2005年05月27日(金) |
PTA会員の家庭のプライバシー |
この5月のPTA総会をもって、私の会計任務は終了した。ひとつの懸案事項を除いて。 それは16年度のPTA会費で、全校会員中、ただ一人だけ、まだ未納なのだ。一ヶ月200円、年間2400円。 毎月繰越で引き落しがかかっても、残高不足が続いてて、給食費もろとも、引き落しできない。 (学校納入金と合算で落ちるシステムなので、PTA会費はもちろん、給食費も教材費も未納らしい)
PTA会費の未納といっても、様々なケースがある。 ただ口座にお金を入れ忘れていた場合。 PTAの趣旨に賛同できなくてお金を払いたくない場合。 とにかく経済的遣繰りが大変だ、という場合。 でも、この人の場合、どうなんだろう。謎。
PTAの仕事は確かに個人の利害には直接関係がないかもしれないけど、 全体的に間接的に子供達の教育環境に良かれと考えてやってる活動なわけだし、 実際あんまり財務は潤ってるわけじゃないし、 こういうのは他の真面目な会員の手前、一応きちんと対処しなきゃならないし、 どんな事情でどんな了見なのか、話だけでも伺いたいが、 何時に電話をかけても留守電で、折り返しかかってくることはない。 FAXを流しても、再三手紙を出しても、何の反応も無い。 担任の先生に相談したが、先生の方も、この家の親と全くコンタクトがとれないという。 何かいろいろ事情がある家らしいそうだがはっきりしたことはわからない。 保護者会にも来たことがないらしい。誰も会ったことがない。
放課後、学校でたまたま娘とあそんでいた女の子が、その家のお子さんだった。 この子なんだ・・・。子供が確かに学校に来ている。親は確かに学区内に住んでいるということなんだよね。 私は早く16年度の任務を終わらせたい一心で、手持ちのメモ紙に手書きでメッセージを書いて おうちの人に渡してね、と女の子に託した。 その子に聞いてみた。 お母さんがおうちに帰ってくるのって、何時ごろ? 「お仕事で夜遅いからわからない」 おばあちゃんとか、大人の人、誰かいる?お夕食はどうしてるの? 「いないんだけど、別々に住んでるお父さんが時々来て、ご飯出してくれる」 (ああ、まだ低学年なのに・・・。) 学校からもらうお手紙って、お母さんかお父さんにいつも見せてる? 「お父さんに見せてる」 じゃあ、このお手紙、お父さんに必ず渡してくれる?大事なおはなしだから。 「うん、わかった」
でもそれから5日経った今も、何の返事も来ない。PTA会費がどうのなんて、構ってられないんだろうか。 今年度の会計さんとこの話をした。こういうのって、ネグレクトじゃないか。通報したほうがいいのかも? だけどそこまで断定できるわけでもない。 ここの奥さんや、別れた旦那さんがどういう人かもわからないし、他人のプライバシーを同じ学校の人間だってだけで覗くわけにもいかないし、
遊んでるときは結構明るくて、見たところ何も変わったようすもない子なんだけど、 改めて見ると、そういえば、ちょっと痩せてるかも。髪型が、雑だし。そう見ればそう見える。 お父さんとはちゃんと触れ合えているのか、お母さんはこの子の気持ちをちゃんと見てるんだろうか(想像できないけど)。 区には生活費や教育費の援助を申請しているのだろうか。近くに手を借りられる人を探そうとしているのだろうか。 それともそこまで気が回らないのだろうか。 この子の家庭にどこまで踏み込んでいいものか。まずは、やっぱり学校の先生に相談して、問題を預けるしかないだろうなあ。
明日は運動会なんだけど、この子の応援に、誰か来られるのだろうか。
って行ってたら、うちの娘、帰宅後に咳・ハナ・熱。これじゃ明日運動会に行けないじゃん・・・。なんでこんなことに・・・。
2005年05月10日(火) |
逢いたくて貯まらない |
