真夏にプールを楽しみにして学校へ行ったのに、検温結果を書いてハンコを押したプールカードを忘れると、そのまま帰される、という時の、 ガッカリが容易に想像できる。
娘の帰りが遅い日だから午後はPC講座に予約入れて張り切ってたのに、いざ受付で、 お財布忘れて教材費1000円が払えないから、あと5分で開講ってときに、指くわえて引き返すしかなかった。 お財布がないことに気づかなくても電車に乗って来られちゃうパスモって良いような困るような。
帰りに美味しそうなものを見つけても買って帰ることもできないし。
2008年09月23日(火) |
お祭りで追っかける〜鼻毛気になりだす〜団子確保〜受験案内に笑う 〜ブレがちな軸 |
★こないだの土曜夜 神社のお祭り
先日娘の元に遊びに来て私に小言を言われた仲良しグループ達とは、特にあれからギクシャクしたりはしなかったようで、普段通りに屈託もなく笑いあっている様子を学校でも最近垣間見たので安堵。 (もしギクシャクするようなら親御さんにも相談しようかと思っていたが、今は大丈夫みたい。) (私も子どものころ、友達にすぐ引出しを開けられ、イヤだと言えないうちにプライバシーを侵害されていたことがあったので、 ちと過剰反応だったかもしれないという気もしたのだが、 でも子ども同士では気づかない視点を気づかせてやれる雷オヤジ的な存在もこのご時世だからこそ必要なのでは、という自己肯定が今のところは内心で勝っている)
彼女たちと一緒に近所の神社のお祭りにと誘い合わせて神社の隣の公園に夕方6時に待ち合わせ。 ちっさい境内だし、近隣小中学校PTAや町内会からもパトロールが出るし、付き添いは要らないかなとも一瞬思ったけど、 福岡での衝撃的なニュースも聞いていたし (親子連れのたくさん居る公園の中で、親が付き添っていたのに、2分くらい目を離した隙に殺害された小学生男児のこと。 後日、当の母親が被疑者として逮捕されたが、その時点ではまだ犯人像も分からず、このニュースは私を恐怖心でいっぱいにした。 無差別に撃ってくる空襲にたまたま当たらなくて良かったと、毎日子どもが無事に下校するたびに胸をなでおろす。) 帰り道も暗くて危ないし、ということで 彼女らを邪魔しないように遠巻きに見守ろう。ってつもりで夕食の後片付けもそこそこに、付いて行った。
けど、娘は是非に浴衣を着て行きたいというので着せたら可愛いし、ビデオも持っていって随所で友達ごと撮った。 小学生6人で集団行動なんて絶対、最初っから最後までまとまってできることなどない。案の定、 脚が早い上にマイペースな子はどんどんどこかに行っては「ちょっと何も言わずに勝手に行かないでよー」としっかりものの子に注意されてたり、 下駄履きのウチの子は遅れがちだけどヒョコヒョコ必死に付いてゆきながらも案外楽しそうだったり、 その遅さを気遣う子の意外な優しさを見たり、 どうしてそんなに食べられるんだという位食べる子がいたり、 金魚すくいで職人のように上手い子に感心したり、 ややもすると、あっちも見たいしこっちも見たいという、3・3や4・2で分かれてしまうこのグループの連絡係をいつのまにか私が務めるハメになってたり、 PTAの腕章をつけていたので「お疲れ様です!」と知り合いに声をかけられるたび「いや、今年は係じゃないのよー、プライベイトだよー」と説明したり、 まあ忙しかったこと。7時で一旦、夫を呼び出して交代した。 交代することを子どもたちに告げると 「パパってどんなひとー?見たーい」 そこで、初めましての子に「はい、このひとです」 何だかみんなが可愛い。
一足先に帰って洗い物などやってるうちに夫と娘が帰ってきたが、友達はそれぞれ一人で帰ったというので、 特にこっちの暗い道方面のあの友達が心配になってというか半ば責任感もあり、 自転車でまた祭りに戻って、あの友達の自宅帰還を無事に見届けた。 その道中、何人か、暗く人通りも少ない所を一人あるいは二人などで自転車で帰る女の子とすれ違った。声掛けたけど、大丈夫か心配になる。 全部の子に一々着いていって玄関に入るところまで見届けたかったが、こちらにも生活の都合があるから無理。 ああ、ホントに何故、子どもだけで帰すの? 私は声を大にして言いたい。 もうね、昔と違うの、今は。住宅地はシーンとしてるし、外で何が起きてるか、すぐにはわかんない。 高学年の子だって一人は怖いよ?二人で歩いていたって、二人の大人が抱えれば車に連れ込めるよ? 殺してみたいから殺すっていう輩がいるかも知れないんだよ? 夜はやっぱり迎えに行こうよ、お母さんでもお父さんでも、おじいさんでもおばあさんでも、お友達でも、隣の人でもいいから、 大人が迎えに来てほしいよ。 あとね、出先でトイレには一人で行かせてはならない、絶対に。トイレは死角もいいとこだ。 遠足に送り出すときはそこんとこを強調する。
