馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年04月30日(火) 稲葉、にこやかに奇襲す

今日はずっとおうちでダラダラしてました。
身体をぐーたらぐーたらさせつつも頭の方はちょっと働かせてました。

高校からの同窓会の案内がきていました。
中学高校一貫の私立男子校です。
演劇と出合ったのもこの学校の中でした。

昨年末、進学の参考にしたいというので、現在の大学生活に関してのアンケートに答えました。
そんで出来た冊子が送られてきました。
稲葉の他、同代の友人が20人ほど載っていました。
懐かしい顔ぶれがいっぱいです。

自慢するわけではありませんが、稲葉の母校は神奈川県屈指の進学校です。
同窓生たちはみんなそうそうたる学校に行っています。
東大とか早慶とかがいっぱい。
理系学部の時間割見てもどんな授業内容なのかとんと見当がつきません。
みんな頑張ってるんだなあ。
稲葉の芸術学部映画学科というのが浮いて見えました。
別にひけ目を感じているわけではなく。

東大とか早慶のページは参考にしている受験生多そうだけど、稲葉のページを待ってました!…って感じで読んでいる後輩はいるのかしらね。

芸術学部だからって世間一般の常識・習慣は何ら変わりませんよってなことを書きました。
でもね、たった1つだけ通用しない習慣がありますね。
挨拶です。

夜中にマンションの住人と会って「おはようございます」って言うと、相手は一瞬ですが確実に戸惑います。
やや間があいて、語尾の微妙な「こんばんは」が返ってきます。

稲葉は「おはようございます」という挨拶が大好きなんですけどね。

さーあさあ。
合宿だ。
2ヶ月ぶりの軽井沢だ。
荷物が多くなりそう。
カバンの中も頭の中も。



2002年04月28日(日) 稲葉、耳を聡くす

べディックの芝居企画と同時進行で、自分の劇団の稽古もやっています。
そちらは演出ではなく一役者として参加しています。
また、仲良しの劇団さんの稽古場にもお邪魔して合同稽古なんかもしています。
演出をしつつも、本分である役者の方の勘を鈍らせるわけにはいきません。

役者やりつつも演出のやり方なんかもしっかりチェック。
稽古場で視野を広く持つのはとてもいいことだと思います。

稽古場の1つは王子にあります。
王子駅のそばにある、「みのめんた」というラーメン屋さんがとても気になります。
どーでもいいっすね。

さてSSあらため源斗殿より軽井沢ワークショップに関する情報をいただきました。
いろいろ考えてくれています。
軽井沢が楽しみです。
仕切る方にとっても1年生にとってもいい合宿になりそうな、そんな予感。

人数は映画班に負けるけど、パワーぢゃ負けません。

でも映画班もがんばってね。

その映画班のワークショップが昨日ありました。
グループに分かれて勉強している脇で、リックノビョン殿よりMD4の使い方を教えてもらいました。
その後4グループぶん、都合5回同じ説明を聞きました。
だいぶわかったつもりです。

MD4は以前に映画の監督をやったときに映像に音をかぶせるときに使ったことがありました。
だから画に音を乗せるだけなら使えます。
でも今回は芝居で音響をやるわけで、それを考えたら稲葉の知識は無謀なほどに足りない。
本気で学ぼうと思ったら本だけではダメですね。
技術者の話は本には無い力を持ってるようです。

リック殿(♂)は稲葉の太腿(それも内側)を弄ってくる困った奴ですが(←やめてね)、音人として説明している時の彼はカッコよかったです。
ってちょっと褒めたらキスを迫られました(←やめてね)。

