気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2009年10月30日(金) らぶれたー・あっと・C.C.Lemon ホール

第一志望の学校願書に志望動機を書ける欄がないから、
今さっき、学校説明会のアンケートに、我々親子のラブレターを
思いきり、綴って渡して来た。

元・渋谷公会堂が会場。今は飲料会社の名前がついている。

参加者の数がプレッシャー過ぎる…。



2009年10月29日(木) 二、暇、の価値 (前日の続き)

(前日付けの日記の続き)

二、あー、でも、こういう講演を、もっと大勢の人が聴きに来られれば。
いつも思う。
平日午後3時の学校視聴覚室。この時間、この会場に来ることのできている人よりも、
いろいろな事情で、来られない人のほうが、
この講話を、より必要としているんじゃないかな、って。

たとえば
昭和女子大で開催されている、主婦の再就職のための「ママチャレ」講座に
「行きたいけれど、平日はパートを休めないし」
「行きたいけれど、小学一年生の子の帰宅に間に合わないし」
そうして機会を見送らざるを得ない人のほうが、
この講義を、本当は、聞きたいと思っているのかも。

ママチャレ関連では、その後も、色々と勉強になりそうな講座の案内を頂くが
夕方や夜なら、やはり、子どもを置いては出にくくなる。
そのために夫に早帰りを頼むというのも、
こっちが「仕事」ならば(それも、高給取りならば)大義名分も立とうが
ただ趣味や教養のためとなると、頼みにくいものだ。

学校からも、町内の回覧板からも、
子どもや親を誘う、いろんな催し物のお知らせが来る。
防災とか、芸能体験とか、勉強会とか。ためになりそうな。
地域でも、いろいろな企画活動をしてくれる人や団体がある。
でもたいてい、土日でも、都合がつかなくて、
そこに、ウチは行けない。
行けない人、行けない子が多い。

私が校外委員長だったころ
地区会館での集会などで、地域の年配のスタッフの方々が
「もっと若いご家族がたくさん参加してくれたら、盛り上がるのに」
「年寄りは、町内の子どもたちの顔を覚えたいのよ」
とおっしゃっていたっけな。
もしそうできたら、安心安全な街ができると思うけれど、
その若い世代は何かと、・・・一番、忙しい世代、
(それは、子育てにだったり、仕事にだったり、介護にだったり)なので
よっっぽど、相当、魅力あるイベントじゃなければ、
そこに優先して時間を割いたりはできないのだ。
かくして、魅力ある地域イベントを作るためには、
企画段階でPTA(校外委員とか、地域のイベント係とか)を巻き込まざるを得ない。
ところがそのPTAの係も、引き受け手に苦労している現状。

もし、
もしね、沢山の人々が、親子ともども、もっともっと
平日にも休日にも暇があって
来るお知らせ全てに、満足に参加できたら、
それらのイベントも、もっともっと充実すると思うんだけど。

かつてPTAで、学校イベント企画実施の側にいたころも。
参加者の少なさを残念に思った。大人も子どもも。

でも今、誘いを呼びかけられる側にいて考えると、わかること。
もうね、それらがどんなに楽しそうで有意義そうでと思っても。
全部に行きたい行かせたいのはヤマヤマなんだけど
何故か暇がないんだ。その気力も体力も余っていない。
特に、高学年の子どもは、休みにはただただ、休みたいの。
参加者の使える自由な時間に対して、明らかに
催し物の量は過剰供給。
捨てられる沢山のチラシ。勿体無い。

他にも、読みたい本、逢いたい人、観たいブログ、寄りたいワークショップ、買いたいお店、支えたい団体、
ちょっと探せば、きっといっぱい、世の中に溢れてる。
素敵な情報の発信者はプロアマ関わらず、たくさん存在する。

でもそれを受け取る時間は少ない。身長を伸ばしたければ睡眠は削れない。
受け取れるだけ受け取るだけの、純粋に「暇な」人が
いない。
受け取って咀嚼したら自分も何か返そう・・・とすると、
その時点で、受け取りながらの発信者となり
暇ではなくなるだろうから。