帰宅してお風呂の中で。 私は、さっき境内で何かの煙を吸い込んだせいで、咳込んだら血が出た。クルシイ。 あと、我ながら、少し鼻毛が伸びたような気がしてならない。鼻毛カッターを通販で買おうかと。 娘は、射的の当たらないカラクリだとか、誰々ちゃんの驚異的な胃袋の具合を心配したりとか、いろいろしゃべっていた。 どちらかというと人にくっついていくタイプの子だが、 友達の様子を案外よく観察していて、それを楽しめているらしい。 が、何が一番嬉しかったかを聞くと「誰々君(片思いのキミ)に会えたこと」というのだから、侮れなかった。
★こないだの日曜朝から 息子の学校祭
クラス、委員会、部活、のそれぞれでの縁の下的な役割がビッチリ入っていて、自分の焼いた団子も自分で食べる暇がないかもしれないという、息子のために、 我々家族は10時開店と同時に学校に入って、真っ先にクラスの模擬店へ。団子屋さん。 みたらし団子をとにかく確保。次いで磯辺と黄粉のも。 そして、 お揃いポロシャツ&自作エプロン&バンダナ姿の息子の画像もビデオに確保。 混んでいないうちに席も確保。
この中高では3〜6年生は各クラスごとに自由な企画を披露し、お揃いのシャツを着るが、 それぞれのクラスの個性があらわれたデザインのシャツの背中側に、クラスメイト全員の呼び名が羅列してプリントしてあるのは恒例だ。 私はそれが一番微笑ましく気に入っていて、去年から絶対に写真に残す。 クラスの自由企画は、全くもってただ娯楽だけを追求したものが多いけれど、 どんなしょーもない企画だとしても生徒達に運営を任せられてる過程で、 段取りとか連絡とか責任とか、忙しい子への気遣いとか、他のことで忙しくて出られない奴に対する許容とか、それなりに、 いろんなことを学んでるらしい。
息子らが焼いた三種の団子の味をまずはしっかり味わっておいて、私は11時には父母の会のバザーの手伝いへ。 実はコッソリ持ってきておいた小さな密閉容器に団子を少し入れてカバンに。(これが息子の味見用)
父母の会のバザーはレジでの計算係なので緊張の2時間弱。 しかし、案外売れてゆく売れてゆく。 思ったよりも忙しい。 一人、どう見てもヒヤカシらしい小学生がいて、その子が飾り用の花を持ち帰ろうとしてたのを注意した係の人に向かい 「バーカ!バーカ!」だか何か捨て台詞を残して走り去って行った。溜息。 それ以外はみんな善意のお客ばかりで、 エコバッグを持ってきていた人も多かった。ちょうど良い紙袋が不足することが多々あるので、それは助かった。 嬉しかったのは、お疲れ様と渡された日当1000円の包み。(交通費とお昼代として) あら、これって時給500円強ってことでしょう。すごい。何か。 小学校の活動では経験しなかった思わぬ金銭でのご褒美にびっくりした。 そうなのか。貰えるのか。全く期待していなかっただけに、新鮮な驚きだった。
当番時間から開放された後は娘や夫と合流。 なかなか携帯がつながらなかったのは、二人が映画の上映のクラスに行ってたからだった。 娘が行きそうなところを探しながら何度かメールした後に返信がやっと来て、会えたのだった。 そのあとは好き勝手に過ごす。占いコーナーでは娘は意中のヒトとの相性を占ってもらうのに最初は躊躇っていたので私が背中を押した。 美術部と書道部は、はずせない。 特に「突然変異」という楷書と「のらりくらり」という仮名書の二作品を出した人、 あなたは素晴らしい。いい味出してる。なぜこの言葉を選んだのかにも興味あります。 雨が激しくなって飲食コーナーは早期に終了。 息子はお昼を食べ損なってないだろうか。気になるけど囲碁将棋に入り浸っておしゃべりするわけにもいかない。 娘の希望の個所も回ったしバザー品も買ったしで、 程よいところで帰宅。受験生向けの学校案内のパンフを貰っていく。(大きな声では言えないけど毎年貰うことにしている)