いま、稲葉は久しぶりに貪欲です。



2002年04月26日(金) 稲葉の稽古場日報・準備編〜金の卵は意外と身近に

第2回ワークショップ。
前半/ストレッチ・発声・早口・たるえだ
後半/リトミック・ぐるぐる剣山・ディベート・伝言ジェスチャー

ワークショップ2回分の日記をまとめて書いている。
で、1週間ぶりの日記になっていたことに気づく。
こんなに間隔を空けたことはたぶん無かったと思う。

疲れていないといったら嘘になる。
でも厳密には疲れとは違う。
頭の容量を稽古場の内容に割いていたのだ。

稲葉の劇団で演出をしている男(元・べディック部員)が他の劇団の稽古に一役者として参加したときに、こんなことを言っていた。
「演出が進めてくれて、それに乗っかっていればいいことのなんと楽なことか」
ふむ。
稲葉は稽古場にはほとんど役者として参加してきた。
彼の言うことはとてもわかる。
誤解を招くような表現になるが、稲葉は今までの稽古場ではとても楽をしていた。
ああ、演出は頭と気を使う仕事なのだなあ。
知ってはいたけどさ。
やらなきゃ知ってることにはならないのだなあ。
稲葉にとっても演出ワークショップ。

よーしがんばるぞ。

ともき殿に稽古場をあずけているあいだ、裏方(制作)希望という矢野殿とお話する。
緊張しているのか物静かな喋りだったが、お芝居好きですってのはすごく伝わる。
またひとり心強い仲間が得られそうだ。

今日は身体を使った表現をしてみた。
剣山は舞台を使って、いかに見栄え良く且つ相手に伝わりやすい画(空間)を作るかという稽古である。
空間を瞬時にして読み、その中に身体を馴染ませる。

身体を使った稽古、といっても、頭をまったく使わない稽古はありえない。
空気を読むというのも頭を使う作業である。
1年生がなかなかいい勘を持っているのを確認した。

ちなみに、お題を書いてみせたメモ紙…。
気づいた方もいると思うが実はBカードである。
資源は有効利用しないとね。

次に、前日にいなかった小松殿の希望を容れてふたたびディベートをやる。
「江古田VS所沢」「文芸学科VS映画学科」の2本立て。
やりたいと言っていた小松殿はさすがに率先して斬り込んでいく。
今はとにかく前向きであることを評価したい。

最後に伝言ジェスチャーである。
いや、みんないろんなことする。
ちょっと面白かったので延長戦までやった。

こうして3時間は流れゆく。

なにせたった2回のワークショップだ。
やれることにはどうしても限界がある。
演技内容に対して、稽古場で言った以上に言いたいこともあるが、一応控えたつもりだ。
小難しい(かったか?)理論とかも喋ったが、今はまだ聞き流していてもいい。
演劇って楽しいべ? ってことが一番伝えたかった。
そこは読み取ってもらえました?

5月よりスタートする稲葉企画の稽古場でも、今回やった稽古方法をいくつか使っていく。
もちろんそこではもっと深く突っ込んでいくぞ。

稽古後、一同と夕食をともにする。
今日参加してくれた人たちとは、やっと普通に馴染めるまでになったかな。
稽古場の魔力とでもいうか、たとえ初対面の人でも稽古場で3時間を共に過ごしたらもう仲良しになっている。

今回のワークショップが良かったか悪かったかは、軽井沢合宿、さらには5月以降の本稽古で彼らが証明してくれるものと確信している。

さて。
午前中、合宿費用を納めるため狐憑き殿と市ヶ谷の日本大学会館へ赴く。
立派なビルだ。
職員の仕事ぶりに狐殿は感心していた。

新歓隊長の仕事も大詰め。
さあさ、今しばし励まれよ。

一方で新歓プロは解散。
物井、AR、千里、由梨殿に労いを申し上げる。



2002年04月25日(木) 稲葉の稽古場日報・準備編〜胎動ワークショップ

第1回目ワークショップ。
前半/発声1式・早口
後半/頭の体操(リトミック)・自己アピール・ディベート

ワークショップである。
とりあえず動けるぞ的なわくわく感的な。
そんなワークショップ。

前半は役者の身体作りにメインを置き、この時間のすべてはともき殿に一任している。
後半、整えられた身体をいかにして使うかということを稲葉が担当する。
ワークショップに限らず、稲葉が演出をする稽古場では今後、この形をとる。

前半中、稲葉は1年生の顔と名前を覚えていた。
演出として役者を動かす際に「きみ」とか「おまえ」では都合が悪い。
それでも佐多殿のみ一瞬、ほんの一瞬わからなくなった。
わるいね、すまんね。
でもおかげで(?)今は完璧に覚えている。
出身地まで覚えている。

