栗戸くらの日記

2006年01月04日(水) 「キングコング」

新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

突然ですがあれです、キングコングを観に行きました。
動きとかリアルで凄かったですよ。
ティラノVSキングコングシーンも迫力ありましたし。
以上、当たり障りの無い感想。
以下、ネタばれ含む感情過多な感想。キングコング面白くて泣けたヨ!という人は見たら不快になるかもしれません。


映画監督(プロデューサー?)が登場してすぐ、「こいつは暴走して周囲に迷惑を掛け捲って、最後の最後で最悪な死に方をするに違いない」と思いました。
私の直感どおり、奴は脚本家を騙して拉致し、シンガポールに行くと騙して髑髏島とかいう怪しい島に進路を変えさせ、船底に穴が開いてピンチのときに撮影のため小船で島へと繰り出し、原住民を敵に回し、キングコングの姿を見たのに言わず危険地帯へと撮影仲間やクルーたちを赴かせ、危険な目に遭いつつそれでも撮影を続行し、周りの悪くない人たちが恐竜にぺしゃんこにされたり虫やミミズに食われたりしている中タフに切り抜け、彼的に良いシーンをとるために仲間を危険に晒し、キングコングをニューヨークに連れて行き、結果ニューヨーク市民に多大な被害を与えました。
この間、私は美女と野獣のラブストーリーそっちのけで、「監督死ね死ね死ね死ね早く死ね」と本気で呪い、「どんな死に方するんかな、ミミズに食われるよりつらい死に方ってあるんかなー」とか楽しみにしていました。
そのうち。

あれれ?

キングコング死んじゃったよ??

あ、奴が出てきた。


「美女が野獣を殺したんだ……」


し、シメの台詞いいやがったーーーーーー!!(驚愕)
何これ!?
なんであんた生き残ってるの!?
周囲に迷惑かけた自覚あるの!?
なんかもうすんげームカつくんですけど!!(激怒)

私、映画見ててここまでムカついたキャラってあまりないです。
悪くない人たちが次々死んで、なんで奴が生き残ってんの!?
シメの台詞言うの?!
黒人の優しいクルーに生き残って欲しかったよ!!
あとチョイを気にかけてたオッサンもいい奴だったじゃないか!ミミズに食われて死ぬなんてあんまりやー!(泣)
そんでさ、乗組員の本好きな男の子はあの後どうなったの?(可哀想過ぎる)
あとですね、巨体の首長竜があんな狭い空間を大爆走して犠牲者たったの4人って絶対無理ですから!!(普通全員死にます)
あとあれだ、脚本家、映画監督を助けるなよ!!自分そのせいで散々な目に遭ってるって自覚あるのか!?(私の呪いの前にことごとく立ち塞がったのは脚本家だ)

とまぁ、腑に落ちない、煮え切らない、ストレスの溜まる話でした。
キングコングは可愛かったよ!
自慢げなところとか拗ねてるところとか!
船長もカッコ良かったし。(他イケメンおらんかった……)
だが、映画監督への憎悪が勝ったヨ。何あれ!?
ジュラシックパークじゃ、悪人は恐竜に生きたまま内臓から食われて死んだのにー(……こわっ)




そんなこんなで泣き虫な私ですが、美女と野獣のラブ以外のところが気になりすぎて泣けない映画でした。
「あらしのよるに」の方が100万倍泣けたわ!(泣)
(会社の同僚に、「あらよる」のストーリーを話しながら思い出して思わず涙を流したよ。「あらよる」おすすめー!)


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