前後して帰ってきた息子が興奮して、いかに多忙だったかを報告していた。 事前の口コミも効いたのか、部活に来たお客は相当多かったらしい。正規部員の数の少なさに比して、潜在的な部員(別名をゲスト部員)(又の別名を幽霊部員)がいつも一杯なのだ。 持ち帰ってきた部報(汗と涙の結晶だそうだ)を穴のあくほど読ませてもらいながら苦労話を聞き、やっぱり食べそこなったらしい団子を私の持ち帰った密閉容器から食べさす。 今年も貰った学校案内を見せる。自分とか友達とかが写ってないか探すのがささやかな楽しみなのだ。 やっぱり居たようだ、知ってる子が。 「はあー、ウケる!あいつがいたー。」 そして卒業生インタビュー紹介に、 (卒業生数名のインタビューを学校案内の巻頭に載せる、というのが毎年の恒例) 思いがけず部活の先輩が載っていたらしく、湧いた。 いつも並々ならず面倒をみてくれているOBの一人だったという。 (ここの部活のOBは本当に卒業してからも後輩のケアを良くしてくれるそうな。 中にはサークルもバイトも複数掛けもちなのに母校にしょっちゅう来ては指導してくれたり、って学業は大丈夫か? 合宿にも参加し、部報にも寄稿する先輩に、ウチの息子もかなり刺激を受けていたらしい)
娘もそれを覗き込んでは、来る(予定)学園生活をイメージするヨスガとしているらしい。 「兄の隣で瞳を輝かせて顔を寄せている妹&妹に得意顔で何かを語る兄」という図を眺めるが、私は何よりシアワセだ。
学校案内に挟まってた生徒募集要項と入学願書書類を、 何気なく読んでたら、入試の諸注意のページに、 「事件当日は、・・・」と書いてあってドキッとした。 「受験当日は」の誤りらしい。全く、何というミス。 誤変換というか、打ち間違いだろうけど、校正も気づかなかったのかな。もー恥ずかしい。
※今日は、いやに親ばかを書いたけど 実はややヘコんでいる部分もあり。 例の、家から30分以内・12時半に終わる・週に3〜4日、という好条件の仕事に落選したのだ。そんな予感が当たった。 うん。 2007だけ覚えて行ってもダメっぽかったワードとエクセルのスキルテスト。ボタンの場所とか違うし、大体、リボンとか無いし。 XPとかの、前のバージョンのほうを、むしろ覚えてなきゃいけなかったのではないかな。 登録会予約の時だって、「そんなにブランクあるんじゃ難しいかも」って言われたもん。
きっと今の私のキャパシティでは、8時前に自分が家を出ることに堪えられないかもね。 今は全力で子どもを送り出してからしか自分の身のことに構えないもの。
ここまでメインのお皿を小学生中心に回してたんだから、中途半端なことはせずに最後まで回そう。 子どもには、親が子のことを、何はさて置き最優先できるポジションにいてくれる時代が必要だと思っている。 その時代の長さは各家庭・各人によって違う。ウチはたまたまそれが小・中学生時代だと感じる。 親の心が子どもに乗っ取られててこそ本望、という時代が。 別に三歳児神話などは信じてないが。 だから焦らず、16時まで家を空けられる時期(だからそれは再来年だってば。)まで待ちながら、 その間、もっと勉強してからのほうが仕事を探しやすいのかも。 もう、20年も22年も、大して変わらないでしょう、長いブランクったって。
・・・という、酸っぱい葡萄を諦めて現状での自己肯定に努めるのは、まあ一種の心の防衛本能ね。 私の自己肯定能力はこのところ特に目覚ましい。どんだけ守りの人間なのか。 しかしホントはブレまくりの軸。 ここに書いて確認してなきゃいられない。
今はせめて、派遣登録の特典としてもらったPC講座の無料チケット(教材費は別)を頑張って使おうとしているところ。 三歩進んで二歩下がり、足踏みしては半歩進もうとしてるらしい、このアタマ。
2008年09月17日(水) |
家にいたいけどどうなの・・・その3 タイピングテストで喉が |
そして迎えた翌朝、というか今朝、 まさに生まれて初めての派遣会社登録会に出かける直前に、もう一度だけ、PCのおさらいをしたかったのに、 結局できたことは、いつもの朝の決まった家事と、身づくろいだけ。「時間って、有るようで無い」が私の座右の銘だけど。 ワードとエクセルの参考書をバッグに入れていったけど、 乗り過ごしが怖くて地下鉄内では開くことができなかった。
数十人がそれぞれPC付きの机に座って待つ。
