気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2007年03月28日(水) 揚げプリン〜ミュージカル落語〜夫婦は空気?〜お金の話

3月20日付け産経新聞東京版に、私をモデルにしたイラストが載ってしまったのは、妹のダンナさんが「揚げプリン」の紹介コラムに添えて描いてくれたものなんだけど、
この揚げプリンていうのが不思議な食感で、私にはかなり美味しかった。
しかもイラストはホントに私がモデルなのかってくらい20歳ほど若く可愛く描いてくれててすごく私は上機嫌この上ない。
このコラムにはかつて息子もモデルに使ってもらったことがあり、次は娘や夫も是非お願いして家宝にしたいと思っている。
で、実態とはかなり乖離した可愛いイラストとは裏腹に皺だのシミだの増えてきているんだけど、最近私はUVファンデがやはり嫌で、
でも強くなってきた紫外線に抵抗するため、花粉症でも風邪でもないのにマスクと帽子で顔の半分以上を覆って外出するようになった。
だれも今、私を見ないでもらいたい。

そういえば数年前までは、「こんなカッコのときに、昔好きだった人に偶然遭遇したらホントに困るわ」とか考える癖があったけど、此の頃、とんとそんなことを忘れているのは、歳のせいで恥知らずなのか、幸せだからなのか。
こないだ、夫の提案で、家族四人全員が生まれて初めて、ナマの落語を聴きに行ってみた。
といっても、池袋演芸場の下席プログラム。ただ、新作台本特集ということで案外混んでいた。
息子、笑う笑う。前から感づいていたけれど彼はやっぱり落語好きなんだ。
娘の反応も、まずまず。ただ、途中で「疲れたー」などと言い出して中入りでリタイア。
その最初の噺家さんが、劇団四季から転職した人で、「ミュージカル落語」を標榜しているユニークな人であった。
ネタはあまりばらしたくないけども、とにかく昔の恋人同士が、別れてから暫くぶりで再会するのだ。ただしトイレ修理に来た配管工と依頼人の主婦という立場で偶然ばったり遭遇する二人、というストーリー。
ちょっと以前の私なら、我が身に置き換えて想像してみたりもしたかも。
けれど不思議なもので、全く昔に未練がなくなった。じゃあ誰よりも今の夫をアイしているのかっ、というと、そんな単純に言い切れるものじゃない。
ドラマ「今週、妻が浮気します」はハッピーエンドを迎えたけれど、失ってみて初めて真に分かるのかもしれないお互いの有難味。
お互いに空気のよう、とも違うね、だって空気に対して意地を張ったり気を遣ったりヒミツを持ったりはしないでしょう。普通。

あっちは私に対してヒミツはないかもしれないが私にはあるのは、
一応、ある意味、好きだからかもしれないし、大事に思っているからかもしれないし、単なる自己都合かもしれないし、何と言って良いのか。
昔よりも、夫に対する情報公開度は実はこれでも進んでいるし、彼に対する尊敬度も上がっているし、でもだからこそか、お金のことになると色々考える。

私には何の特技もないし、一度に注げるエネルギーがすごく限定される性分なので、平日午後には確実に家にいるという生活をしているけど、
時間をもらっている代わりに、せめて私にできることといえば、三回に二回は自分のおやつを我慢するとか、安くて体に良いものを100円10円の単位からシビアに選んで買うとかだ。私には早朝出勤して深夜に帰宅するなんて考えられないから。子供のタダイマを聞けるのはそれ自体勿体無い贅沢だから。

息子が去年に引き続き新年度も、月々の学費が免除になったことを、
バイキング料理に出かけて祝。(そのときのコックさんによるオムレツの実演料理に衝撃を受けて、ウチに帰って私も頑張ってやってみたけど、なかなか均等な柔らかさに仕上がらないのはなぜー?)
けど「これで家の財政が助かるー、もしかしたら月々の生活費アップもアリかも」とか思ってた私に実家の母は
「本来払うべきところを、子供の頑張りでもらったお金だから、やっぱりそれは子供名義で積み立ててあげて将来本人に渡してあげるのがいいんじゃないの。」
そうだよね、本当にそうでした!と、ハッとする私。
しかも去年一年間の分は母が「パパに内緒で手伝うから子供名義に預金してあげて」とまで言ってくれたので。
それを、学費の一切を管理している夫に如何に切り出すべきか結構迷って、さりげなく積み立ての案をちょっと言ってみて反応を見たけど、
私の期待したのは「おー、それはスッゴクいいことだよね!」という全面的賛同だったけれど、
やっぱり、毎日会社で心身擦り減らしてくる一家の稼ぎ手にして学費担当となるとそう単純にはいかず、そんな彼のこともよくよく理解できるので、なんかそれ以上深く言えなくなった。
けど子供には積み立て残したい。(母に言われて気づいた案ではあるけど)
じゃあどうするか、それは、時効になるまではあえて私の中で進めるということ。
去年の分は母の助けをありがたく受けといて、今年はやってみよう、月に三万円切り詰め積み立て。(ちなみに今私が月に管理する権限のあるのは十五万位の範囲であるが)
ついでに娘にも、五千円だけずつでも積み立てておいてやりたい。
そこで有効活用するのは生協の増資であった。年に一回減資で引き出していたけど、それをあえて引き出さないで暫く頑張ってみる。以上、春の、財布ヤリクリ宣言。


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