2003年05月24日(土) |
妹の結婚で教わったこと |
(今日は何の日。ドント・トラスト・オーバー30の初日。そして夫の誕生日。そして) ついに妹の結婚式。
こじんまりした教会ながら、全てが、彼女と彼らしいセンスに満ちていて、幸せがいっぱい伝わって、 心から良かった。 この二人は、二人の幸せをきちんとイメージして、話し合って、選び取れる。もう大丈夫。 そういうことの証拠でもあった式だった。 私たち家族にとっても楽しい時間を過ごせた会だった。
ここまでよく頑張ってたどり着いたと思う。結婚を決める前も、決めてからも。 妹にとっても、彼にとっても、それ以上に うちの両親にとっても、私にとっても、 ある囚われからの脱出という、闘いだった。
言いたい人がいても、言わせておけばいい。 喜べない人がいても、その喜べないレベルをこっちが修正してあげる責任はない。 ほんとの親孝行は自分が幸せになることだから。 その場合の幸せっていうのは勿論、精神的に深いところの話で。 それを「形」とか「めんつ」とかで測り、気に入るように整えようとすることを 愛だと信じて押し売ってくる人がいても、煩わされないことが、 自分の家族の為にも、大切。 ・・・母と私はそのことを妹からたくさん教わった気がする。
私の子供達にも今日のことは、しっかり刻まれたはず。 いつか子供達も、自分で幸せを探して選んでくる。 それをちゃんと喜べるようにしたい。真面目に喜べるように。
今日の唯一の後悔は、 式の前に控え室で、おしゃべりがはずんだあと、化粧室に寄ってから、皆でチャペルに向かおうと部屋を出たときのこと。 夫に指摘されて後ろを見たら、私の薄いスカートは下着のウェストゴムに挟まって、思い切りめくれていた。 キレイに化粧して、新しいブラウスで装い、ひさしぶりに細い靴も履き、 ひょっとしたら惚れ直してくれるかも?と思ってたのに。 ヒップアップガードルのお尻を丸出しにして参列しなくって済んでよかったけれどね。
2003年05月07日(水) |
ちょっとだけ気色悪いアートに惹かれる |
今夜は久しぶりにパソコンの時間を持つことができた。 (ここでいうパソコンの時間というのは単なるネット閲覧と日記書き。) だから今、振り返る黄金週間・・・黄金っていうのはおおげさ。 みどりの日は息子の塾の宿題でつぶれたから、あとはカレンダーどおり、ふつうの3連休、 それもちいさくお散歩したり、買い物したり、娘の竹馬作ったり(園で使う)、 そうそう、妹の結婚式の日取りがやっと決まったニュースに、嬉しくてやっぱり服を買っちゃったり、 ただ唯一、遠出したのは(といっても電車で30分もしないんだけど)こないだできたばかりのあの森ビルの、 六本木ヒルズっていうのを家族で見物した。 http://www.roppongihills.com/jp/index.html あまり混んでいたのと、予備知識もないまま行ったので、 滑り台がいっぱいあって子供も遊ばせられるという桜坂公園にも寄れずに、 ひたすら歩き回るはめになった。 だけど収穫第4位は、展望フロアで食べてみた「干し貝柱入り・わさび味マフィン」 売れ残っていたけれど、思い切って買って食べたら意外と美味しかった。 (私は「ここでしか味わえない味」を見てしまうと、それを試さずにはいられない性分だ。) 第3位は、メトロハットっていうエリアにあったパン屋さんの窓に映っていた小さなモニターのCGアニメ。 自然および人工の不思議な景色の中を自分が高速で移動するという視点のアニメで、親子して「超(チョー)」気に入った。(安易な表現ですみません) 第2位は、テレビ朝日の建物内にあった、日本茶&甘いもの&ご飯のお店。 そこで夕食にしたんだけど、とりそぼろ丼のセットにちゃんとしたあんみつと黒豆茶がついてきて2000円。 しかも嫌な顔せずなんどもお茶のおかわりをくれるし、子供らにはソフトクリームもサービスしてくれた。おトイレもきれい。 第1位は。やっぱりあのマスコットキャラクター「ロクロク星人」とそのアートの世界。 私はそれまで村上隆という人をよく知らなかったので、村上龍と混同したりして、かなりなんにも分かってない人状態。 でもここのポスターやらをみてすっかりそこに囚われてしまい、困っている。 村上氏の描く、特に「お花」・・・これには徹底的にやられた。 どんなに小さなお花にも、同じ角度で笑った口と目がついて笑顔なんて、気持ち悪くてたまらない。 こういう気持ち悪い素敵な画風が、私の心の中の何かを、イヤよイヤよと言ってるのに何故か逃げられなくする。
かつてパワーパフガールズの絵に夢中になったときにも感じた。 ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、人は怖いものや気持ち悪いものや、カナシイものや、淋しいもの、胸が痛いもの、 そういうものを、おうどんにかける七味のように、求めてしまうのかなあ。 手首を傷つけることで生きている実感を得たいような人もいるけれど、そこまでいかなくても、 切なさとジェラシーがあれば恋がもりあがるような、 三枚目が真面目に口説くと何故かぐっときてしまうような、 んー、なんか喩えが妙に的外れで上手く言えないけど、 私はいわゆる典型的なハンサム美青年には惹かれない・・・のと似て、 その絵の妙さ変さのさじ加減が、ぎりぎり許容範囲なときに、無視できないと同時に忘れられなくて、結構、好きかもしれない。
ついでに。村上隆氏とのコラボレーション(この言葉の意味は曖昧にしかわかんないけど)で出来上がったヴィトンの新デザインっていうのは、カラフルで可愛い。 普段ブランド物にほとんど興味はないんだけれど、これだけはわずかに「欲しい」って思ってしまった。 http://www.vuitton.com/
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