書類記入ののち、スキルテスト。 ・一般常識は日本語・漢字に関する問題。楽勝。 ・計算。やや焦るも、時間内になんとかかんとか。 ・文章タイピング。普段打ってるほうがよほど速い。絶対しないような打ちそこないの連続でバックスペースキーばっかり叩く。緊張しまくり、動悸が異常。喉がカラカラに渇いて血が出るかと思った。 ・テンキー入力。あー、これも思った以上にダメダメだ。 ・いよいよワード。初歩じゃん簡単だと思ったのも、束の間。覚えたはずなのに、なんかボタンがどこにあるか頭白くなって思い出せない事態続出。 ・いやな予感のエクセル。上に同じ。というかもう指が固まる。情けないにもほどがある。これでよく「MCAS取得に向けて勉強中」とか書類に書けたもんだ。あの経歴書取り返したい。
で、面接の人がすごく優しそうで、とりあえず派遣スタッフとして登録させていただけたということで、それだけで、もうありがたく、ホッとして色々な条件希望を伝えることができた。 エントリーしたあの会社からは、応募者多数の中、良い返事がくるかどうかは全く分からないが、(書類で撥ねられるかもしれないけど) そこに縁がなかったとしても、この経験は充分、刺激になった。 で、もしも奇跡的にパスしたなら、 浦島おばさんを拾ってくれたことへの感謝を忘れずに、キッチリと勤めることで、 こんなスゴーくブランクの長い主婦でも案外使えるんだなーという実績をせめて残せるように、 必死で勤めあげたいものだ。
帰りの駅で、早速、もうエントリー先に受かったような皮算用で、 オフィス用の靴を買った。安いんだけど、珍しく足に合う。しかもお店の人が更に私の足に合うように中敷きを丁寧に調整してくれた。 四捨五入して4000円だけどその時のお財布の全所持金だったので。 早くこの出費の元を取りたい。しかも一旦帰宅して夕方、塾に娘を送った帰りに更に通勤用のバッグも買った。クレジットで。 これで落選したときのショックはいよいよ増大して、良く効く薬になることだろう。
2008年09月16日(火) |
家にいたいけどどうなの・・・その2 テスト前日(初めての派遣会社登録準備) |
いやホント、お金はあればあっただけ嬉しい。 もうね、お金さえフンダンにあればなんの苦労もないのよ。 身も蓋もない話だけど。 ささやかなことなんだけど、 これはこの世に末永く残したい!と思う商品があったときに、 これはこの子達に見せておきたい、聞かせておきたい!と思う何かに出会った時に、 財布の中に先立つものがないとは、不自由この上ない。
結構、ちかごろ、物入りだ。
土曜日娘をテストの帰りに迎えに行ったその足で、とりあえず第一希望(というか、ダメ元チャレンジ希望)と目される、 中高一貫共学校の文化祭を親子で見学。 かなり楽しめた。 やっぱりここ、いいよ。先に私が気に入って、娘も気に入ってくれてる。(ある程度こっちが誘導してることは否定できないが) 息子の時も見たけど(息子は届かなかった学校だけど) 生徒は礼儀正しさもあるし気さくだし、適度な「都立っぽさ」もあるし、面倒見の良さと自主性尊重の匙加減も程よいし、学校で何がいいってこの「程々の程よさ」だ。 でも偏差値がまた上がってってる。届く範囲にいてほしいのにね。 それで入学案内(願書書類付き)と過去問集を窓口で買おうとしたら、お財布にお金が足りなかった・・・。いいや、まだ一年以上あるんだから。
もっとも息子も、この学校に振られたことはもう覚えていられないほど、今は自分の学校の文化祭の準備に没頭している。 頼りになる部員がみな文化祭実行委員にとられたこともあり、実質的な部長として、初めて遭遇することばかり、色いろ悩みながらも「生きてるっ」って顔して毎晩帰ってくる。 中学生と高校生の、更にはOBとなった大学生の先輩・後輩の濃い付き合いを楽しんでいるようだ。そういうところが中高一貫はやっぱり捨てがたいのだが。
公立小と受験塾のダブルスクール状態はどう考えても不自然だとは思う。拘束時間と費用が相当の負担だ。 理想を言えば小学校で教えてくれる範囲が昔のように私立受験レベルまで戻って、受験対応の補習もやってくれるといいのに。今は例の「ゆとり」のカリキュラムだから仕方ない。ドリルに漫画キャラを描かないと勉強から子供が離れていくと思われているらしい。
って、ああー、また前置きが酷く長くなった。 いや、まあ、そんなこんなで、 お金はあればあっただけ、 どんどん出ていく。教育費だけじゃなく諸々、何かと。
つい熱心に求人サイトを魅入ってたら見つかったのが 勤務時間が8:30〜12:30、しかも土日祝休み、しかもウチから30分以内。金融関係。これ逃したら絶対すんごく残念だ。 さっそくその情報を持つ派遣会社に登録申し込みをクリックしたら、もう即電話で「派遣登録会が明日」だというので、 行くとは言ったものの、
