気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2006年10月30日(月) 漢検の日&次の目標

毎年おにいちゃんが学校で受けている漢検に触発されて「私も、何か賞状が欲しいなー」と、娘が始めた漢字の勉強。
学校で習っていない字も範囲なので、2ヶ月前から、少しずつ問題集をやっていた。間違えたところは、あとで私が簡単な「念押しテスト」を作ってやって、その日のうちに覚えなおすようにしてやった。どうせなら、確実に「賞状」をとらせてやりたい。
満を持しての昨日の日曜日本番、いよいよ初めての漢検個人受検デビュー。可愛く8級からのスタートとはいえ、大勢の受検者の中で、見慣れないテスト用紙を前に、結構緊張したようだ。でも、出来には自信があるみたい。「早く賞状送ってこないかなー」そうは言っても、結果送付は40日後だ。

親の私のほうも、なんか緊張というか疲れた。
会場が家の近所の女子大だったのでかえって油断したのか、息せき切って娘を集合時間ギリギリに教室に送り込むハメになった。門から教室まであんなに所要時間がかかるとは思っていなかった。広いキャンパスだから。次回はもっと万全を期して早めに行かなきゃ。
テスト中、付き添いの親は地下の待合室で過ごすんだけれど、40分間近く、何にもすることがない。本でも持ってくるんだった。外に買い物に行くには時間が中途半端すぎるし。しかたなく、その部屋の掲示物をなんとなく眺めて時間をつぶした。
そこは学生食堂らしい。就職活動のための写真の撮り方とかサークルの連絡とか・・・ふと自分の若い頃などを振り返り、いやに懐かしむ。
本当に、遠い昔だ・・・。かつて、こういう雰囲気の中で、勉強とか就職とか考えていた自分が存在したんだな。信じられない。
お昼過ぎに終わって、ミスタードーナツを買って帰る。ハニーチュロとポンデリングは外せない。

来年の6月の回に、また娘は今度は7級を目指すことになった(つまり、もう8級は受かった気でいる)。毎日こつこつ半年もやれば、多分大丈夫だろう。
そんなに子供が頑張ってるんなら、その手前、私も親としてのモハンを示さねば。ボケ防止にもなるし、次回は私も受けようかな漢検。
娘と同じ時間帯に受けてしまえば無駄がない。そう思って詳細を見ると、7級と同じ時間には1、3、5級がある。
家にある2級の問題集をちょっとやってみたときに相当ムズカシイ気がした。それに普段PCやケータイで済ませてるからなおさら、漢字忘れてる。
けど、どうしようかな、無謀かもしれないが、ここはあえて1級を目標にしてみると、子供の手前もカッコいいのではないだろうか。娘が机に向かうとき私もテーブルでやるのもイイ感じ。はいはい、今が親の背中を見る所ですよーっ見て見て、って。
それにいつか何かのときに、1級なら履歴書に書けるかも。
と思ってさっそく1級の参考書買ってきたが、1ページ目から早くも大きな壁を感じる・・・。(ちょっとメンドクサク思えてきた)
いやいや、子供にモハン。そうだ、頑張ろう。


まあ、半年以上あるし、少しずつ気楽にやろう。で、受かったら、ドーンと何か買っちゃおう。(子供達はロイズの生チョコかPSの「太鼓の達人」がいいというが、それだったらチョコがいい)



2006年10月16日(月) LOVEシーンに対するウチの子の反応

この土日は息子の中間テスト&英検1次が終わったばかりで、しかも夫が休日出勤で家にいないということで、
なんか気も緩み、子供と好き勝手なことをして遊んで過ごした。

気が緩んだので、息子には「美しい国へ」(安倍さんの)だとか、好きそうな本を買ってやった。(これ遅ればせながら読んだけど結構面白いかも)
娘にも、(普段進学塾に行かない代わりに某塾のテキストを取り寄せて自宅でやっていたんだけどそれの)一区切りついたことのご褒美として一冊コミックを買ってやるという約束だったので、選ばせたら、「アニコン」とかいうブラザーコンプレックスな少女漫画の第1巻になってしまい、これから先も続くのかーと苦笑しながらも、私も読んではまりそうになった。少女漫画苦手だったはずなんだけど、その続きが気になる。早く2巻目が出ないかなと思ってしまっている。

同じ区内の、児童館&学童保育が主催の「えんにち」に娘と遊びに行って、ちょっと童心に返り、こんなときにしか買えない水ヨーヨーとかスライムなどお土産が彼女の手元に増えていった。
体育館では段ボール箱で作られた迷路なんか良いアイデアだと思った。体力測定コーナーで娘に意外と握力があったのに私にはほとんどなかったことに少し驚いた。
ダンスサークルの発表を観ていたら娘の同級生のお母さんが踊っているのを発見し、その人の知られざるステキな一面を垣間見て嬉しかった。

