漠然としたイメージ





霧の立ち込める森。
その向こうに虹の出る丘。

それを行き来している状態で
過去と現実と両方を模索している。

やはりこれは急に来た。
何の前触れもなく、突然に。
心を締めつける
何者でもない、なにか。

実体の無いものにどう対処すればいいのか
そんなこと知る由も無い。
誰か助けて。

ここに記すだけ。





記憶の日々




あの頃を思い出す日々。
忘れなければいけない?
そうして大事な記憶を捨てなければいけない?
あの人が例えそうしても
あたしが忘れることはない。
だけど記憶を共有したいという願いから
自分だけ覚えていても悲しいだけなのでは?
ああこの夕方
待ち遠しくて仕方が無かった。

一人は消し、一人は持つ記憶。
あたしはいつまで固執する?
あの人がとても大事なのに
邪魔をしてるだけ?
突然行方が分からなくなったら
あたしはいったいどんな気持ちになるだろう。
そういうことは来て欲しくない。
恐ろしくて、恐ろしくて。
こそこそと垣間見る今
それもやめなければいけない?

一方的なこの気持ち。



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