その登録会でスキルテストがあるということにかなり怖気づき。 職務経歴書をでっちあげるのは、まだいいんだけど (いやそれだって、私には相当難しいが) ワードとエクセルの習得の道はまだ半ばにも達していないし、しかも夏休みにやったことを端からどんどん忘れている。
約束の電話を切るや否やPCに向かって、 職務経歴書作り。 わずか2年あまりの会社勤め。しかもそこから20年のブランクってすごい浦島では。 たしかに昔は銀行だったけど、そのころの経験がどれほど今、使い物になるのかは。 そして、現在そこに書けるような資格が、ホントに無い。 だから苦肉の策というかママチャレで授かった知恵でPTAだの地域活動だの、にも触れたのだが。 (というか私のPCスキルなんて習得先がPTA三割、ママチャレ四割、自習四割。会社で覚えたスキルなど殆ど何もない)
あれこれ四苦八苦して経歴書をプリントアウトして ご飯食べてお風呂入って入れて、 やっとPCに向かえると思ったら今度は酔魔。 期末試験前にヤマを張る子どもの気持ちもよくわかる。 手当たり次第、出そうなところを焦って復習するも、覚えたはずのことが出てこない、忘れてる。泣きたい気持ちだ。時間切れ。日付が変わっては肌のコラーゲンも脳みそも再生できなくなるからひとまず寝。
2008年09月15日(月) |
家にいたいけどどうなの・・・その1 私はお節介なママなの |
ところで最近、娘が久々に(夏休み中には却ってできなかったこととして)大人数の友達を家に呼んで遊んだ。 ウノ等のゲームをしたり、好きな少女マンガの回し読みで盛り上がったり、その楽しそうな声声を隣の部屋で聞きながら、私は雑用を済ませていた。 でもそろそろ解散というころ、何かちょっと雲行きが。 娘の宝箱だかガラクタ箱だかの中身がバラバラっと並べられ、その周りで「あー、いいなあ、これ欲しいなあ」「これってどうしたの?どこで買ったの?誰かにもらったの?」「欲しいー、ちょうだい?だめ?」「えー、なんで、なんでダメなのお」という。
みんなは別段意地悪な子らじゃないし、これといって悪気もなさそう。 娘と言えば、弱く「それは・・・だめなんだ・・・」「うーん・・・じゃあいいよ・・・」とか煮え切らない態度。 ウチの子は、あまり何かを見せびらかすことに喜びを感じるタイプではないことは、今まで見ていてわかっているので、この遊びは彼女にとって間違いなく不本意には違いない。 もっとハッキリNOと言わんかい!と歯がゆくなって、 我慢できずについ、口を挟んでしまった。 「みんな。遊びに来た先で・その人んちの持ち物を欲しいからちょうだいというのは良くない習慣だ。今後はお互いに止めにしたほうがいいよ。持ち主が嫌だと言ったらそれは理由なく嫌だで通るようじゃなきゃおかしいよ。」 そしたらなんだか皆のテンションが下がって、伏し目がちで帰って行った。中には「お邪魔しました」も言わないで行っちゃった子も。
まずかったかな。もう高学年なのに、親が出るところじゃなかったのかな。 自分ちの子供だって余所で失礼なことは多分してるだろう。そこはお互い様だと思う。 だけど変だなーと思うシーンを見た以上、ルールというものを誰も教えずに、誰も見ずに放っておくのは違うと思う。
娘は嫌われたくなくてつい良いヒトになってしまうらしい。けど、 プライバシーとか所有権とか、ちゃんとした正当な権利は主張する。(相手の権利も守るのが前提) これがもとで仲間外れにされたり嫌われたりするくらいなら、そんな友達なら要らない。友達とは「物」でつながってるわけじゃないんだからね。嫌われることを恐れるあまり本当の友達関係を見失うなんてばかばかしいよ。 そんな話を娘と暫く繰り広げた。
家にたまたまいたから、子どもの遊ぶところを見ていたから、そんなことに気づき、そんな余計なお節介をしたわけだけど、 じゃあ、見てなかったらどうなったかな。 それだってきっと、本当は、実は、大して問題ないんじゃ? きっと娘や友人達は、何回か嫌な思いをしたりさせたりを繰り返すものの、きっといつか自分でこのルールに気づくのかもしれない。ただもっと遅いだけだ。 私が先回りして言う必要など本当はなかったのかもしれない。 むしろ遠回りでも泥沼の中を歩いて自分でつかんだものの方が本物なのかもしれない。
