stray notes

氷砂糖

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きわめたいというほどではなくても
2013年11月15日(金)

もとから好きだったのだけれど、とくに詳しくはなく、無頓着に飲んでいたワインについて。最近はざっとだが本を読んでみたり、意識して飲んでみたりしている。以前は漠然と白ワインが好きかなーと思っていたが、赤でも好みのがあることに気づき。ちゃんと把握してみたいなーと思ったのがきっかけだ。

そういえば白ワインはドイツのばかり選んでいたけれど、たぶんリースリングが飲みやすかったんだな、とか。赤が苦手と思っていたけれど、カベルネ・ソーヴィニヨンの渋みが苦手だったのか、とか。ロゼはジンファンデルを使った甘口が好きだったなぁとか。若いころ、あまりに安いのを飲むと頭痛がしたなぁとか。思い出しながら本を読み。

スペインの白ワインにすごくおいしいのがあったり、イタリアの赤ワインでとても飲みやすいのがあったり、遅摘みの甘口は個人的にはハズレだったりと、手頃な価格帯でいろいろためしては、新たな発見を楽しんでいる。

そして多少とはいえ知識がつくと、ぼんやりと異国を思うようになった。わたしはすこしもアクティブな人間ではなく、むしろほうっておくとひきこもりっぱなしなほうだから、今後も外国を旅行することはないと思われる。それでも銘柄を見るとき、味を確かめるとき、遠くの土地やひとに思いをはせることはできるのだ。他の輸入品でも可能なはずだけれど、自然と思うようになったのは、これが初めてなので。世界が広がったようで面白いな、と思う。



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