教壇の上にたって発声を真正面から受ける。
女子よりは男子、1年生よりは2年生の声がやはりよく聞こえる。
これはまあ仕方が無い。
腹式とかなんとか考えるのも大事だが、顔を上げるだけでも不思議と声は飛んだりする。
まだ照れているのだ。

各自、好きなもの、自分に近い言葉を複数書いてもらい、それをもとにして自己アピールをしてもらった。
とりあえず、人前で視線を感じながら喋るという状況を体験させる。
これに慣れてもらわないことには始まらない。

自己アピールの稽古は今後とも定期的に行なっていく。
けっこういろんな要素があったりするのよ。

さて、この日のメインはディベートとした。

ディベートとは討論のことである。
討論における戦術・戦略には、舞台上の役者にも言えることがとても多い。
これも定期的にやっていくので、慣れずに引っ込み思案になっている者も遠慮せずに相手を大いに叩いて欲しい(言葉でね)。

今回の論争テーマは「マックVSケンタ」「松屋VS吉野家」「こしあんVSつぶあん」「東京VS大阪」とした。
なかでも松屋と吉野家は前々からやってみたかったのだ。

たまに鋭いキレを見せる1年がいる。
そんな人は黙っている時でもついつい視線を送ってしまう。

そんなこんなで1日目。
稽古後、食事に誘われるがお金が無いからとなんとも格好の悪い理由で断る。



2002年04月18日(木) 稲葉、引き込まれる

月曜・火曜と続けて所沢校舎へ行きました。
まだ授業が始まったという感覚が無い。
とゆーか敢えて持とうとしていない。
いい加減現実見ろよ。

ということで、水曜日、久しぶりに江古田に授業で行きました。
2・3限なのに、3・4限と勘違いして1つサボっちゃいました。
ホントに腑抜けていてすんません。
しかも唯一3限に出た授業は変更を決定。
何しに行ったんだか。

今日(木曜)は1限から。
映画学科づくしの3コマ。

にしても「映画特講」
授業のタイトルに「映画」という言葉を付けるなら、ちゃんと映画に触れてほしいですね。
ヨーロッパの哲学・美学・現象学の話がほとんどでした。
それらがやっと映画と絡んでくるのは12月ごろ?
ひどいと思います。

TSUTAYAでビデオを借りてきました。
『マーシャル・ロー』と『プライド』。

『マーシャル・ロー』ではデンゼル・ワシントンを初めてちゃんと意識して観ました。
デンゼルさん、なるほど、上手いですね。
稲葉には外国人の演技は日本人のそれと比べて、あまり良い悪いの差がよくわからないのですが、それでも見入ってしまうものがありました。

『プライド』は格闘技ではありません。
東京裁判です。
以前にも観たことがあったのですが、津川雅彦さんのお芝居を観たくなって借りました。
東条英機とキーナンの攻防は圧巻です。
あと東条さんが孫を抱く場面は泣けます。

文句無しの2人の俳優さんに引き付けられて、4時間50分があっという間に過ぎてしまいました。
あぁ贅沢じゃった。

べディックではずっとキワモノの役をやってきました。
ウサギになっちゃう男の子とかストーリーテラーとか。
極悪ヤクザとかスーツで刀振り回す男とか。
すきま男とか。
45歳末期ガンとか大日本帝国空軍特殊部隊総司令官とか。
アドルフ・ヒトラーとか。

ゲイリー・オールドマンさんみたいなキワモノ方向の役者を極めるのもいいけど、でもデンゼルさんみたいな役者にも憧れるなあ。

よーするに、いろいろやってみたいのだなあ。
稲葉は欲張りです。



2002年04月16日(火) 稲葉には最後の旧作上映会

『馨絵詞』もおかげさまで4000ヒット。
いやはや、たいした数になったものですなあ。

昨日・今日と続けて所沢机出しに遊びに行きました。
1年生の顔と名前、男に関してはかなり一致するようになっています。

今日の所沢には4年生の同輩がけっこういました。
嬉しかった。
マジック研究会さんの机で簡単なマジックを見せてもらいました。
簡単なのにどーしてもタネがわかりません。
悔しいままべディックに帰ってきました。