でも一方で、今コワイのは、子どもたちが泥沼を歩きながらどんどん沈んで這いあがれなくなり、浮上するより先に命を絶ってしまうケースもあり得ること。 それほどに、昔と比べて小・中・高の人間関係は危うい現状があるようだ。表面化しないで巧妙化する、残酷ないじめとか。
・・・今は子どもにとりあえず時間的に目をかけているという安心感がある。でもそれが自己満足で終わってないか、は常に注意しないとなあ。 表面的に子どもの話を聞いて分かった気になっていないか。 いつも一緒にいるんだからと油断して、却ってこっちの五感六感が鈍ってないか。
だからと言うか、でもと言うか、 昔の自分の心身が覚えていた経験からとも言うか、 「ただいま」と帰ってきたときに親がいないってことは時としてすごく悲しいのだ。私はかつて悲しかった。玄関で号泣したこともあった(親には内緒だけど)。 待っていれば母はいずれは帰ってきた。でも待っている間は、さっきまでの学校でのやりきれなさを持て余して涙が止まらなかった。
うーん、でも、 勤めに出てなくたってPTAの青少年地区委員会やら学校協議会やらなんたらかんたらで、放課後に家を開けてたことが多々あったじゃないよ、私も。 (子どもを支えるのが大目的のPTAの用事のために、放課後子どもを留守番させて家を空けるのって、実は本末転倒じゃないかと思うのは私だけだろうか) で、それだからってそのときたまたま娘や息子の心は悲しかったのか? ランドセルに入りきらないで抱えてきた種々のストレスを、帰るなり親にポンと預けたかった日もあったかもしれないけど、遅かれ早かれ、お風呂の時とか週末とか時間のある時に親は(私は)それを受け止めていただろう。 ただ、鮮度の問題は残る。話を聞いてほしいタイミングで聞いてもらってこその心の安心という鮮度の。
100円単位で家計切り詰めたり無駄遣いをとことん排除したりしてるよりも、やっぱり、 働きに行ってお給料を頂いてくるのが一番強力だ。 どんな節約法より絶対強力。 そんなことは重々、分かってるんだけど。 小学生の帰宅時間に家にいられる仕事自体まだ少ないのよ。 あったとしても、こんな遅咲き(しかもまだ五分咲き?)の私を摘んでくれる会社ってなかなかない。
狭いBOP(学童保育とともに放課後に学校で遊ばせてくれるしくみ)室で過ごすことに飽き飽きしてる子に、帰ってくるなとも、もう言えないし、 相変わらず子どもを狙った犯罪は心配だし、 だからワークライフバランスという言葉がどんどん広まればいい。 午前退社の正社員だとか色々な働き方の選択肢、バリエーションが世の中にもっと広がればいい。
2008年09月01日(月) |
ビオチン療法〜やわらか戦車〜線香花火〜生首〜レモンの香りの鼻挟み〜千のトイレ〜他 |
平成20年度夏休み後半まとめ長文。
この夏は娘と息子の用事がそれぞれ日程バラバラだったので、 レジャーはほとんど最後の週にまとめてささやかに行われた。 ホントはそれまでに息子には宿題を終わらせてほしかったのに。以下長々と詳細。
★息子関連
一、ビオチン療法。 アトピーも対処療法ばかりでなかなか良くならないけど、 親戚が「ここで掌蹠膿胞症と金属アレルギーが改善した」というので母が勧めてくれた病院に、 息子を連れて行って、検査を受けさせ、ビオチン&ミヤBM&ビタミンCを処方してもらった。 要するに腸内環境を整えることで免疫関連病にアプローチという考え。 飲ませ始めてまだ半月くらいだけど、やや痒みが軽減したかも。 (篠原クリニック 青物横丁から徒歩5分)
二、部活合宿。 福島駅近くのビジネスホテルに二泊というのを急遽直前に段取ったのは、当てにしていたある部員の別荘が使えなくなった為らしい。 そのことにちょっと立腹の様子。だけど元々他人様のおうちを使わせて貰う計画なんてダメ元なんだから怒る筋合いじゃないでしょう。 交通費節約のために青春18切符を利用するあたり学生らしい。鈍行で片道6時間。日程のほとんどを移動で費やすあたり。 けど、そもそも囲碁将棋部に合宿が必要だろうかな。 必要か否かはさておき何だかとても楽しかったらしい。
