)はプリフィックス方式で前菜+主菜+デザート。 前菜:ポークパテ、主菜:チキンロースト、デザート:アップルタルト。それに、またグラスワインを選んでもらって(赤ワインだった)、最後にコーヒーをつけた。 美味かった。フランス人は普段こんなに美味いもの食ってるのかー。 まるで一人暮しの人が居酒屋の焼魚定食に舌鼓を打つようにおいしく頂いた。やむやむ。
ホテルへ帰り、さっきからタイマー点滅どころか真っ赤になっていたコンタクトレンズを外す。うわー目が真っ赤だー。毎日つけない場合は1日6時間から慣らしましょう、と言われているのに今日いきなり12時間以上だもんねー。
その日の収穫など写真に撮り、倒れるようにベットへ。
* 旅行6日目サマリー *
シャルトル。パリ。
シャルトルのノートルダム大聖堂 シャルトルにて猫狩り 凱旋門 シャンゼリゼ通り
パリ泊。
   写真)シャルトルにおける猫狩りの成果。 最後の写真は分かりにくいけど猫柄のレースカーテン。
  写真)シャルトルにおける花狩りの成果。(リラとラベンダー)
 写真)シャルトルにおけるドーシーボー狩りの成果。 (Citroen 2CV = dφ se ve )
朝食1:Monoprix で買ったミニチョコデニッシュ 朝食2:タルティーヌとティユール@カフェ 昼食:ムニュ@クレープリー ボウル1杯のシードル、フロマージュのガレット、スクレのクレープ 間食:栗ペーストのクレープ買い食い(名前忘れた) 間飲:シトロン・プレッセ(本物)@カフェ 間食:オムレット・フロマージュとコーヒー@カフェ 夕食:ケバブとフリット、持ちかえりでホテルにて
 写真)シトロン・プレッセの正体。Citron presse レモン絞り。 私はレモン丸ごと蜜柑のように剥いて食べられる女なのでこのままでOK。 お好みで砂糖と水を加えてどうぞ。
* 旅日記 *
また朝4時起床。目が真っ赤。目薬を注してまた横になる。今日は主な美術館がお休みの日。シャルトルへ行って、それから凱旋門を見よう。
起きると今日に限って雨。美術館巡りの日は快晴だったのに(苦笑) 地下鉄でモンパルナスベルビューから、動く歩道でSNCF(フランス国鉄)のモンパルナス駅へ。まずはカルネをもう1組(10枚)購入。また自販機にチャレンジしたら、今度は大丈夫、私のカードで買えた。調子に乗ってシャルトルの往復切符も買おうと別の国鉄用の自販機にチャレンジしたが買えない。最初に駄目だったのもGare du Nord駅だったし、ひょっとしてSNCFの機械だと日本のVISAカードが使えないのかな?
あきらめてチケットオフィスへ。窓口嬢は英語が話せたが「シャルトル」の地名が上手く発音できなくてとんでもない駅行きの切符を買うのが心配だったので、昨日「地球の歩き方」の旅の会話集を見てメモした「シャルトルの往復切符を下さい」という紙に 2 classe と書き添えて出した。(さっきの自販機でも等級を指定しないといけなかったのだ。)さらに「24歳以下?」と聞かれたので違うと言う。年齢割引もあったね、そう言えば。 無事切符が買えた。支払はカード。何番線から何時発か聞いたら、5分後に23番線といわれてあわててホームへ。
2等車に乗り、個室はパスして2人掛けの席の窓側に座った。隣に若いお兄ちゃんが座った。何故わざわざ私の横に座るー(怒) 15分遅れて出発。天気は相変らず悪い。モンパルナスの周りは歴史的建造物などがなくて普通のビルが並ぶ町。 と、窓の外を見ながらふと窓枠の上を見上げると、何か紙が入ってる。 ・・・ここ予約席だったのね(^^;