幼児期の「おみせやさんごっこ」を思い出した。
みんながお店を出すことばかりが忙しいと、買いに来てくれるお客の役が、いなくなったりしてた。
誰も買いに来てくれないと、おもちゃのコインも貯まらなくて、こっちもどこにも買いに行けない。

お金も大事、仕事も勉強も大事、だけど
みんながみんな、何故こんなに常に忙しいのか。忙しくならざるをえないのか。今。

「暇」は今や、贅沢品となったのだろうか。
上昇志向とは相容れない価値なんだろか。

「何にもしない時間」「非効率な時間」が、子どもにも大人にも、ともすると、不足しがち。

お店も出しながら、買いにも行けるよな、時間と気持とお金の余裕、
それをどうバランスよく手に入れていくのか。それがきっと、
平成22年度の私の課題かも。






2009年10月28日(水) 一、緊張しつつ癒され熱され

一、この水曜は日中のほとんどを小学校で過ごした。

まず午前は、6年生の総合学習のお手伝いを。
子どもたちが作った縄文式土器を、校庭で素焼きする、その火の番をするというもの。
子どもが危なくないように。
むらなく焼けるように、時々、土器の方向を変えたりも。
煤で汚れても良い服で、軍手着用。

昔から、猫舌猫手で熱いモノが苦手な(強迫症と言ってもいい)私は、コロッケ揚げるのでさえ、おっかないのに、
よくぞこのお手伝いに参加してるなと、我ながら思った。

でも、子どもみんなの作品を眺めてると、なんだか
ちょっと、癒される。

あまり細かい装飾だと、焼く前の乾燥の段階でもう、ポロッと取れたりする。
そういうのは出来上がってから接着剤でつけることになる。
明らかに、そりゃ無茶だろうという凝ったデザインもあった。
拙かったりしても工夫してあって、
きっとああいうイメージで作りたかったんだろなと想像して
作品を見てると。
60名あまりのそれぞれの、小さな頭蓋骨のなかで
何かそれぞれにハジケてたんだろなと想像もできる。
癒されるー。
癒されながら、火に怯え、内心すんごい緊張しながら、癒されてた。なんなんだろ。

そのうち、火が怖い気持ちも忘れ、高温の中、必死で土器を回した。
焚火から来る熱風は半端じゃなく熱く、近づくのも命がけのようになり
ベニヤ板に水をかけて盾にし、自分の頭にも水をかけ、焼けそうな空気を避けつつ、
土器のひとつひとつの置く角度をだんだん変えながら、
だんだん火に近づけて粘土を高温にならしてゆくのだった。
午前中の当番だったので、本格的に焼けるのは午後の係の人々が見届けただろう。

学校の、特に体験型の授業は、このように、保護者のボランティアなしでは、もはや成り立たない。
この全てを6年の担任の先生二人だけでなんて、到底できないかも。
卒業生の保護者のご夫婦が一日中、アドヴァイスをしつつお世話してくださっていた。有難い。
先生から差し入れの冷たいお茶とお菓子を皆で頂きながら、汗だくだけど楽しい時間。

帰宅し、入浴し(だって汗と煤だし)着替えて
振替休日だった夫とカンタンなラーメンで昼食をとり、
午後からはPTAの単P研修会に参加。
スクールカウンセラーの先生による講演。
交流分析という自己分析法の中の、エゴグラム(ego gram)
人が持ってる三つの心、
「親」の心、「大人」の心、「子ども」の心。

さらに「親」は CP(厳しい親)、NP(優しい親)に分かれ
「子ども」は FC(自由な子)、AC(従順な子)に分かれ
一人の中に住む、その五つのエネルギーは、場面に応じ時に応じて、どれかが繰り出される。

分析してみた今の私は、CPとACが低く出た。NPとFCは、やや高め。マイペース気味?