三、夏期講習と学校の宿題。 講習は前半後半ともに4日ずつ、それは妹の講習の長さに比べると大したことないと思うけど、本人曰くスゴク面倒くさいそうだ。 普段苦手な数学で、あえてワンランク上のレベルに挑んだので、時間に比してアタマを酷使だろう。 学校の宿題は相当なボリューム。 オープンキャンパスに二校以上参加してのレポートとか 新聞読んで夏の10大ニュースまとめるとか 普通に読書感想文とかドリルとか。 計画的に進めているつもりらしいがやはり始業式過ぎても残っている。 それは私から見ると、計画自体が甘そうだし、ネットで動画を観てる時間が長すぎるせいもあるだろうけど、 大体本人が「早めに終わらせてしまい、せめて最後の一週間くらいは宿題なしの日々を送ろう」という意識が全くない。 そういう気持ちって私と似ていないし夫にも似ていない。 口を出さずにじっと見守るのがもう辛くて辛くて。 夫曰く「提出期限よりも早めに終わらせる癖をつけないと、将来も仕事上の信頼を失いかねない」とかいう。 でもさ・・・、
四、ネット動画。 はまりすぎ。 ニコニコ動画とかYouTubeとか。だが覗くと玉石混交ていうか、案外、くだらなくもないのがある。 素人なのか玄人はだしなのか、パクリなのかオリジナルなのか判別できない無料視聴の世界自体の問題点は忘れて 私も「もういい加減に止めて寝なさい」と言おうとして、 もうずいぶん流行り尽くしたらしい「やわらか戦車」※1や「男女」※2や「流星群をリコーダーで吹いてみた」※3の類に感心しまくり。 ※1 ラレコというひとが作ったネットアニメ。戦車なのにまともな武器を持たず、ひ弱な素材で出来ているので専ら退却するのみ。 ※2 太郎というひとがうたった「男女」という歌(男女男女交互に並べという内容)に、誰かが勝手にアニメをつけた。 男女 ※3 全部で16分くらいあるメドレー曲を休みなくリコーダーで吹き続ける誰かの様子。再生し終わった瞬間には、画面に向かって、息子の後ろで娘も私も拍手していた。 ・・・だから、面白いのも止められないのも理解できるんだけど、時間には限りがあるから。歯止めかけないと。
★娘関連
一、夏期講習。 七日間の中休みのあいだだけは、実家にお泊りに行ったり、学校の飼育委員でウサギや友達と触れ合ったり、浴衣着て線香花火を楽しんだり、漫画三昧とか。 が、講習期間はお昼御飯食べて出て夜帰ってきて遅い晩御飯という生活、 計算問題のやり直しが早くできないと居残り時間が増えるのできつい。 迎えに行くときに自由が丘のランキンランキンでポケット菓子を買い、帰りのホームで一口二口食べさせるのが習わしになった。 お気に入りは「アールグレイ紅茶黒糖」「プチポリ納豆しょうゆ味」「プチポリ納豆梅味」「ゆずのまんま」「ピカラダグレープフルーツ味」 それにしてもテキストが四科まとめた合本になっているのがイヤだ。重い。科目ごとに分けてくれたらいいのに。 迎えに行って荷物を私が持ってやるのは、 せめてあまり疲れを残さないようにしてやりたいから。 ウチの子は体格も小さいし。過保護だろうか。過保護でもいいや。 一度、塾に対して何かすごく憤りを覚えた(けど塾に言うほどかどうか迷った)ことがあった。 講習も日程最後のほうの日だけど、迎えに行くと、出てくる子みんなが重い箱を持っている。いかにも重そうに持ってくる。 9月からのテキスト類を持たされて帰されている。 持ってやると、大人でも、これを引きずって家までかと思うと耐えがたい気がした。 こんなの、授業後の疲れが残る子どもに、しかも夜遅く、持たせなくたっていいじゃないか。 後日、親が取りに行くとか、または郵送してほしいな。
二、線香花火。 どうしてこんなに線香花火が好きなの。普通の手持ち花火だと火花が飛ぶのが怖くて持っていられないようだ。ひたすら誰かが持ってるのを眺めて楽しむ。 コンビニで買ってきた線香花火はなぜかすぐ火の玉が落ちてしまう。それでも何度でも飽かず慈しむように眺める娘。 七月に一度しか花火をやってやれなかった。 八月は暇ができたと思ったら、夜になると決まって豪雨、または雷雨。
三、学校のデイキャンプ。 5年生だけで、夜の校舎をフルに使い、保護者が手伝って、カレーライス作り&肝試し。(雨が降らなければ花火大会もする予定だった) 肝試しのお化け役をやった私は、暗闇に生首人形を抱えて息をひそめて隠れている間、もう暑くて暑くて。 でも子どもたちの泣き騒ぐ声を聞くのがこんなに快感だと思わなかった。お化けチームの親たち(父親が多かった)が皆口々に 「なんだか我々自身が予想以上に楽しめたよね」
四、スクラップブッキングとかイラストとか漫画とか。 気がつくと何か作ったり描いたりしているけれど、ちょっとずつ画風が「おおばやしみゆき」や「種村有菜」風になってきている。 憧れる漫画の世界をよく話す。恋に恋している時代だからこそ語れる夢に、私は以前は予防線のように軽く壊すようなことをしゃべったりしていたけど、もうあえてとことん夢をみさせてやることがいいと思って、聞くのがうれしい。
