徒然エッセイ&観劇記
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2001年04月15日(日) 目標値?完成度?芸術性?

色々なHPを巡回して、観劇記などを見漁った。
ちょっと思ったのは、「ハードルを高く設定してる人」がいるんだなって。
期待をして、裏切られて、叶って、感動して、こっちがいい、あれはいただけない、ETC・・・
求めるものが、大きい、のかな。
私なんかは、単純に「おいしけりゃいいじゃん」だから。見ている最中、一瞬でも、「わーい」って思えればいいから。
だってその場でしか見れないその瞬間に立ち合えてるわけだから、それだけで満足。
人が、演技する。人が、喋る。人が、歌う。人が、踊る。人が立っている。人が存在してる。
何かそんな単純なことを、舞台の上だと感動出来るのよ。普段はそんなでもないんだけど。
舞台というものが好き。舞台というものを作ってしまう人間が好き。
ただ、それだけだよ・・・

そんな甘〜いこと言うと、血眼になってよりよい舞台を作ろうと頑張る人たちが脱力しちゃうかもしれないけど(笑)一応私だって、舞台の善し悪しも感じてます。
好きな舞台、嫌いな舞台、気分が悪くなる舞台、何とも思わない舞台だってある。今日より前のが良かったっていうときもある。
でもそれを見たって事実で既に満足なのよ。経験値積んだ気になるし。
「時間のムダ」だって言い方もあるかもしれないけど、それだったら普段だって相当ムダしてるし。
「チケット代返せ」って言い方もあるけど、だって自分で「見てみようかな」って思って買ったんだし。
そもそも自分には到底出来ないことをやってる人たちに対して、「もっとうまくやれ」とは言えない。
何か謙虚過ぎかなあ(死)でもこう思ってると、愚痴が少なくなっていいんだよ。愚痴じゃなくて、批評って言うべきか。批評もあんましたくないなぁ。
何事も、「楽しい」「気持ちいい」って思えるのが一番・・・でしょ。
だから私のハードルは低いです。ちょっとしたことで喜ぶおバカさん。
しばらくはそれでいいや。甘甘〜〜


2001年04月14日(土) ミュージカル「エリザベート」ここが好き!!

☆ちょっとマニアな「エリザベート」ここが好き

(参考)エリザベート・・皇后 フランツ・・皇帝 ルドルフ・・皇太子
    ルキーニ・・皇后暗殺者兼物語進行役 トート・・黄泉の帝王

<第一幕>華やかお素敵わ〜るど!!

・少女時代のエリザベートのブリブリっぷり。マンガみたいにブリブリしてて見てて楽しい☆
 キャンディキャンディの世界だ・・・(笑)

・エリザベートがトートに命を助けてもらって、ベッドで目を覚ました時。
 エリザベートが、待って!♪そこにいるのね〜私を助けてくれた〜♪(←うろ覚え)って歌う。
 対してトート様はそれを優しく見送り、「フフフ・・・←嬉しい」とか思いながら静かに去っていく。
 足長おじさんの世界だ・・・(笑)

・エリザベートとフランツの結婚式のとことん不穏なムード。♪全ての不幸はここに始まった♪・・・宮中の人々の発する黒〜いオーラ。皆で一つのものに対して同じ感情をあらわす場面好き。でっかい何かを感じる。

・「私だけに」を歌い終わったエリザベートが、舞台奥の光の中へ走り去ってゆくところ。私も光の中に走り去ってみたい・・・(←たわごと)

・「ミルク」を歌う民衆が♪俺たちが腹空かせひもじい時に〜♪と歌いだす「お」の瞬間、皆でガニマタ開きをしてドンッと音を立てるとこ。皆で同じフリ、大好き。

☆結局一般的な「エリザベート」ここが好き

(参考・ビジュアル)エリザベート・・美女 フランツ・・美男 ルドルフ・・ジャニーズ
    ルキーニ・・髭ワイルドおちゃめ トート・・FF7のセフィロス

<第二幕>青の世界へようこそ・・・

・「キッチュ」♪聞きたいことと違うだろう 真実なんてそんなものさ♪かっ飛ばしルキーニ。マジメに物語りにひたっていいのかよく分からなくなる(笑)この軽さがまた「エリザベート」のいいとこかしら。

・フランツ&ルドルフの言い合い。フランツがマザコン皇帝から立派なおやじさんに大変身していて、喋り方とか大好き。ルドルフの「何で分かってくれないの」ってもどかしい気持ちも、過去に自分が親に向かって抱いた感情を思い起こさせる。

・「マダム・ヴォルフのコレクション」これでもかっつーほどエローいフリで踊っている娼婦の人たち。素敵!!!やっぱり一場面はこういうのがないとね☆(←エロオヤジ)

・「毎日卵三つとオレンジ二つしか召し上がらない」細〜い腕が眩しいエリザベート。体操をしようとしてばったり倒れる。いや、その倒れ方が何か好き。人が倒れるのって何でああ魅惑的なんでしょうねぇ。私が倒れても美しくも何ともないだろうけど(死)

・「マイヤーリンクのワルツ」でルドルフに最後に絡むトートダンサー。一瞬ですごいエロオーラを発する(笑)

・フランツの悪夢&ルドルフの全場面の苦悩っぷり。苦しんでる人の顔はおいしい・・・なんていうと趣味悪いみたいだけど(笑)苦しめば苦しむほどドラマは盛り上がる

・ルドルフの葬式の時のエリザベートの嗚咽。その後ルキーニに写真をとられて「いやあああ!」と逃げ出すとこ。ほんとにイヤそう(笑)

・「夜のボート」が始まる前に、ルキーニが珍しく優しげ口調で歌うところ。思わぬとこでしびれてしまった。トート様といい、私もしかしてゆーっくりやさしーく歌う男性声が好きなのかも。力いっぱい叫ぶより。

・「夜のボート」での、エリザベートとフランツのよぼよぼっぷり。それでも「愛している・・・」なんて、まったくお素敵。

☆やっぱりそれですか「エリザベート」ここが好き

<全幕>ただの後ろ姿でもオペラグラス。

トート様関連、全て(笑)
つまりあの「脱ぎ」やこの「接吻」やその「胸元」や・・・(悶)うおぉぉ!!

・ルキーニが歩く時のハネ具合。ぴょんぴょんしてる。ルキーニの喋り方、寺山劇に似ている気がするのだが・・・やたら強弱があって口調がすぐ変わるとこ。狂言回しってみんなああなのかなあ?(好きなんですよ)


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