娘・小学校初めての運動会。 息子・小学校最後の運動会。 観やすいアングル探して動き回る忙しさも去年の二倍。それぞれに感激ひとしお。 よーいドンの合図が鳴っても一秒近く呆然と佇み出遅れる娘。 脱げないよう靴をキツめに締めて万全のスタートを切り、全力出しきって去年より順位上げた息子。 みんながおんなじ動きでポンポン振ってるってだけで、とにかく可愛い一年生。 「死にそう、オッカナイ」と言いながら連日練習した組体操の成果を、まさに渾身で体現して親たちをヒヤヒヤさせ、涙ぐませる六年生。 二人ともありがとう、良かったよ。良かったね。 二人がこの小学校で一緒に参加したという意味では、最初で最後の運動会。 …に浸るだけでも一杯なのに、 役員として常に駐輪場係のまとめっていうか面倒見てなきゃいけない。 時には即席に貼り紙出して注意したり、結局どの時間帯も気が抜けない。座る暇無し。 (原則として自転車での来校禁止とうたってるのに、「やむを得ず来る自転車」のために「あくまでも一時的な駐輪場」への誘導とか自転車の整理とかがあるの) 最初で最後の、ワタクシ史上最多忙の、小学校運動会は、真夏のように暑く、足もクタクタでした。 (役員て学校行事も仕事の日になっちゃうのがやだ。でもこれでまたひとつ山越えた。4月からもう5山位越えたし、これから3月までもう10山位越える予定)
2004年05月21日(金) |
反省&勉強&反省、繰り返し |
毎週水曜と金曜夕方は、息子は5時から塾に行く。 それなのに、今日金曜日、下校後すぐにどっかに遊びに行った子供、4時40分になっても帰ってきやしない。 よもや忘れてないかと、息子の携帯にかけた。いったいどこにいるの、塾なんだから早く帰りなさいと。そしたらそれに対する彼の答えに 私は思わず 「いったい何考えてるのー、どうしてそう無計画なのっ!」と怒鳴ってしまった。でもそんな頭ごなしにしないで、事情心情をよく聞いてやればいいのに、と ふと昨日のことが頭をよぎって、“これ、このことなんだな・・・きっと”
というのは、私は昨日木曜日朝から、区のPTA連合の総会に出て来た。 前半は新旧役員の紹介(去年の皆さんお疲れ様、今年からの皆さん宜しく)と決算報告・監査・予算案の承認。何度も何度も拍手マシーンのように、よくわからないまま拍手していた。 でも後半のオマケのほうが私には有意義で、スクールカウンセラーの先生による講演会だった。 この話が、いったいどこでこの人は私を見ていたの?というほど身につまされ泣かされ。ハンカチ持ってってよかった。 忘れないうちに書いておこう、以下、復習、要点まとめ・・・。
学校の相談室にはいろんな子供が来る。 いつのまにかふらっと来て、いつのまにか充電して帰る子もいれば、 はきはきと何かを訴えに来る子、 ただだまって相談室においてあるオセロや組みひも遊びをじっとするうちに重い口を開く子、 さっきまで泣きながら友達との不和を打ち明けていた子が次の休み時間にさっぱりした顔で報告に来る子、 いろいろな子供の言葉を、じっくり寄り添って引き出してきた先生の話は説得力がある。
言葉にはなかなか出さないから大人にはわかりずらいけれど、子供の心の中にはちゃんと気持ちがあって、 それをいつもわかってもらいたいと思ってるけど、 大人は子供に「こうあってほしい」という期待(それは高い能力だとか、ポジティブな好ましい性格だとか)をかけすぎるから 子供はそれに応えようと必死になって疲れちゃう。 子供でも大人でも、自分の明るい面だけじゃなくて暗の部分、ネガティブな気分、も誰かにわかって受け入れてもらえれば それが「自己肯定感」を満足させて、「じゃあちょっと次はがんばろうかな」と前に進む気になるものだ。 「自己肯定感」の高さは、実際の能力の高さには関係ない。「優越感」とは別物で、たとえ何かがうまくできなくても、自分はダメだなんて思わない。 自分を肯定することができないと、普段はうまくいっていても、いざ誰かに越された時、今度は激しく劣等感にとらわれる。 高い「自己肯定感」をもっている子は、他人のよさも認められる。