席を立ち、別の車両へ移り、予約の入っていない席に座った。こんどは隣もいなくて快適だわー。 30分も走ると一面の畑。さすが農業国。
誰にも聞かずに乗り、フランス語のアナウンスも分からなくて、そろそろ不安になる頃に窓の外に特徴のある塔が2つ見えた。シャルトルのノートルダム大聖堂だ。
電車を降りてまずはカフェを捜す。今日はTilleul茶を飲むと決めていたのだ。プルースト「失われた時を求めて」の冒頭に出てくるお茶は、紅茶じゃなくてティユールだとどこかで読んだ。西洋菩提樹の葉。 良さげなカフェを見つけて入り、ティユールとタルティーヌを頼んだ。タルティーヌは最初「ジョセフィーヌ」みたいなイントネーションで頼んだら通じなくて、身振りで「こう、フランスパンの長いのに・・・」とやると「オゥ、タルティーヌ」とタにアクセントを置いて言われた。なるほど。 で、バターを塗った奴をティユールと一緒に運んでくれた。フランス風の朝ご飯。そして風邪っぴきの私にはハーブティーが嬉しい。 ティユールは、お土産にも買って帰ろう。
気付くともう12時。早く出たつもりだったのだけど。カフェを出て目の前の大聖堂へ入った。
シャルトル・ブルーといわれる最古のステンドグラスがある大聖堂。生憎の天気のせいか中は暗いが、それでもステンドグラスから光が入ってくる。古いものが黒ずんでいるのは、かつて火事があったせいらしい。ここでも写真を撮ったが、写るもんじゃない。献金して蝋燭をもらい、また献火。 ここのマリアは黒いマリアだった。色々想像してしまう。
外に出て、街中を散策。何というか、イギリスの田舎に比べて美しくないし、商売っ気も感じられない。フランス人はイギリス人より新しいものが好きなのか。共和国だしねぇ。 しかーし! ここにきてようやく猫と逢えた。猫おじさんの給餌時間にちょうど通りすがったの。ラッキー。野良はやっぱり外国猫の柄。 フランスでは猫は室内飼いがデフォルトらしい。映画「猫が行方不明」でヴァカンスにいく為に猫を預ける先を捜す女の子が出てきた。(実はヴァカンスの時期に野良猫が増えると何かで読んだことがある。)野良猫に逢えないのは少し寂しいけど、猫がお家で幸せにしているなら、その方がいいよね。
昼ご飯を食べようとアテを捜す。ブラッセリーとクレープリーが多い。・・・モンパルナスのクレープリーが出稼ぎに来た人達が駅の周りに作ったからというのなら、モンパルナスから出る電車で来たこの町も本場なわけだ。 一軒のクレープリーで定食にシードルが付いていたので、そこに入った。 シードルは自家製なのか、陶器の水差しで持ってきてボウルに注いでくれた。 (^^)林檎の味がする。 「りんごジュース」の味じゃなくて、齧ったときの林檎の味。酵母で自然醗酵している。美味い。 最初はガレット(そば粉のクレープ)。ブリュとエメンタールチーズ。美味。 次はクレープ。一番シンプルなサクレ(砂糖がけ)。おフランスの味だわー。
満足して駅へ向かう途中でMonorixも発見。ティユールを購入。プライベートブランドと、少し高いELEPHANTというブランドがあって、象のロゴに負けてELEPHANTの方を買った。 帰りはどうやら普通列車に乗ったらしく、あちこち停車しながらパリへ戻る。このゆったりしたペースが・・・何とも・・・ZZZ。思わず寝てしまったよ。シードル飲んだせいかしら。
パリ、モンパルナスでマロンクリームのクレープを買い食い。メトロに乗って凱旋門へ。
観光客がみんな口を開けて凱旋門を見上げている。私もその一人。 地下道を通って凱旋門の下へ。何があるのか、胸にものすごい勲章をつけた制服でベレー帽の人達が集まっていた。あ、ひょっとして7月14日の打ち合せ?
