2004年10月26日(火)



【陳腐】


下らない
嘘ばかり
軽い
陳腐な言葉ばかり
選ぶ


重みなんて其処には無い
あるはず無い
真実なんて隠されてない
適当に選んで自己満足


なのに なんでだろう


吐き出した後
泣きそうになるのは





2004年10月25日(月)



【瑕】


今も膿みが吹き出そうに
痛々しく疼く傷は
君がつけたんだよ


忘れてしまったの?


愛してるって言ったのに
言葉はいつだって嘘ばかり
真実なんて何処にも無かった


嗚呼 君を忘れたいのに


瑕が 疼くよ
今も





2004年10月23日(土)



【奥底】


吹き出る
真っ黒い真っ黒い
そんな色合いの感情


どうしたって
吐き出しても
泣きそうになって


奥底の方で
疼く 疼く 疼く
膿は乾いて
なのに
いつまで経っても


消えない





2004年10月22日(金)



【穢れ】


血が澱んでいるのが解る
だって今日はあの日じゃないのに
子宮が鳴いてる
これはきっと未来の悲鳴


穢れは奥の方から広がって
少しずつ蝕んでいくのに
気付かないふりをし続けてる


将来子供は望めないのだろう
そう 幼いながらに思う


後悔するのは きっと未来
誰かの子を欲しいと望むだろう
きっと 遠い 未来






2004年10月21日(木)



【好き】


床に血が滴り落ちた
滲むのは涙か
それとも 後悔か


はらはらと情景は変わる
ひらひらと景色は変わる
ゆっくりと僕を取り巻く
世界が変わる


倒れこむのは意識
視界を過ぎるのは
真っ青になった 君


嗚呼
意識を失う前に
伝えなければ
伝えなければ


君が 好きだ と





2004年10月20日(水)



【空闇】


空が大きく闇を囲って
台風なんだって
風と雨が強くて
外に出る事すら諦めて
ただ窓から眺めた


闇はどうして暗いのかな


少しずつ病んでいって
瞳は死んでいって
綺麗なものとか
楽しいものとか
わざと自分から遠ざけた
わざと自分から離れた


そのくせ淋しいと
独りにしないでと
叫んだ


闇はただの鏡
自分を映す鏡
闇を望んだから闇に居る
きっとそれだけの事
淋しいくせに
ここを出て行く勇気を持てない僕は
小さな僕を抱えて ここで消えるよ





2004年10月19日(火)



【波】


苦しいのはいつだって
一人で 独りで
感情の波を
乗りこなす事出来ずに


何かを押し込んで
抱え込んで
馬鹿みたいに独り部屋で
体育すわりしてみた
そうでもしないと
うずくまって大泣きしそうになる


膝を抱え込んで
この波が収まるのをひたすら待って
待って待って


ただひたすらに





2004年10月18日(月)



【心】


見失う
落ちる
何処までも
果てが無い
其処が無い





心は沈む
闇へ落ちる


呪いは少しずつ僕を蝕み
世界を歪ませて
清い涙はもう流せない


流せるとしたならば
真っ黒などす黒い血の涙
きっとそんなものだけなんだ





2004年10月17日(日)



【飽】


泣く事にも飽きた
嘆く事にも飽きた
生きる事に飽きた


そうして渇いてる


僕に愛を注いでよ
僕に誰か涙を注いでよ


生きていけない
涙が枯れては
生きていけない





2004年10月16日(土)



【君】


君よどうか幸せに
汚らしい
愚かな
人の形をいつだって
崩しそうに成る僕の
小さな愛


君よ
どうか
幸せに


僕の小さな愛
僕のそれだけが綺麗な愛





2004年10月15日(金)



【嘆く】


またいつだって
ココに戻ってきて
僕はただ嘆いている


進めない事を
歩めない事を
僕だけが
不幸そうな顔をして
見っとも無い叫びを
いつだって心に隠して


嘆いている
ただ全てを
愚かに





2004年10月14日(木)



【同性愛】


こんな気持ち始めてなんだ
同性に感じるトキメキなんて
ありえないありえないありえない
何度も自問自答する


僕はそんなに何かに
飢えていたのかい?
それともこの気持ちは
ただ単に アコガレ?