家では空き時間にBTTFの1〜3のDVDをまた子供と一緒におさらいしながらレーズン食べたり干し芋食べたり。
夜中に一人で真下正義のDVDも私だけ人目を忍んでちょっとおさらいしたり。
で、また子供と、漫画読んだり、歴史認識オタク本読んだり。特に日曜は家事なんかしないで子供とだらだらしてた。

(ここまでが前置きで、本題ここから)
娘の場合、
その「アニコン」もそうなんだけど、最近彼女が読む漫画はだいたい、
中学生〜高校生くらいの女の子が、ちょっと先輩の(ありえないほど美形の)男の子を慕っているけれど、そのうち思わぬ伏兵として同級の「なにコイツ」と普段思っていた(これもタイプは違うけど美形の)男の子のことも気になってきてしまう・・・というパターンが多い。
そこにまた、報われない恋とか、友情とか進路とかも絡んでくるし、小学生も結構複雑な人間関係のドラマ鑑賞を楽しんでいるのだ。
告白のセリフやシチュエーションなど、ワンパターンではなくて、大人から見ても充分使えるようなのがあって勉強になる(なんの?)。
(「アニコン」第5回の潤くんの告白の仕方が、照れを必死でこらえているような愛想のなさで秀逸)
KISSシーンも(多くはないけど)出てくる。最終回とかではなくてもう初回からの場合もある。でもそれはあくまでも奇麗な絵で、
・・・異性に対する関心が芽生えたばかりの子に見せるなら、ここで永遠に時間をとめておいて欲しいというようなキレイさだ。
そういう切ない恋の描写を含むページを、娘は淡々と鑑賞し、お風呂に入ったときなどに感想を私に話してくる。
誰は可愛い、誰のあのときはカッコ良かった、誰はあのときこうすれば良かった、あのときの告白は予想外だった、誰が笑える、などなど。
実在の中高生男子がこの漫画とは全く違うガキばっかしだ・ということを知らないが故の、夢の世界。
今しか見られない夢をたくさん見たらいいんだと思う。
私は内心思う、「30年経ってからまたこの漫画を読んでみたら、そのときは相当違う別の感想が待っているだろうねー」

息子の場合、
ラブとかセクシーとかの言葉は、いたくお嫌いのご様子。
彼氏が彼女がという会話を街中で耳にするとムッとする。
テレビの中で誰か愛だの恋だのクリスマスだのバレンタインだの言っていると、わざとかどうか、観ながら画面に向かって馬鹿だとかアホだとか悪態つく。
彼は映画やドラマにLOVEシーンはおろか男女が不必要に接触する場面が出てくると、明らかに眼をそらすような避けるような風情を醸し出す。親や妹と一緒に観ていても、その話が一回観たものであれば、「ここからやばい」と思うのだろうか、ふらっと席を外してしまう。
たとえばBTTFの1であれば、ビフがロレインに絡んでいるシーンまでくると、ソファのクッションなど投げて遊びだすし、ダンスパーティの駐車場で車内にマーティとロレインが二人きりの場面なんて既に別室に行ってしまって観ていない。だもの、ジョージとロレインがうまく結ばれハッピーなシーンなんて味わっていたことなどない。そうなるとこの映画の魅力の半分も味わえていないじゃないかと私はイライラする。でも落雷を利用してデロリアンが1985年に戻るところなんかは、息子は一生懸命観ている。
意識しすぎで怪しい。いや、何かおかしい。色恋沙汰が心底からキライなのだろうか、それとも興味がありすぎて照れくさいのだろうか、
私としては健全に後者であってほしい、そしてこの過渡期を乗り切ってケンゼンで誠実な恋をいつかして欲しい、と願っているんだけれど。



2006年10月05日(木) 私が貴方で貴方が私で

昨夜、ニラ&カレールー入り特製オムレツ(別名・中途半端な残り物の卵とじ)で手抜きな夕食を取ってから、

某所で、映画「転校生」が久しぶりにリメイクされるニュースを見て嬉しかったので。

※好きなストーリーのパターンとしていくつかある。

☆全く予想もせぬ二人が妙な縁で結局最高のカップルになる物
☆気弱でさえない感じの人がいざとなると案外強かったという物
☆一見冷たそうな捻くれ者がいざとなると案外愛があるという物