そして相手にもその五つの心があって、どれかを繰り出している。

気づかせてもらえることが多々あり。
ともすると自己中心になりがちな子育てを、見直してみる。

子どもは、その心を(存在価値を)、まずは一番、親に知っててもらい、親に認めててもらいたい。
そーすれば、子どもが子ども自身を知って認めていくための
脚の踏み場になれる。
子どもの心を知ることは、親が自分の心のありかたをまず、知ることかな、と思った。
自分も(誰も)かつては子どもだったし、その子どもごころを今もどこかに潜ませているという、
実は当たり前のことを。

環境と健康に気をつかい、食べさせて住まわせて、
学費とか塾費とかの、お金もなんとかなってて、
何不自由なく過ごせるように、扶養している、
・・・って、それだけじゃ、子どもを育ててますー、とは
言えない、かな。
眼に見えない何か、を育てて、「看る」こと、
これは、大きな余裕が(経済だけじゃなく)親の側に持っていないと
難しい。そう思った。




2009年10月22日(木) 想い、想われ、振り、振られニキビのことなど

☆娘が先週末に、お腹に来る風邪を軽くひいた。
熱は7度台、そんなに続かなかった。でも2日間くらいは、水様性下痢がみられた。(腹痛はあまりない)
日曜日にストッパを飲んでテストを受けに行った間は全く大丈夫だったし。
月曜には治って、学校の放送委員の仕事もこなし、
火曜は区の連合運動会に無事に参加、
クラス全員の大縄跳びは連続497回まで続き、記録更新。

ノロウィルスだったかもしれないけれど、この程度でまた一つ免疫ゲットなら、却って良かった。

私のお腹も、一瞬、ゆるかったけど、娘より更に軽く治った。
これも、カゼイシロタ株乳酸菌のおかげだと勝手に思っている。

☆同じく火曜日、その例の(前回日記参照)ブログのお手伝いに絡み、去年よりも更にパワーアップした就職講座を聴かせていただいたので
また改めて自分の中の「使えそうなもの」があるんなら
それ発掘してみよっかなーという気持ちも蘇った時間が
確かに、あった。
(つまり。無職専業主婦歴を、単なるブランクと看做すんじゃなくて、子どもの学校での活動だとか色々の経験の中にも、何か仕事にも使えるスキルはないのかってこと)
もし仕事で若い人と伍していくとしたら、高齢(あえてそう呼ぶ)ならではの売りは何。
経験から育った、調整力?人への寛容性?
ホントにそれは、私に身について、いるのだろか。
誇りは歳の功。って言えるといいのだけれど。
一方、それを大きく上回る、意欲&記憶力&敏捷性の衰退!こっちを何とかくい止めないと。

まあ、子どもへの寛容性なら、あきらかに、10年前よりは進歩したと自負してる。(孫に甘いおばあちゃん、への道は順調そのもの)
ひとつの諦念なんだね。所詮、自然は(ヒトは)意のままにならないんだから受け入れとこう。っていう。
それが、歳とるにつれ、世の中や他人を見る目を優しくしていってくれる。
で、それは上昇志向とは相容れないのだろうか?
それって
資本主義と社会主義は必ず矛盾するだろうか?
(一党独裁と民主主義ならばそれは矛盾すると思うけど)
ていう問いと似てるかも。

で、その講座で、履歴書や職務経歴書の作り上げ方、具体的ヒントを色々いただき
要は、相手(働きたい職場)と自分(の、価値観というか、やりたいこととできること)が
如何に、じょーーずに、縁結びできるのかの戦略として
自分の何をどんな切り口でアピールし、何をあえて言わないで(書かないで)おこうか。という、コツ。

☆なので、差しあたって息子は順当に行けば、あと3年もすれば、「シューカツ」してるだろうから
特技欄と趣味欄は分離してないフォームを選ぶといいよと
さっそく習ったとおり、(気が早。)教えた。
ボクには特技なんてあるのかなあと。
はい、さっそく「売り、は、誰にでも、必ずあるんだよ!」と、習ったとおり、言ってみた。
例えば、ちょっとの隙に、あんなに遠くに一人旅(日帰り)に行ってきちゃうよな大胆さと計画性が、あるじゃないのと。
それ特技か?そーだよそれも特技でしょ。売りでしょ。とかね。

☆息子は今朝、駅まで行って、頭痛&目まいで家に戻ってきた。アレがうつったのかと、身構えたけど
「寝不足かもしれない。それか、急ぎ過ぎて、駅で息切れした。多分、風邪じゃないと思う」
しばらく寝て、何事もなく、すっきりして、
午後の授業に間に合うように学校に行った。
きっと、しょうもないことで前夜に夜更かししたのかも。

