最近のわたくし 2007年07月28日(土)

これまで様々なゲームで遊んできたわたくしですが、アクションゲームが苦手なため、人気の高いゼルダシリーズに興味はあったものの、これまで手が出せずにおりましたところ、ここへ来てDS用に新しいゼルダが発売され、しかもボタン操作ではなく、タッチペンのみのアクションゲームと知り、何しろ「バイオハザード」においてボタン操作が巧くできなかったため、ゾンビにやられる以前に、最初の部屋から出ることすらできず、そもそもゾンビに出会うこともなかったわたくしですので、タッチペンなら大丈夫であろうと、喜び勇んで『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』を購入し、「ああようやく、不朽の名作と呼ばれて久しいこのシリーズに触れることができる」などと心ときめかせながら早速プレイを始めたものの、三日目になってもいまだにペン操作による前転ができず、最初の村から出ることすらできず、敵に出会うこともなく、中古屋へ売り飛ばしてしまいたいという衝動が起き始めているのでした。

今このあたり。


最近の長い例え話 2007年07月14日(土)

過労死の労災認定基準に入る残業時間が三ヶ月続き、仕事に疲れたというのを通り越えて、人生に疲れてきたと感じるようになり、これはやばい、と思ったわたくしは、ようやく退職を願い出たわけですが、現在繁忙期であること、わたくし以外にわたくしの仕事が誰もできないこと、それらの責任と、引き継ぎなども考えて退職は八月末ということにしたのですが、既にキれる5秒前という精神状態が続く中、まさにこれから繁忙期のピークを迎えるにあたり、今の状態をホラー小説に例えてみました。

 Aさんは都会から田舎に移り住み、中古ではありますが、少し無理をして念願の一戸建てを購入しました。
 ところが、その家に住むようになってから、奇妙なことが続くようになります。中学生の長男は学校でいじめに遭い、小学生の娘は謎の発熱が続き、愛犬は謎の急死、Aさん自身は新しい仕事にも職場にも馴染めず、苦労の連続です。
 それでも家族のためにと頑張っていたAさんは、愛妻がローン返済のためにと働きに出たパート先で同僚と浮気しているのではないかとの疑念を抱きます。
 そのことを何気なく問いただしてみると、妻はしらを切るばかりか、Aさんを責めるような言動をします。日頃穏やかだったはずのAさんは、疲れとストレスもあってか感情的になり、つい妻に暴力を働いてしまいます。
 それを期に夫婦の関係は急速に冷え込み、引きこもりになった息子とは意思疎通が出来ず、ようやく熱が下がって幼稚園へ通っていた娘は毎日奇妙な言動をし、家庭崩壊の兆しがAさん一家に現れます。
 その間も、その家にはおかしなことが続きます。
 築年数がさほど古くはないはずの家の至るところに異臭とかびの大量発生、庭に作った家庭菜園も全く芽を出さず、放置している間に見たこともない不気味な花が咲き乱れ、家を買った時に高価なものだからと処分しないままだった前の住人が置いていったらしい箪笥を動かしてみると、裏からボールペンで顔を塗りつぶしてある古い家族写真が出てきました。写真の背景には、庭に咲き乱れている奇妙な花が見えます。
 さらに、新興宗教の執拗な勧誘に悩まされ、夜には正体不明の無言電話がかかってきます。水道からは赤い水が迸り、家族に長髪の者はいないのに、何度掃除をしても風呂場の排水溝から長い髪の毛が出てき、天井裏からネズミらしき動物が走り回る音、壁には奇妙な染みが拡がり、閉めたはずの押入がいつも数センチ開き、「娘さんのことで」と訪ねてきた幼稚園の保母さんから、娘の描いた絵を見せられると、そこには包丁を振り回す男と、周囲にはばらばらになった人間らしきものが散乱しているおぞましい状況が描かれていました。
 Aさんが、このときは幸せだったのにと、引っ越し当日に家の前で撮った家族写真を眺めていると、確かににこやかな顔で写っていたはずが何故か皆暗い表情に変わっていて、その頃はまだ無かったあの庭の奇妙な花が後に写っていました。Aさんは、ようやくこの家に引っ越してきてから全てがおかしくなったのだと気付き始めました。
 その頃、旦那の様子がおかしいと心配し、その相談を打ち明けられていた妻の同僚の男性が、Aさん宅について調べているうちに妙な噂を聞きつけます。調べてみると、数年前、その家で一家惨殺事件が起きたということがわかり、さらに、その後その家を買った家族も一家の主により殺害され、主は発狂していました。
 軽薄そうに見えて実は実家が寺であり、跡を継ぐことを拒否しながらも、仏の道に惹かれもしていたその同僚はやはりどこか信心深い面があり、その家に不吉な影を感じ取ります。そして、事件についてさらに調べていくうちに、ある重大な事実に気付きます。
 最初に起きた惨禍と、次の家族の事件が全く同じ日に起きており、何か忌まわしい因縁を感じた同僚は、その日がもうすぐ迫っていることにおののきます。
 子どもの頃に死んだ母親の面影を宿したAさんの妻に密かな慕情を抱いていた同僚は、早くそのことを知らせ、その日がくる前に、一家にその忌まわしい家を出るように薦めなければならないと思い立ちます。

 今このあたり。

梅雨時のわたくし 2007年07月01日(日)

6月は何回書いたっけ?と数える気もない今日この頃、皆様方におかれましてはいかがお過ごしのから梅雨でございましょうか。幸い、指のギブスもはずれましたが、その診察の際、リハビリセンターへ行かされたおかげで、会計で思いも寄らぬ金額を請求され、初めて病院でつけをお願いしたことも遠い昔、最近の出来事と言えば、母が「そうそう、羊羹をもらったんだった」などと、木の箱を持ち出してきまして、話によりますと、三日ほど前に父の仕事関係のお金持ちに頂いたものだとかで、それはさぞ良い羊羹に違いないと期待しつつ開けてみたところ、それは見事なサクランボであり、推定佐藤錦であり、当然、既に腐っていたわけで、ちゃんともらった時に確かめろよと思いましたが、推定1kg以上ある桐箱入り佐藤錦の時価相場がいかほどかを確かめる気は全くないわたくしです。

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