そこからシャンゼリゼ通りへ。これが歌にも名高いシャンゼリゼ・・・表参道に似ているような。問題は通りの真中をぶんぶん車が走っていて、シャンゼリゼ通りっちゅうものが見えない(笑)こと。
通りすがりのカフェで休憩。シトロン・プレッセを注文。今度こそ本物が来た。嬉しい。美味しい。日本のカフェのメニューにも載ればいいのになー。街角のフルーツジュースバーでもいいから。
バトームッシュでも乗ろうかと、セーヌ川に向かう途中で激しいにわか雨が降ってきた。公園の木の下で雨宿り。すみれの写真など撮る。 そうか、今日の天気を昨日の羽アリ(ぶるぶるっ)達は知っていたのだね。
雨はすぐ止んだけど、バトームッシュ乗場へ付いて屋根のない船を見て考えてしまった。今の雨で座席が濡れてるのでは?また大雨降ってきたら傘差すの? 考えている間にわらわらと団体さんが現れたので、踵をかえして乗場を後にした。
セーヌ川を渡り、左岸のカフェでオムレツを食べた。オムレツの上のパセリはモノプリで売ってる奴と同じだろう(笑)。あれを買って帰って、家でカフェのオムレツを作ろう。(この後モノプリの前を通らなくてパセリは買えなかった。)
気のせいかもしれないけど、今日はカフェでの扱いがいまいち。やはりジーンズでは駄目だということか?昨日と一昨日は何だか扱いが良かったもんなぁ。
その後、ネットカフェを捜しつつ歩くも見つからなくて地下鉄へ。Gare du Nord駅前のケバブ屋さんでピタパンのケバブサンドとフリットのセットを注文。ものすごいボリューム。それを持ってホテルへ帰る。 下品な味ー。美味しいー。雑巾舌と言われても、たまに食べたくなるのだ。
睡眠。
* 旅行7日目サマリー *
パリ。
ルーブル美術館 中世美術館 ネットカフェ ポンピドゥー芸術文化センター ネットカフェ ヴァンドーム広場
  写真)ルーブル美術館における猫狩りの成果その2(エジプト篇)
  写真)これはアイラインが入っててちょっと怖い
 
 
朝食:Monoprix で買ったミニチョコデニッシュ 昼食:プラ・ド・ジュール(一皿盛りの定食)でチキンとピラフ@カフェ 間食:クロックマダム、ブリーチーズとパン(突出し)、コーヒー@カフェ 間食:タルト・オウ・フレーズとコーヒー@カフェ
* 旅日記 *
朝起きるとアキレス腱が痛い。歩き過ぎたか。最終日だというのに。
ひょこひょことルーブル美術館へ向かった。まずは月曜日に閉まっていたオランダ絵画コーナーで、フェルメールを見る。「レースを編む女」と「天文学者」。「レースを編む女」はおもったよりずっと小さい絵だった。それから、オランダの花の絵・絵・絵・・・。
次にやはり月曜日に閉まっていたエジプト美術コーナー。ここにはバステト(バスト)神がいるので外せないのだ。早速猫がいる。アイラインしてる。うー猫いっぱいで嬉しー。同じような猫マニア(外国人)が同じように猫の写真を撮っていてにやり。 エジプトの猫の像がこんなにあるのは、猫が愛らしいから・・・だけじゃなくて神様として信仰の対象だったから。農耕を始めた民には本当に猫が神様に見えたのかもしれない。
これで一応ルーブルの見られる個所(月曜日と水曜日に重なった閉館個所以外)で彫刻以外は見尽くした。(幸い私は彫刻にあまり関心がないので、これ位はパスさせてもらおう。)
カルーゼルルーブルの中の、セルフサービスのカフェでクイックランチ。プラ・ド・ジュールという一皿料理で、チキンとピラフを頼む。チキンはビストロの方が美味しかったかなぁ。ピラフ・・・ついご飯粒に里心がついてしまった私の失敗。これはこういう味なんだろうけど、日本のピラフのつもりで食べてしまうとがっかりする。
ということで中世美術館へ向かう。ここは14世紀のクリュニュー修道院の建物の一つだったそうで、建物自体も古い。中庭には古い井戸、壁には古い貝のレリーフと日時計。美術館の地下には、更に古いローマ時代の浴場跡もある。