マジ研さんはどんなに仲良くなっても、どんなに丁寧にお願いしても絶対に種明かしはしてくれません。
このへんの意識は尊敬します。
でも江古田の部室(べディックのとなり)にいると、たまにタネの話が聞こえます。
まあ雑音と専門用語が入っててほとんどわからないのですが。
一応気を付けてねとマジ研の子に言っときました。

今日のメインはなんといっても旧作上映会ですね。
1年ぶりのOZでした。
去年のことがつい最近に思われます。
でも1年経ってしまっているのですね。

1年生が多くて作品は全く観られませんでした。
ビギナーズとかまだ観ていないので機会あらばテープを貸して下さい。
そんななか、MIR簡略版のラストの新企画のCM映像だけは観ることができました。
コムギコ殿とaki殿に感謝するよ。
面白かったし嬉しかったです。

にしても賑やかでした。
準備などで不備も多かったと聞いていますが、でも1年生の様子を見るかぎりでは大成功じゃなかですか?
稲葉にとっては今回4回目の旧作上映会ですが、いちばん賑わってました。
それはそれは有意義だったのではないかな。

明日の机出しが楽しみですね。
つってんのに雨だそうですよ、こんちくしょう。



2002年04月15日(月) 稲葉が机出しで見ているもの、ひいては部活に求めるもの

いよいよ授業も始まり、新歓の机出しは江古田から所沢へ移動しました。
久しぶりの所沢は陽射しと風が強かったです。
所沢校舎にいるとついついヤブ(オオヤブコーポレーション=購買部)で無駄遣いしてしまいます。
困ったもんじゃのう。

あべみよ殿より嬉しいお手紙をいただきました。
所沢へ行った甲斐もあるというもの。
ありがとー。

とーこーろーでーさー。
机出しで初対面の1年生と話すとき、みなさん何を見てますか。
ルックス?
うんうん、それはとっても大事かもしれません。

あ、さてさて…。
稲葉の場合、まずは言葉遣い、というか礼儀です。
初対面同士として、先輩後輩として最低限の礼儀作法を知っているか。
そう、最低限でいいです。
とりあえずこれが無いと判断した人には説明もそこそこに返してしまいます。
仮に入ってくれたとしても、絶対にやっていけません。

とりあえず、いまべディックに名を連ねている人(含・新入生)は礼儀作法に関してはみんな「中の上」以上だと思います。
各個人の性質もさることながら、そういう人の集まる土壌がべディックにはあります。
何年にもわたって培われた雰囲気とでも言いますか。
これはとても誇らしいことだと思います。

べディックに限らずほかの部会さんについても程度の差こそあれ同じことが言えそうです。
稲葉はそんな文化部連盟の雰囲気が好きです。

さて礼儀という最低関門を突破した人について。
次はその人にとっての演劇や映画の重みを見ます。

演劇の役者を例に取りましょう。

稲葉は役者で喰っていくという目標があります。
べディックでの活動は将来のために経験値を稼ぐためにあると言えます。
一方で、「雰囲気に憧れて…」とか「学生時代の思い出に…」をべディックに求める人もいるわけです。
部活内で役者をやっていながら、将来役者になるつもりがゼロの人。

どちらが良い悪いというものでは断じてありません。
学校内の部活ですから、どちらのような人がいても全然構わないわけです。

後者のような人に、べディックから独立した劇団があるよ…とか言っても無意味です。
役者の何たるかなんてことを熱く語るのはむしろ逆効果かもしれません。
それよりは写真を見せて、楽しいぞ的な「空気」を伝えます。
逆に前者のような人には「空気」ではなく「実績」から入るようにしています。
机出しを4回(4年)やってきて見出した勧誘のコツですかね。
ま、そんな大したもんじゃごじゃりませぬがの。

ここで質問がきます。
1つの部のなかに志の違う人がいていいの?…と。



いいんです。



さっきも書いたようにべディックは学校内の部活です。
礼儀作法と部費、この2つのハードルさえクリアしたらば、それ以上門を築くのは筋が違います。
上を目指す劇団ならば話は違ってきますが。
志の統一はべディック内の各企画や各ユニットですればいいこと。