まったり枯れててオジサンで はしゃいでて子供でハイテンション マイペースで冷たくて 気配りしてない振りでも人情篤く 調子に乗ってて謙虚で誠実 ホラ吹きでアバウト、なんでも有りでデリケート シモネタも似合う高い知性と精神性、下品なようで上品な清潔感 可哀相なほどミットモなく 急にカッコいい瞬間があって 余裕なのに汗だくで一杯一杯 小動物系のキモチ悪さと可愛さが矛盾無く両立するルックス(見る角度による) 潔く寛大で頼れるオトナの感じで 情けなくて未熟で女々しくて世話の焼ける 清濁併せ呑んでの総合判定の結果かろうじて中の上ランクだと過半数で可決される(60%)
そんな多面体を、全て私に見せてくれる人がいたら、そりゃ素敵だ。目のやり場に困っちゃう。 まさに大自然、まさに森羅万象、まさに宝捜し、まさに万華鏡。ニクイよッこの大宇宙の神秘野郎。
で、ごめんね、それはあのお申し上げにくいんですが・・・画面の中のあの人だと私は思ってるんだけどホントごめーん・・・・、 アバタもエクボというより、アバタがカッコよく思えるマジックにかけられてるのでしょーがないので。
で、彼のそういった神秘のプリズム現代な風情を、(脚本的にもカメラ的にも)最も見せてくれたドラマ例として、私の独断では、「アルジャーノンに花束を」(フジテレビ)の右に出るものはないと思う。※詳細は2002年の秋冬の日記に書き尽くしたけど。
で、初主演映画は、どんな仕上がりなのか。 観る前は、まるで参観日に我が子を見に行く母親のように落ち着かなくて。以下、昨日までの葛藤。 ・・・・・・監督さん、この微妙な素材を、ちゃんと上手に使ってくれてる?彼の演技の本当のうまさを、ちゃんと生かしてくれてる? カッコ悪すぎてもカッコ良すぎても、だめなのよ、大丈夫?やや左斜め上からのアングルが良さげなの、わかってますよね? 下から見上げるアップとか、なるべくやめてください。私はいいけど。 ただでさえ「脇役顔」なのに、しかもあの、思い入れたっぷりなファンがいっぱいな映画のスピンオフ主演だなんて怖いコワイ、 どこからどんなバッシングブーイングが来るかわからない。 みんなー、あまり期待しないで。本編とは別物。あまり比べたりしないで。みんなに「ちっ」とか思われたら、母親の私としては、いたたまれない。あー、涙出そう。胸が苦しい。可哀相なあの人。 でも、もしも万一イマイチでも、私は最低3回は映画館で観る。なぜならそれが、理想の万華鏡を通してたくさんの感動を私に与えてくれた彼へのせめてもの恩返し。 言いかえれば、社会福祉の恩恵に対しての血税。(でも夫のお給料の中で遣繰っているんだよね、それってうしろめたい)
そんなこんなで今日をむかえ、初めてそれを観た感想は。(つきあってくれてありがとう、Rちゃん) ファンとしてマジックにかかった目からは、あたしゃ幸せだーとしか言いようがなく、 水野美紀をして「色んな顔があって、見ていて飽きない」「毎日がエイプリルフールな人」と言わしめた彼を どうぞ温かい目で宜しく観て下さいとしか言えなく、 世間の皆様に参考になるようなコメントはできませんが、あえて言うなら、 「彼のファンじゃない人でも結構楽しめるはず。織田裕二いなくても許してもらえると思う」ということです。 「交渉」も、いかにもプロだぞって感じじゃなくてあの人らしく抑え目で、 犯人との最後の会話での、さりげない引っ掛けで、うまく計画を聞き出すあたりは、それまでのやりとりで気を許させる水面下の努力の賜物だと思う。 一度だけ、彼の目に涙がにじんでいるシーンがあった。犯人の心に入り込んでしまったゆえのやりきれなさ・と私は解釈しました。 雪乃さんとの絡みは可愛げがあって嬉しいし。恋人には冷静なトークができないあたり、人間ーって感じ。そんな両面を自然にみせてる味がいい。 主人公だけじゃなくって地下鉄のスタッフや線引き屋さんや分析担当の警察や爆発物処理班やSATや地上の刑事さん方・・・といった、みんなの力で危険を未然に防ぐ誠心誠意な姿が胸を熱くします。 気になったのは、こないだJR西日本が起こしたトンデモナイ大事故を連想させるシーン。でも性格は全然違うから。ただ、上映公開のタイミングが運わるく。 しかし私はそんな中であえて、ヘタすると明日も明後日も明々後日も劇場で観てから、いずれDVDも買いますから。片時も離れたくないんで。 (お金、なんとかしなきゃ・・・)
|