ああそれですむといい
だってこの気持ちが本当だとしても
報われる事なんて絶対ありえない
解りきってるそんな事


ああ どうかこの気持ちよ
消えて おくれ
ただの憧れに戻っておくれ
トキメキなんて嘘さ
嘘なんだ


お願いだから
そんなに無邪気に笑わないで
僕は 僕の気持ちにただ戸惑うばかり
初めて湧き上がるこの気持ちに
ただ ただ 戸惑うばかり





2004年10月13日(水)



【君】


君にまた会えるチャンス
私はどう生かすべき?


でもまだ迷ってる
恐怖に今だ打ち勝てない


君はいつだって素敵で
君はいつだって大人で


私は 恥ずかしくて
君の前で笑えないままだよ





2004年10月12日(火)



【悪意、愛意、恋】


ぞわぞわと 身体を走る感触
ああ 悪意が 其処には見える


触れないで
愛してないなら
触れないで


思うのに


どうしてそれでも
拒めないのでしょう


ゾワゾワと 身体を這う君の手
ああ そこに 愛意を
勝手に感じる女の身勝手さ


どうかもう離して
愛しているのなら
どうかもう離して


思うのに


好きだから 拒めない
駄目になると解っているのに
拒めない


恋の愚かさが其処には見えて





2004年10月11日(月)



【勇気】


どうしてこんなに
小心者な小さい自分


勇気なんて単語からは
とても程遠く
毎日何かに怯えながら
それでも 歩いてる


泣きそうなのは
いつだって情けないから
自分自身の不甲斐無さが
どうしたって情けないから


あの人に出来て自分には出来ない
そんな事この世に沢山ありすぎて
自分の価値なんて自分で決める
そんな大層な事吐き出しながらも
心根で納得出来ずに


自分は自分だと
そう思える勇気が
そう信じる事の出来る勇気が
今は欲しい





2004年10月10日(日)



【涙】


一人 淋しさを噛締めて
一人 泣く事しか出来ない


どうしても伝える事を選べない
この弱さを超える事が出来ない


自分でも持て余す気持ちを
どうして君に伝える事が出来よう?
曖昧すぎて吐き気すらする
そんな好きをどうして言えよう


君に言わずに気持ちは消すよ
それが一番良い方法だと解ってる
この涙で最後にして
どうか泣くのは最後にして


明日はいつも道理に笑ってみせるから






2004年10月09日(土)



【初恋】


手を繋いでも良いですか


泣きそうなほどの切なさは
ただこの胸を焦がして
見つめるだけの好きを
自分ではどうにも出来なくて


手に 触れても良いですか
好きだと 伝えても良いですか


この気持ちに一番
戸惑っているのは自分で
でも泣きそうなほどの切なさは
嘘ではなくて
むしろ真実に思えて


泣いても泣いても
君には近づけはしないのだけれど
せめて 一度だけ


手を繋いでも良いですか





2004年10月08日(金)



【眩暈】


いつだって
軽い眩暈に襲われるんだ
呼吸は簡単に苦しくなって
慌てた振りして
トイレに駆け込んだ


誰かに心配してもらいたいの?
まるで悲劇のヒロイン気取り?
いつまで現実逃避を続けるの?


鬱陶しい思考回路は
そんな自問自答も
胸の奥底押し込めた


いまだってクラクラする程に
虚しく 切なく 哀しい
感情はいつだって許容量を超える





2004年10月07日(木)



【世界】


うずくまって
吐き気を必死で抑えて
世界は瞬間的に
真っ黒へと変わる


視界はとても歪んでしまって
まともに見る事は出来ない


震えているのはいつだって
この愚かで愚鈍な手
何も掴み取る事の出来なかった
この愚かな手


必死でうずくまって
自分で自分を抱き締めて
掴めるのがこれだけだなんて
とてもなんだか哀しいけれど
とてもなんだか虚しいけれど


結局は ここに 還って来る
僕の世界は 堂堂巡りだ





2004年10月06日(水)



【空っぽ】


世界から弾かれるのは
こんなにも安易に容易く


いつだって
時間に限りなんて無く
ボロボロボロボロ
意識した途端消えて行く


この胸の圧迫感に強迫観念
いつまでも消せずに蹲る
咳は止まらずにいつまでも苦しい


空っぽなくせに
何を苦しがってるんだ
空っぽらしく死ねばいいんだ
諦めればいいんだ
差し出せばいいんだ
思考なんてもの
邪魔でしかない この苦しさを







 


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