気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2006年07月31日(月) 夏休み前半、我が家での流行りベスト3

☆第三位 名作?DVD鑑賞with子供達。借りたり買ったり。

ハリー・ポッター炎のゴブレット、今回なんとなくロナルド・ウィーズリー役の子のファンになってみた。ハリーに対してちょっと妬いている場面とか、それからクラシック過ぎるフリフリのドレスローブに、Bloody hell!を連発しているシーンが可愛かった。

サウンド・オブ・ミュージック、「エーデルワイス」の歌が一番好き。二番目に好きなのは「私のお気に入り」。

アマデウス、一番好きなシーンは、死にそうになりながらもレクイエムのコンフターティスをサリエリの助けで作ってるモーツアルトの気迫。息子もここが最も気に入ったらしいので、ウチにあるレクイエムのカール・ベーム版のテープ聴いたら、すっごくテンポが遅くってイライラしたので、わざわざネットでネヴィル・マリナーのを探して注文したり、楽譜を古本屋から取り寄せる騒ぎ(騒いでいるのは私だけ)。昔、合唱部で歌ったはずなのに、すっかり忘れていて、楽譜を見ても音が取れない自分の退化に愕然とする。

美女と野獣スペシャル・リミテッド・エディション、今更ながら素晴らしい。特にビーストから王子への変身のシーンはよくできてる。そのあとのキスシーンも、ベルと王子の表情がきめ細やかに描かれていてため息もの。吹替えの山寺宏一の声が絶品。

ナルニア国物語ライオンと魔女、ルーシーの顔の輪郭や体型が娘とダブって見えて格別の思い入れで見てしまう。白い魔女の冷徹さが、すんごくいい。

※子供がいるので、私だけの個人的趣味に走りきることは難しい。どうしても息子と娘にもある程度受けるチョイスになってしまうのは致し方ない。

☆第二位 ラジオ体操皆勤賞。

22日から31日まで近くの公園で。朝早く起きて子供を起こして行くんだけど、パパがその間にちょっと遅れて起床して朝食をとって出勤するわけなので、その朝ごはんをテーブルに用意してから自分も出かけるってのが何だかすごく面倒な段取りだった。
慣れてくると子供達だけ先に行かせて私は後から遅れて参加。それでも、日ごろ使わない筋肉が急に揺さぶりをかけられ、前半は背中とか、ふくらはぎとか、痛いほどだった。
雨の日は家でテレビ体操。晴れ&曇りの日は、欠かさず参加。こんなにラジオ体操を真面目に続けたのは、人生初。
去年までゼーンゼン夏休みの朝なんて6時台に起きられてなかったのに。何でこんなに今年は頑張ってたかというと、校外委員として「地域の行事に積極的に参加しましょう」とかPTAに呼びかけた以上、自分んちがまず出ないとシメシがつかないじゃん、ってことで。
真ん中に立ってお手本で指導してくれた町会のおじさま方はステキだった。だってどの運動も完璧にこなしてスゴイよ。
皆勤賞は図書カード、それから参加賞はお菓子。期待してなかったので、思いのほか嬉しい商品だった。

☆第一位の栄冠に輝いたのは メダカ。

今月上旬に、パパと娘が隣町の縁日でもらってきたメダカ。娘はメダカ目的でわざわざ行って来た縁日。彼女は生き物を飼いたくてしかたない。動物表皮アレルギーを理由に犬猫類は禁止されているが、サカナならママに文句は言われまい、ってところだろう。
私は、初めは「やっかいなことになったな」と正直思った。生き物は、夫&我が子達という人間だけでもう充分だ。動物を飼うことにかなり抵抗のある私。だいいち、私より先に死ぬと分かってるものなんか飼いたくないよ。自然の中にいさせてあげてればいいものをヒトが囲って早死にさせるのってどうなんだろー、と思ってた。
案の定、色々気をつけていたのに12匹中7匹が、立て続けに死んで、
娘にはあれほど「魚の命って短いから、頑張ってお世話しても早く死んじゃうかもしれないけど、そういうこと覚悟してメダカもらいに行くんだよね?仕方ないんだよ、ちょっとだけでも可愛がってあげればいいんだから。あんまり悲しまないでね。あんまり泣いたりしないよね?」って念を押したけど、やっぱり1匹昇天するたびに大泣き。だからヤなんだよな・・・。まあ、しょうがない。あのまま縁日のビニールの中にいたってどうせ死ぬんなら、こんなふうに小学生の娘に泣かれて死ぬのもいいかもね。
見ているうちメダカ達が可愛く思えてくるのも、悔しいけどしかたがない。水槽にミネラルウォーターを入れようとして夫に止められた。もったいないと。

