後悔日誌
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2010年12月28日(火) 染空


東京湾奥。
深藍の空が緩やかにオレンジ色に染まる時間がちょうど6時30分。

羽田の新しい滑走路から飛んだ飛行機が、エンジン音を響かせながら空へ。
大きな貨物船たちも、次々に岸壁へ向かっていく。
一日の始まりだ。

荷物と人の流れ。
毎日、これだけの乗り物が動いていることを、普段は意識しない。


今日、ようやく入港する。
仕事はまだ残っているけど、やはり気持ちが軽い。

しばし陸上の流れに身を委ねたい。



2010年12月26日(日) 豪気


今年はよく働くナァ…。
黒潮と紀伊水道の吹き出しがぶつかる”いつものトコ”で、波に揺られている。

強い風が吹いているけど、そっと背中を押してくれているようで意外と順調なこの航海。
風が前に変わると手に負えないのが分かっているのでフルパワーで走っている。

6本のシリンダーから生み出される7000馬力は半端じゃなく力強い。
響き渡るターボ音の中で、排気温度を点検して回ったり。
久し振りにエンジニアらしいことをしていると思う。

4時間で3000リットルの重油を燃やしながら、母港へ。
豪気だ。



2010年12月23日(木) 散歩


至る所から湯煙の上がる街、別府。
毎日、散歩と称してお風呂を浴びに行く。

いわゆる公衆浴場がとても面白くて、無料だったり100円だったり。
常連さんにはしっかり挨拶をして、お話にもたくさん付き合うけどこれがまた、楽しい。

泉質はアルカリだったり硫黄だったり。
足の裏とかほっぺたがツルツルになってきていて、とてもいい感じ。

今日は明礬温泉。
坂をずいぶん登ったとこにあって、秘湯な感じがまた良い。

あとね。
ビールも美味しいよ!



2010年12月11日(土) 回想


がらんどう…。
家具がなくなった部屋の中を見回していたら、ここへ始めて来たときの事を思い出した。

20年間、ありがとう。
借り手にも、貸し手にも、色々と事情はある。
駅から1分の自慢の実家はこれでさよなら。


駅前に住んでいて、良かった事は数知れず。
雨が降っても傘いらず、5分前に動けば電車もOK。
それからスーパーの買出しも楽チン極まりない。

駐車場がなかったり、バイクのいたずらに怯えたり。
欠点はそんなとこかな。


人の流れ込みやすい場所で、自然と賑やかな家だったけれど。
これからは少し減るかな、と思うとちょっと残念だ。


でもこれも、きっと何かのタイミング。
振り向かないで、踏み出そう。

えいっ!



2010年12月08日(水) 注射


衛生管理者、という名前の講習会。
会社からはお金は出ないけど、スキルアップのために受講してみた。

小さな病院で一週間。
初めは座学が多いけど、手洗いの仕方や応急処置の仕方をしながら最後は注射までした。


最近は教えられる機会も減った。
スーツを着て、後輩たちに混じりながら座学を受けるというのもなんだか新鮮だ。


それにしても看護婦さんには参った。
セッシ(ピンセットのこと)を持つときに、先端が上を向いたりしたらすぐに指導が入る。
「はい、そこの方。駄目ですね〜、不潔です!」

汚れを広げない、他に感染させない。
こうして、器具の取り扱いにも基本姿勢があることを知ってみたり。
少しずつ、成長してるのかな。


なんだか少し恥ずかしい医療実習だったけど、無事に終了できて良かった。
ちなみに看護婦さんとの出会いは…。

残念ながらありませんでした!



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