徒然エッセイ&観劇記
エッセイ目次


2002年06月05日(水) ミュージカル「モーツァルト!」DEドイツ語探索(中級編)

やっとやっとの「モーツァルト!」・・・と、その前に
前回「エリザでドイツ語(上級編)」の問題の回答いっときましょう。

「ルドちゃんとトートのサビ(二番冒頭),
[Die Schatten werden langer,und die Lieder werden kalt und schrill.]
を訳して下さい。」

「影はどんどん長くなる」はそのまんまですねん。
で、「Lied」が「歌」で、複数になって「die Lieder」これが主語です。
「werden」が「〜になる」
「kalt」が「冷たい」
「schrill」が「甲高い」
つわけで、「歌は冷たく甲高くなる」が正解です(CD訳もこうなってます)

では、日本版東宝「モーツァルト!」も正式発表されたことですし、比較的簡単な(間違わなさそうな)この曲を取り上げてみましょう。
ウィーン版CDでは10曲目に収録されております、ヴァルトシュテッテン男爵夫人の「GOLD VON DEN STERNEN」
今回は文法説明などは抜きに、シンプルに読みと意味を追っていきます。
とりあえずこの美曲を歌えるようになっちゃいましょう(笑

Es war einmal ein Konig,(あるところに王様がいました
エス・バー・アインマル・アイン・ケーニッヒ
der lebte mit seinem Sohn in einem Schloss,(彼は彼の息子とお城に住んでいました
デア・レプテ・ミト・ザイネム・ゾーン・イン・アイネン・シュロス
das lag in einem Zaubergarten.(そのお城は魔法の庭の中にありました
ダス・ラーグ・イン・アイネム・ツァウバーガルテン
※lag←liegenの過去形

Und weil der Konig alt(その王様は年をとっていて
ウント・ヴァイル・デア・ケーニッヒ・アルト
und von der Welt enttauscht war,(世の中に失望しておりました
ウント・フォン・デア・ベルト・エントウシュト・バー
※enttauschen(失望する)
war die Mauer sehr hoch,(だから城壁はとても高く
バー・ディ・マウアー・ゼア・ホッホ
und das Tor immer zugesperrt.(門はいつも閉ざされていました
ウント・ダス・トア・イマー・ツーゲシュペルト
※sperren(封鎖する)
Es gibt,sprach der Konig,(王様は言いました
エス・ギープト・シュプラッハ・デア・ケーニッヒ
keinen besseren Ort.(ここよりいいところはない、と
カイネン・ベセレン・オルト
Doch die Sehnsucht sprach zum Prinzen;(しかし憧れが王子様に語りかけます
ドッホ・ディー・ゼーンズーフト・シュプラッハ・ズム・プリンツェン
Du musst hier fort!(貴方はここから遠く離れるべきです
デゥー・ムスト・ヒア・フォルト

Manchmal nachts fallt Gold von den Sternen.(ときおり夜中に星々から金が降る場所がある
マンシュマル・ナハツ・フェルト・ゴルト・フォン・デン・シュテルネン
Du kannst es finden(貴方はそれを見つけられる
デゥー・カンスト・エス・フィンデン
da draussen,wo noch keiner war.(今まで行った事もない場所で
ダ・ドラウセン・ヴォー・ノッホ・カイナー・バー
Sein heisst Werden, (存在するいうことは変わるということ
ザイン・ハイスト・ベルデン
Leben heisst Lernen.(生きるということは学ぶということ
レーベン・ハイスト・レルネン
Wenn du das Gold von den Sternen suchst,(もし貴方が星々から降る金を探したければ
ベン・デゥ・ダス・ゴルト・フォン・デン・シュテルネン・ズーフスト
musst du allein hinaus in die Gefahr.(貴方は一人で、危険な外の世界へ行かねばなりません
ムスト・デゥー・アライン・ヒナウス・イン・ディー・ゲファー

Da daussen wirst du scheitern,(外の世界はお前を挫折させるだろう
ダ・ドラウセン・ビルト・デゥー・シャイターン
※scheitern(挫折する)
sprach der Vater zum Sohn.(父は息子にそう言いいました
シュプラッハ・デア・ファーター・ズム・ゾーン
Genau wie ich.(私が今から言うように
ゲナウ・ビー・イッヒ
Drum bleib in unserm Zaubergarten!(お前は私たちの魔法の庭にいるのがよいのだ!
デゥルム・ブライブ・イン・ウンザーム・ツァウバーガルテン
※drum(Sei's〜 それでよいだろう)

Ich geb dir Sicherheit.(私がお前に安全を与えてやろう
イッヒ・ゲープ・ディア・ジッヒャーハイト
Nur um dich zu beschutzen,(ただお前を守るために
ヌア・ウム・ディッヒ・ツー・ベシュッツン
ist die Mauer so hoch, und das Tor immer zugesperrt(城壁はこんなに高く、門はいつも閉ざされているのだ
イスト・ディー・マウアー・ゾー・ホッホ、ウント・ダス・トア・イマー・ツーゲシュペルト
Die Liebe des Konigs sprach aus jedem Wort.(どの言葉も王様の愛を伝えますが
ディー・リーベ・デス・ケーニッヒス・シュプラッハ・アウス・イェーデム・ヴォルト
Doch die Sehnsucht sprach zum Prinzen;(憧れが王子様に語りかけてくるのです
ドッホ・ディー・ゼーンズーフト・シュプラッハ・ツム・プリンツェン
Du musst hier fort!(遠くへ行くべきだ!と
デゥー・ムスト・ヒア・フォールト

