古畑亜紀の日記
日々の雑記帳です。思い付いた時に
気分にまかせて書きます。

2006年06月29日(木) 若くて、いい人。

私は、最近、何度か
『若くて、いい人紹介してもらえませんか』
って知人からたずねられる機会に恵まれました。
しかし、合コンをセットしろと言われたのではなくて、まあなぜだか金管プレイヤーとかでもなく、つまりはその人たちそれぞれにとって適切な人材を探しているだけのことなんですが・・。
六月だけで何度もあったので、ちょっとふしぎな偶然のような気もします。

いつも思う。
ほんとに紹介してほしかったら、のぞむ条件と、対価を自主的に具体的に説明してほしい!!
どんな条件をみたす人を求めてるのかわからないのに、ほいほいだせないじゃん。
条件わからないと、誰が適切かも見当つかないじゃないですか。
いい人だったらなおさら条件と内容わからないものに紹介できないじゃん。
紹介したら、そこへ導いた私の責任にもなるんだから。
『話してみてイヤだったら断っていいから、』
って言っても、仲介した人のこと考えたら『いい人』たちはかなりのことがおきても、耐えてがんばっちゃうよね普通。
私がそのたずねてきた人たちを信用していたにしても、それをまだその人たちと直接関連してない人にまで口先で『大丈夫だよ』だなんて、無責任に言えないよ。
ある程度は関れるけど、私は『いい人』たちのだんなでもなければ、所属事務所の社長でもないし、最後まで守りきれるわけじゃないんだから。

いい人ってなに?
ぶっちゃけ、面とむかっては何をしても文句いってこなくて、ギャラも絶対自分からはひとかけらも要求しないから、都合よくあしらえる人?
実力と向上心があってクライアントの要求に誠実で、しかも常に低姿勢で自尊心はまったく見せない人?
そんなにがまんして謙虚なまじめ人たちを、内容や条件もろくにいわずにさらっと紹介してもらえるものなんですか・・・、この世の中は?

『若いってぶっちゃけグロスでいくつぐらいまで?』
って聞いたらね。
・・・全員回答しなかった(なぜだ?)。
それはなんらかのマナー的気づかいなのか(笑)、それとも実はそこまでは何も考えてないのかどっちなんじゃ〜。。
だって若いって人の感じ方によっても場所柄によっても違うでしょ〜。

プロとして、自分以外の誰かに何かをまっとうしてほしいなら、ぬるぬるぼやけたこといわないでほしいのね。
『若くていい人』はシンプルすぎて、おこたえしにくいよ。



2006年06月14日(水) ピンクの封筒

が届いたんですよ。中には、JRの往復切符が・・・。
そうだった、また出張なのです。かえってきても、来週の水曜まではまた続く。記憶喪失ってよくいうけど、私は未来予定も喪失してたみたいです(笑)。
手帳みたらただボールペンで○つけてるだけなんですよ。
そういう自分にあきれました。
予定も、すかさずそのへんの紙に書くんじゃなくて手帳にかかないといけないっす。
なのでさっきあわててクリーニングをだしにいったりあわててファックスしておいたり、今日がただの休みではなく、準備をする日だったことにようやく気付いたのでした。
しかも、明日の朝また楽譜がくるみたいで、またたいした準備しておかなかった所持現金をわたさなくてはいけません。
税金とられるみたいな気分(なんでだよ)。
自分で頼んでおいて、『高いなあ.』と思ってちょっと機嫌わるくなるのもまた自分勝手のあらわれですよね。

さっき友だちと電話した。
『こんだけやってもギャラ同じ』的な話(いきなり夢のナイ事いってすいません)。
まあそういう風に思う日もある・・・。
でもさ、だから、自分の財産になるような時間を自分のために創造しないともっと自分が安くなっちゃうじゃないですか。
ちゃんとやれば、自分の中にお金ではない別のものが残る。
お金がいらないって意味ではないですけど。
自分の音を一番たくさん聞いているのは、まず自分だから、やっぱりなるべくいい音を出した方が、美容と健康にもいいと思うんだよね!!





2006年06月13日(火) 高い音はどうやったらでますか。

何年かまえに気にいって買った時計。
電池はきれてなかったんだけど、ベルトがはずれちゃったのでほったらかしにしてしまいはや1年以上たちます。
しかし、その時計を購入したお店が閉店するらしいので、あわててとりかえにいくことにしました。
そしたら、たかがベルトなのに、『ちょっとした時計買えるじゃん!!』という金額がかかることがわかって。。
6月にはいってから、一日しかオフがなくてでずっぱり連続も最終日の今日、予想外の出費に驚いてます。

ちなみに昨日、今日と、高校のクリニックにいってきました。
なかなかみなさんよく吹いてます!!
『高い音がでないんですけど、どうやったらだせますか』ってよく聞かれますけど、そう聞いてくる子全員が、まったく高い音がだせてないわけんじゃないんです。
瞬間的に、まぐれてきにでも、ぱひゅっと高い音はでてるんですよね。
つまり、楽器としての身体が高い音をだせない機能に固まってるわけではないんです。ぱひゅっとっでも出る人は、絶対ふけるようになります。
ただ持っていきかたがつかめてないだけで、それと『でない』のとは違います。
高い音がでない唇とか身体をもって生まれてるわけではないんですよ!!