中世の美術品は殆どが教会関連。宗教画、教会で使っていた燭台や装飾品、僧衣。羊皮紙の本が特別展示されていて、虫眼鏡などセットしてある。羊の皮とは思えない細かさ。まぁこういうの見て育ったら、人の皮で装丁した本とか思いつくよなぁ(苦笑)。神に捧げた時間というのは永遠の修行時間だから、生産性とか考えなくてよかったのねー。と信じられない位に細かい手仕事を見て考える。 こうやって美しいものを全て教会に集めていると、段々に民は不満に思うわけだなぁ、なんて近づく7月14日のことを考える。
そんな中でもタペストリーは生活に根ざしていて、石造りの寒ーい部屋の防寒のために使われていたから宗教的でない部分がある意味魅力にもなる。 有名な「貴婦人と一角獣」の6連のタペストリー。うち5枚は人間の5感を象徴するものだといわれているが、もう1枚の一番大きなものは意味が分からないそうだ。 半月盆の形の部屋の、弧の部分の壁に5枚が丸くかけられ、雲に隠れた平らな部分の真中に一番大きい1枚がかかっている。それぞれの絵についての、英語の解説リーフレット(パウチしてある)が入り口の左右壁をくりぬいたスペースに仕舞ってあって、それによると湿気で痛んでいたオリジナルの下の部分を織りなおして修復してあると。確かに色が違う。図柄自体もだいぶ痛んでいて古さを感じさせる。でも美しいし謎めいている。 こういうの見るとつい家にもかけたくなるけど、似合う場所がないよなー(溜息)。
と、溜息をつきながら美術館を出て、Pharmacie(薬屋)の緑十字がぴかぴか光っているところに吸い込まれた。「歩き過ぎて足首が痛いんだけど、何かありますか?」と聞いて「とっても良いプラスター」を勧められた。プラスターって膏薬だよな、大丈夫だよな、とそれを買って、その場で貼らせてもらう。ひやりともしないので実は靴擦れ防止を買ってしまったかとも思ったが、お礼を言って出た。
すぐ近くにネットカフェを発見。日本語を見られるか聞いたら、IMEの入ったPCを貸してくれた。やったー。これでポンピドゥーの所蔵品などをもう一度調べてみるのだ、とgoogle検索。シャルル・ド・ゴール空港までの行き方も確認してみる。 で、また他人様の日記巡回してメールまで送ってみる(笑)ふふふっ。
ポンピドゥーの所蔵品は調べてもよく分からなかったので、えーい、直接行った方が近いわい、と再訪することにした。
途中、またノートルダム大聖堂の前を通り、見てしまった。
若い修行僧。黒衣に荒縄のベルト、革のサンダル。
やっぱりパリはそういう町でもあるのだね。
またもやポンピドゥー。まずメディアライブラリーへ行き、マグリットについて調べるも、4点持ってて展示中は1点だけということが分かった。残念。 デュフィについては全くひっかからない。でもエミリエンヌ・デュフィさんの名前は寄贈者リストに何度も出ているのに・・・。インフォメーションの人にも聞いてみた。いろいろ調べた結果「No Dufy」だって。ありがとう。パリ市近美へ行けといわれたが、そこへももう行ったのよ、ありがとう。
昨日マンタローを飲んだカフェで休憩。オニオンスープを頼んでみたら置いてないというので、代りにクロックマダム(パンの間にハムとチーズを挟み、パンの上にもチーズと目玉焼きをのせたもの)を頼んだ。他には?と聞かれたので今はそれだけで結構というと、水道の水を持ってきてくれた。あら珍しい。で突出しというかお通しというかで、パンとブリーチーズも持ってきてくれた。
溜息が出るほどしみじみと美味い。硬くてこめかみが痛くなるけど、噛めば噛むほど美味い。 一瞬、フランスの小麦粉とイーストを持ちかえろうかという気が思ったが、もう充分荷物は重いので断念。ああー、でも美味しかったなぁー。
クロックマダムも運ばれてきた。 ・・・こっれっがっもうっ、美味いのよ。
あぁ、死んでも・・・いや、死んだら困るけど生きてて良かったぁ(溜息)。 コーヒーにもチョコが1つついてきたし、ここは名古屋ですかいい店だわ。またいつか来よう。
