雑記

2005年12月26日(月) 何事もなかったかのように・・・・

再開したら怒られてしまうかしら、と思いつつ久しぶりの雑記です。
・・・・・・・・・やば、1年以上たってるorz
ほんと、申し訳ないです。ってか既にきっと忘れられてるでしょうね。
まあなんというか、言い訳はするまい。単なる怠け者でございます・・・・・
一応生きてはおりました。

休止してる間に百合姉妹が休刊したり、百合姫が創刊したりとなんだか色々あった気がする2005年の百合業界でしたねえ。
しばらくは今年の百合ネタで書くことはありそうだなあと思いつつ、ほんとにちゃんと書くのかわかったもんじゃないのが私の更新状況なわけで。
・・・・・ああ、ダメ人間だことorz

今年気になった作品とか語ろうかなとは思ってますが、とりあえず今日は放っておいたら誰も百合だと気づかないうちに消えていくんじゃないだろうかと思った百合本(笑)を見つけてしまったので紹介しときます。

「夢を売る少年(こども)たち」著・松山花子
何で誰も気づかないんじゃと思ったのかというと、まずこちらをどうぞ。
・・・・・どうみても女っ気ないし、下手したらBL系の表紙ですよね?
というか実際、買った店でもBLゾーンにおいてあったし(笑)
私も百合電波感じて手に取ったわけじゃないしね。
「スーパーアイドルお小姓組」っていう帯に書かれた文字を見て「どういうネーミングセンスだよ・・・ギャグなのか?」と興味本位で裏のあらすじ見てみただけなんですよ。
んでそのあらすじが
『のらが通う全寮制の女学院では、超人気アイドルグループ「お小姓兄弟」の話題で持ちきり。のらの恋人のマリアまで、「お小姓兄弟」の高松に夢中になってしまった・・・!!マリアの心変わりが許せないのらは、少年としてアイドルお小姓兄弟の新メンバーとなり、マリアの愛を独り占めしようと決意するが・・・!?』
これ見て百合?と疑問に思いつつも、のらの性別は女でいいんだよなとしばし悩み。
なんか、オチが待っているのではないかと疑いつつも買ってみたと。
結果、のらは女でした。ガチ百合でした。そしてギャグでした。

中表紙には、ひざまついて女生徒の左手薬指に指輪をはめる女生徒がいましたよ。
なんというか逆に新鮮。指輪交換してる百合カップルって他に思い出せないんだよな・・・・誰かいたっけ?
みんな、スカーフとかリボンとか女同士ならではの物を交換したがるからなかなかいないのよね、指輪の交換は。
最近は結構見てない百合作品あるからいるかもしれないけど。
男絡みまくりな設定なのでどうなのかなあとは思ったけれど、最後まで百合ギャグでしたね。
ハイテンション系ギャグじゃなくて、登場人物が全員どっかずれてて皆が皆大真面目に変な行動をするようなタイプのギャグ、かな。

百合的にはのらのマリアへのぞっこんぶりがなんかいいなあと。
男装したのらの写真をのらと気づかずに「この子に夢中なの」と言ったマリアに対して、それなら男の子としてマリアの「一番」になる!と行動するのらがなんともいじらしくて・・・
もっとも、いいとこでギャグ入っちゃったりするんで感情移入はしづらい話です。

んで、最後まで読んでみて知ったんですが、これこの作者さんの初連載作品だったそうで。でも結構この人の本見かけたことあるよなあと思ったら、初出はなんと97年。
97年・・・・!? と驚いたわけですよ。
97年っていったらウテナやってたころか・・・・・っていうと、わざわざ言うまでもなくほとんど百合なんて見かけなかった頃。検索してみたらマリみてもまだ始まってなかった。
商業系でこれ以前の本筋で百合やった作品なんていくつあるよ?ってくらいの頃ですな。
つまり、これギャグ百合でまるまる1本書かれた漫画としてはもしかすると一番古い作品かも。
八年前の作品が今頃発行されたのは百合ブームのお陰なのだろうか?とも思ったのだけれど、だとしたらどう見ても表紙が間違ってるんだよな・・・・・(笑)
BL好きなら手に取りそうな表紙だけど、あらすじ読んだら棚に戻されそうな気がするし・・・・・
百合好き需要を当て込むなら中表紙のカラーバージョンみたいなの見たかったなあと。
ほんと、表紙がこれなのが勿体無い。


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桜夜蒼樹 [MAIL] [HOMEPAGE]

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