2007年06月28日(木)



【生きて】


生きて
生きて
生きて


今もまだ死にたいなんて
想ったりするけど
この世から跡形もなく
消えてしまいたいなんて
想ってしまったりするけど


生きる
生きる
生きる、から


今日零したこの涙も
今日恐れたこの心も
何かの糧に
自分のこれからの未来の糧に
いつか きっとなるから


負けないで
逝かないで
消えないで


必死で足を踏みとどまった
あと1ミリというそのあと一歩で
必死に踏み止まった



まだ 行けるさ


夢も希望も願いも何もかも失くしても
それでもまだ


生きては、行けるさ






2007年06月27日(水)



【吐露】


悔しくて?
それとも情けなくて?
それとも恐ろしくて?
心細くて?


なんで泣いたのか
良く解らないや


ただ 見知らぬ人の
冷たい言葉は酷く怖かったんだ


お客さんと
店員の間には深い溝があって
だけどそこに笑顔を置いて
クッションで会話するんだ
柔らかく
不快な思いをしないよう


お客様は神様だって言うのは
ある意味正しいけれど
ある意味では間違いだし
お客さんだから店員を
傷つけて良いって事にはならないよ
そこはイコールじゃないよ


間違えないで欲しいな
お互いの優しさを
どうか忘れないで欲しいな
思いやりを
忘れないで欲しいな


あんな淋しい大人にならないように
自分は気をつける
何事も 日々 勉強






2007年06月26日(火)



【ぱらぱら】


ぱらぱら と
なんて軽い音をたてて
零れていくのだろう


僕はそれを
慌ててかき集めて
糸を通して
音を繋げて
奏でてみるよ


だけどやっぱり
軽い音しか出ない
僕のコトノハは重みをなくして
何処へでも飛んで行ってしまいそう


嗚呼 でもそれならそれで
どうかあの高い空まで届いて
どうせなら青い地球を見下ろせる
そんな場所まで飛んで行って


パチンと跡形もなく消え去ってしまえ


パラパラ はらはら
空へ
宇宙(そら)へ
吸い込まれて
僕のどうしようもない
カタチにさえ成る事の無かった
不協和音な想いと一緒に


跡形もなく消え去っておしまい





2007年06月25日(月)



【ざんがい】


想いの残骸を拾い集めて
ペタペタ手でこねくって
カタチを整えた


これが僕の想いだよなんて
自信を持って言えないものを
多分 毎日造ってる


だけど それでも止められないのは


そうしなきゃ生きていけないから
バラバラな残骸が
僕の容量をどんどん押し狭めていく
まともな感情の入る隙が無いくらい
それは広がっていく


だから残骸はまとめて
歪でもそれなりの形にくっつけてあげて
僕は吐き出していくんだ


かき集めて寄せ集めてこねくって
まとめて磨き上げて愛込めて
残骸でも残骸らしく


ちゃんと僕の一部になるように








2007年06月24日(日)



【げんじつ】


迫り来る現実
今歩く現実
目の前の現実
毎日終える現実
明日同じように迎えるだろう
現実


僕の目の前の現実は
いつだってそこに在るのに
どうしていつも
実感する前に終わって行くんだろう


嗚呼 今日も一日が終わる
終わっていく
だけど何も感じることが無いまま
今日が終わっていってしまう


怖い
ただ その事が僕は怖い


どんどん無感動に成る
どんどん無機質に近づく
どんどん人間から遠ざかる


たとえ傷つくのだとしても構わない
泣くのだとしても構わない
今 生きている 実感がこの手に欲しい


僕は今多分少しずつ死んでいってるんだ





2007年06月23日(土)



【つなぐ】


閉じてしまった世界を
今一度開け放った


怖さは今もまだ抜けない
思考の癖は今もまだ直らない


でもそれでも
世界と繋がる事を選びたい


独りで居ても何も変わらないから
うちへうちへ閉じこもるだけでは
何も 生まれはしないから


空っぽになっていく自分を
これ以上感じるのはもう嫌なんだ
言葉も想いも願いも 全て零れて行く
独りでは どんな思いも生まれない


孤独ばかり深めては
僕は空っぽに為るばかりだった


だから 僕は繋ぐ


世界と僕を 拙いまでの手探りで
今必死で 繋ぐ





2007年06月22日(金)



【ひろい】


あの馬鹿みたいに広くて
何処までも繋がっている空みたいに
外の世界は広いんだ


知らない世界
知らない人々


自分が関わっている人たちなんて
そのほんの一握り
だけどそこに自分の世界が在る


ひろい
世界は本当にひろい


だから今の狭い世界で泣く事など無い
いつかきっと
自分の在るべき場所にたどり着けるよ





2007年06月21日(木)



【ボク】


勇気を出して踏み出した一歩
世界はあっという間に広がりを見せ
ボクはいま 今までとは全く違う
景色を見ている


新しい人と出会い
そこには
普通に笑えてる自分が居た


けれど感情は鈍いままだ
生きてるのか良く解らない
実感は今も沸かない
日々仕事に追われ
時間に追われ
何も出来ないで毎日が終わっていく


虚しくないと言ったら嘘で
何かを残したいと本当は思うのに
動けないままの自分が居る


手に入れたのはある程度のお金と
フリーターという世間体
そして失ったのは
ボクがボクである為に必要だった
自由な時間


おかしいな
これで進んだと思えたのに
人並みな自分になれるんだと思ったのに
どうして?
虚しさは増すばかり


仕事に追われて
ボクはボクを手放してしまったんだ







 


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