Am Rand der Welt fallt Gold von den Sternen(世界の果てに星々から金の降る場所がある
アム・ラント・デァ・ベルト・フェールト・ゴルト・フォン・デン・シュテルネン
Und wer es findet,(それを見つけた人間は
ウント・ヴェア・エス・フィンデット
erreicht,was unerreichbar war.(手の届かないものに手が届く
エライヒト・バス・ウンエアライヒバー
Sein heisst Werden, (存在するいうことは変わるということ
ザイン・ハイスト・ベルデン
Leben heisst Lernen.(生きるということは学ぶということ
レーベン・ハイスト・レルネン
Wenn du das Gold von den Sternen suchst,(もし貴方が星々から降る金を探したいなら
ベン・デゥ・ダス・ゴルト・フォン・デン・シュテルネン・ズーフスト
musst du allein hinaus in die Gefahr.(貴方は一人で、危険な外の世界へ行かねばなりません
ムスト・デゥー・アライン・ヒナウス・イン・ディー・ゲファー

Lieben heisst manchmal loslassen konnen.(愛するということは 時に相手を解き放つことが出来るということ
リーベン・ハイスト・マンシュマル・ロスラッセン・ケネン
※loslassen(解放する)
Lieben heisst manchmal vom Geliebten sich trennen.(愛するということは 時に愛する人を遠ざけるということ
リーベン・ハイスト・マンシュマル・フォム・ゲリープテン・ジッヒ・トレネン
※Geliebten(恋人)
Lieben heisst ,nicht nach dem eignen Gluck fragen.(愛するということは 時に自らの幸福を追わぬということ
リーベン・ハイスト・ニヒト・ナッハ・デム・アイグネン・グルック・フラーゲン
Lieben heisst unter Tranen zu sagen:(愛するということは 泣きながらこう言うことなのです
リーベン・ハイスト・ウンター・トレーネン・ツー・ザーゲン
※Trane(涙)

Weit von hier fallt Gold von den Sternen.(ここから遠く離れた場所で星々から金が降る
バイト・フォン・ヒア・フェルト・ゴルト・フォン・デン・シュテルネン
Du kannst es finden(貴方はそれを見つけられる
デゥー・カンスト・エス・フィンデン
da draussen,wo noch keiner war.(今まで行った事もないその場所で
ダ・ドラウセン・ヴォー・ノッホ・カイナー・バー
Sein heisst Werden, (存在するいうことは変わるということ
ザイン・ハイスト・ベルデン
Leben heisst Lernen.(生きるということは学ぶということ
レーベン・ハイスト・レルネン
Wenn du das Gold von den Sternen suchst,(もし貴方が星々から降る金を探したければ
ベン・デゥ・ダス・ゴルト・フォン・デン・シュテルネン・ズーフスト
musst du fort von Zuhaus und nur auf dich gestellt(貴方は家を出て 自力で生きて行かなければなりません
ムスト・デゥー・フォルト・フォン・ツハウス・ウント・ヌア・アウフ・ディッヒ・ゲシュテルト
allein hinaus in die Welt voll Gefahr.(一人きりでここを出て、危険に満ちた世界へ
アライン・ヒナウス・イン・ディー・ヴェルト・フォル・ゲファー
in die Welt voll Gefahr(危険に満ち満ちた世界へ
イン・ディー・ベルト・フォル・ゲファー


ではクエスチョン!
10月から始まる日本版モーツァルト!で、この曲を歌うのは一体誰でしょう?

モーツァルト!の訳詞は他にも個人的にやりましたが、正訳率が低そうなので(汗)アップを躊躇っております。その前にもっとマイナーそうな「TANZ DER VAMPIRE」をアップしようかな・・・
とりあえず予定ハ未定。

♪manchmal in der Nacht・・・♪

この講座は、貴方と私の言葉の掛け橋のへぴょん出版及び・・・スポンサー募集中




2002年06月04日(火) ミュージカルDEドイチュ語講座(上級編)

はい、お待たせしました、ドイチュ語講座エリザ上級編!
と、その前に、中級編の宿題の答えをば。

問1 以下の例文をドイツ語訳してちょ。
「彼は誰ですか?」
「彼は、山口祐一郎です。」

答え
[Wer ist er ?]
[Er ist Herr.Yuichiro Yamaguchi.]

問2 以下の例文を日本語訳してちょ

Er ist mein Freund.
Wenn Ich ihn brauch,kommt er zu mir
Er bleibt mir nah.