稲葉が1年生のとき、とあるOBさんに「べディックは単に映画や芝居を創るだけの所ではない」と言われたことがあります。
映画や演劇は、大切な出逢いを演出するものとしてべディックにあるような気がします。
演劇をきっかけとして出逢った人たちが、今度は演劇を目的として時間を共有する。
こういう繋がり方って、なんかいいですね。
嘘が無い、と言うと大袈裟になりすぎますが、でも真実味がある繋がり方です。

演劇映画放送研究会は演劇や映画や放送によって人が出逢い、繋がる場所なのです。
マジック研究会さんはマジックで、殺陣同士会さんは殺陣で繋がっています。

演劇に100を求める人がいてもいい。
50で精一杯な人がいてもいい。
程度はともかく、演劇が好きであることは間違いないんだろう?
だからべディックに入ったのだろう?
ならばそれでいいんじゃないかな。

勧誘する方もされる方も、そんなに難しく構えないで。
同じ何かが好き。
それは充分に人と人とが繋がる理由になります。

べディックにいる限りは何かしらで中心になって引っ張っていって欲しいとは思う。
でもそれが全てではないとも思う。
100を注ぎたくてもそうも行かぬ事情もあろう。
100は無理でも技術面で知識面で、或いは精神面で助けになることはできるだろう。
辞めてしまったら、それもままならなくなっちゃうよ。
もっともべディックで出来た関係はべディックの外でも続いていくものだけど…。

所沢の1週間、出会いの瞬間を大切にしつつ、1年生をもっともっと迎え入れていきたいですね。

お、今日は4月の15日だ。
SS殿よ、20歳のお誕生日おめでとう。
もう悪さ出来ませんね。



2002年04月13日(土) 机出しの6日目〜稲葉、健康診断異常なし

午前中の人が少ない間に健康診断受けました。
健康には一応異常ないようです。
身長が2年前より5ミリ縮んでました。
体重は2年前と変化なし。
これって太ったってこと?

江古田の机出しもとうとう終わってしまいました。
寂しいです。

新入部員数は去年の今の時期を上回っています。
まずは上々ですね。
所沢に行ってからどこまで延びるんだろう。

林殿、粕谷殿、川人殿、関殿、小暮殿などが机にちょいちょい遊びに来てくれています。
立看板やおがみを運ぶのまで手伝ってくれています。
うれしいですね。
いい付き合いが出来そうです。
贅沢をいえば、女の子にももっと遊びにきて欲しいのう。

まだまだ机出しは続くし、新歓合宿まで新歓活動は続きます。
でもとりあえず言っときましょうか。

平居殿、井上殿、お疲れ様。

春合宿の時と比べたらすごく成長していると思います。
かっこいいな。
入部者が順調に増えているのはその働きが良いからですね。
新歓合宿終わるまで、まだ気は抜かないでね。

また、物井殿、AR殿、千里殿、由梨殿の新歓プロ衆もお疲れさまです。
赤ジャージが前庭に眩しく映えてました。
ショッカーにならなくてヨカッタです。
ガイダンスを終え、山は越えましたねえ。
所沢に行ったらAR殿たち1・2年生頑張れ。

稲葉はもっともっと3本締めをしたいです。



2002年04月11日(木) 机出しの4日目〜ガイダンスに威力あり

クラブガイダンスおそるべし。
毎年ガイダンスの威力は感じていましたが、今年ほどすごかったのはないなあ。
応対するこちら側の人間が多くて、1年生にたくさん当たれたのが勝因でしょう。

にしても今年のガイダンス、本番を予定きっかりに終えたそうで。
すごい。
稲葉の感覚からしたらあり得ないこと。
大講長の澄殿のご手腕でしょうか。
映像担当の物井殿の活躍もあったんだろうね。
バラシも速く進み、飲み会の最後に会長間に合ったし。

新歓のただ飲み、稲葉は去年、大講堂のバラシで欠席。
稲葉にとっては2年ぶりの飲みでした。
予想以上の人数には驚きました。
でもいい雰囲気だったと思います。
隣で話してた女の子が今日(金曜日)入部してくれたことが嬉しい。

