三文役者
やす



 リアリティ

自分にとっての自然な言葉や仕草が役としても自然であるとは限らない。
そんな当たり前で大事な事を忘れていた。なにやってんだろ俺。

2004年11月26日(金)



 いぬ!

クイールを観て癒される。
自他共に認める犬好きとしては、脊髄反射的な感傷に揺さぶられ続けた。
ドラマティックになる要素を意図的に抑えているかの様な演出が多く、
それが逆に感動の押し付けにならなくて自分は好きだった
そういえばさよならクロの時もそんな印象を受けたっけ。
やっぱこういう映画って撮る側もある種の照れ臭さみたいなのがあるのだろうか。
小林薫さんと椎名桔平さんの演技が素晴らしかった。
でもやはり犬を見てしまう、犬には勝てない、犬最高。

ひきこもり続けた連休が終わった。
ちょい気が早いが部屋の大掃除を始めた。
いらないものは全部捨ててしまうのだ。

2004年11月23日(火)



 やれやれ

無意識のうちにいろいろと溜め込んでいる物がある。
爆発しそうになった時にそれに気付く。
上手く適当にかわせてたつもりで実は結構食らってたらしい。
とりあえず明日の仕事が終われば4連休。
つまらないくだらない事は忘れてのんびり過ごそ。

2004年11月18日(木)



 血と骨

崔洋一監督「血と骨」を観る。
ベストセラーの原作は未読、忠実に映像化したら7時間半という代物だそうな。
5年以上もの歳月を費やして凝縮されたという2時間半は、長さを全く感じさせなかった。
物語は単純に言ってしまうと終戦直後の日本で朝鮮から渡って来た金俊平という男がやりたい放題。
誰かれ構わず暴力振るうわ、強姦するわ、家は破壊するわ。
日本家屋の中で親父が大暴れしてる姿は寺内貫太郎一家を連想させたりもするが、
あんな生易しいものじゃない。小林亜星は少なくとも人の顔を炭で焼いたりしない。

主演のたけしさんの役者としての凄さを改めて実感させられる。
あの文字通り そこに在るだけ の様な存在感というのはどこからくるのだろうか。
凶暴で救いようのない愚かな男なのに、どこか物悲しくて滑稽な姿。
あれはたけしさんにしか出せない味だと思う。
雨の中でのオダギリジョーとの激しい乱闘シーンや、
ほんの僅かな人間性が垣間見えた娘の通夜のシーンが強く印象に残った。

たけしさんが老人に化けた姿を、一緒に観た友人がコントみたいだったと評していた。
ソナチネの時にも感じたのだけど、いつの日かTVでたけしさんを見慣れていない世代の人達が、
こういった映画に触れた時、どういう印象を持つのだろうと興味深い。

2004年11月12日(金)



 三軒茶屋にて

山本さん出演の舞台「スキャンダル」を観る。
セヴィング・ラフという劇団の旗揚げ公演らしい。

山本さんが出てる舞台を観るのはこれで3回目。
知り合って1年ちょっとだから、それだけ精力的に活動してるという事だ。
特定の劇団に所属せず客演で渡り歩くというのは良い方法だと思う。

2004年11月07日(日)



 稽古

B-FLAT。
レペテーションと即興のエチュードを幾つか。
ここ最近参加者が少なかったのだけど、今日は大勢居て賑やかな稽古場だった。

2004年11月06日(土)



 VR

シベリア少女鉄道「VR」を観る。
前半はERのパロディ、後半はお馴染みの凄まじい破壊力の大オチ。
さすがにもう何をやっても驚かなくなったが、
凄い事やってるなぁという感嘆の気持ちは毎回感じさせてくれる。
それにしても普段どんな稽古をしてるのだろうか。

2004年11月02日(火)
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