答え
「彼は私の友達です。
 私が彼を必要とした時、彼は私のところに来ます。
 彼は私の近くにいます。」

とゆーわけでした。

さて、本日は予告どおり、日本語詞では「闇が広がる」と題された、大人気!死のルドルフ洗脳曲を取り上げます。
ドイツ語原題は
[Die Schatten werden langer←aウムラウト](ディー・シャッテン・ヴェァデン・レンガー)
さあ、こいつを一緒にちまちま翻訳してみましょう。

★まず、分からない単語を辞書で引きまくる★

Schatten(シャッテン)男性名詞 英語(shadow)
意味・・・影

werden(ヴェアデン)動詞 英(become) 助動詞 英(will)
意味・・・〜になる

lang(ラング)形容詞 英(long)
比較級 langer(aウムラウト)最上級 langst(aウムラウト)

ほら〜何となく見えて来ませんか?
影が、なる、より長く。影はだんだん長くなるぅぅぅ

じゃあ原詞に入る前に、上級編を読む前の心構えを。

★「語順は気にするな!」

中級編補講でやったように、ドイツ語は英語的語順では読めません。
でもパズルみたいに言葉を組み立てていけば、必ず分かります。

それでは、Todさんの一発目の歌唱を見てみましょう。


[Zeit,dass wir uns endlich sprechen.](ツァイト・ダス・ヴィア・ウンス・エントリッヒ・シュプレッヘン)


Zeitは初級でやりました〜なんでしたっけ?
[dass]は「〜ということ」前の[Zeit]を受けて、以下のような[Zeit]であるという説明です。
どんな時?
[wir]は「私たち」で多分主語。
[uns]は[wir]の人称変化[Wir , unser , uns ,uns]の三番目か四番目。
[endlich]は「ついに」
最後の[sprechen]を辞書で引くと?

[sprechen]動詞 話す 英(speak)
人4格と話す

というわけで、きっとこれは[sprechen+uns]で「私たちが話し合う」てな意味になってるんでしょう。

つまり、「時、私たちがついに話し合う」
意訳「ついに私たちが話し合う時が来た」

どうでせう?

では続き行きますよ〜。


[Zeit,das Schweigen zu durchbrechen](ツァイト・ダス・シュヴァイゲン・ツー・デゥルフブレッヘン)


Sheweigen(沈黙)中性名詞 中性名詞の冠詞一格・四格はdas(英語で言うthe)
durchbrechen(打ち抜く)
zu+動詞で 〜すること(英語で言うto+不定詞)

時、沈黙を打ち破ること
→「沈黙を打ち破る時が来たのだ」


[Du kennst mich.](デゥー・ケンスト・ミッヒ)


kennstの原型は人称変化stを取ってenをつけたkennen(4格を知る)

よって訳は「お前は私を知っている」


[Ja,du kennst mich!](ヤー・デゥ・ケンスト・ミッヒ)

「そう、お前は私を知っているはずだ!」


[Weisst du noch,du warst ein Knabe,](ヴァイスト・デゥー・ノッホ・デゥー・ヴァルスト・アイン・クナーベ)


weisstはwissen(知っている)の二人称形。英語の動詞のように、独語にも不規則変化があります。
wissen の二人称も、wisstでなくweisstになります。これは段々慣れて覚えるしかないです。
noch(まだ)
warstは[du bist](君は〜である)の[bist]の過去形です。
Knabe(少年)男性名詞

「お前はまだ知っている。お前が少年の頃」


[als ich dir versprochen habe,](アルス・イッヒ・ディア・フェアシュプロッヘン・ハーベ)


als(〜したとき)
versprochenはversprechen(3格と約束をする)の過去分詞
dirが3格、habeが過去分詞の時勢を表し「〜したことがある」

「私がお前と約束をしたとき」→一行前に戻って「お前は少年だった」


[dass ich dir immer nah bleib'.](ダス・イッヒ・ディア・イマー・ナー・ブライブ)


dass以下、どんな約束だったか?の説明です。
immer(いつも)
nah(近く)
[bleib']は[bleiben]留まる
何か見た感じの単語ですね〜。

「私はいつもお前の側にいると」


以上三行を、下から訳し上げてまとめます。
意訳「私がいつもお前の側にいると約束をした時、お前は少年だった。お前はそのことをまだ覚えているはずだ」


Rudolf:
[O,Ich hab dich nie vergessen: ](オー・イッヒ・ハーブ・ディッヒ・ニー・フェアゲッセン)


「おお、僕は君を忘れたことがない」


でわここで文法をちょいと解説しておきませう。

ーーーーーーーーーーーーーー

★過去分詞〜したことがある

初級でもちょっと触れましたが、ドイチュ語の過去分詞は英語と同じく「haben+過去分詞」で作ります。
ただし独語の場合、habenは主語に従って活用、過去分詞は語尾に移動します。
例えば、「私は貴方を忘れたことがない」←さっきのルドちゃん最初の歌唱

Ich habe dich nie vergessen. nie(ニー:一度も〜ない)vergessen(フェアゲッセン:忘れる)

歌の中では、[habe]のe が落ちています。多分音の感じで、歌唱の場合わざと落とすんじゃないかなあ(適当)
私以外の主語の場合、[haben]の変化は
あなたは[du hast](デゥー・ハスト)
彼は[er hat](エア・ハット)
私たちは[wir haben](ヴィア・ハーベン)
あなたたちは[ihr habt](イア・ハプト)
彼らは[sie haben](ヅィー・ハーベン)

ちなみにトートの[als ich dir versprochen habe,]では何故[habe]が後置されてるのかというと、
[als]という枠構造を持つ単語が前にあるからです。「〜した時」とかいう場合、動詞が後ろに行ってしまうという、、、まあそんな細かいことは気にせんで下さい(^^

ーーーーーーーーーーーーーー

どんどんいきましょー。


[Meinen Freund,nach dem ich rufe,](マイネン・フロイント・ナッハ・デム・イッヒ・ルーフェ)