そんなあの子は、今度の日曜に友達と日帰り旅行にいきなり、行くらしい。誘われたんだそうだ。
栃木に餃子を食べにだって。なぜ今、餃子。
東京駅の待ち合わせ時間に始発じゃなきゃ間に合わないという、早朝の出の予定だそうな。
男の子ってそういえばいつも、肉系のメニューが好きだね。
鼻の頭のそのニキビ、出ては引っ込み引っ込んではまた出てるけど。野菜も食べさせないと。

☆オデコが想い、アゴが想われ、頬っぺのどっちかが振り、どっちかが振られ、というニキビ名があった気がする。
前髪の汗のせいなのか
若いころの私には実際、想いニキビばかりが咲いてた。
ホントに。
想われるより想うほうが好きでもあった。
届かない、振り向いてもらえない、となると一層、かき立てられてた。

☆応募書類と言えば。娘のために集めた様々な学校のパンフ、そして何校かの、入学願書書類。
それらの束を見ながら、
「そーだ、冬には出願なんだ」と思い
モチベーションアップのために日頃から娘と話している
「志望校への想い」を、このあたりで一度
文章にまとめておいてあげると、応募書類に書きやすいし
面接という場面でも役立つかな。と
PCに向かってみた。

で、そういえば願書の志望動機欄には、どのくらいのスペースがあるんだっけと
封筒の中を確認してみたら。

あれ!お、おーい!
志望動機を書く欄自体が、設定されてないじゃないかー。
そうだったっけ?ウソー、いつからそうなってる?
じゃあこの娘と親の、募る想いはどうやってアピールするんだろう?
えー、なにこれー。なに、それー。ご無体な。

気にしてみれば
願書に志望動機を書かなくていいという学校が
いっぱいある。
なんで?
しかも。
面接のある学校なら、愛を語れるチャンスもあろうが、
第一志望の学校は面接もないし、書類には、志望動機欄も自己アピール欄も家庭の教育方針欄も、面倒な記述欄は、
何もなし。
誰が書いたって同じじゃん!

あら、こっちの併願候補の学校は、写真を貼るところすらないんだ。

☆・・・・はあ。そっか。もう、あれだ。
結局彼は(彼?)愛の言葉なんか聞かない。熱意を表わしたければ、他人より一点でも多く取れって、ことなのか。

各校の願書フォームを見てると何となく、分かる。
名前と住所と生年月日、在籍小学校名、くらいしかなくて
あっさりしてるのは
第一志望熱望派よりも、本命に振られてちょっと残念な第二志望・第三志望派のほうに、受けてもらいやすくしてるんだね。ってところ。
特に、「お試し受験、どうぞどうぞ」な学校だと、大抵、願書は簡素。
そーだね、最初から通うつもりがないのにウソで志望動機なんか書けないだろう。このシステムも(塾とグルなのか)どうかと思うけど。
きっとウチもそのシステムを利用し(利用され?)ちゃうんだろうな。

志望動機のスペースが大きい学校は、
たぶんそれは、第一志望派を大歓迎してるところ。
そういうのは、更に念を入れて、親子面接もしたりする。
どちらが学校として好きかと言えば、そりゃあ。
あ、いや、でも。
ちょっと冷たくされると燃えるってこともあるかも。

他の併願校候補のパンフには、可愛いオリジナルのマスコットとか鉛筆とかシャーペンとかノートとかの
文房具をつけてくれてる学校まであるけど。

息子の学校など、出願のお土産(?)に、メッセージカードと、使い捨てカイロまでくれたっけなあ。あれは嬉しかった。
(批判的に見れば、そんなところにお金使うなと思うけど)

まあとにかく。人は程度の差はあれど、高望みをして、努力する。
娘にとってはある種の関門と言うか、人生の甘くなさを身にしみる好機になりそうだ。
第一志望校の合格確率が、せめて五割までに届いて落ちついてくれれば、
親としても安心なんだけども。
なんだか、きっと最後まで、手に汗握らせてくれそうな予感。

