パルレモアダムール

2004年10月05日(火)→→→欲望

わたしは今まで，「欲望」と「恋愛」は違うものだと，区切りのあるものだと，思っていた．山田詠美や内田春菊や江國香織を読んで，恋愛と欲望は共にあるものだと，頭ではわかっていても，やはり欲望は欲望で，その瞬間は欲望だけに支配されているのだとなんとなく思っていた．結局のところ，世間の風潮？と同じように，欲望を「汚いもの」として見ていたのだと思う．
でも，きょう，電車の中ではっと思った．恋愛と欲望は共にあるし，欲しいと思うことと愛しいと思うことに違いはないのではないかと．誰かを好きになった時，その人が欲しいと思って苦しむことは，ばかばかしいことだと．それは切り離すことができないものだと．
頭でわかることと本当にわかることってだいぶ距離があるものだ…
そして今さらそんなことに気付く自分って，とちょっと愕然．「考え」すぎるのも考えものだ．
再来週に，あの人に会えるかも．年に数回だけ，パブリックな場でだけ会える素敵な人，ってのもまあなかなかいいかも．そしてそういう人に欲望は…やっぱり感じないなあ…「アイドル」なんだろうなあ…