「僕の友達、僕が呼ぶ」 

[wenn mich meine Angste fressen...](ベン・ミッヒ・マイネ・アングステ・フレッセン)

[Angst](不安)女性名詞 複数になると[Angste]aウムラウト
[fressen](侵食する・蝕む)

「僕が不安に蝕まれたとき」

以下合体訳「不安に苛まれると、僕が呼んだ友達」


Tod;
[Ich komm,weil du mich brauchst-](イッヒ・コム・ヴァイル・デゥー・ミッヒ・ブラウフスト)

[weil](〜なので 定動詞後置)

「お前が私を必要とするから、私はやって来るのだ」


Tod&Rudolf:
[Die Schatten werden langer,](ディ・シャッテン・ヴェルデン・レンガー)

「影はどんどん長くなる」

[und doch bleiben alle blind und stumm.](ウント・ドッホ・ブライベン・アレ・ブリント・ウント・シュテゥム)

alle(皆)これが主語
doch(まったく〜ではないか・しかし)
blind(目の見えない・盲目の)
stumm(口のきけない)

「しかし人々は盲目で、口もきけないまま」

[Zum Klang der Rattenfangerウムラウト](ツム・クラング・デア・ラテンフェンガー)

zum [zu dem]の融合形
Klang(音・響き・調べ)男性名詞
Rattenfanger(ネズミを取る人・民衆を惑わす人)男性名詞

「ネズミ取りの笛の音に」

[tanzt man wild um's Goldne Kalb herum.](タンツト・マン・ヴィルト・ウムス・ゴルドネ・カルプ・ヘルム)

[wild](野生の・手におえない・激しい・怒り狂う)
[Kalb](仔牛)[Goldne Kalb](黄金の仔牛・富を象徴)中性名詞
[herum/tanzen um 4格](〜の回りを踊り回る)分離動詞

「人々は黄金の仔牛の周りを踊り狂う」

[Die Schatten werden langer!](ディ・シャッテン・ヴェルデン・レンガー)

「影はどんどん長くなる!」

[Es ist funf vor zwolf!](エス・イスト・フゥンフ・フォア・ツヴェルフ)

「今、十二時五分前!」

[Die Zait ist beinah um.](ディ・ツァイト・イウト・バイナー・ウム)

[beinah](ほとんど)英[nearly]

「残された時間は少ない」


うわわ。一番だけでこんなんなっちゃいました〜
つーか、二番は更に難しくて大変なので、この曲はここまで!
続きを知りたい人は、御自分で頑張って下さい〜☆

じゃあ二番の中から宿題出しておきませう。

ルドちゃんとトートのサビ,
[Die Schatten werden langer,und die Lieder werden kalt und schrill.]
を訳して下さい。

てわけで、今回はこの辺で・・・次回は、同じ人の作ったアレあたりやってみようかな?(予定ハ未定)

♪Manchmal nachts fallt Gold von den Sternen・・・・♪

この講座は、貴方と私の生涯学習、のへ生命の提供でお送り致しました


2002年06月03日(月) ミュージカル「エリザベート」DEドイチュ語講座(中級編・補講)

初級から中級へいきなしレベルアップしちゃってびっくらこいた方がいっぱいいたようなので(それに上級編には私もまだついていけない→おいおい)ちょっぴり補講です。
中級編では個々の単語の意味・読みや文法説明を極力無視して英語頼りにしましたが、ちょっとここらでまとめておきませう。

ではまず単語。「ママ、どこなの?」に出てきて、他の曲でもよく出て来る頻出単語を上げてみます。

☆名詞

Kind(キント・子供)[d]は語尾だと「ト」と読みます。英語[child]
Freund(フロイント・友達)[eu]は「オイ」と読みます。[friend]

☆形容詞

kalt(カルト・寒い)[cold]
finster(フィンスター・暗い)[dark]

☆副詞

so(ゾー・とても)[so]
nah(ナー・近くに)[a]母音のあとに[h]があると、母音を伸ばします [near]
fort(フォルト・遠くに)[far]
jetzt(イェッツト・今)[j]は英語の[y]と同じ読み [now]
manchmal(マンシュマル・ときどき)[ch]は「チ」でなく「シュ」と読みます[sometimes]
immer(イマー・いつも)[always]

☆動詞

horen(oウムラウト・ヘーレン・聞く)[hear]
sagen(ザーゲン・言う)母音の前の[s]はザと濁る [say]
weinen(バイネン・泣く)[w]は英語の[v]と同じ読み [cry]
rufen(ルーフェン・呼ぶ)[call]
kommen(コメン・来る)[come]
bleiben(ブライベン・とどまる)[ei]は「アイ」と読みます。[stay]
fahren(ファーレン・旅行する)[leave,goなど]

☆その他重要語

niemand(ニーマント・誰も〜ない)[ie]は「イー」と読みます。[nobody]
doch(ドッホ・でも)[but]

☆重要表現

mochte(oウムラウト 〜したい)
[Ich mochte weinen.](私は泣きたい)など、あとに動詞の原型を取る。


おお、やればやるほど、ドイツ語入門に丁度いい曲だ(笑)
では、こっからちょいと文法説明に入りますよ〜

ではまず「ママ、どこなの?」のトート様の最初のセリフを取り上げてみます。


Sie hort dich nicht [She doesn't hear you ]oにウムラウト
(ズィー・ヘールト・ディッヒ・ニヒト)
彼女はお前の声を聴いていない


