後悔日誌
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2004年01月31日(土) 安産


慎重な朝の儀式。
無事、出産した。

少し痛かったな。



昼過ぎ、作業をしてたらみんなに尻をたたかれた。
なんでも休憩のとき、種の話で相当盛り上がってたらしい。

ちょっと苦笑い。



2004年01月30日(金) 逆流


一瞬の出来事だった。
口の中で転がしてた梅干の種を飲み込んでしまった。

相当むせ返ったけど出てこなく、胃がチクチクしだしたので心配になった。
なんといっても親指の頭くらいでかいやつだ、しかもかなりとんがってた。
あれがお尻から出てくるなんて考えられない。
泣きたいくらい憂鬱になった。


なんとか頑張ろうと吐き出す努力をしてみたけど無理。
お昼ご飯は全部出たけど種は出てこなかった。


夕飯も不安に食べた。
鳥とか牛とか、石ころ食べて消化を助けるなんて聞いたことあるけど。
あのとげとげ君で胃とか腸とか傷つけてそうだよな。
あ、また痛い…。


心配すぎて、酒飲めなかった夜。
気が小さいというか、ケツの穴が小さいというか。
とほほ…。



2004年01月26日(月) 臨水


天然の良港、高知港。
四国の港なんて何年ぶりだろう。

久し振りの地、ということで宴会をすることになった。
その会場、というのが高知でも知る人ぞ知る臨水という宿なのだ。

鏡川に面するその宿は、宮大工が建てたという立派な造りをしている。
暖簾をくぐって中に入ると和服の女将が迎えてくれた。
「今日はよろしくおねがいします」なんて挨拶。
席を決めるくじを作ったり幹事は何かと忙しい…。


それにしても立派な宴席だった。
家の中に池があったり、金屏風があったり、料亭って凄いな。


時間が来て宴会が始まる。
鰹とウツボのたたき、どろめ、のれそれ、酒盗などなど。
地元食材でこれでもかっ、って位楽しんだ頃に三味線が鳴り出した。

お座敷遊び、なんて初めてだよな。
作家の椎名誠さんや天皇家の方も見えたことがあるなんて聞いて驚き。
土佐の酒文化を生で体験することになった。


よさこい節を聞いたり、替え歌を一緒に楽しんだり。
そうこうしてるうちに大変なゲームがやってきた。

”可杯(べくはい)”

駒をまわしてその軸の向いた人が、駒に書かれた杯で飲むという簡単なゲーム。
ただし杯は穴の開いた”ひょっとこ”や、机に置けない”天狗”など強烈。
あっちこっちで一気が炸裂していった。
お銚子がごろごろ寝転び始めたのはこの頃からかな。

一度火のついた宴は消えることなくあっという間に時間が過ぎていった。


昔の時代の宴ってこんな感じなんだろう。
本当に楽しかった。



たくさんの死傷者が出たが、良い宴が出来て良かった。
有り得ないけど、友達同士でも来てみたいななんて。
何度も振り返りながら帰った。

久し振りの充実感だった。



2004年01月22日(木) 冠雪


強烈に寒い朝だった。
今年一番の寒気団とニュースが言っていただけある。

午前中から吹雪。
あっという間に桜島は白い山に姿を変えた。


桜島はかっこいい。
海から急斜面で立ち上がり、立派な峰がある。
今も噴煙が立ち昇り、とても力強い感じだ。


麓の温泉に浸かって雪見酒なんて。
出来たら最高なんだけどナァ…。



2004年01月21日(水) 北上


沖縄を離れ北上を続ける。
この後は鹿児島湾経由で高知港へ向かう。

島づたいの航海は意外と退屈だ。
島が見えてる間は携帯電話もテレビも使える、けど離れるとまた圏外。
次の島はいつかな、なんてじっと待ち続ける。

与論島、沖永良部島、徳之島に奄美大島。
そして屋久島、種子島。

なんか息継ぎしながら泳いでるみたいだ。


夜になって冷房を暖房に切り替えた。
澄み切った星空と冷たい風。

また冬だね。



2004年01月19日(月) 市場


市場の影に隠れてひっそり営業のサータアンダギー屋さん。
畳1畳の店なので、何回通ってもまだ迷子になる。

確かこの辺だったよな、なんてぶらついてるとようやく発見だ。

市場の入り口では一個80円する店もあるが、ここまで来れば40円で買える。
観光客の姿はすでに見えず、地元の人がこれまたひっそりと買いに来る。

黒糖で作った”黒”ってやつは特に美味しい。


素朴な紙袋に一杯詰めてもらって船へと帰る。

先輩たちの「お?」っていう笑顔がまた楽しかった。



2004年01月18日(日) 新交通


沖縄にモノレール登場。
ということで、早速乗ってみた。

路線は空港から那覇中心街を抜け、首里まで。
渋滞の街中を空から眺めるようで気持ちの良い乗り物だった。
特に首里に向かう坂道ではぐんぐん登っていく感覚がたまらない。


