気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2003年02月25日(火) あまり宣伝されてないものの良さ

週末に髪を切ったついでに、切らしていたシャンプーも買った。身体も髪も洗えるもの。
切らしてる間、つなぎに生協で買ってあった石鹸シャンプーを使っていたんだけど、やっぱり肌の調子はいまいちだった。
どこかに石鹸の油脂分が、後で残る。それにアルカリ性に傾きすぎるようで、結局は皮膚に負担がかかるようだ。
まあ、保存料とか合成界面活性剤が入ってないだけ害は少ないと思うけれど。やっぱりいつものあれじゃないと。
その美容室で売っているシャンプーは、ただの無添加(この場合は旧指定成分が無添加っていう意味)じゃあない。
いまどき無添加化粧品ならあふれているけれど、ここのは、それは当然で、更に上をいってると思う。
糖類で洗って保湿する、そして電解質を補う。肌に負担をかけずに活性酸素の害を取り除く。
という考えで作られてるもので、食べても大丈夫な成分のみを使った、いわば(それ曰く)「つける点滴液」
皮膚科の先生が開発したものだという。

ただし、かなりお高い。だけどこの値段の高さは、だまされた高さじゃあないと私は感じているので、買う気になる。
化粧品は安いか高いかだけれど、
安いものには、作りやすさと売りやすさを優先させた、中身のあぶないものが多多ある。
高いものには、科学的根拠はともかく、「**配合」(ってどのくらい入ってるのかわからない、一滴だって配合だけれど)をうたい、そして大物スターなどを使った巨額な宣伝費が上乗せされた、結局、イメージ代にお金を払う羽目になっているものも多い。
プラセンタエキスやコラーゲンを、ただなんの工夫も無く肌に乗せたって、中には入っていかないものなんだって。一時的に潤ったように錯覚するだけだと。
それよりも保存料だのなんだの、有害物質が入っていたら、そのわずかの有効成分の効果も帳消しだろう。

私がいいと思って使うそのシャンプー・美容液は、それらとは違うと信じさせられた。
一生裏切られないで欲しいと思うし、孫子の代まで愛用したい。
そこの美容師さんの手が全く荒れていず、ほんとうにキレイな肌なのが驚くから。
でもひとつ不満がある。もっと人に知られてくれたら、買う人が増えてくれれば、それだけ安くなるのでは。
ほとんど宣伝してない。美容院に置いてあって、美容師さんがお客に説明して勧めるだけで。
そんなんでいいのかと、その美容院で話したら、「コマーシャルを作ったりして宣伝にお金をかけると、その分、商品の値段に反映してしまうわけで」
という答え。
たまたまその美容院に行ったから出会えたものの、一生知らずにいる人がほとんどじゃないか。

なんか皮肉だと思った。ほんとに良心的に製品を作っていくと、儲けを最優先している、他のブランドに、負けてしまう。
出回るのは、いかに宣伝に腐心して、一流タレントを使った、知名度の高い、有名なメーカーのもの。
だけどその値段には高いイメージ代が含まれているとなると。

ほかの商品にも似たようなことがあるんだろう。化粧品だけじゃなく。
農業だってなんだって、利潤を求めなきゃいけないってことと、ほんとに身体にいい美味しいものをつくりたいってことと、
あちら立てればこちら立たずってことが多いだろう。
どちらをより優先させている商品なのか会社なのか、少ない情報量のなかで必死に見て考えて、なるべく納得のいくほうに、お金を払いたい。
もちろん、そんな心につけこむ、よくあるアトピー商法なんかはもっと、失礼しちゃう。やめてちょうだいって言うよ。

そのシャンプーの会社、ホームページだけはあった。私は回し者ではないけれど、紹介しときます。
http://www.adjuvant.co.jp/

(んー、もっとも、せっかくそういう安全な化粧品とか揃えてても、ものぐさで顔も洗わず寝てしまったりしてるから、そのほうがよほど、肌に悪いんだけど。なにせ「全か無か」だから、お風呂に入ってすべてくまなく洗うかor何にもしないでいるかのどちらかという性格なもので)
※全か無かについては以下のページをご参照下さい。
http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=23448&pg=20020125



2003年02月08日(土) 恐るべき無意識の行動の数々

この間よそんちでご馳走になったお昼、取り分けて食べるための、ヒジキの煮物の小鉢を、いつのまにか一人で抱え込んで直箸で食べていた。
娘に着せかけてやろうとしたジャケットに、なぜか自分が袖を通そうとして、はっとした。
子供のパンツを穿こうとしていることに気付いて苦笑するのは、ざらにある。だいたいが既に右足を通したあとだ。
銀行に行こうとしてるのに、途中まで道が一緒だからといっていつのまにか幼稚園の門の前にいたりする。
昨日は洗濯物を洗濯籠に入れようとしてゴミ箱に捨てるところだった。
これってなんだろう。ぼけ?

「頬づえをつかないで、ちゃんとお茶碗は左手で押さえて」っていってるそばから、自分はテーブルの下ですぐに脚を組んでしまう。
歩いてて何かの拍子にガラスに映った自分を見ると、すんごい猫背で慌てる。
無防備にだらーんとしちゃいそうな身体も気持ちも、かなりの筋肉の力や理性の力で矯正しているおかげで、なんとかちゃんとなっている。

大人になってから初めて、というか生まれて初めて、親きょうだい以外の人の前で、おならしちゃった。
夕食後、ちょっと眠くてソファにもたれて半分うたたねしていたときだ。夫は傍でテレビを観ていた。
音を発する予定じゃなかった。うまく静かに静かに排気だけの筈だったのに、最後の詰めが甘かった。
短いけれど、どうにもごまかしきれない感じの、P音じゃなくて、B音だったことが、その瞬間を闇に葬り去ってしまいたかった。
それで顔を上げられず、「あーら、ごめんあさーせ」と開き直ることもできず、意識が無いという演技をして体裁を取り繕う為、寝た振りを続けた。
夫が寝室に去っていくまで、ずっと寝た振りを続けた。そしたら押し付けていたアゴと、正座していた足が、痺れて痛かった。
あーあ、夫の前では一生おならなんかしない妻(いや、おなら「だけは」しない妻)でいたかったのに!

これが子供だったら、ただカワイイ。べつにハナが出ようがガスが出ようが実が出ようがカワイイで済まされる。
大人なんだからちゃんとしなくちゃいけない。
でももし。歳をとって、だんだん幼児化して、こんなふうに、身体が勝手に無意識にやることを、頭脳が制しきれなくなって、
夫の前で野放図もなく耳やら鼻やらほじくったり、でっかい口であくびしたり、するようになったら、すごく嫌われそう。
そう、ぼけるのはコワイというのは、なにがコワイって、この無意識な無防備な自分の姿がさらされることが一番コワイ。
でも逆に私は。もし夫がそんなんなっても、全然平気だと思う。愛しつづける自信はあるよ!(あるよ あるよ あるよ)←エコー



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