[horen]oにウムラウト(上に二つ点)が「聞く」という動詞の原型です。
何故[hort]になってしまうか!?というと、主語が[sie]だから、なんですね。
ドイツ語は、主語にあわせて動詞を律儀に変化させます。英語の場合、三人称単数(he,she,it)にsがつくだけなのに、まったくめんどくさいったらありゃしません。まあ読む分には無視していいんですけど。
一応どう変化するのか、書いておきます。

全てoにウムラウト(oウムラウトは口をオの形にしてエと発音します)
[ich hore](ヘーレ)
[du horst](ヘルスト)
[er(sie,es) hort](ヘルト)
[wir horen](ヘーレン)
[ihr hort](ヘルト)
[sie horen](ヘーレン)
最後のenを、主語によって「e st t et t et]と変えます。ので、エストテンテンとか言って覚えます(笑)
そんなわけで、「彼女が聞く」場合「Sie hort」です。

[Ich liebe dich]の[lieben]が[liebe]になちゃうのも、主語が[ich]だからです。
お前を、が[dich]というのは、人称変化でやりましたね〜。
これで[Ich liebe dich]の謎は全て解けた!(きらーん☆)

で、[nicht]英語で言う「not」ですが、ドイツ語の場合、あらぬところに来るっていうか結構適当な位置にあったりします(いやほんとはちゃんと意味あんだけど←どうやら直前直後のものを否定するらしい)
とりあえず英語みたいに、必ずしも動詞の直前にはないのです。

では次。


Jetzt bin ich wach und furchte mich.[Now I am awake and fear.][furchten](恐れる)← uにウムラウト
(イエッツト・ビン・イッヒ・バッハ・ウント・フィルフテ・ミッヒ)uウムラウトは口をウの形にしてイと発音する
今、僕は目が覚めて、恐いんだ


あれ?英語の[I am]「私は〜である」って[Ich bin]じゃないの?何で[bin ich]ってなっちゃってるの?
はい。それはねお嬢さん、ドイツ語には、「動詞は二番目」原則があるのでふ。
なんか色々例外もあるんだけど、主語をほっぽっといて動詞を二番目に置けコンチクショー!らしいでっせ。それに際しては、主語でさえもあとへあとへ回されちまうんです。

かようにドイツ語は文法全体として、英語のように語順が主語+動詞+目的語と素直に並んでません。主語があとの方にあったり、動詞が最後に来たり、なかなか大変です。
その代わり、単語を色々変化させてどう意味してるのかを示すわけです。

例えば文中に[liebst]とあった場合、主語は他に紛らわしいものがいくつあろうと[du]でなきゃおかしいわけですね。

てわけで、ドイツ語は冠詞、英語で言う[a]や[the]まで律儀に変化させます。しかも男性・女性・中性名詞で変化が違うという・・・ぬおお
男性一格は[der]男性名詞・・・例えば[Schatten(シャッテン)影]は
主語だった場合[der Schatten]ですが、2・3・4格は[des,dem,den]
つまり「私はその影を愛する」の場合、
[Ich liebe den Schatten.]となります。

同様に女性一格は[die]中性一格は[das]複数一格は[die]でそれぞれ4格まで変化しますが、あげていくと皆様の頭が混乱してしまふ恐れがあるので、やめます。
とりあえず、derだのdieだの出てきたら英語の[the]だと思えば由。
それから[Ich bin ein Freund.(♪友達さ〜)]など、[ein]とかゆーのがが出てきたら[a]だと思えば由。
難しいことは、大雑把に理解してから覚えませう。

これで、大抵の中級文法はマスターだぜ!!

あんましやると頭爆発しちゃうので(私が)今回はこれにて。
次回はとうとう、ムリヤリ影をどんどん長くします。でわ!

♪Die Schatten werden langer(aウムラウト←これ書くのいい加減めんどくさい)♪

このHPは、あなたと私の万華鏡、「のへビューティー」の提供でお送りしました。



2002年06月02日(日) ミュージカル「エリザベート」DEドイチュ語講座(中級編)

さあ!中級編に突入ですよ!初級よりぐぅんとレベルアップですが、英語を頼りに頑張っていきましょう。(横に長いので、なるべく画面を大きくして見ることをオススメします。前の画面で右クリック「新しいウィンドウで開く」とか)


本題に入る前に、前回の問題の答えをば。
「Ich brauch dich,du bist mein Engel.」超簡単でしたね!
では、本日の問題。

問1 以下の例文をドイツ語訳してちょ。
「彼は誰ですか?」
「彼は、山口祐一郎です。」

問2 以下の例文を日本語訳してちょ

Er ist mein Freund.
Wenn Ich ihn brauch,kommt er zu mir
Er bleibt mir nah.

こいつぁきっと、本日の講座をちゃぁんと受ければ解けちゃいますよ。
では、本日最初の御題・・・「疑問詞も英語にクリソツだ!」

英語疑問詞、いつどこでだれがなにを〜〜
ドイツ語に直してみると・・・

日本語=英語=ドイツ語
なに=What=Was(ヴァス)
いつ=When=Wenn(ヴェン)
だれ=Who=Wer(ヴェア)
どこ=Where=Wo(ボー)
なぜ=Why=Warum(バールム)

どのように=How=Wie(ヴぃー)

よって、
[Mama,where are you ?]=「Mama,wo bist du ?」(ママ、どこなの?)