結局フランスで食べた不味いものは、一昨日のシトロン・プレッセ(不味くはないけど偽物だった)と今日の昼だけだなぁ。これも不味かったわけじゃなくて自分の選択ミスだし。
さすがに今日は疲れ気味、水道の水で頭痛薬を飲んだ。風邪はようやく治ったようでくしゃみはでなくなった。
そこからまた別のネットカフェへ。ここは日本語が使えると「地球の歩き方」にも出ているところ。しかし機械とOSがちょっと古いせいか、回線が遅いせいか、表示が少し遅い・・・日本がテレホタイムだからかしら。 明日のパリのお天気は曇り。ほっ。明後日の日本の天気も曇り。でも何だか連日33度だったとか台風がきたとか読んでも実感が沸かない。私は明日Gジャンで帰ろうかフリースで帰ろうか考えているのに。
ちょっと歩いてヴァンドーム広場で出た。ここはヘミングウェイゆかりのバーのある、オテル・リッツのあるところ。ココ・シャネルも自宅には殆ど帰らずこのホテルの1室で暮し、ヴァンドーム広場を横切ってシャネルの本店へ通っていたそうだ。記念塔が真中に立った広場の周りは高級宝飾店がぐるっと並んでいる。
うわー。パリだー。
嬉しくなった。
正直シャンゼリゼはバージン・メガストール(メガストア)とかマクドナルドとか外資の店がたくさんあってあんまりパリっぽく感じなかったし、ちょっと期待外れだったのは否めない。 私のパリのイメージって、このヴァンドーム広場の金持ちチックな、ブルジョアーな感じ。カップルがショーウィンドウを熱心に覗いているのもなんだかパリっぽい。ここに来てようやくパリのイメージが形になった。来て良かったよ。
ふと気付くとアキレス腱の痛みが消えていた。すごーい。「とっても良いプラスター。」 追記)これ、帰国して調べたらやっぱり靴擦れ防止だった。湿布はcompress。plasterは膏薬の意味もあるけど絆創膏の意味もある。プラシーボ効果で治ったのか?
また通りすがりのカフェで休憩。うまく発音できないタルト・オウ・フレーズ(苺タルト)とコーヒー。ケーキうまーい。思うに日本は畜産国ではないくせに生クリームとスポンジのケーキにこだわり過ぎているのではないか、などと日本の喫茶店でよく出す乾いた不味いケーキについて考察。生ケーキ以外の美味しいケーキをもっと置いた方がよくってよ。 で、支払の時にお釣りを間違えられてわーわー言って返してもらった。旅行も7日目ともなるととっさに英語で文句が言えるようになる(^^;
夕食を食べたかったのにどうにもお腹がいっぱいでホテルへ戻ってそのまま睡眠。(うー、勿体無い。)
* 旅行8日目サマリー *
帰国。
パリ/シャルル・ド・ゴール空港より搭乗 アムステルダム/スキポール空港にて乗換 機内にて映画「I am Sam / アイ・アム・サム」「モンテ・クリスト伯」
軽食1:二色ケーキ(パリ−アムステルダム間) 機内食1:チキンカレーライス、ライスサラダ、マスカットババロア、パン 軽食2:ヌードルスープ(日清カップヌードル) 機内食2:ポテトのトマトソース煮(?何だかよく分からないが美味かった)、 甘い重たいケーキ、パン、ヨーグルト、フルーツ
(機内で日付が変わって、12日)
* 旅日記 *
帰国の日。早く帰りたいような、帰りたくないような。帰りたくないのは、美味いもの食べ尽くしてないし、絵も見尽くしてないから。(展示されてないのはどうしようもないけれど。) せめて2年に1回は1人で海外旅行に行かないと、やり方忘れるなぁ。色々次回に向けての課題ができた。
買物はパリではまったく物欲がわかなくて不思議な位。アジアみたいに安い訳じゃなし、タックスフリーでもない(デタックスは面倒なのだ)、名産品があんまりない。 香水は使わないと変質するからそんなに沢山はいらないし、洋服で好きなブランドがある訳でもない。日本で普段使ってないものを買うのは旅行時間の無駄のような気がしてしまうのよね。(じゃあネットカフェはいいのか?>いいんです。情報も収集したし休憩もとれたし。) 物欲のスイッチが入ったのはマグリットグッズと食材か。これも大して買っていない(ような気がする)、少なくとも金額的には。それにしても食材。もっと重くなくて嵩張らなければたくさん買いたかったよ。ううっ。