☆タイムスリップ物
☆外見と中身の年齢が一致しなくなる物

の他に、今日は

☆お互いの心と心が入れ替わる物

が、いかに私のツボにはまってきたかを訴えたい。(誰に?しいていうなら世間に)


私は十代の頃、よく「好きな人と体が入れ替わるとどんなんだろう」とかいう妄想で遊んだものだ。でも変態じゃないですよ。
つまりお互いの環境や育ちのギャップとかからくる何かドラマチックなドラマを想像して結構遊べていた。
(我ながら無邪気過ぎだった。今はそんなこと恐ろしくて考えられない。お風呂に入ったらこの重力に逆らえない体つきを思いっきり見られちゃうのヤダ)

「転校生」を観たときも、同じ原作をモチーフにしたドラマ「放課後」を観たときも、
なんだか不思議だったのは、
「自分と体が入れ替わった相手を好きになるということは、自分を好きだからなのか、相手を好きだからなのか、
相手と体が入れ替わった自分を好きだということは、自分を好きだからなのか、相手を好きだからなのか、
・・・・ああ、きっとその相乗効果なんだな」と気づいたときに
「自分と相手って、何もかも全然違うのに、結局、表裏一体じゃん!違うんだけど同じじゃん!気持ちいいよそれ!」
って。

しかも、「放課後」をリアルで観たあとでビデオでも観ていた時期と、ちょうど私が第一子を出産したばかりの時期とが重なってしまい、
自分のお腹から出てきた自分の一部(子)の世話・・・自分から出てきた子供におっぱいを飲まれ、自分から出てきたけど自分ではない子供のウンコを拭いたりヨダレを拭いたり、自分のもののような気持ちで拭いたり、どこまで自分でどこまで子供のものなんだか混沌としていたので、
「分かるー!分かるような気がするー!」ような気になっていた時期で。
(その後、そんな感覚の延長で子供のぐちゃぐちゃな食べ残しも平気で食べている私を見て、夫があまりいい顔しないのと、逆に私の一口でも口をつけたものを味見したりはしたくない特に息子の反応が、私にしてみれば不思議でしょうがない心境になっていったが、そこには「産んだ人」と「産んでない人」の温度差というものがもしかしたらあるのかもしれない。話がどんどんずれるから映画とドラマに戻そうかな)

で、「転校生」の尾美としのりと、「放課後」のいしだ壱成の、女の子を演じた演技を比較すると、会話やしぐさの自然さで私には壱成が一押し。男子に戻ったときのブッキラボウな感じとよく演じ分けたと思う。が、尾美としのりのほうも、なんだか守ってやりたくなってしまういい風情で、結果、彼(彼女)を見守る小林聡美に感情移入しやすい。小林聡美の体当たり演技に負けず劣らず「放課後」の観月ありさは、お嬢様のシーンと男子のシーンのギャップが良かった。

こういうテーマだと、演技力や演出のうまさなどが、すごく際立つから、上手にできた作品なら、何度でも気に入って観てしまう。
「放課後」はどうしてDVD化しないのか?お宝映像ぎっしり詰まっていると思うのに。特に武田真治の扮したイヤミな生徒会長なんか最高なのに。
河相我聞とか結構うまいのに。篠原涼子もさりげなく出ているのに。
しかも私の好きなバック・トゥ・ザ・フューチャーを相当意識して作ってあるし音楽も素晴らしいのに。
いしだ壱成の逮捕歴が響いているのだろうか?
とにかくもう自前のビデオテープが擦り切れてきているので、なんとかしてほしい。

転校生リメイク版の主役は、蓮仏美沙子と森田直幸だそうだ。でも、私の知らない人なんだけど、観たらファンになってしまったらどうしよう。

と思って、調べたら、蓮仏美沙子さんは新人の可愛い人ですね。で、森田直幸くんって、あの女王の教室スペシャル エピソード2〜悪魔降臨〜(2006年3月18日、日本テレビ)で、いじめっ子の役で出てた!
あの子上手だよ。しかも今度、酒井家のしあわせにも出るんじゃないの!
これは観なければなるまいのう。

参考:
原作「おれがあいつであいつがおれで」山中恒
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%8C%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%A7%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8C%E3%81%8A%E3%82%8C%E3%81%A7

フジテレビ「ボクたちのドラマシリーズ 第一弾 放課後
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA#.E6.94.BE.E8.AA.B2.E5.BE.8C


映画 転校生
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%A2%E6%A0%A1%E7%94%9F_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29

24年ぶり映画「転校生」舞台は長野 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFNp-et-tp1-061004-0009/index.html


 < 過去  INDEX  未来 >


n-k [MAIL]