というわけで、「Elisabeth」の中から、子役が歌っているだけに一番簡単なこの曲を取り上げてみませう。
動詞・名詞の活用語尾まで解説すると大変なので略します。読んで行く分にはそんなこだわらなくても分かりますからね。

ドイツ語と英語を照らし合わせると、ドイツ語単語それぞれの意味が見えてきますよ。


RUDOLF,das Kind: [RUDOLF,the child:](以下はルドルフって子供が歌うセリフ)

Mama,wo bist du ?[Mama,where are you ?]wo=where(どこ)
(ママ・ボー・ビスト・デゥー)
ママ、何処にいるの?

Kannst du mich horen?[Can you hear me ?]horenはoの上にウムラウト(二つ点)←PCで書けません
(カンスツ・デゥー・ミッヒ・ヘーレン)[horen](聴く)oウムラウトは口をオの形にしながらエと発音します。
直訳:僕の声を聴くことが出来ますか?→聞こえてるの?

Mir ist so kalt.[I am so cold.]
(ミア・イスト・ゾー・カルト)
僕はとても寒いんだ

nimm mich in den Arm.[Hold me in your arm]nimmの原型はnehmen(取る・受ける)
(ニム・ミッヒ・イン・デン・アーム)
直訳:貴方の腕で僕を抱き締めろ(命令形)→抱き締めてよ

Jeder sagt.ich darf nicht storen[Everyone says,I should not disturb(you)]darfen=should(〜してもよい)
(イェダー・ザークト・イッヒ・ダルフ・ニヒト・シュテーレン)storenのoにウムラウト(邪魔をする)
皆が言うんだ、邪魔をしてはいけないって

Warum darf ich nicht bei dir sein ? [Why should not I am by your side ]warum=why(何故)
(バールム・ダルフ・イッヒ・ニヒト・バイ・ディア・ザイン)
直訳:何故僕は貴方の側にいてはいけないの?→側にいてはいけないの?

Mama,mein Zimmer ist nachts so finster.[Mama,my room is so dark in the night]
(ママ・マイン・ツィマー・イスト・ナハツ・ゾー・フィンスター)[Zimmer(部屋)]
ママ、僕の部屋は夜になるととても暗いんだ

Jetzt bin ich wach und furchte mich.[Now I am awake and fear.][furchten](恐れる)← uにウムラウト
(イエッツト・ビン・イッヒ・バッハ・ウント・フィルフテ・ミッヒ)uウムラウトは口をウの形にしてイと発音する
今、僕は目が覚めて、恐いんだ

Niemand streicht mir uber's Haar,wenn ich wein'[No one calm my hair,when I cry.]uberのuにウムラウト
(ニーマント・シュトライヒト・ミア・ウバース・ハー・ヴェン・イッヒ・ヴァイン)
直訳:誰も僕の髪をなでてくれない。泣いている時も→泣いても誰も僕の髪を撫でてはくれないんだ。

Warum lasst du mich allein? [Why do you leave me alone ?]lasstのaにウムラウト(原型[lassen(〜させておく)])
(ヴァルム・レスト・デゥー・ミッヒ・アライン)aウムラウトはアの口の形でエと発音
何故僕を一人ぼっちにしておくの?


・・・ここで一旦休憩。文法的なことをもう一つ。
今まで全く説明してませんでしたが、ドイツ語の人称とBE動詞、何となぁく検討ついてきたでせう。

英語BE動詞→ドイツ語BE動詞
[I am ]  [Ich bin](イッヒ・ビン 私は〜である)
[You are] [Du bist](デゥー・ビスト あなたは〜)
[He is]  [Er ist ](エア・イスト 彼は〜)
[She is] [Sie ist](ジー・イスト 彼女は〜)
[It is] [Es ist](エス・イスト それは〜)
[We are] [Wir sind](ヴィア・ジント 私たちは〜)
[You are] [Ihr seid](イア・ザイト あなたたちは〜)
[They are][Sie sind](ジー・ジント かれらは〜)

別に全部暗記しなくったってええです。何度も聞くうちになんとなく覚えちゃいます。
ではトート様のおでましだぁ!


TOD:[death:](以下はトート「死」のセリフ)

Sie hort dich nicht [She doesn't hear you ]oにウムラウト
(ズィー・ヘールト・ディッヒ・ニヒト)
彼女はお前の声を聴いていない

ruf' nicht nach ihr ![Don't call her !] [rufen(ルーフェン)呼ぶ]
(ルーフ・ニヒト・ナッハ・イアー)
彼女を呼ぶのはやめなさい

RUDOLF:

Wer bist du ? [Who are you ? ]wer=who(誰)
(ベア・ビスト・デゥー)
貴方は誰?

TOT:

Ich bin ein Freund.[I am a friend.]←[eu]はオイと読みます。
(イッヒ・ビン・アイン・フロイント)
友達さ

Wenn du mich brauchst,komm ich zu dir- [When you need,I come to you ][z]はツと読みます
(ベン・デゥー・ミッヒ・ブラウフスト・コム・イッヒ・ツー・ディア)
君が必要とすれば、私はやって来る

RUDOLF:

Bleib da ! [stay here !]bleiben(留まる)
(ブライブ・ダ)
ここにいて!

