P-diary
Piccolo,Play,Practice,Pleasure,Process,Pray,…Precious!

2004年03月31日(水) 後ろ髪

今日、ようやくロッカーの荷物とクリーニングを取りに行った。
卒業以来、初めて訪れた劇場。

もう「生徒」としてここに来ることはないんだなぁと思うとちょっと切なくなる。
多分、OBとしても、顧問としてもこれからも来続ける場所ではあるけど、今までとは違った感じなんだろうなぁ。

空っぽになったロッカーが、淋しかった。



2004年03月07日(日) 卒業公演〜上演・終了式〜

9:00〜21:00

9時集合。ホールで終了式の説明…なのに、なんてこと。昨日の徳ちゃん&ター坊がいない!!いきなり爆笑のハプニングでした。

アップの後、場当たりと照明チェック。
一通り当たって、すぐに転換。中ホールで稽古。

頭からざっと当たっていく。今日2回目の「ポーズ」。しまった、ター坊はすでに体力を消耗している様子。ちょっと不安…。

「今日で終わりだ」何度も頭をよぎるけど、それを考えると悲しくなって、必要以上に泣けてくるので、極力考えない。

寒いと思ったら、雪が降ってきた。

上演までの空き時間、じっとしてられなくて、中ホールへ行って稽古しようとしてみるけど、結局4場しかできなくて、でも4場は何度もやってるとこれまた切なさが増してくるので、途中で止める。

気がついたら本科、最後の場面。

全員揃って気合い入れして、上手にスタンバイ。

最後の、ター坊の背中。

中盤は無我夢中だった。

「ねえさん、いや、徳田さん」
あぁ、昨日のナオミの言葉に納得。どんな場面より、一番感極まった。ありがとう、ター坊。

「フィクション」
力入りすぎて、アクションが出来なかった。

そして、悲しみの4場。
いつもの課題「あなた」「中断された、時の町」やっとクリアできたかな。
と思った瞬間、多分どこかで糸が切れてしまった。

…かんだ!!
かみながら、何言ってんだワタシ、と冷静な自分もいた。
不思議と動転しなかった。
妙に落ち着いて、言い直していた。
むしろ、言い終わって、次の人の台詞を聞いているうちに悔しさが増してきて。
「ただ一切が過ぎていきます」の台詞が哀しかった。

コールで、花道へ出て行ったら、真っ先にめぐが来てくれた。
両親も来てくれた。大学時代の友達も来てくれた。
このあたりまでは、予定通りだったけど。
さぁ、歌おうと思ったときに予想外の人が花を持って現れた。
なんと、同僚…というか上司。見に来てくれるのは分かっていたけど。
実は一番嬉しくて、感激した。

終了式は、相変わらず、無茶苦茶楽しかった。
はっきり言って、長くてしんどかったけど。


打ち上げに行ったのが、すでに9時過ぎで、1次会が終わった時点で11時でした。
翌日も、というか明日までにやらないといけない仕事を抱えているワタシとしては、これが限界。
話足りない、お礼も充分言えてない。心残りを山ほど抱えて、それでも太一さんともお話できて、ひらめさんにも聞きたかったことを聞けて、ゆきさんにも嬉しい言葉を頂いて、幸せな気持ちもいっぱい抱えて、帰途につきました。

これで良かったのかもしれない。
芝居も完璧、お別れも完璧に過ごしてしまったら、もうこれで満足しちゃうから。
完璧がないからこそ、また今度を期待して、次へ進めるのだから。
何より、これで最後じゃないんだから。

「青春は、芝居の中でよみがえる」
ワタシの青春は、確かによみがえりました。
芝居は、ワタシの青春でした。
でした?…いえ、青春です。現在進行形です。
まだまだ終わりじゃありません。
演劇学校、研究科、という形では終わりましたが、ワタシと芝居の青春は、まだまだ続くのです。

この3年間お世話になった方々には、いくらお礼を言っても言い足りません。
そして、最後の最後で実感したのは、お世話になった方々、ってのは演劇学校の関係者のみなさまはもちろんのこと、つきあいの悪くなったワタシを見捨てないでくれた友人たちであったり、家族であったり、そして、職場の同僚たち、演劇部員たち、…本当に色んな人に支えられてここまで来れました。
特に最後の一年は、本当にしんどくて、本気で辞めようと思ったことが何度もありました。
でも、辞めなくて良かった。
辞めていたら、今まで見守って支えてくれていたたくさんの人の好意を無駄にするところでした。
本当に本当に、ありがとうございました。



2004年03月06日(土) 卒業公演〜ゲネと上演〜

9:00〜21:00

9時集合。アップをしてから、舞台で場当たりと明かりチェック。
ダンスの出捌けも確認。
転換も確認。
あっというまに入れ替え。

そして、土曜組のゲネ。
テンポが悪くなっていることを肝に銘じて、上演準備。

今日は本科が上演の間も準備が出来るので、ちょっと余裕。そこで、撮影会。
今日しか見られない姿もあるので。
ワタシの制服姿も、きっとこれが本当に見納め。色んな人につっこまれたけど、楽しかったなぁ。

ダンスもステップで飛び出す作戦が功を奏したのか、軽やかだったと一部でほめて(?)もらえたし。
「フィクション」も途中で伴野さんにぶつかるというハプニングもあったけど、気持ちよく前に飛び出して歌えたし。
それもこれも、袖で緞帳を介錯してくれたり、照明を守ってくれたり、台を動かしてくれたりと、色んな場面で色んな形で支えてくださったスタッフの方々のおかげです。
鈍くさくて迷惑をかけまくったワタシを「楽しんでこい」と送り出してくれた言葉が、本当に暖かくて、嬉しかったです。