★家族旅行
一泊だけ。 箱根の温泉。 ・今回良かった点: あそこにもここにも行こうとせず、お宿でのんびりすることを主眼とし、 強羅駅から徒歩すぐのこじんまりしたお安い温泉宿。 三回入浴。気軽なお風呂目的を意識し、また荷物を極力減らすべく、化粧はしないで日焼け止め(生協で買った、石鹸で落ちるタイプ)のみで行ったのが成功だった。 ここの夕食は美味しいし量が多すぎず適切だった。 布団は宿泊客が自分たちで敷くことになっていてこれも良かった。 二日目に寄ったガラスの森美術館の展示は特に娘受けが良くて、バイオリンとアコーディオンのデュオが、ひょうきんな表情と演出で、素晴らしー演奏の聴きごたえがあった。 ・今回ダメだった点: ガラスの森からの帰路で、時間節約にと思って、強羅ではなく直接箱根湯本にバスで帰ったら、娘と私にとっては大失敗だった。 山道S字カーブの連続に、バスの座席で車酔いと戦う私たちには、慌てて飲んだチュアブル酔い止め薬のほかは、レモン味の「シーズケース」(菓子)の空き容器が頼りだった。 中身はとっくに食べてしまった後だけど、残り香がケースの中にあって、それを必死に嗅ぎながら、遠くを遠くを見ようとがんばる娘と私。 レモンの香りのケースは鼻に当てているうちに洗濯挟みのように鼻の頭に挟んで固定すれば手がラクだ。(なりふり構わない) が、娘の鼻は小さいので、挟めずにスルスルと外れてしまう。 そこで笑っている間だけが一瞬酔いを忘れていられた。 バスから降りてからも小一時間気分の悪さは続いたけれど、夫と息子は全く平気な顔をしている。
それで今、娘と私の日課に、車酔い克服のための「でんぐり返し」(前転)が加わった。 来年夏には修学旅行で日光いろは坂のバスが控えている娘は、それまでに車に酔わない体質を手に入れられるだろうか。
★自分
一、家族に対するマネージャー業に徹する夏休み、 特に子ども達の腸内環境を異常なほど気にするあまり ビオチンやパンラクミンなどのサプリだとか 食物繊維のメニュウだとかの私の気遣いが無駄になっていないか、 「今日のお通じは?」と子どもに訊くのが、うるさがられ。 じゃあ訊かないが、そのかわり、自分のお通じ状態がどうなのか必ず自分で意識して記憶すること。いつ出したのか覚えてないなんて論外、とんでもない。とまたこれもしつこく言い聞かせてうるさがられ。 将来は必ずトイレが二つある家を子どもに持たせてやりたいとまで思う一方、 世界には衛生的なトイレを使えない人々が数多くいるという現実。 ネピアが「千のトイレプロジェクト」をやってるから、生協の牛乳パック再生紙ティッシュがなくなったときはなるべく、 ネピアのティッシュを買うことに決めた。
二、エクセルとワードの勉強の進捗度合は相変わらず亀。 記憶したそばからボロボロとザルのように忘れていく自分の脳に愕然。 まあどうせ、娘が中学に上がるまでは家族のマネージャーに徹すると決めたんだし、と。流されそうに。 が、パルシステム東京の月刊誌「のんびる」を眺めていて 「あ、やっぱりいずれは地域でボランティア参加だ!」とか思っちゃって、 それには何でもいいから今はお金を貯めておかなきゃ!」とか思っちゃって、 ママチャレに感化されたお陰で「やっぱり手に職」とお尻たたいてもらっちゃって亀でもなんでも続けなきゃと改めて。
三、壊れたドラム式洗濯乾燥機をとうとう処分して、ドラム式じゃないものに買い換え。 シャープの穴無しタイプはネットでは評判芳しくないけれど、今ウチに一番必要なのは、黒カビが洗濯物についてこない環境だから。 乾燥機能はオマケ程度で充分。 洗濯済みの衣類を安心して着せられる幸せを噛みしめた。
四、そうこうしているうちにR246STORYが封切りになってて、前売り(しかもサイン入り)券を持ってるのに、観にいくチャンスがまだない。なんとかして今月上旬内に二回は観なければと決意。これは私の仕事だから。
全体として、夏休みらしい華には欠ける地味な夏休みだったけれど、家族それぞれに地味に伸びてはいる。縮まず、伸びていることが有難いとしよう。 それは玄関先で育てている稲&とうもろこしを見るようだ。 (今のところ、ウチで飼ってきたものの中では一番順調に成長している生物)
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