TOT:

Ich bleib' dir nah ! [I stay near you ! ]nah=near(近くに)
(イッヒ・ブライブ・ディア・ナー)
ああ、側にいるよ


ちょーっと待ったぁ!
[You]が[Du]なのは分かったけど、じゃあ[dir]とか[dich]てのは何なのさ?

はい、それはあーた、英語の授業でやったあいまいみーまいんと同じさ。
[I , my , me , mine ] 私が、私の、私を、私のもの
ちょっと意味が違っちゃいますが、ドイツ語では
[Ich , mine , mir , mich ]て感じです。私が、私の、私に、私を(大体ね)
一格、二格、三格、四格と呼びます。

例えば[Ich liebe dich]の場合、[lieben(愛する)]は四格支配の動詞なので、あなたを愛するんだったら[du]でなく[dich]となります。
では、格変化羅列〜。

[Ich , mein , mir , mich ] 私(イッヒ・マイン・ミア・ミッヒ)
[Du , dein , dir , dich ] あなた(デゥー・ダイン・ディア・ディッヒ)
[Er , sein , ihm , ihn ] 彼(エア・ザイン・イーム・イーン)
[Sie , ihr , ihr , sie ] 彼女(ズィー・イア・イア・ズィー)
[Es , ihr ,ihm , es ] それ(エス・イア・イーム・エス)
[Wir , unser , uns ,uns] 私たち(ヴィア・ウンザー・ウンス・ウンス)
[Ihr , euer , euch ,euch ] あなたたち(イア・オイアー・オイホ・オイホ)
[Sie , ihr , ihnen , sie ] 彼ら(ズィー・イア・イーネン・ズィー)

こんなの覚えてらんなーい!!!
大丈夫、いいんですそれで(笑)次行きましょう〜


RUDOLF:

Wenn ich mich anstreng',kann ich ein Held sein.[If I try,I could be a hero ]
(ヴェン・イッヒ・ミッヒ・アンシュトレング・カン・イッヒ・アイン・ヘルト・ザイン)
僕だって頑張れば、英雄になれるんだ

Gestern schlug ich eine Katze tot.[Yesterday I stroke a cat to death.]
(ゲシュテルン・シュルーク・イッヒ・アイン・カッツェ・トート)[schlugはschlagen(殴る)の過去形]
昨日僕は猫を殴り殺したんだ。

Ich kann hart und bos'wie die Welt sein.[I can be cool and bad how the world is.]
bos'(oウムラウト)はbose(oウムラウト・悪い)の[e]を[']で省略したもの
(イッヒ・カン・ハルト・ウント・ベスヴィー・ディー・ヴェルト・ザイン)
僕もこの世の中のように冷酷で悪い奴になれるんだ

Doch manchmal war'ich lieber ganz weich.[But I sometimes want to be kinder]
(ドッホ・マンシュマル・バーイッヒ・リーバー・ガンツ・ヴァイヒ)
でも時にはもっとやさしくなりたいんだ

Ach,mama ich mochte immer bei dir sein.[Oh,mama I always want to be near you]
(アッハ・ママ・イッヒ・メヒテ・イマー・バイ・ディアー・ザイン)[mochte]oウムラウト(〜したい※頻出!)
ああ、ママ、僕はいつもママの側にいたいんだ

Doch fahrst du fort,[But you leave far away] [fahrst]aウムラウト 原型は[fahren(出かける)]
(ドッホ・フェールスト・デゥー・フォルト)
でも貴方は遠くへ行ってしまう

nimmst du mich nicht mit.[you don't take with me]
(ニムスト・デゥー・ミッヒ・ニヒト・ミット)
直訳:僕と一緒じゃなく→僕をおいて

Und wenn du da bist,schliesst du dich ein.[And when you are here,you are closing alone.]
(ウント・ヴェン・デゥー・ダ・ビスト・シュリースト・デゥー・ディッヒ・アイン)
それにうちにいるときでも、鍵を閉めて閉じこもってしまう

Warum lasst du mich allein? [Why du you leave me alone ?]lasstのaにウムラウト 
(ヴァルム・レスト・デゥー・ミッヒ・アライン)
何故僕を一人ぼっちにしておくの?


いやいや、完璧に理解出来んでも、なぁんとなく分かりゃーええんですよ。
私にゃあ、英語訳のが難儀でした・・・色々間違ってるかも(汗)

つわけで、無事(?)ルドちゃんは死とお友達になりました。
次回は・・・そう、上級編ですわよ!!
みんな、ムリヤリついてきてね!

♪な〜がい〜ちーんーもーくーの とぉきは終ーわったぁのーさ・・・

このHPは明るい家族計画を推奨する「無限会社のへぴよん」の提供でお送りしました。


2002年06月01日(土) ミュージカル詞的事情DEドイツ語講座(初級編)

ミュージカルの詞は、アホである。

などと書き出してみたりして。いやはや、最近某ミュージカルの英語詞をちゃんと文字で見まして、そのへろへろ具合に笑っちゃいましただよ。
「I NEED YOU,YOU ARE MY ENGEL」とかマジで言うんだよ!(この例文は一応創作です)日本だってなんだっておんなじなんだけど、こうして文字で見ると目が覚めるよね。
ミュージカルハマり始めの頃は、「なんなのこの甘ったるいおこちゃまな言葉の羅列は!(ついでに日本の訳は古くさい言葉を使う)」と思ったもんだけど、そういう違和感を思い出しました。
いや、もう慣れちゃったからいーんです。音楽劇っつーのはそういうもんだ。極力分かりやすく感情に訴える言葉、ミュージカル語を使うのだ。