※追加訂正 息子たちの餃子ツアーは、都合により、来月に延期になったそうな。
来月は、そのほかに修学旅行、模試、英検2次、彼にとっては盛りだくさん。



2009年10月12日(月) ママチャレ・赤点取らない・お化け屋敷・ 学校めぐり・証明写真14枚・女優肌?・日本のタブー

この数日のことがもう、走馬灯のように。
思い出しながらきれぎれを。時系列関係なく。

☆いろんな方のご厚意により、思いがけなく、
S女子大のママチャレの同期修了生が、現在進行中の講座にまた触れることができる機会を、頂けることとなった。
ありがたい。
聴講して、報告を内輪のブログにアップするという
お手伝いなんだけれど
(読ませる文章を書くのはヘタな私、参加してお役に立つには相当頑張らないと。)
懐かしいひとにも逢えるし、そのころの初心にまた水分を与えられる、かな。

☆文化祭が終わったと思ったら、もう中間試験の息子。
定期考査に対して、あまりに欲がない様子なので
「理系科目は赤点じゃない程度でいいのでは。せめて文系科目は、クラストップを目指す意気込みでやってみちゃあ如何か?」と言ってみたら
エネルギーを得意科目だけに限定することでやる気が出たらしく
集中して机に向かう時間が心なしか増えたような気配だ。
しかもパパの助言により、「今日、何を勉強したか」を別ノートに記録するということをはじめたら、
自らの家庭学習を客観的に振り返るきっかけとなったらしく
珍しく真面目にテスト用の勉強をしている。

☆娘の小学校のお祭り、クラスごとの催しもの、子どもたちも先生も、それはそれは気合いが入ってて
6年生の「お化け屋敷」準備段階から子どもたちの企画力はたいしたもんだ。
祭り前日は遅くまで残って準備。
私も観に行った当日の活気、盛況、行列、
娘も扮装がよく似合ってて、頑張ってて、楽しそうだった。
お客として暗い部屋に通った私を驚かせるみんなの嬉しそうなこと。
賑やか過ぎて、怖いというより、びっくりしたの連続。

その帰りにお茶したママと喋っていて思ったのは
子どもって、親の意向と関係なく成長してる部分が大きいなということ。

☆某私立女子中高の学校説明会に夫婦で行って、そこの先生の、穏やかな穏やかーーーな口調に、
もう、ふわーっと睡魔に襲われそうになっていた。が
そんなことは許されないと思って必死にメモをとっていると
前の席の女性が、船をこぎ出して、その隣の男性の肩に寄りかかりそうになってた。
あら、旦那さんは奥さんを起こせばいいのに、と思ってたら
その男性はそのひとの旦那さんじゃないことが判明した。

第一志望校は迷いようがなくても、併願校決めって結構、迷うものだ。
娘が塾に行ってる間に私だけ、某私立共学校の文化祭に様子見に行った際
何もかも程良くて良い感じで、ああこれがウチの近所にあれば有力候補だなと。
だけど、場所が遠いんだ。そこの最寄から歩く距離が。しかも坂道。やっぱり無理かなあ。疲れてまで、行く意味ある?
遠くの私立より近くの公立、かもしれない。

でも子どもが塾に通って長年経つと、
これまで折角2年間なり3年間なり、公立小では教えないような受験用の勉強を準備して(時間も気持ちも相当つぎ込んで)来たわけだから
かくなる上は、どうしてでも私立中に!
って気持にさせられそうに、なっちゃうのだ。
冷静に考えれば、通学の往復3時間もかけてるその貴重な時間に失われることは、地域の公立に行かないことの対価になるのか?
塾は、それこそ宣伝する側だから、とにかく私立をと勧めてくるだろう。
でも本来は、「行きたい学校をひとつふたつ受けて、だめだったらスッキリと公立に」でいいんじゃない?