4場は、もう出番もないのだけど、袖でじっと見てた。今日の徳ちゃんはこれで最後だなとか、ワタシも明日で最後だなとか、色々考えてたらどんどん切なさが膨れあがってくる。
ゲネでもグッときてしまった小春の台詞になったらもう我慢できなくて、涙は溢れるし、鼻はズルズル言うし…気がついたら、他にもすすり泣きが聞こえてきた。

今日の上演は、お客さんの反応も良くて、予想外の所でも笑いが出て、本当に楽しい上演になった。
だからこそ、終わったら切なくなってしまった。さぁ、明日はワタシの番だ。



2004年03月05日(金) 卒業公演仕込み〜日曜ゲネ〜

9:00〜21:00

とうとう日曜ゲネ。
なのに、よりによって今日に限って、休みを取りにくい状況で、結局劇場に入ったのが2時…。
すでに準備態勢。

今日のゲネは、本科と研究科がおたがいに見ることが出来る唯一の日なので、メイクも衣裳も済ませて客席へ。
…落ち着くわけがない。
本科の芝居を見ながらも、手のひらに嫌な汗がにじんでくる。じっと座っていられない。
こんなに緊張した時間を過ごしたのは、初めてかも。気持ち悪くなってくる。

ほとんど劇場に入ってから、本道具で場当たりをしていないので、考え出したら恐くて恐くて仕方ないので、考えないことにした。
とにかく、周りを、自分を信じて。

案の定、距離感が分からなかったりしたけど、何とか最後までたどり着けた。やっとゴールが見えたような気がした。

ふと気がつけば、もう、あと一回しか通して演じることはないんだ…と思ったら、切なくなる。




2004年03月04日(木) 卒業公演仕込み〜歌唱指導〜

9:00〜21:00

仕事を片づけて、昼前に劇場へ。
舞台ではまだ、昨日の明かりあわせの続き。土曜組なので制服に着替えて待機。
なかなか場当たりできないので、ジレンマ…。

午後からは、舞台を本科に渡して、中ホールで稽古。
歌唱指導のK口さんが来てくださり、「フィクション」の練習。
細かいポイントを色々指摘していただいた。
K口さんがちょっと歌い方を変えるだけで、無茶苦茶格好良くなる。ホントに素敵…。



2004年03月03日(水) 卒業公演仕込み〜明かり合わせ〜

9:00〜21:00

本日は仕事のため、午後からの参加。
午前中は4場の稽古が中心だった様子。

昼休憩前に、大ホールの舞台を本科から研究科に転換。そして、お昼を摂りつつ、メイクをして明かり合わせに備えます。
今回は基本的には「ナチュラルメイク」ですが、それでもあれやこれやで大騒ぎをしながらのメイク。

土曜組で明かりあわせをしたので、今日はワタシは女学生ズ。出番は少ないので客席で見守ります。
昨日、できあがったホームを見たときも感動したけど、やはりそれに明かりが当たるとまた印象が変わります。
見慣れた大ホールの舞台が、一気に別の空間になる。この瞬間が大好きです。

1場から順番に明かり合わせ、そして様子を見て場当たり。
実際にこのセットではまだキチンと稽古できていないので、細かいこと(見きれとか)も決めて行きます。
袖からの出入りも、袖についてくださるスタッフの方や技術学校生と確認をしながら、何度も練習。
本当に、助けてもらわないと出来ないことがたくさんです。

3場の途中まで明かりあわせをしたところで、転換稽古。
これもスタッフの方や技術学校生に手伝ってもらわないといけません。
道具は大きく、それを正確に動かし、きっちり定位置に固定するのは至難の業。
昨日まで稽古していたのとは違う動きになりそうです。

現場に入ってから判明することは少なくありません。現場に入ってからしかできないこともたくさんあります。
それにどう対応して、工夫して、自分のものにしていくか。
そのためにも、いっぱいいっぱいアンテナを張り巡らして、周りの状況、自分の状況を見極めていかないといけないなぁということを実感した一日でした。



2004年03月02日(火) 卒業公演仕込み〜最後の冒険〜

9:00〜21:00

3年間で初めて、仕込みの初日に朝から劇場にいました。
セットの搬入にも立ち会えました。
まず、研究科のセットの組み立てから始まりましたが、右往左往しているうちに、どんどんとホームが出来上がり、草が生え、素敵なホームが完成しました。
ついさっきまで、いつもの平台と箱馬で組んだだけの台だったのに。技術学校の人たちやスタッフのみなさんに感謝です。

本科の作業も手伝いました。寒さに震えながら、かなり細かい?作業に没頭してました。
本科の楽屋で縫い物を手伝っている人もいました。色んな場所で作業が進んでいきます。
改めて、本当にたくさんの人たちに支えられて、支え合って、卒公ができあがるんだということを実感。
本科の時には、多分、そういうことってほとんど分かってなかったような気がします。自分たちのことで精一杯で。3年間やってきて、そして最後にこういう場にちゃんと居ることが出来て、本当に幸せだなぁと思います。

午後は、中ホールで稽古。
1場から順番に、土曜日曜も順番に当たっていきます。
4場は土曜しかできなかったので残念…。
「徳ちゃん」で居られるのもあとわずか。だけどまだまだ発見できてないこともいっぱいありそう。色んな人に助けてもらいながら、最後の冒険に飛び出すのだ!!


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