だから、「よくできたときだけ誉める、認める」じゃなくて、弱いとき・へたっているときの子供も、ちゃんと共感して、認める。 「あなたはいっつもダメ」とか「もー、馬鹿なんだから」とか間違っても言わない。その存在否定的な言葉の通りそっくり自分を当てはめる子になってしまう。 そして、自立させるというのは、ぽんとそこに放って置いてきぼりにすることじゃなくて、その前にまずいっぱい依存を許して 安心して「ちょっと自分でもやってみようかな」という気分を、よくみて大事に見守ること。 ・・・・・。
そうだよね、大人の私だって、愚痴をきいてもらいたいことがいっぱいあるもの。 愚痴ってるような自分のことを、誰かが「あんたもよくやってるよ」とわかってくれれば、まあちょっとは前に進んでいけるんだし。 どうせだめだと思ってるうちは、汚れまくったおトイレが掃除する気力も失わせるようなもので、 一度プロがキレーイにクリーニングしてくれたら、その日から、ちょっとのハネやシミも、即その場で拭いたりしてキレイに保とうって気になるのが 不思議だ。つまり 「うちのトイレはもともとキレイなんだ、だからいつもキレイにできるんだ」と自信をつけたのかも。(トイレが、ね。) ここんとこ、とくに息子には、追い立てるような言葉とか、「ほんとになんでそう、考え無しなの!」とか言ったりして、まずかった。 夕べは真面目に、はじめて息子のPCアドレスにメール打った。ごめんねって。大事に思ってるんだよって。 (まだ彼は開いてないみたいだけど)
だから昨日からの私の、子供に対する言葉には、こころなしか以前よりもデリカシーがある。 はずだったのに、 やっぱ、今日は、だめだ、もうはや、「ばっかじゃないの!!!」的な怒りかたになっちゃう。 だって、3時半に学校から帰ってきて、そのあと5時に塾に行こうという場合、ふつう遊びに行くとしても、せいぜい近所の公園とか友達んちで しょ。 ここは世田谷なんだから、4時40分の時点で自転車で目黒駅に居てはいけないのだ。ちょっと計算すればわかるでしょ?バスでだって30分はかかるんだから。 塾に電話で「申し訳ありません、ちょっと息子は行方不明だったので遅刻します」って言っちゃったし。 まして、「桜田門まで行ってみたんだけど、思ったより時間かかっちゃって」なんて呑気に言われたら、 携帯越しにでも大声だしちゃうほどやっぱり呆れちゃうのは、 私の修行と度量が足りないの? 電車で1時間もかかるようなところに自転車で散歩に行って見ようなんて無謀なこと、どうして考えるのだろう。塾に行く時間まで90分しかない時にねえ。
彼の勇気や好奇心を認めて誉める境地には、まずとても達することができない今日の私だった・・・。
2004年05月05日(水) |
平成16年度我が家のゴールデンウィークイベントランキング |
(PTA歓送迎会つつがなく終わったー!役員メールも激減。)
今年のGWは、子供達&私がちょっと咳風邪が抜けず、すこーしお腹の調子も絶好調とは言えない中、 さらにしょっちゅう悪天候、の合間を縫って、まあそれなりな楽しいこともございました。 お財布の中身は夫婦合算では推定概算 \18,000(内、夫\12,000)でスタートを切った以上、 お金をかけないことが大切ではありました。 以下勝手にランキング報告。