☆とか言いつつも。こないだ、娘を写真屋さんに連れてって、入学願書用の証明写真を撮ってきた。
面接や卒業式に着るためのブラウス、ブレザー、スカート、一式着て。笑顔に撮ってもらった。
それを何枚焼き増しするか、迷ったけど、
ダブル出願・トリプル出願、複数回受験、あらゆる可能性を考えて、14枚焼いてもらった。何だろう、ウチの、この念の入れよう。結構な出費。

☆宣伝と言えば。
子どもの学校行事、私立中学めぐり、おつきあい、など
出歩きが比較的多かった週なので、
いま、化粧する頻度も上がっていた。
かーなーり敏感肌なので、指定成分無添加だとしても
クリームファンデはもちろん、
使ってるミネラルの粉のファンデだって、連日だと吹出物。
で、極力肌にやさしーーーいのを使うが、すぐ落ちるので
いつの間にか、毛穴にだけポツポツ白く残って他はくすんでたとかの経過をたどる。のがイヤ。
いっそノーメイクのほうがまだマシな顔。
なのに
魔が差して、無添加ではあるが某社(K)のクリームファンデ、お試しセットを買ったのは
だって、どんな人でも、ハイビジョン映像にも堪えうるような「女優肌」になるんだって、書いてあったんだもの。
そうなのか!?
けれど使って分かった。やっぱり私には無理。
まず、下地&ファンデの段階では、他のクリームと同様、ポツポツ開いた毛穴が埋まらない。
でもなんとか9割がた、穴が見えなく、なったかなー?という仕上げに
期待を込めて粉をはたくと(宣伝ではこの粉でカンペキなはずだが)
ワッフル状になった鼻の頭の、その凹凸が、粉によって余計に浮き彫りになるのだ。
で、やりなおし。
もう一回落として、今度は、クリームを塗っただけで留めておく。仕上げ粉には触らない。
でもー。やっぱり一時間もしないうちに、毛穴だけ残して落ちちゃってヘンなの。
もう宣伝など信じないから。

☆帯宣伝に惹かれて手に取った本「日本のタブー」(小林よしのり著)。
この人の本は、私は全面的に賛成はできない気がするけれど
8割方、信じる気になる。
北海道と沖縄の問題。どちらも、左翼勢力の強い土地柄らしい。
とくに、アイヌ問題の歴史、すごく興味深い。
同化政策に関して私(や、多くの人)は、相当に一方的な考えを刷り込まれていたようだ。
ほとんど純潔なアイヌが既にいないにもかかわらず、
アイヌVS和人という差別をわざわざ掘り起こして
日本を分断しようとする人々がいるようだ、
そこに注意しなければと。

この本をきっかけにやはり小林氏の「天皇論」にも手を出して読んでみた。
これには7割方賛同する。
天皇というのは人権を持たない、「私」じゃない、全てが「おおやけ」の存在。民を思い祈るのが仕事であると。
支配者ではない。だから、身分の頂点にいるようで、実は差別の頂点ではない。
そんな天皇の存在のお陰で、独裁的な支配者が国をほしいままにしてしまうのを、防いでいる、知恵であると。
特に、ハッとさせられた視点は、
天皇は日本人にとっては、キリスト教でいう「神」じゃなくて、和語の「カミ」的な存在だった・・・という箇所。
手塚治虫を「マンガのかみさま」というときのカミだという。
ヒトなんだけど、カミな存在。
だから「人間宣言」は、手塚治虫に人間宣言をさせたようなものだから滑稽だ、と。

・・・なるほどなあ。
まあ、ものの見方を偏らせないために日々工夫しなきゃとは思うんだけど
しんどい。受けてきた教育が全面的に信じられなくなりそうだ。


・・・そんなあれこれを忘れそうな日々でした。





2009年10月05日(月) 合掌 中川さん

急逝された中川昭一氏の自宅は徒歩圏にあり、
相当数の報道関係者が居て近寄りがたいものがあった。

日本の国益のために力を尽くし、まだこれからも活躍できる力を持った人だったはず。
対中、対北朝鮮、対拉致問題、対日教組、日本を安心させることのできる人だったようなのに
業績も知られることなく、あんなことに。

中川氏の朦朧会見事件が誰かに陥れられたものだ、とする説もあって
それは俄かには信じがたいけれど
それを、嘘だろー?と一蹴することも、私にはできない。それほどに
今のこの流れを残念だと思う。
残念としか言えない。
ご冥福をお祈りします。


 < 過去  INDEX  未来 >


n-k [MAIL]