でも淘汰されて残った5匹は、さすがしっかりとしたメダカで、今は産卵期。お腹にぶら下げたタマゴ達を、しかし水槽の中に入れた人工の水草には、決してくっつけようとしない。それなりに頭がいいのか。で、急いでパパはもっとちゃんとした水草モドキを買ってきた。そしたらそこには産み付けてくれた。
ああよかった、じゃあこれを別容器にうつしてそっとしておこう。参考書「応用自在・理科」が実に役に立つ。水温25度のとき、11日後に孵化するそうな。まだ何の動きもないタマゴ達を飽かず眺める我々。
って、その翌日、また別のメダカがタマゴをぶら下げて、産み付ける草を探してる。また水草買ってこなきゃって、ダイエーに自転車とばす。
昨日パパが買ってきたのと同じのにしておいた。ドライグリーンとかっていう、天然素材の食べられる水草。
入れてから、ちゃんと産み付けるかどうか心配で、じっと見てしまう。5匹それぞれの動きや表情が気になる気になる。トイレに行きたいけど、行っている間に、産み付けの瞬間を見逃したらと思うと、行けない。
あれ?見ていたはずなのに、いつの間にか、タマゴがお腹にくっついていない。水草にもないし、どういうこと?
娘と一緒に目を凝らして探してたら、底のほうに落っこちて転がってた。もう!何やってるのよメダカ!箸でつまんで水草に付けてやって、これもタマゴ用の容器に引き上げた。
でも、この水草モドキって、もしかして光合成しないんじゃないの?じゃあ酸素も出してくれないんじゃあないだろうか。本水槽には泡の出るロカボーイってのを入れてるけど、タマゴ用の別容器にはそんなの無い。それで慌てて、「酸素を出してくれる石」も買って入れてみた。
そのほか、なんか心配だから、バクテリアを増やして水質を整えるタブレットをネットで探してさっき注文してみた。こんなに生き物飼育のことを考えたりしている自分って、人生初。



2006年07月07日(金) やっと七夕のことを思い出せる開放感 

七夕の笹につけた願い事。
娘・・・マンガがうまくなれますように。大人になったらマンガ家になれますように。
息子・・・擧國一致萬邦共榮・未來永劫泰平ノ世ガ續マスヨウニ。
(怪しいよ。外に飾るのにさあ)
夫・・・家族全員健康でいられますように。お父さんお母さんが健康になれるように。
私・・・いつも幸せを幸せと感じていられますように。良いエアコンが安く買えますように。

ところでこの笹を買ってきたのは6日でした。ぎりぎり二晩飾れる。
例のPTAのイベントが、やっと無事に済んだので(まだ、まとめレポートとかの宿題はあるけれど)、
ようやく、笹とか七夕とかに気持ちがいくようになったのだ。
まだまだ気がかりな事項は多々あれど、ひとつの大きな重石がなくなって、ヘリウム風船のように気も軽くなり、

前回の日記を読むにつけ、何事も、いつかは解決するもんだなあーという思い。

イベントは、思ったよりもうまくいって(というのは終わったからいえる言葉だけど)、
委員さん・役員さん達みんなのおかげで、自治会の方々にも快くお帰りいただけたのではないかと思う。
企画段階では正直「あー、面倒だなあ、気が重いなあ」と思っていたけれど、
地域の人々と関わるこの会の、準備から実施を通して、知らないことをたくさん知りえたし、いつも見守ってくれているご近所の方々の存在に気づくことができた。
いつか、子供が学校を卒業し、自分も地域活動の中で、今度は後輩である子供達を見守ってゆく、そのストーリーを、イメージするきっかけにもなって、思いのほか収穫は大きかった。
通学する子供の保護者でもあり、地域住民でもある、そういう自分を見つめる?ちょっと大げさかもしれないけど、何か世界を見る目が変化したような。

この一仕事を、ほぼ片付けたことによって、イッパイイッパイだった心に、余裕が出てきた。
コップに溢れそうな水を両手でこぼさないように、周りも見ずに集中していた目が、左右確認できるようになってきた。
これでちょっと勢いづいて、午前中は午前中の懸案事項を次々に片付け、午後は午後の子供関係の人生を全うする。午前と午後は違うチャンネル。そんな毎日に前向きに突入できそうな気がする。
って言いながら、今はまず、オヤツ食べています。
(気がかりなことがありすぎると、嗜好品さえ遠ざけてしまうものだねー。だから、お腹周りがヘンに痩せてた。ヘンに、というのは、腹筋鍛えてないから、脂肪だった部分の皮がタラランとして、スタイル的にも格好悪い痩せ方だから)


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