ナナとワタシ
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年が明けてからずっと、なんだかテンションが上がらなくて困っていたのですが、ここにきてやっとエンジンがかかりまして、せっせと深夜に仕事をしておりましたら。
あら。 ナナからメールです。
今度の金曜日に泊まりに来ない?
ふうん。泊まりにね。
って。 え?
1週間先の泊まりのお誘いが。 「泊まる」ことのみを目的とした、しかも計画だったお誘いは初めてですので、舞い上がるじょりぃ。
ていうか、その次の週はもう温泉じゃんか。 なのに泊まり? なんで?
ていうか、ワタシったら、こんなときに限って忙しいです。
おまけに。
来週の土曜日、ワタシは東京へおのぼりさん。 前の日にお泊まりして、一晩中セック(<ありえない)おしゃべり、なんてことになってしまったら、体力も心配ですし、ひどい顔つきになってしまうことでしょう。 ただでさえ、目周りがどんよりと黒くてイヤな感じなんですからワタシ。 ワタシにとってはちょいと大事な用事なので、あんまりヒドイ顔で東京入りしたくありません。
それに、きょんはなんて言うかしら。 ヤキモチはやかないと思いますが、きょんは夜一人で家にいるのを怖がるのです。
というわけで、まずはきょんにおうかがいをたてることに。 家庭円満の秘訣ですネ☆
「・・・というわけなんですが、どう思う?」 「どう思うって・・・そりゃあ、あたしは行かないでほしいけど・・」
くどいようですが、さびしいとか疑ってるとかヤキモチとかでなく、きょんはコワイのがイヤなだけです。
「そうか。 そうだよね。 おまけにワタシ、翌日都内入りなのよ」 「じゃあやめておきなよー。体力ないくせに」 「うん・・・」 「ぐずぐず言ってるってことは、行きたいわけ?」 「そうみたい」 「まあ、じょりぃの好きだけどさー。土曜日に会う人に迷惑かけないでねー」 「うん・・・・」
どうしよう。
すごく泊まりに行きたいじょりぃ。
でもなんで急に誘ってくれたんでしょう。 翌週温泉なのに。 それじゃダメなのかな。
ていうか、そんなにワタシに会いたいの?
なんてことは絶対ないとは思うんですが。 逆に、何か罠が待っているかも。 「また内職始めたんだけど、終わんなくてさ☆ヨロシク」とか。
いや、それはないでしょうけど。
せっかくなのでやっぱり行きたい。 でも、翌日が心配。
ということを正直に伝えることに。 最近は、あまりカッコつけたり気をつかったりせずに、ちゃんと話そうと努力中のじょりぃということで。
すんごい行きたいけど、土曜日一日がかりで東京なんだよなー。 気持ちは行きたいが体力と相談しなければ。 ちょっと悩んでもいい? でもなんで急に?
・・・・・気を悪くするかなあ。 とクヨクヨしていたら、メール着信。
ん、なんとなく楽しいかなぁと思って。 でもそれは無理だね。あきらめます。
え! 突き放しが早すぎます。
え! 悩むヒマもなく? もうダメ?