ばてやすい、というのも非常に共感度の高い悩みですが、かならず質問されす。

だけど、たとえ超一流であっても・・・三日眠らず、飲まず食わずでずっとたちっぱなしでオケとかソロとか、がっつり吹いたらいくらなんでもばてますよね(笑)。
それに、ばてたくないならね、とっておきの方法があります。
極論すると、『ばてるまえに吹くのをやめる。』これ、絶対ばてません(笑)。
つまり、ばてるまで練習してるっていうのはいいことです!!
だから、毎日ばてないようにとばかり吹いていたら、あんまり吹いていられないので、たぶんうまくはならないんですよ。

長く吹いていれば、自分の限界に挑戦していれば、いつか必ずばてますから。
どちらかというと、ばててしまったときに、客観的に適切に快復させることを普段から丁寧にやっておけば、持続力がつくと思いますね。
快復する方法を、面倒がらずにちまちまと『すかさず』やることの積み重ねが、向上心のあまりあせってせめては倒れておわるようなパターン(いまだによくあるけど)よりもずっと発展性があります。








2006年06月12日(月) キャパシティ。

最近、よく『キャパシティ』について考えてます(考えるといっても寝る前ちょっとだけなんですけど)。

キャパシティのなかでしか、おさまらないことしかやらないと、成長もできないかもししれないし、つまらない人になるのかもしれない。

でも、自分の責任をもてるキャパシティを見極めずにあれこれ展開すると、迷惑もかけるし、自分も十分に練りあがったいい状態ではないから、深い愉しみはえられないんじゃないかなと。
たれながしと見切り発車の荒技の連続が次第とあたりまえになってしまい、それが自分の可能性を逆に閉じ込めている事にも気づけなかったりするんじゃないかと。
というか、自分に今までそういう時期がたくさんあったんだなって、今さらながらどしんと感じたというか思い出したと言うか。
なんて暗い生活をしていたんだろう・・・。
そんなつもりはなかったけど、そうだったんだな、はたからもそう見えていただろうな、と思い出す時期がたくさんある。
だって、自分で扉閉めちゃってるんだから、その扉の向こうに楽園があるとも気づけないでしょ。
『あ〜、いそがしいし、めんどくさいし、ていうか忘れてましたあ』
みたいなね、それじゃかわりばえしなくてあたりまえだよね。
ぬかるみロードにはまるわけですよ。
自分で自分の畑を踏み荒らしていると、うまく実らないので、ろくなものが食べれないから、なおさらすさんでしまい、畑をたがやす気もなくなって、そうするといっそうあれていくみたいな・・・。
うう〜書いてるだけでも寒気がしますが、そういう自分もたくさんいた。と、認めます。今はそんなに暗くもないし、状況がどうであっても、自分が自分に後悔しないように、力をつくすことが心から楽しい。


もっと楽しくやるために、必要な地道なまじめさ、おおらかさ、気づかい、客観性、そういったものをもっと身につけないと、何をどれだけやっても成長できないんだなってほんとに思います。
ノルマをこなしてお金をもらうだけなら、別に、音楽じゃなくてもいいと思うんです。

『ここまでが必要最低限』とおもっている範囲をもっと深く。適確に。
だらだらのんびり時間だけかけてりゃいいもんでもないけど、うかつに『効率よくこなす』ことを求めると一番ソンをするのは自分ですよね。

音楽がそんなに簡単に手にはいるものだったら、逆に続けて来れなかったと思う。
これからも、いろいろ勘違いしたり、間違えたりするんだろうけど、やれるだけのことはやったと思えたら、たぶん私は幸せだと思う。
このイチネン、いや半年、もしくはこの3ヶ月だけでもいろんなことがありましたが、すべてが今私が大事にしなければいけないことはなになのか、それを教えてくれるヒントのような気がしました。

考えてばかりいても、すすまないので、『すかさずさらう』『すかさず連絡』『すかさず行動』をモットーにばしっと決めていきたいです。
ナチュラルな状態は世界一ぼんやりしてるので・・・世界一すかさずやるぐらいでいないと、間に合わないの。要領わるいし、容量せまいからさ!!
ま、最近その自覚が行動に移せるようになりつつある感じです。










2006年06月09日(金) ライブの感想。

参加してきました、『フライア−パーク』八周年記念ライブ。

例により私は直前まで涙目(最近直前まで涙目状態がおおい)になっていましたが、本番ではスイッチオン状態になって楽しく演奏させていただきました。
某人気ユニットのフルーティストりえ教授が、御来場くださり、私の地味なバッグをひざにのせて保管してくださっていたので超はりきってがんばっちゃいました!!
教授ありがとうございます。

はじめてでかけたフライア−パークは、ビートルズやローリングストーンズなどのポスタ−がたくさんはられていました。そして、フライア−パークというだけあって本とにフライア−がたくさんおいてありましたよ。

初共演の古館さん、出田さん、釜鈴さん、そしてキッコリーズのみなさんの演奏も、おあつまりのお客さまをがっちりつかむパワーにあふれていて、ついでに自分もつかまれたみたいな感じでした。
楽しかったです!!


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