☆第7位「三軒茶屋商店街での孤独な靴探しの旅」得票数79 夫が休日出勤の日、子供達は一晩だけ私の実家に行きまして、その間に自転車で自分の普段の靴を探し回りました。 条件は21.5〜22.0cm、ブルーor紺系・デニムならなお良し、余計な可愛い飾りの無いこと、予算\3,000まで。 ところがホントこれでもかという程に見つからない!いいと思うと22.5からしかないとか、キッズ用で丁度だと思うと星とか虹とかついてお子様向け。 疲れ果てた目には、ワゴンの中の\980のデニム調子供ズックは速攻で「これだっ」と思いました。というか、もう面倒で。 所要時間は4時間でした。この5mm足りないばかりにいつも難民のように靴探しで彷徨う羽目になるのでした。
☆同点第5位「冷凍パイ生地シートを使った親子共同お昼ごはん作り」得票数81 ずっと冷凍庫にストックしてあったパイシートを食べちゃおうと、子供の手を借りて焼きました。娘は特にはりきりました。 細長く延ばしてウィンナーに巻きつけたもの・ハート型に抜いて粉チーズかけたもの・ちっちゃい小判型にしてシナモンシュガーとメープルシロップ味をつけたもの。 手間をかけずに手作り気分でオーブンで小麦粉バターが焼ける香りを楽しめる、ありがたい素材、それが冷凍パイシート。 (次回はちゃんとリンゴ煮とか挽肉フィリィングなんかを用意して、アップルパイやミートパイにしよう・・・と言いながらいつもさぼっちゃう)
☆同点第5位「洗濯三昧の長い夢」得票数81 休日の楽しみはなんといってもお寝坊です。ゆっくり布団の中で、とある陸上チームの合宿所に就職した夢を見ました。 最初にあてがわれた仕事は犬の散歩でしたが激しく断って、犬以外ならなんでもやりますと言ったら、洗濯の仕事がきました。 雨が降ろうが槍が降ろうが毎日すんごい量の汗くさい洗濯物が出ます。洗濯機は二層式、それも小さいです。干し場が足りない、どうしよう。と妙に現実とリンクした仮想生活を味わった明け方でした。
☆第4位「牛角でリーズナブルな焼肉晩御飯」得票数113 夫が半日出勤&雨でお出かけしなかった日の夜にせめて最寄駅前まで行き外食しました。焼肉は久しぶりだったので純粋に嬉しかったです。 出発前に子供達にバナナを食べさせておくと、栄養バランス面でも、お肉をやたら消費されなくて済むという経済面でも、良かったです。 ジャガイモや筍のホイルバター焼きでホイルが膨らむ様子は子供に受けていて、かつ美味しかったです。
☆第3位「多摩六都科学館」得票数124 科学館・博物館は娘のブーム、「館」のついてるところに行きたい!という希望を汲んでの、唯一、有料レジャー?施設へのお出かけでしたが、第3位止まりなのは、 吉祥寺からのバスで娘がちょっと車酔いしたこと・混んでいてプラネタリウムに入れなかったこと・カフェテリアのお昼のカレーが売り切れだったことによります。 あとはわりと楽しめました。クイズラリーには子供達も乗り気で、たわいない問題にも一生懸命取り組んでいたし、瞬発力チャレンジのゲームでは熱くなっていたし、私は宝石の原石の展示に心を奪われた。(こんな石に憧れる気持ちが私にもあるとは、ああ、歳をとったなあ) しかし帰りに車酔いを避けて花小金井まで20分かけて歩いたら、娘が疲れてしまい、途中おやつや飲み物で釣るのに思わぬ出費を余儀なくされ。
☆第2位「人生ゲーム辛口バージョン」得票数127 雨の降る午後に家族で久しぶりにやってみました。子供がビリにならないように祈りつつ自分も必死でした。 このゲームはスタート後の最初のルーレットで何を出すかで職業が決まり、給料が決まり、その後の財布の中身を左右するので、 フリーターの私とトップアスリートになった息子とではずいぶん差が開きました。サラリーマンの娘は可もなく不可もなくでした。 ショップ店員の夫は途中よけいな買い物で約束手形を3枚抱える羽目になりましたが開拓地行きは免れて、でも最下位でした。子供達のことをちゃんと立てて立派でした。
そして、栄えある・・・、
♪Drrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr
〜〜第1位は!