チェックアウト。毎朝鍵を渡すたびに「今日チェックアウト?」と聞かれて、毎朝「あと○泊、水曜日の夜まで」と言いつづけた(途中で「毎朝聞いてごめんね、でも確認のためなんだ」と言われたけど(^^;)ので、今日こそ本当にチェックアウト。 早かったけど、ユーロスターの二の轍を踏んではいけない、空港へ向かう。
ちょうどGare du Nord駅から出るRER(B)という路線が空港行き。本当に安宿だったけど、便利な所に宿をとったわねー、たまたまだけど。 今朝ホテルでこのためにわざわざ両替してもらったコインを自販機に入れ、空港行きの切符を買う。・・・4ユーロ入れたところで急にコインが入らなくなり(投入口がふさがって)あれれ?と思ったら画面の表示がメインメニューに戻っていた。
おーいっ!!!
3つ隣の自販機を開けていた遠くのおじさんを「シルブプレー」と呼んだけど、そのままおじさんは行ってしまった・・・。
くっすん。係員呼出ボタンもないし、中止ボタンを押しても何も起こらない。蹴ろうかと思ったけど人目があるしやめた。 あきらめて窓口へ行って、空港行きの切符を買った。7.90ユーロだった。 「フランス人は機械に弱いのか自販機はいつも空いていて窓口は行列」と「地球の歩き方」には書いてあったけど、それって機械が信用できない根拠があるんじゃあ。
RER(B)には急行と普通があるみたいで、シャルル・ド・ゴール空港のターミナル1に停まるのと停まらないのがある。ターミナルがどっちか分からないので、停まる方の列車に乗って、ドアの脇に貼ってある航空会社毎のターミナル表(成田へ行く電車の中に貼ってあるのと同じような奴)をじーっと見た。KLMはターミナル1から。この電車に乗って正解(^^) と、アコーディオン弾きの人、登場。「帰れソレント」、名前分からないけどパリの景色のBGMでよく流れる曲、「カチューシャ」の3曲を続けて弾く。どこの国の曲でもいいのかい?
40分でターミナル1駅へ着いた。そこから表示に沿って進むと・・・バス乗り場に出た。やっぱり。ターミナル1は電車乗り入れしてないって書いてあったからおかしいと思ったんだよね。 少し待つと2台連結バスがやってきて、荷物をもった人々がわらわら乗り込んで5分もしないで着いた。結局3時間前に空港に着いた。でもチェックインカウンターで30分以上並んだ(^^; 帰りはロストバゲージの心配がない(あるけど自宅に戻れば困らない)ので、ピギーちゃんは預けた。10.6kg。でも箱がつぶれると困る塩とか、傘とか、寒い時用の上着とかをショルダーバッグに移したので、ショルダーが重くなった。
ターミナルにはあんまりお店もなかったので、早々に長ーい動いてない「動く歩道」を歩いて、出発ゲートへ。 手荷物検査で眉バサミがひっかかって没収された。あら、初めてだわ(笑)。安い奴なのでまあいいや。これがスイスアーミーナイフだったら預かってくれって頼むけどね。(←今回はセキュリティチェックが厳しそうなので持ってこなかった。)
出発ゲートのお店。しょぼくて大後悔(笑) ちいさな売店と、クロワッサンの売りきれてる(涙)カフェしかない。こんなところで何時間も時間をつぶせと?でもあの動かない歩道を歩いて戻るの嫌だしなぁ。 がっかりしながら何故か持っていたキットカット(行きの飛行機で食べなかった奴)を齧ってペリエを飲む。 売店で小銭使っちゃおうかと思ったけど、よく考えたらスキポールでも使えるんだ。通貨統合ばんざーい。
待ち時間に段々寒くなって、半袖Tシャツ+長袖デニムシャツの上に長袖のフリースまで着込む。まだ寒い。人種的に体質自体違うので、彼らが快適な温度だと日本人は凍える・・・というのは外資系企業でよくある風景。ハーフの人はどうなんだろうな?