にしても雨やーねー。



2002年04月10日(水) 机出しの3日目〜稲葉、絵しりとりをする

江古田机出し中盤戦突入。
にしても寒い!
3月より寒い。
あんまりだと思います。

やっぱり机出しは暖かくなくちゃいけません。
太陽は眩しいほどに燦然と照っていなくてはいけません。
雨なんか問題外です。

午前中は太陽がまぶしく、午後になって太陽が大講堂の方へ行ってやっとべディックの机に影がおりる。
机出しはこうでなくちゃ。

寒い上に慣れないことをしているからでしょうか、体調を崩した人が結構いるようです。
お大事にね。

今日は入部者はゼロ。
ほかの部会の3本締めも少なめでした。
あしたはクラブガイダンスでそのあとただ飲み。
正念場ですか、そうですね。

江古田にべディックノートが置かれました。
例年、3年生になるとみんなほとんど辞めていてノート置いてませんでした。
でもとうとう江古田にノートが来るまでになりました。
うれしいなあ。

1年生が少なくて暇だったので、そのノートを使って絵しりとりをやってました。
1年生の陽介殿も参加し、はやくもいい雰囲気。
けっこう。
AZU殿の絵にみんな振り回されてました。
あの絵は
すごいよ。



2002年04月09日(火) 机出しの2日目〜稲葉、ご協力を請う

机出しも2日目ですね。
べディックは実にいい感じで1年生が入ってきています。
ヴァーチャル机出しの成果でしょうか。
中盤戦もこの勢いで。

毎年感じることですが、1年生、色々なキャラがいてまったく面白いです。

物井殿不在の時に女の子(※)が入ってくれました。
4年生にしてはじめて3本締めの音頭を取りました。
集まってくれた皆を椅子の上から見ると気持ちいいです。
ローハイを仕切った時とはまたちょっと違うのね。
女の子は照れまくってましたけど。

さてサニー殿に誘われて、大講堂の仕込みの様子を覗きに行きました。
物井殿と由梨殿が暗幕と闘ってました。
千里殿は資材持って奮闘してました。
AR殿はちょっと見えなかったけど頑張ってると聞いています。
1年前と面白いほどに全く同じ絵が展開されてました。
去年の仕込みの体験が思い起こされました。
体力的につかれたけど、でもなんか楽しかった。

大講堂は明日がゲネであさってが本番。
平居殿と☆殿がんばってね。
覗きに行きたいけど無理かな?

ところで、きょう何人かの人にテレビに出てたねと言われました。
NHKの番組で母親のバンドが紹介されて、稲葉も画面に出たらしいです。
稲葉の所はカットされたと聞いていたのでチェックしていませんでした。
自分が見てないのを人に言われるとなんかこそばゆい。

※女の子……のちに新歓隊長を務めるサイキックNo.9殿



2002年04月08日(月) 机出しの初日

さあ新歓の机出しが始まったよ。
1年生いっぱい入れよう。
今年1年のべディックのエネルギー源です。
慣れてなくてすごく疲れた顔した新2年生がけっこういました。
ゆっくり休んでまた明日がーんばれー。

15時集合だと信じ込んでいました。
早めにと思って14時に行ったらもう机が出ていました。
思わぬ形で重役出勤になっちゃいました。
ごめんね。えへー。

今日お話した人の中に、今後一緒にお芝居とか映画とかしたりする人がいるんですね。
35代目の会長もいたり……まだ早いね。
出逢いっていいですね。

久しぶりの人に会えるのも机出しの楽しみですね。
お仕事のお休みということで勝美荘殿にも足を運んでいただきました。
出逢いっていいですね。

今年よりべディックでも入部者が出たら「3本締め」をやるようになりました。
去年まで、何故かうちだけやってませんでした。
今日、べディックの机のまわりに沢山の人が来て手を叩いてくれるのを見て、稲葉はとても嬉しかったです。

帰るときに池袋で食事しました。
ともき殿とTaxi殿とリック・ノビョン殿。
なんかめずらしい顔合わせでした。



2002年04月05日(金) 稲葉の4年生生活スタート

学科ガイダンスです。
いよいよ学校が始まってしまいました。

映画学科の人たちとはいろいろ会う機会があったので、久しぶりという感慨は沸きませんでした。
あ、でも演技コースの女の子達は久しぶりでした。
問題の単位の方は40のうち24単位取りました。
こういうことこういう場で公表するのどーかと思いつつ、まいーやと書きます。
これで合計104単位となりました。
とうとうフル単でなくなりましたが、前期のうちに捨てていたので別にショックはありません。