☆第1位「タイヤ公園&ユザワヤ蒲田店」得票数395
これはぶっちぎりです。前半のお天気のいい日に行っておきました。 まずお金がかからない。電車代と、屋台のたこ焼きと、自販の缶飲料だけでした。 西六郷公園(通称タイヤ公園)は、廃材のタイヤで作られた遊具がとっても子供の遊び心を直撃しています。 バイクのタイヤは転がして遊べるし、ダンプのタイヤは中に入って遊べるし、よく考えられた公園です。 親子でいい運動になりました。 行き帰りの線路沿いの道ではいろんな電車が見られて息子は喜んでいたし、そのうえ最寄駅蒲田近くの、 有名手芸ホビー材料総合店であるところの「ユザワヤ」(私も謝恩会の衣装などでお世話になった店)の鉄道模型コーナーに足を踏み入れると、 娘はジオラマの小さな人形に感動し、息子はのぞみとか踊り子号とかの模型を羨望のまなざしでいつまでも眺めて動こうとしません。 そして電車の操縦機器のモデルを見つめ、ため息をつきながら何か呟きます。 「・・・12万円もするのか・・・ちょっと手が出ないなあ・・・。もっと小遣い貯めなくちゃなあ」(貯めたら、それ買うわけ?) この世界にはまったら大変なことになりそうです。人の趣味の奥深さに圧倒されそうなお店ではありました。
この連休中、家族での外出は3箇所(蒲田&科学館&牛角)、外食は3食?(公園たこ焼き&科学館焼きそば&牛角)でした。(注・得票数は架空) 明日は早速また役員のお役目があります。PC上では今、既に連絡メールで仕事始まっております。さようならGW、また来年。以上報告終。
2004年05月01日(土) |
逃げるが勝ちなのかそれとも? |
「行ってきます」と玄関を出た後の子供達のこと、我が子の・他の子の・先生の・話から、少しでもわかりたい。 だけど息子は肝心なことほど「そうかも」「よくわからない」としか言わなくなる。
身体測定の保健室から教室にもどってみたら、ある男の子の着替えが隠されていて、犯人は謎、 という出来事だけが下校後の子供の口から知らされて、 何か心当たりはないか、どうしたらいいと思うのか、息子に掘り下げると「わからない・・・」で終わる、なんか悔しい。
塾では国語のクラスの男子3名がいつも他の子(息子を含む)をけなし口汚くからかう。 「塾だから勉強さえできればいい」と開き直るには子供はまだ弱くて 「あいつらの顔見る・声聞く・だけで頭痛い」息子に、じゃあ休めばとは簡単に言えない、 この先どこにだって、オトナにだって、そんなやつはいるし、いつも避けられるわけじゃない、
悪いのはあっちなのにこっちが頭悩ますのは割があわないんだけど、 「気にしない」という術を身につけて肥やしにしなきゃ生きてはいけないのこの世の中。
悔しいけど、口だけの罵りだったら、反応しない。相手のレベルにまで下がって反撃したりしないこと、 でもいつ何を言われたのか詳細にメモしておくこと、証拠だからね。 先生や第三者の耳にその悪口が聞こえ、目撃証言がとれるように、彼らとは離れたところに座ること、 必ずいつも彼ら以外の誰かの傍にいること、 みっともないのは実はあっちであってこっちではないんだから、
って言っても、彼の気は晴れず、死刑台に赴くような顔で塾に向かい、帰りはすごく嬉しそう。 「ダメモトで中学受験させよう」とか言う夫にダメモトで「国語やめよっか」って言ってみたら、 意外にあっさりと「仕方ないな、そんな辛いんじゃ国語はやめさせるか。」 塾に事情を話し、でも結局同じ国語のコースの別なクラスに移してもらった。
けど・・・2年前、やっぱり意地悪な生徒がいたために英語教室をやめた経緯がある息子。 今回もとりあえず避難という道をとって、ほんとにこれでいいのか私には「わからない・・・」
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