相変わらずカッコ悪いワタシ。 だって、「なんとなく楽しいかなぁと思って」誘ってくれたなんて、すごく嬉しかったんです。 でもどうしよう。 やっぱ無理だよね。 なんて思っておりましたら
んじゃそんときの体力と相談してみてからということで。
と、やさしいお返事が。
でもきっとナナ、来週には「泊まりにくれば?」という考えに飽きていると思います。 それがナナ。
それにしてもどうしようかな。 贅沢な悩みなんでしょうけど、なんでよりによって今度の金曜日なんでしょうねまったく。
ヤクルト飲んで、抵抗力を強化しておこうと思います。 なっちゃんも風邪ひいてることだし。(やっぱり無理そうだなこりゃ)
みなさま、覚えていらっしゃいますでしょうか。 バレンタイン報告をした日の最後に、じょりぃがやさぐれて書いたこの↓数行を。
というわけで、来月、温泉に行くのはやめることにしたじょりぃであります。勝手に。 ナナにはそう伝えていないんですが、どうせ行く気もないんでしょうから伝える必要もないことでしょう。 だいたい、アタシ、仕事しなくちゃいけないんでしたわ。 おほほほほほほほほほほほほほほほ。
というわけで、3月はもう、バンバン予定を入れていたじょりぃであります。 温泉? 何それ? 大橋巨泉の親戚? てなもんです。
温泉なんて、そもそも売上が行かなくてアップアップしているこの時期に、全然行きたくなんてなかったんですよ、本当は。
なので、本音を言ってしまえば「ああ、無駄遣いもしなくて済んだし、ナナになんてもう飽きてきちゃってたからちょーーーどよかった。ははははははは」なんて、ちょっとホッとしていたんですよ。 もう温泉なんて、ナナとは何度か行ってますしね。 そしてもう、今さら温泉なんぞに行ってみたところで、何の進展もないことは、よーーーうくわかっているわけですし。 いっそ芸者でも呼んじまったほうが盛り上がりそうです。 そういえば前回ナナと一緒に温泉に行ったときに「コンパニオンでも呼べば?」と言われた記憶が甦りましたが。 よーするに、そーゆーことです。どーゆーわけだかわかりませんが。
だからよかったですよ。いっそ温泉計画なくなって。 なんだか結果オーライですよね。 なんでナナと一緒に温泉になんて行きたがってたんでしょうね、ワタシ。 まあ、もう二度と行かないでしょうけどね。
・・・なんて雰囲気を前回の日記で醸し出してしまった今となっては、 「温泉、行けるよ」とナナから電話が来た途端、小躍りして計画立てて、翌日にはもう予約取ったなんて話、死んでもできません。
楽しみだ、なんてことも、たとえ地獄に落とされたって言えないわけです。
あーあ。 3月は何かと予定入れちゃったのに、 温泉だなんて、ホント困っちゃいますよ。 <みなさまが殺意を感じるように工夫してみました('-^v)
ある日の電話より。
「じょりぃに対する気持ちってさ、子供に対する気持ちに似てる気がする」とナナ。
「子供?」 よしよし、ってことでしょうか。頼りないってことでしょうか。
「うん。あたしは子供に対して、お互い、甘え合って、ああしてほしいとかこうしてほしいとか、いろいろなエゴとかあっても、最終的には『健康で幸せに生きててくれればそれでいい』って思うのね?」
「うん」
「そう思うよ、あたしは。じょりぃに対して。 子供のことが心配で、手を出したいけど出せなかったり、逆に手を貸してほしがってるのにそれができなかったりするじゃない? でも、いろいろあっても最終的には健康で幸せにしててくれればいいんだってお互い思えるようなさー・・・ わかんないか。この例え(笑)」
「わかんない気もするし、わかるような気もする」 すごく嬉しかったんですが、こんな答のじょりぃ。
「そっか」
ナナはちょっとだけ恥ずかしそうに笑っておりました。
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ええと、「手紙で一悶着」という事件(?)があったときに、お互いの誤解が解けたあと、ナナがワタシに話してくれたことです。 なんと言いましょうか、簡単に言ってしまえば感動いたしました。 ナナがワタシにやさしくしてくれている文章をアップしても誰も喜ばないような気がして今までスルーにしていたんですが。 とはいえ、今までも引用のようにちょろっとだけ、このフレーズ出てきたことあるんですが。