早くにガイダンスが終わって演技コースの友人と中庭でまったりだらだら話してました。
したら映画棟に入っていくTaxi殿と会いました。
長木殿も入っていきました。
でも長木ねえさん…遅刻だねこれ。

まだだらだら話してたら、放送棟の方から知っている顔がいっぱい出てきました。
べディックの人たちのほか、文連内の後輩たちもたくさんいます。
一瞬、本気で、なんで彼らが江古田にいるの? って思っちゃいました。
もちろん3年生になったからなんですが、それをちゃんと理解するまで少しの時間が必要でした。
とうとう江古田にやってきましたね。
みなさん3トコは大丈夫なんでしょうか。

にしても、この中庭の風景。
人で溢れてます。
去年より1つ若返りましたが、でも、あの風景が帰ってきました。
始まったのですね。
紛れもなく、また学校が始まったのですね。

部室で本を読んでいたら、いつしかうとうと。
新歓プロの物井殿と由梨殿に起こされました。
そういえば今日は会議の日でもあるのですね。
部室で寝てしまうと家に帰るのがとても億劫です。
これはもう遠い近いの問題ではありませんね。

文芸棟よりゼミ誌をいろいろもらってきました。
べディック内外問わず知り合いの載っているのを片っ端から8冊。
紙袋がとても重いですが、これで暫く電車内の時間を有効に潰せそうです。
☆殿などは日記で彼女の書いた文章を毎日のように読んでいましたが、そうでない人がどんな文章をかくのかとても興味があります。



2002年04月04日(木) 稲葉の稽古場日報・準備編〜なにが足りない

舞台監督のともき殿を連れてストアハウスへまたお金を納めに行った。
これで小屋代の半分を納めたことになる。

ストアに行く前、部室で1万円札の束を手に、しみじみとバイトの報いを感じた。
夜も寝ないで働いたお金の実に2ヵ月分だ。
一瞬にして消えてしまうのは確かに寂しく辛いが、でもだからこそ3ヶ月後の幸せに向ってひた走れる。
こういうものへの投資に稲葉は躊躇しない。

さて人集めの方では、けあま殿が照明で名乗りをあげてくれた。
まことにうれしい。
照明がいなくて困っていたのだ。
美世子殿にも交渉中でこの2人が組めば照明に関してはまったく心配がいらなくなる。

ただ、けあま殿には「表方裏方問わず」の誘いであったが、実際には8割方役者として声をかけていた。
けあま殿は以前より役者として面白そうだと感じていた。
だから長野での公演の話を聞いて、先を越されたと思った。
なによりその公演を観られなかったのが残念でならない。
なぜ東京でやってくれんのか。

役者として面白いかもというのは、べディック内では他にaki殿がいる。

とにかく照明の穴が埋まって稲葉にとっては大きな前進となった。
けあま殿ありがとう。
しばらくの間、お付き合いをねがいます。

また、信殿より役者としての参加は不可能だが、脚本などのアドバイザーとしてなら考えたいという報告も得た。
なんか正スタッフよりアドバイザーの方が多くなっている感がしないでもない。
でもアドバイザーの分野はみごとに散らばっていて素晴らしい。
もちろん歓迎いたします。

1年生が入ってきたら希望のスタッフポジションに積極的に付けていくつもりでいるが、演出・企画長としては各ポジションにチーフとして上学年にいてほしいものだ。
裏方に関しては人は集まりつつある。

問題は女優だ。
役者で参加してくれることになっているのは男ばかり。
もちろん彼らには心より感謝するが、女優がいないのはちと寂しい。
このままでは、新歓机出しの場で稲葉は女優探しの目しかしなくなってしまふ。

話はかわる。

夕方より演技コースの仲の良い男2人と飲んだ。
3実作品の審査会の話に始まり、映画論・演劇論・役者論・監督論・演技論・芸術論と実に面白い話が出来た。
4時間があっという間に過ぎていった。
演技コースの同輩との会話には心地よい緊張感が漂っていていい。