ようやく出発。さよならフランス。またいつか。飛行機に乗る時に立っている係員にパスポートを見せる。これだけで出国しちゃっていいの? 飛行機の中で行きと同じ二色ケーキをもらう。実はかなり美味しかったのだ(^^) 今度はパリからオランダなので、行きより更に短いフライト。
スキポール空港で、会社のお土産にゴディバのチョコレートを買う。うっかりベルギーのチョコとか買いそうになって危ない危ない。ゴディバも「オランダの景色」の缶の奴は買えないし(笑) 追記)この日記書いた時はゴディバもベルギー製だと気付いてなかった
そこを出ると、パスポートコントロールがあって凄い行列になっていた。EU内での人の移動が自由になったというのは本当だった。でもEUの外にでるのにどこで出国になるだろうと思っていたのだが、ここだったのか。 順番、結構待った。ようやく自分の番になってパスポートと航空券を提示。写真を見て係員さんが「君に似ている」というのでにっこり。
さあ、有名なスキポールの免税店ですっ。 チューリップの球根の前でしばし悩む。これ買って帰ったら皆喜ぶだろうか。でも普段チューリップの球根買わないので(猫には危険な植物なので自分から球根を買おうとは思わない)どれが珍しいのかも、値段が高いのか安いのかも分からない。・・・慣れない買物はしない方がいい。 しかし切花の花屋さんもたくさんあって、欲しくなる。もっと短いフライトだったら買えたのに。パリにも素敵な花屋さんたくさんあったなぁー。
自分へのお土産に、行きの成田空港からずーっと悩んでいたブルガリの香水セットを買った。使わないよなぁ、でも欲しいよなぁ、と悩んでいたのだが、ブルガリのデザインが好きなので、壜を買うつもりで買った。36ユーロなり。実は一番高いところで買ってしまったけどね。(確か成田は\3,500。KLMの機内販売だと35ユーロ。でも帰りの機内で売り切れてるともうリカバリーができないから・・・。) 唯一の贅沢品(笑)そしてイタリア製(笑)。
これで買物も打ち止め。ゲートへ。もう搭乗が始まっていて、乗継の日本人乗客で一杯。いやー、日本に帰るって感じがするねぇ。
映画その1)「I am Sam / アイ・アム・サム」2002年・アメリカ☆☆☆
ストーリーとは別に、色々考えさせられる映画だった。7歳児の知能の シングルファーザー(子供を産んだ母親が出ていった)と、ウルトラ しっかりした娘の話。 子供=ルーシー・ダイアモンド(主人公サムはビートルズのファンなのだ) が超かわいい。ショーン・ペンていつも情けない役のいい役者さんだなー。 とてもマドンナを殴ってたとは思えない。マドンナに殴られてたの間違い じゃないかときっと皆も思ったと思う。 弁護士役のミシェル・ファイファーも綺麗ー。
映画その2)「モンテ・クリスト伯」2002年・アメリカ☆☆☆
岩窟王です。原作好きの人が見たら怒るかもしれないって位に改変。 でも豪華な演出(たぶん時代考証も合ってるんだろう)でお金かけて エンターテイメントの仕上げてます。 ちょっと(いや、かなり)ご都合主義かなー。登場人物少ないし。
機内にて、日付変更。
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