年末に拗ね拗ねモードになっているときに、このときの言葉を思い出せばよかったな、なんて。 というか、実は思い出しはしたのですが 「ああ、あの頃はこんな風に言ってくれてたのにな」という、大変後ろ向きな思い出しかたをしておりました。 ダメ人間じょりぃ。
ワタシはナナよりもエゴが強いので 「幸せじゃなくてもいいから、生きていてほしい、例えワタシの手の届かない場所(物理的にも精神的にも)に行ってしまったとしても、ワタシが今いるこの世界から絶対にいなくならないでほしい」 なんて思ってしまうわけですが。 しかもまかり間違うと「なにがなんでも、ワタシのこと好きになってほしい。好きにならないなんて信じられない」とまで感情が突っ走ってしまったりするんですからねえ。 欲深なんです。ワタシ。
このときの電話のあとも、何かの機会にもう一度「じょりぃがあたしのこと嫌いになってしまったとしても、じょりぃがどこかで健康で幸せに、ちゃんと食べて寝てられればそれでいいって思える」と言ってくれたナナなんですが。 わあい、愛されてるのかも、と一瞬錯覚してしまいそうになりますが、よく考えてみると 「いーんじゃないの?あたしのことはどーでも。あんたがそれで幸せに暮らせるんなら。あたしは関係ないもんね」 という意味にも取れたりするので、うかつに「ぽー」っとなったりすると痛い目に合いそうです。
なので、心優しいかたも「ナナはもしかしてじょりぃのこと好きなんじゃないの?」なんて勘違いをしてはいけませんよ? しかもこういうときのナナは「ヤバイ!じょりぃを怒らせたかも!」ということで、かわいい女を演じている可能性も大です。 ホント、油断ならないんですから。
ごほん。
ひねくれた心を、いったんまっすぐに伸ばしてみます。
何より子供がいちばん大切なナナ、 それに近い気持ちだなんて言ってくれて、どうもありがとう。
と、本人の聞いてないところで礼を言ってもしょーがないんですけどね。 肝心の、言ってくれたときのワタシの返事ったら「わかんない気もするし、わかるような気もする」ですからねえ。 ナナも張り合いがなさそうですね。
| 2004年02月15日(日) |
バレンタインデー報告(案の定やさぐれ) |
さて。 昨日のバレンタインデーのご報告をさせていただきます。
ええと。
次女ちゃんにチョコもらって、子供たちと遊びました。
おわり。
って、ホントにこんな感じなんでございますよ。 ワタシがナナたちの集っているところへ取りに行く、という段取りだったはずなのですが、結局、ナナが子供連れてウチにやってきまして、「リング2」のビデオ見ながら子供たちと遊んで、解散、と。
へっとんへっとんです。 年甲斐もなく、トランポリンなんかで遊んじゃったから、もうマジでへっとんへっとん。
次女ちゃんの手作りチョコは、ビミョーにおいしかったです。
ナナも手伝っているので、ワタシは2年連続で「ナナの手作りチョコ」をバレンタインに食したわけです。
わ、わーーーい・・・・。
それにしても、次女ちゃんが今年もワタシにつくってくれたのがありがたいですね。 他にはパパとおじいちゃんしかもらっていないんですから。 これはもう、「次女ちゃんの好きな人はじょりぃちゃん」と告白されたも同然です。
なんてはずはないんですが。
話は変わりまして。
末子ちゃんが「じょりぃちゃんがあたしのママだったら良かったのに・・・」と、心のこもった様子で呟きまして。
ナナ、大笑い。
「なんでママよりじょりぃちゃんがいいか知りたい?」と言われたので「知りたい」と答えましたら、 末子ちゃん「耳貸して」と、ワタシの耳に囁きました。
「ママ、暗いんだもん」
「ははははははははははは」
と、じょりぃ、一応大笑いしてみましたが。
そんなに暗いの? しっかりしてくれよナナ。 5歳の娘に「ママ、暗い」と言われてしまうってどうなんでしょう。
さらに 「あーあ。パパとじょりぃちゃんがあたしのパパとママならいいのに。お似合いじゃん?」と。
