『どうぶつ奇想天外！』で、犬の利き足を調べるには、離れた場所から呼んだ時、最初に踏み出した足が利き足である、というのを我が家の犬三匹で試してみたところ、二匹は呼んでも近づいてこず、残る一匹は呼ぶなり後方へ走り去っていく際の最初の足が左だと確認できたものの、もはや利き足などどうでもいいという気持ちです。
会社の帰り、時々妙に車が渋滞してのろのろ運転になっていることがあり、よく見れば、私が卒業した自動車学校の教習車が車列の先頭にいたりするわけですが、先日も前の車二台が右折すると、真ん前に教習車がいたわけで、嗚呼、自分もこうやって後続車を引き連れて路上教習を受けていたっけなあ、などと懐かしいような気がし、初心に帰るような気がするよなどと微笑ましい気持ちになり、教習車は私にとってドライバーの良心だななどと思っているうちに、前の教習車が左折しようとしてゆっくりカーブし始め、内心ほっとしたりした次の瞬間、その教習車がエンストで止まって立ち往生し、がたがた車体を揺らしているのを見つめつつ追い越したい衝動を覚えたものの、しかしここははみ出しての追い越し禁止車線であるし、良心を前にして違反を犯していいものかと葛藤しているうちに、前方の交差点の歩行者用信号が点滅し始めたのを見た途端、うしろで待たれるとかえって焦るんだよな、などと都合の良いことを考えながら、反対車線にはみ出して追い越してしまいました。
電話を取るなりお客様は言いました。
「おたくの商品をさ、消費者センターに持って行くつもりなんだけど、その前にひとこと言っておうと思って」
もちろん「ひとこと」では済みませんでした。
先日、AmazonでちあきなおみのＣＤを買ったために、Amazonのお薦めページはちあおきなおみだらけなのですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
わたしくしは相変わらずクレーム対応に追われる毎日です。なにぶんにも良くて１０に１つ、平均すれば５つに１つ、多いものでは３つに１つは不良品という品揃えですので仕方がありません。そのため、一つの商品を大量に購入してくださる場合、本来なら喜ぶところを、我が社の場合は暗い気持ちになるわけです。なぜなら一つの商品を購入して不良だった場合、「たまたま運悪く、不良品に当たったのだ」と思ってもらえますが、大口注文ですと、２０個買ったうち１５個くらいが不良だった場合、「この会社はとんでもない会社だ！！！」と思われてしまうわけですし、しかもその感想が当たっているだけに、できるなら一人で大量発注はやめて頂きたいという思いが胸に沸いてくるわけです。
昨日、電話で、とある商品を購入したいのだが、という問い合わせがありまして、けれど、その商品が不良品欠陥品の多い我が社の商品の中にあって一、二を争うクレーム件数を誇り、３つに１つはなんらかの欠陥があるのではないかと思われるものであったがために「これは、ちゃちなものじゃないですよね？」と問われて、思わず口ごもっている間に「すぐに壊れるってことはないですよね？」などと畳みかけられて、心の中で「めっちゃ、ちゃちだし、すぐに壊れるというか、最初から壊れた状態であることが多いというか」と思いながら、プレゼント用にしたいというお客様が、実際それを誰かにプレゼントした場合に起こる悲劇が脳裏をよぎり、しかし「お薦めできません」と言うわけにもいかないわけでして、「ええ、まあ、そうですね。うーん、値段なりの商品という、そういう感じでですね、まあ普通に使っていただければ、それなりにですね……」などとしどろもどろに答えてしまったわけですが、案の定、すぐに（ネットから）注文しますと言っていたその方からの注文は、いまだにないのですが、悲劇を未然に防げたと安堵している場合なのでしょうか。
エイプリルフールのネタのような商品ですね。
最近では自分よりも運転が下手な人を見かけると「あんな運転の人が普通の車で走っていて、何故私の車は若葉マークをつけて走らなければならないのだろう」などと傲慢なことを考える程度に慣れてきましたが、時折「知らない道でも慌てる必用ははい。きちんと交通法規さえ守っていれば大丈夫。だがしかし、ここはどこなのだ！」というようなことがあるので、まだまだ初心者ドライバーは卒業できそうにありません。
会社の業務の中に、不特定多数の人に必用事項を入力して送り返してもらうメールの整理があるのですが、項目の中の「住所」で、郵便番号を入れてくれない人が結構いるので、項目名の欄を「住所〒」としてみたところ、郵便番号しか入れない人が続出し、ままならぬ世の中だという思いを深くした週末です。
今度の「FFXII」では、バトルの際にモード切替がないので、知らないうちの別のモンスターが参戦してくることもありまして、この間など、とても強いモンスターに何度目かのチャレンジし、モンスターのＨＰのゲージの残りが線ほどに細くなり、あと一撃で倒せそうだけれど、こちらもあと一撃で全滅しそうという、やるかやられるかという緊迫した状況で、知らぬ間に寄ってきていた雑魚モンスターにファイアみたいなしょぼい魔法で全滅させられてしまった時には、魂が抜け出るような心境になったわけで、今年になって一番悔しい思いだとか、虚しい気持ちだとか、テンションが下がるというか、しかしいい歳した大人がそんなことで茫然自失していていいのだろうかと思い直して立ち直ったりしたわけで、しかしその夜はやっぱり魂が抜けたような心持ちで眠りについたのでした。
おたくの祭りで何度か行った東京ビッグサイト、故郷へＵターンしたとき、もう行くことはないだろうと思っていたが、よもや会社の仕事で行くことになろうとは、思いもよらぬことでした。
今の会社に入った時、本社からの電話に出るなり「誰だ！ おまえ！」といきなり怒鳴ってき、その後出るたびに「はあ？ 誰、おまえ？」と電話口で言い、今週は今週で出張に行くための申請書を出すと「何しに行くつもりだ！」とファックスしてきた専務は、印象で言えばなべつね系で、できるだけ関わらずに済ませたい系であり、これまで多くの（気に入らない）社員の首を切り、会議を始めると独壇場で、半日文句を言い続ける人ですが、幸いにもあちらは本社、こちらは支社にいて、滅多に会うこともないのですが、今週会議でなにやら新しい文句を言おうと息巻いて支社にやってくる専務と、偶然その日東京への出張から帰ってくる私が乗る飛行機の到着時間からして、どうも同じ便のようなのです。
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新しい会社に入ってから、環境の変化のせいか、まだ緊張しているせいなのか、便秘気味の日々を送っている中、健康診断のために便の採取をしなければならず、しかしやはり朝に音沙汰がなかったので、仕事中に必要な道具を入れて腰にぶらさげているウエストポーチに、いつでも対応できるよう検便キットを忍ばせているわけです。むろん、採取後もなに食わぬ顔でぶら下げて歩くわけです。
父が「昨日、録画した『ロード・オブ・ザ・リング』、録るのを間違えて半分しか入ってなかった」と言ってため息をついたので、「お父さん、昨日のは前編だけで、元々半分しかやってないんだよ。今日後編があるから」と教えてあげたのですが、父は「その前編が半分しか入ってなかったんだよ」とさらにため息をついたのでした。
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