2005年12月26日(月)



【道】


悩んで 泣いて
苦しんだ先の答えが
正解だなんて
直ぐには解らなくて


正解だとか
間違いだとか
そんなの
簡単に決まるものじゃなくて


道の先の
いつかの未来で
気付くんだろう
遠い先の未来で
きっと気付くんだろう


決断の先で歩く
自分の足跡が
その軌跡こそが
答えの正解を
決めるものになるから


泣いて苦しんで悲しんだ決断
無駄にしない為にも
ねえ 怖がらずに 歩んで欲しい





2005年12月24日(土)



【イブの手紙】


だらだらと惰性で生きて
今は一番 楽な道の筈なのに
どうして心はどんどんと
苦しさを増していくのかな


誰かと一緒に笑いあうこと
友達と一緒の事で笑いあえる事
それが人生にとって
どれだけ幸せな事で
どれだけ楽しかった事なのか
こんな独りの時不意に思い出すよ


一瞬で通り過ぎていってしまった
瞬く程の時間しか
一緒に過ごせなかった
今はもう一本の電話も
一言のメールですらも
繋がる事は出来ない


君たちは今 元気ですか
君たちはこの聖なる夜に
誰かと一緒に笑えていますか


僕は只 静かに
そうであれば良いと
夜空を仰いで 祈っています


静かに 祈っています





2005年12月21日(水)



【悲しみ】


悲しみを乗り越えて
笑って歩いてるつもり


だけど時々
泣きそうな感情を抱えて
胸を掻き毟りたくなるね


そんな時は
周りの目も気にせず
自室に閉じこもって独り
前のめりに蹲って
声を殺して泣くんだ


悲しみを消化出来ずに
今も尚 君を想って泣くよ





2005年12月20日(火)



【堕落】


人が落ちるのは
こんなにも簡単で
哀しいほどに簡単で


それなのに
這い上がる事は
とても難しいんだ


窓から
白く染まる町並みを眺めて
不意に 嘲笑った


滑稽な僕の姿もあの町のように
全ての穢れを
白く隠してしまえれば良いのに





2005年12月11日(日)



【ばらばら】


感情も
夢も
目標だったものも
今はもう
この僕の手の中で
ばらばらに
なっているよ


行く当ても無く
何処かへ還る事も出来ず
泣く事も許されず
ただ静かに


ここに 在るだけの
僕の この手の中に


ばらばらに 残る 僕の残骸





2005年12月10日(土)



【まっくろ】


それは空さえ覆い隠す
僕の まっくろな 感情


何処にもいけずに
独りのまま途方にくれて
誰か救い上げてくれないかと
夢ばかり見ていた


けれどそんな日々さえ
遥か遠く 通り過ぎて


今は 寂しいだけの
僕の現実が
目の前に広がるばかり


それは空さえ見えなくさせる
それは希望さえ見えなくさせる
ぼくの
決して 消える事の無い


まっくろな 感情


それは 今のぼく自身の涙さえ
隠してしまう 哀しい 感情





2005年12月09日(金)



【しんじつ】


遠くても
君たちの存在は
とても遠くても


一緒に過ごした今日が
すべての
しんじつ だったと
思うから


君たちからの
優しさを
愛を
きっと忘れない


強く 生きるよ





2005年12月08日(木)



【なみだ】


不意に涙が零れます


寂しいとか
哀しいとか
気持ちがもう全部ごっちゃで
駄目になりそうな


たとえば今日みたいな日


涙が零れます


消えてしまえばいいと
呪詛を自分自身へと降りかけて
世界から痕跡を
全て消してしまいたくなります


でもそうなったら
今以上に
寂しくて 淋しくて


僕はもっと泣くのでしょう





2005年12月06日(火)



【消えないで下さい】


やっと
見つけた気がした
本当の 宝物


譲れない
譲りたくない
嬉しい
楽しい
幸せ


時には泣く事もあったけど
幸せだったよ
君が居るから
君が居たから


なのに消えちゃうんだね
居なくなるんだね
こんなにもアタシの中の
君はリアルなままなのに


ねえそれでも前を向こうと
何かを吹っ切りたくて
携帯のメモリーから
君の番号を消そうと思ったのに


アタシの弱い指は
この小さなボタンさえ
押せないで居るよ
バカみたいだ


消えないでって今も本当は願ってる





2005年12月01日(木)



【終わり】


終わりは突然で
理解する事もままならない


何故という問いかけすら
君は鬱陶しそうに振り払う


悔しいから
泣かない
泣いてなんかやらない


哀しくなんか、無い


必死で唇かみ締めて
俯かずに歩くよ






 


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