ナナ「パパとじょりぃかぁ。あはははははははははははははいいんじゃないのぉ?」 じょりぃ「全然似合わない気がするよ?末子ちゃん」 勘弁してください。
中1の長女ちゃんだけはマジメに 「末子ー、そりゃいくらなんでもママに悪いだろー。傷ついたよ、ママ」と。
傷ついてないから。 大丈夫よ、長女ちゃん。 多感な年頃だものね。心配しちゃったんですね。かわいいですね。 しかし、ワタシとパパの組み合わせでナナが傷つく可能性は0%と言っても過言ではないでしょう。
とまあ、このときは笑って終わったんですけど。 後になって「そんなに暗いのか?ナナ」とにわかに心配になったじょりぃ。
で、じっくりと考えてみたんですが。
前日会ったときも別に暗くなかったし、このあいだの電話のときもそんな感じは見られなかったし。 ワタシが今ちょっと落ち込み気味(ってことになってるから)ということもあって、自分のことは話さなかったのかな?とも考えましたが、どうも違う気が。
で、思いついたのが。
しばらくナナ夫妻は、パパがナナを怒らせて険悪だったのです。 これはあくまでワタシの憶測ですが、おそらくパパが子供たちにグチったのではないかと。
「ママ、暗いよな。怖いよな」と。
たぶん外れてないだろうな。 パパはよく、子供たちに余計なことを言いますからね。 ナナの友達の悪口言ってみたりですね。 以前、ある日突然、長女ちゃんが「あたし、○○ちゃん(ナナの友達)って、男にだらしなさそうで嫌い」とナナに言い出したので、ナナ、ひじょーにビックリしたそうです。そりゃするだろうな。
しかも今回は、パパもナナに冷たくされてさびしかったらしく、「子供を味方につけちゃえ大作戦」を取りまして。 ナナが「ダメ!」と禁止しているものを、パパが子供たちに気前よく買ってあげたりという姑息な手段も使っていた、とナナがぷんすかしていた事実もありますから、これはパパが子供たちに自分を肯定してほしいがために「ママって暗いよなー」と洗脳した可能性も十分アリではないかと。
いや、でもこれはワタシの想像なんですが。 違ってたらゴメンね、パパ☆
でもねー。 「ママって○○だよな」の洗脳って、いいものならいいですけど、ネガティブイメージな洗脳はやめてほしいです。 他にも「ママってだらしないよな」「ママってなんにもできないよな」「ママってすげーわがままだよな」等々、常日頃から子供たちに刷り込んでおりまして(そういうつもりじゃないんでしょうけど)、これらはそっくりそのまま子供たちのナナへの評価になっております。
で、ワタシが「イヤだな」と思ってしまうのは、それだけで終わらず「それに比べてパパはさー」と、自分へのポジティブ評価、というか自慢話にすり替えてしまうところ。 もうちょっと大人になれば、そういうこともわかってくるのでしょうけど、まだ子供たちは「パパはスゴイ人だけど、ママはダメな人」と、パパの言うことをそのまま受け止めているので、「・・・・・・・(呆)」と感じてしまうじょりぃ。 ワタシに言わせれば、恋で曇った目をぴっかぴかに磨いて客観的な目で見ても、全然ナナの方が人間ができているし、あらゆる意味で「フェア」なのに。愛情に満ちていますしね。 子供たちよ、早く気づけ。 もっとママを尊敬したまえ。
なんて、よそ様の家庭事情を、迷惑なまでに勝手にいろいろと考えてしまっていたバレンタインデーでございました。 つまらないですねー。
おまけに。
「来月あたり、温泉にでも行こうよ」という話がワタシとナナの間で出ていたんですが。 「パパの勢いが弱っている今のうちに、許可をもらっちゃうね」と、ナナがパパにお許しをいただいておく段取りでありました。
なので、子供たちが遊びに夢中になっていて、話すチャンスができたときに訊いてみました。
「ね。 パパに温泉のこと、訊いてみた?」 「あ。 忘れてた」
忘れるなよ。
「訊いてよー、ちゃんとー」 陰でこっそり拗ねずに、スナオにお願いするじょりぃ。これを人は「成長」と呼びます。呼ぶはずです。 「わかったよー。 でもまた忘れるかも」
ひどい。 けっこうショック。
「勝手に行ってきちゃうぞ(怒)」 じょりぃ、強気発言。 「いいよ。(笑) どうぞ」 あっさり。笑顔つき。