同じミュージカルの英語詞、ドイツ語詞、日本語詞を手繰ってみて、あ、そうかーって気付きました。
ミュージカル語。つまり、日常ではあまり使わないのに、何故か歌詞だと頻出する単語があって、もうどのミュージカルだろうとそりゃーばんばん出てくるんす。
そうすると、ドイツ語詞なんかでも、超限られた単語しか分からなくても何となく意味を拾えてしまうんだな。
特にラブソングなんか、大体言ってることはどの曲もおんなしだから分かりやすいことこの上ねぇ(笑)

でもって、英語とドイツ語っていうのは、単語的になんだか似てるんざますよ。
というわけで、ここからはマジでよく出る単語を「日本」「英語」「ドイツ語」の順に列挙しつつ、ちょいとドイツ語講座をしてみたいと思います。

☆名詞・副詞

「心」[heart] [Herz(ヘルツ)]←名詞は語頭が大文字です。
たまに[r]でちょっと巻き舌する歌い手さんがいます。

「天使」[angel] [Engel(エンゲル)]←ほとんどローマ字読みでOKです。
例:君は僕の天使だ![You are my angel] [Du bist mein Engel]

「星」[star] [Stern(シュテルン)]←[s]の後ろが子音の時は「シュ」と読みます。

「太陽」[sun] [Sonne(ゾネ)]←[s]の後ろが母音の時は「ゾ」と濁ります。

「月」[moon] [Mond(モント)]←[d]が最後に来ると「ト」と読みます。
実際は「ト」じゃなくて「テゥッ」って感じで発音してね。

「世界」[world] [Welt(ベルト)]←[W]はヴと読みます。英語の[V]だと思えばいいです。

「時」[time] [Zeit(ツァイト)]←[ei]はエイではなくアイと読みます。

「一人ぼっち」[alone] [allein(アライン)]←上に同じ

「自由な」[free] [frei(フライ)]←これもですね
エリザベートが好きな言葉ですねん^^

「夜に」[in the night][in der Nacht(イン・デア・ナハト)]←[ch]は喉から声で「ハ・ヒ・ホ」
ナハトほんと多い。「ハ」のとこがドイツっぽく喉の奥から絞り出す発音(聴いてて楽しいよ〜^^)

☆接続詞

「〜と・そして」[and] [und(ウント)]←[d]はトと読みます。
「だから」[so] [so(ゾー)]
「しかし」[but] [aber(アーバー)]←[abe]と母音・子音・母音と連なる場合最初の母音が伸びます。

☆動詞

「愛する」[love] [lieben(リーベン)]←動詞の語尾[en]は主語や時勢により活用
例:貴方を愛しているの![I love you] [Ich liebe dich(イッヒ・リーベ・ディッヒ)]

「必要だ」[need] [blauchen(ブラウヘン)]
例:僕には君が必要なんだ![I need you] [Ich blauch dich(イッヒ・ブラウホ・デイッヒ)]

「生きる」[live] [leben(レーベン)]
→「人生」[life] [Leben]
例:君の人生 [your life] [dein Leben(ダイン・レーベン)]


「夢見る」[dream] [traumen(トラウメン)]
てかトラウメン多すぎ!もう飽きた!(笑)ドイツ語曲聴いてる人、是非みつけてみて下さい。

=日本語詞でもこんなに!「夢」INレ・ミゼラブル

ファンティーヌ♪夢を見てたのね〜♪夢見た人生〜♪
マリウス&コゼット♪夢か?♪いいえ♪夢ではないわ♪
エポニーヌ♪知ってる 夢見るだけ♪
マリウス♪自由を夢見て 炎と燃えて♪

「知っている」[know] [weissen(バイセン)]
例:お前は〜ということを知っている[You know that〜] [Du weisst dass〜(デゥ・バイスト・ダス)]

というわけで、エポニーヌの♪知ってる 夢見るだけ♪は
[Ich weiss,dass ich habe nur getraumt]←[nur(ヌアー)]=「ただ〜だけ」(haben+過去分詞)で現在完了形
とかなんとか言うんでないかな(←適当)


「理解する・分かり合う」[understand] [verstehen(フェアシュテーン)]←[v]は英語の[f]と同じ発音です。

「〜できる」[can] [kennen(ケネン))]
「〜でない」[not] [nicht(ニヒト)]

例:私にはあなたが理解出来ない!
英[I can not understand you]
独[Ich kann dich nicht verstehen(イッヒ・カン・ディッヒ・ニヒト・フェアシュテーン)]
※助動詞(kennen→kannに活用)がつくと動詞は最後に移動します。


・・・こんなとこでせうか。

では一つ問題。本文三行目で出て来た「I need you,you are my engel」
この英語をドイツ語に訳すとどうなりますか?
答えは、掲示板ででもどうぞ〜。

次回中級編では、「エリザベート」の曲を一曲丸まる取り上げますよ〜
皆様、予習復習おこたりなく(笑)

以上、のへのへPC講座、お相手はへなちょこティーチャーのへぴょんでした。


♪まま〜どこなの〜きこえてるの〜♪←終了の音楽


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