西の国。
いつもより遅い日の出に、いつもより遅い夕暮れ。
いつものお店に転がり込んで、いつものように酔っ払った。



2004年01月17日(土) 衝動買い


泡盛を買った。
しかもとびきりでかいやつを。

前から欲しくて眺めていた”かめ”の泡盛。
たまたま同僚の家が泡盛工場ってことで原価で売ってくれたのだ。


部屋の片隅のダンボールが嬉しい、開ける日を心待ちにしてる。
机の上にどっしり座らせて宴会なんかしたら面白いだろうな。

近い未来が楽しみだ。



2004年01月08日(木) 青


とりあえずの、休暇最終日。
またトイレにいた。


タンクからの水漏れがずっと許せなかった技術者魂。
が、それが仇(あだ)となった。

いよいよ水漏れ箇所を特定し、このナットを締めこめば…
というところでパッキンが割れて水が大溢れ。
まるで潜水艦映画のような気分になって大騒ぎだ。

朝から憂鬱になってまたホームセンターへ。
タンクの中に入れてたブルーレットのせいで手は真っ青。
レジのおばさんも怪訝そうにこちらを見ていたナァ。

畜生、俺はプロだぞ。
なんて自問自答しながら修理を続ける。
船と違って道具が少ないから確かに梃子摺った。

ようやく完成した頃にはもうお昼。
ここまでやれば当分は安心だろうなんてまた自己満足する。



昼飯はカレーライス。
それもなんか残酷だな、って思った。



2004年01月06日(火) 通水カップ


朝から我が家は殺気立っていた。
一日経ってもちっとも良くならないトイレ。
自分のお腹が痛み出してきてからは、何度となく腹がたった。

開店と共に飛び込んだホームセンター。
水道用品やらトイレ用品、洗濯用品など探すがなかなか見つからない。
あれはどこにあるのだろう。
「ズッポン」とか「ズコズコ」とか呼ばれていて、棒の先に吸盤のお化けがついてるあれだ。

思い切って店員さんに聞いてみた。
「トイレ掃除用のズコズコってやつ下さい」
そしたら快く「こちらです」ときたもんだ。
さすがは店員さんだって尊敬の眼差しでついていったらありました!!
柄の長さが短いもの、長いもの、吸盤の大きい小さいなど。
結構、種類があるもんですね。

そして洋式便所に最適と書かれたへんてこな形のやつを手に取りレジへ向かったのであった。
ちなみに正式な名前は”通水カップ”というそうだ。

さて、家に持って帰りズコズコっとやると本当に呆気なく終わった。

頼れる奴だな、通水カップ。
あの黒い吸盤が誇らしげに見えた。



2004年01月04日(日) 複雑


朝から張り切った一日だった。
なんとか殺風景な便所を綺麗にしてやろうと奮闘。

新聞紙を使って型をとり、ビニール製のマットを床一面に敷いた。
コンクリむき出しと違って、なんだか温かみのあるトイレの出来上がり。
なかなかの出来にすぐ自己満足。


買い物も進んだ。
食器棚付きのレンジ台。
ワードローブ(っていうのかな?)
それから洗濯機の置き台を作るための材木。
廊下に敷くための絨毯マット。
5.1ch付きのDVDコンポ(!?)



あんまり調子が良すぎて怖いくらいだナァ、なんてビールを飲んでたら…。
恐怖は突然やってきた。

何故か知らないがトイレがオーバーフロー。
せっかく敷いたマットもびしょ濡れに…。

夜の10時にトイレの中で雑巾絞ってる姿はかなり惨めだと思った。
終わり良ければ全て良しか…。

とっても良い日だった(涙)



2004年01月03日(土) 宴


ようやく形になった新居に二人の両親をご招待。
持ち寄りの料理がずらり並び、テーブルから溢れるほどだった。
日本酒をがっちり飲んで、なんだか正月だなって気分になった。

相変わらずなもので最後は全っ然、覚えてないんだけど。
とっても美味しいひと時で良かった。



2004年01月02日(金) 待望


世間はお正月。
でも、我が家はまだ非難小屋の生活を続けている。

しかし、今日でそれもひと区切り。
待望の冷蔵庫と洗濯機が届くのである。

これで文明らしい生活ができるぞ、なんだか嬉しい。


それにしても、二人の生活観や価値観の違いというのは恐ろしいね。
これが火薬庫になるのは間違いなし。
仲直りしたけど一日で口論が始まるなんて、思ってもみなかった。

俺も頑固だけど彼女もだいぶ頑固らしい。
我がまま長男と我がまま長女か。
まあ、なるようになれ。



2004年01月01日(木) 提出


あっけなく、入籍した。
戸籍謄本二枚と婚姻届一枚。
宿直のおじさんに渡すだけ。


新居で初めての夜…。
風呂に入るため、まずは風呂の大掃除から始めた。
風呂釜の中も専用の洗剤でしっかり掃除。
そして、勢いよく水を流すが排水口の流れが悪いらしく水の抜けが悪い。
おかしいな、と排水口の大きな蓋を外したその瞬間!!

風呂のゴム栓が吸い込まれていっちゃった。


悲しい出来事だった。
仕方ないのでお風呂の栓を足で押さえながら湯に浸かろうかな。
なんて、駄目か。



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