がああああああああああああああああん。
もういいよ。
というわけで、来月、温泉に行くのはやめることにしたじょりぃであります。勝手に。 ナナにはそう伝えていないんですが、どうせ行く気もないんでしょうから伝える必要もないことでしょう。 だいたい、アタシ、仕事しなくちゃいけないんでしたわ。 おほほほほほほほほほほほほほほほ。
もう、ナナ、いいかも。 飽きた。 冷たくされるのにも飽きましたーーーーーーー、と。
みなさま。 バレンタイン・イブ、いかがお過ごしでしょうか。 せっせと手作りチョコレートをつくっている健気なお嬢さんもいらっしゃることでしょうね。
でもじょりぃにくださらないのなら関係ないです。 世界中の手作りチョコを、奈良公園の鹿ちゃんのフンに変えてしまう、魔法の呪文を口にしてみたりします。 というのはウソで、世界中の手作りチョコが、夢のようにおいしくできますように!(偽善)
さて。 本日午前中。 ナナと「DVD鑑賞会」の日でございます。 そもそもは、落ち込みがちだったワタシを元気づけようとしてくれたナナが「映画でも行こうか?」と、(めずらしく)やさしく誘ってくれまして。 ただ、お互い見たい映画が一致しない&上映時間と都合のいい時間が合わないという神様のいやがらせがありまして。
「じゃあ、家でゆっくりDVDでも見ない?あたしも2時間くらいしか時間とれないけど、それでよかったら」とナナが提案してくれました。 じょりぃはもちろん「いいよ」と。
ということで、ナナが10時に我が家に来ることに。 DVDは、ナナが見たいもの優先ということで。 タイトル忘れてしまいましたが、なんだか社会派のものです。ナナ好みの。
じょりぃ、夜と朝にリビング大掃除。 なにしろウチって、すんごい散らかってて汚いんです。自慢になるほどです。 散らかしているものの大半というか、80%はきょんのもの。 きょんて「片づけられない女」なんですよねえ。 ホントそういうところだらしなくて、掃除をするたびに「ああ、別れたい」と思います(マジ)。
で、本日。 ナナ、15分遅刻しつつも(でも快挙)無事に到着しまして。 玄関開けたら、照れくさそうな笑顔だったので一安心。めずらしいな。
「じょりぃのお昼用に、お弁当つくってきたよ。 はい」 と弁当箱を手渡すナナ。
え!
「え!」 「・・・・と思ったんだけど、おかずを朝、長女にすべて食われてしまったー(笑)。なのできんぴらしか持ってこなかった」
ごはんもないんですか先生。
「ありがとう。嬉しいよ。きんぴらだけでも」 「ホントにちゃんとお弁当持ってくるはずだったんだけどな」 「そう」
と、そっけなく返事しておりますが、トテーーーーーーーモ嬉しかったです。
「DVDもねー、アタシが見たかったのって、なんかつまんなそーと思って、勝手に変更した」 「そう。 なに?」 「パパがすごく見たがってたヤツ」
おまえ無神経だな。
とはいえ、ワタシはナナに愛を告白したわけではありませんので、ナナにしてみれば無神経もクソもないわけですが。
「ふうん」 「パパはゆうべ先に見ちゃってね、けっこうおもしろかったって言ってたよ」 「ふうん。 で、何?」 「10日間で男を上手にフル方法」
ケイト・ハドソンかぁ。 薄いんだよなあ。胸も顔も。 相手役はマシュー・マコノヒー。 なで肩だけどスタイルいいし顔もいいしコメディセンスもあるので、きょんとワタシのお気に入りの俳優です。
ていうか
「ラブコメじゃん」とワタシ。 「うん(笑)」 「へ、 へえ」 「パパはおもしろいってさ」 それはわかったから。 「ワタシも見たかったよそれ」 ホントです。 「ホント? ならよかった」
ワタシとアナタでラブコメ見ることになるとは思いませんでしたケド。 は、は、は、恥ずかしーーーーーーーー。
そしてDVD鑑賞。
うちのリビングって、テレビの真正面に、ふたりで並んでこたつに座らないとすごく見づらいんですよ。 わざとじゃありませんよ? というわけで、ナナが座ってから 「ええと、正面じゃないと見づらいんだ。 並んで座ってもいいかな?」と。 「あ、はい」と、ナナ、横にずりずりと移動。
やった! 隣同士です! 接近です! しかもラブコメです!