明日は学科ガイダンス。
いよいよ学校が始まってしまう。

学校が始まる…嫌な響きではある。
が稲葉にとってはこれが最後となる。
そう思うとそれほど嫌でもないが、むう、やっぱりイヤかもしれん。



2002年04月03日(水) 稲葉の稽古場日報・準備編〜ひとりじゃない

さてさて、前期で芝居企画を立てた稲葉である。
ここで企画、稽古の進行状況を報告していこうと思う。
思えばこの日記はコムギコ殿の日記に触発されて始めたものだった。
当時のコムギコ殿の日記は『すきま男』の制作日報だった。
なんともべディックの活動らしい日記だった。
やっとこ稲葉も制作日記を書けるようになったわけだ。

稲葉は普通は「です・ます調」で文章を書くが、ここでは敢えて「だ・である調」で書くこととする。

今日、ストアハウスに行って契約金を納めてきた。
前金として10パーセント。
明日は40パーセントを払いに行く。
どーせなら1日でまとめたい所だがそうもいかん。
なににせよ小屋代の半分をもう支払うのだ。
ここまできたら引き返せない。

小屋を出て江古田駅の改札をくぐりつつ軽く気合いを入れた。
そんな姿をオーム研のシバコ殿に見られてしまった。
ちょっと恥ずかしい。

さて本日の契約で、企画書の小屋代とスケジュールの所に1つ変更点が生じた。
仕込み日を贅沢にも2日取ったのだ。
この辺のことは次回の総会、企画会議の場で詳しく説明する。

先日、1つのお芝居を終えたおり絵殿より、正式参加ではないが制作面のアドバイザーとしてなら…というお返事をいただいた。
稲葉はずっと役者としてやってきたから、裏の仕事に特に不安が多い。
知識も経験もある人の存在というのはとても心強い。
これで舞監参謀に板倉殿、制作参謀におり絵殿、バックブレーンはこれで事足りるはずだ。

正式参加の企画員としても合宿の席で中澤殿がやりたいといってきてくれた。
映画学科の人間には2実や3実がある。
もちろんほかの学科でも忙しいことには変わりない。
ただ、映画学科に関しては忙しさを具体的に知っているので、向こうからやりたいと言ってくるまで声をかけなかった。
長木のねえさんも考えたいといってくれている。
今のところ役者面では女優がいない。

不安は多い。
でも助けてくれる人は確実にいる。
ありがたいことだ。

帰り道、閉店30分前のバイト先に顔を出す。
食事をしようと思ったがもうご飯が無くなりかけていたのでやめた。
1人でも多くのお客さんに食べてもらいたい。
稲葉は店員としてもう充分すぎるほど食ったから。

1年半働いたお店を後にして、またあらためて気合いを入れた。



2002年04月02日(火) 稲葉、来たる春をわくわくす

ただいまあ。
というわけで1年ぶりの春合宿でした。
まさか合宿で個室があてがわれるとは思わなかったですね。
意表つかれました。
代々木というのもたまにはいいかも。

合宿は伊達酔狂で行うモノじゃありません。
毎回何かしら目的がある訳です。
「新入生と仲良くなろう」とか「芸祭に向けての確認をしよう」とか。
「底抜けに遊ぼう」ってのも大いにアリ。

今回は「新歓に向けての意識統一」。
合宿中にも前の総会でも何度も会長や隊長が言ってました。

でこのテーマに関して言えば、今回の合宿はそれはそれは有意義だったように思います。
いい会議でした。
新歓や机出しがどういうものか、みんなちゃんと理解できたし。

物井会長、渡月橋総務ほか執行部衆、なにより新歓両隊長ご苦労でした。
あとは本番を頑張るだけですね。
いい新歓になりそうです。

いい合宿だったのに稲葉はずっと疲れてました。
病み上がりというのもあって、とにかく身体が重かったです。
帰り道、AR殿たちからカラオケに誘われましたが元気残ってなかったです。
ごめんね、また誘ってね。

なんかとても勿体無かったなあ。


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稲葉 馨

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