これはもう、何かが起こってしまうかもしれませんね☆
と思ったものの。
やはり恥ずかしくて、せまいコタツだというのに、間にもう一人入れるいつものスペースを空けて座ってしまうヘタレじょりぃ。
でもやっぱり、くっついては座れませんよ。 ていうか、今思うと、あんなに自然な成り行きだったんだから、くっついて座ればよかった。 ばかばかじょりぃのバカ。うわあああああああん。悔やみきれないミステイク。
DVDはけっこうおもしろかったです。 「こんな女いたらうぜー」とか笑いながら、ふたりで顔を見合わせながらおしゃべりしたりして、実に良い雰囲気です。 ナナの家で会っているときよりもいい感じ。 ナナにしてみたらやはり「脱・日常」感がいくらか強くなって、気持ちも華やぐのでしょうかね。
しかし、こうして久しぶりに一緒に過ごしてみましたら、なんというか、ワタシたちって「フツウのオトモダチ」だなあ、ってつくづく思いました。 ちょっとさびしい気もしますが、今こうしてふたりで笑っていられるんだから、まあいいか、みたいな、達観ともあきらめともつかない感情に襲われるじょりぃ。 だって、全然やましい気持ちにならないんだもの。枯れたか?自分。
DVD終わってからも、なっちゃんが来る時間までおしゃべりしまして。 「バレンタインデーさ、今年って土曜日じゃん?」とナナ。 「うん」 「だから、売上が落ちちゃうんだって。会社用の義理チョコを買う人が減ってしまって」 「へえ」 「なのでチョコメーカーが苦肉の策を立てたらしいのね」 「どんな?」 「女の子同士で愛の告白をするのに、バレンタインにチョコレートを、ってあちこちで謳ってるらしいよ」 「へえ」
なんだこの展開は。って、ホントなんですか?この話。 って、ナナがこんなことでウソつくはずがないんですが。
「女の子同士で愛の告白って、なんだそれ?」とワタシ。 とうとうビアンが表の市場に認知されたのでしょうか。
「なんだかね、『あなたはワタシにとって、いちばん大切な友達です。ずっと一緒にいようね』みたいにして渡すんだってさ」 「げ」 「(笑) 今、うざいって思ったでしょ?」 「思ってしまった(笑) けど、戦略としてはおもしろいね」 「そうなんだけど、小中学生の女の子同士の友情って、めんどくさいじゃん? 『あたしはあの子のこと親友だと思ってたのにもらえなかった』とか『あの子には渡したのに、あたしにはくれないんだ』とかさ、トラブルの元って気がするんだよね」 「ああ、確かに」 「義理チョコにしたって、きりがなくなると思うよー。線の引きようがないじゃん」 「その分売れたりしてね(笑)」 「あたしは憂鬱。来年あたり、PTAで話題になるかもしれないよね(笑)」
ふうん。 親友の契りのバレンタインチョコねえ。 スール(姉妹)の契りのロザリオの授受みたいなもんでしょうかbyマリみて。
と、せっかくこんな話が出たのに、「だから明日、じょりぃにチョコあげるね☆」とか「で、ワタシにくれるの?」なんて話題は案の定出ないわけですが。
そのかわり、じょりぃ、こんな質問を。
「今年は? パパにあげるの?」
こたえ。
「んーーーーー。 たぶんあげない」
にま。
とは言え 「チョコレートあげたって、食べないしね」という理由つきでしたが。
「じょりぃは?」と曖昧な質問をされ、思わず「昨日、きょんにチョコビスつくってもらった」と答えそうになったじょりぃだったんですが、すんでのところで飲み込みました。 危うくプチ・カムアウトをしてしまうところでした。アブナイアブナイ。
「次女ちゃん、今日チョコレートつくるみたいよ? じょりぃの分も数に入っていたけど、明日取りに来れる?」とナナ。
うかがいますとも。
というわけで、バレンタインデー当日にもナナに会えそうです。 パパの実家かナナのお姉さんちで、ちょろっと受け渡しだけ(子供つき)という色気のなさですが。 それでも嬉しいです。
まとまりなく終わりましたが、「ぎゃふん!」というオチは、たぶん明日あたり、きっちりとやってくるような気がしているじょりぃであります。
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