2003年01月31日(金) |
どっちかというと、かなりしあわせのようです |
例の母方の皆さんがお祝いにと集まってくれた。お洋服やケーキそのほかの贈り物。 やっぱり、幸せなことなんだと思う。 机やテレビの置き場所などなどについてのアドヴァイスをやんわり受けたりかわしたりという、ちょっとした気疲れを伴うおまけが付いて来るくらいのことには目をつぶろう。 だって38回欠かすことなくこうやって祝ってくれること自体は、ありがたいから。
夫も会社の帰りにケーキを買ってきた。4つ、全部違う味で、私が「これは何ていうの?」とどれを訊いても、「さあー、なんだか栗だったかな」 「これは抹茶」(それは見れば判る)「これは・・・知らないけどたぶん、美味しいよ」ちゃんとケーキ名を確認して良く認識した上で買う人じゃないんだ。まあいいや。
それ以上に嬉しかったのは子供からのプレゼント。 息子、去年は普通のハイソフトキャラメルだったけど、今年はハイソフトキャラメルモカ味のをくれた。 娘からのプレゼントは、洗濯物を上手にたたんでくれたこと。
そして自分からの、プレゼントは、5〜6月に青山劇場であるミュージカルの席、ネット先行予約の第一希望がとれたこと。最終日S席。これも相当に嬉しい。
ありがとう>お母さん あなたの娘は、今日も、痛くもなく、苦しくもなく、なんの不自由もなく、生きていてよかったと当たり前のように子供まで育てていられて。 はぴばーすでー>自分 なるべく、何につけても、良いことだけ数えていたい。 お誕生日おめでとう>ピタゴラスイッチのアルゴリズム体操に出ているお二人のうちのあのひと ごめんなさい、ちょっとお名前を忘れてしまいましたが、あなたの歌うあのメロディは、時々私の脳裏から離れないときがあります。 26歳おめでとうございます>香取くん 6年前、あの微妙な雰囲気の演技を見せてもらったことが、今世での私のおみやげのひとつとなりました。できればもう少し繊維質を摂ってウェイトコントロールされるとなおキレイでしょう。
(・・・なんか、友達なんだけど、私の彼女って気分になりました。だめですか?) 「おくれてごめーん」という風情いっぱいに駈けてくる姿に、ときめきを感じました。 つい、「亜麻色の髪の乙女」の歌の一節が、脳裏に浮かんだかどうか。 デートには、走ってかけ寄るというのが、やっぱりポイント高いです。 貴女にならいくら待たされても、全然平気です。 (恋?) 遅れる訳をちゃんと途中報告しててくれたから、のんびり待っておりました。 その間、貴女は、お台場に来ようとして、車をなぜか羽田に走らせてしまい、 必死で大変なことになっていたのですね。可愛い。 事故に遭わなくてよかったよかった。 気にしないで下さい、私だって、大阪で待ち合わせ場所を思いっきり間違えたことがありました。
斜めから見た貴女の睫毛がセクシーだなって思ったのはあのビーズアクセサリーのお店の前で。 いいなあ、ちゃんと「あたしはおんな」という自覚があっていいなあ。 でも男の子みたいに笑わせてくれるのがすごいです。
ビーナスフォートの素敵なお店でワッフルを食べながら、実はあんまり味を覚えてないんです。 おしゃべりで頭いっぱいいっぱい。でもあのマサラチャイおいしい。
「私たち、何をするにも、いつでも親の顔を思い浮かべてしまうような、そんな人生でした。 それを踏まえて、我が子には、ほどよい影響力で、さっぱりと距離を保ちたいね、と。 といいながら、このデートは、母に小学生&園児を預かってもらえたから、成立しているという事実。 ありがたくてしかも気疲れもするというのが、母との関係。」
なんてことなどなど考えつつ、 いろいろ、しゃべりしゃべり、笑わせてもらいました。 でも私の話にはオチがないので、笑いに関しては、お返しができずじまいなのが、申し訳ないです。 それなのに、またご馳走になっちゃって、ますます、ありがとう。
子育て生活のなかで、こういう時間を持つことは、贅沢で、でも必要なことだと思う。
それじゃっ、て別れたのち、ひとりで東京テレポート駅に向かう間、すごく強い風が吹いていたんだわ。 寒いけど、吹かれながら歩く自分が好きだし、 こんな場所を誰も連れていないで独りで歩いているということが非現実的で、 なんか嬉しかった。 さっきのおしゃべりを反芻しながら風に吹かれて歩いていることが嬉しくて。 (長いマフラーをしていたので、なびいてひらひらこのマフラーは、さぞかしマフラー冥利に尽きるだろうと。良かったねマフラー。今日私に使われて、ほんと、ラッキーさ。)
正月早々。悪いことはできないものだ。隠し事はばれるものだ。と身にしみて分かってくれただろうか、息子。
彼の視力は、毎日の回復トレーニングのお蔭で、3ヶ月かけて両眼0.3にまで上昇した。 あらゆる努力の賜物。ゲームボーイをやめて、外遊びを増やし、ブルーベリーも、しょっちゅう食べさせている。 少しでもサボると、翌日てきめんに見え方が悪化。現状維持だけでも相当に気を使う。 この現実を受け入れ、今は頑張りどころなんだよ、って息子も自覚してると思っていたのに。
子供社会では新種のポケモンキャラのことでもちきりなこの頃。新バージョンの攻略本を囲んで、彼ら友達はゲーム研究に夢中。 あの子も隣の坊やに時々借りて、触ってみたりしているのは知っていたけど、それには眼をつぶっていた。 口を開けば新ポケモンとその舞台のことばかり。鉛筆を持てば描くのはポケモンの絵。嬉しくてしょうがないらしい。眼が輝いてる。 友達から聞いた情報や、ガイドブックで浸るだけじゃなくて、さぞかし自分でもプレイをしてみたいんだろうな、 パパが預かっているゲームボーイ本体を取り返したくてしょうがないだろうな。 かわいそうだな、でもあとちょっとの辛抱だな。ここで誘惑に負けたら、今までの苦労が水の泡。 0.7くらいに近づいた暁には、新ソフトをプレゼントして、少しなら再開を許してあげようかな。 と、こっちだって涙を飲んで心を鬼にしていたのにさ。
誕生日におばあちゃん達からもらったお小遣いをかき集めて、あの子はこっそり新しくゲームを買って、隠れて遊んでいたのだった。 高いのに。一万円以上はするのに。一人でダイエーに行って、彼の全財産をつぎ込んで買いに行ったわけだ。 大好きなポケモンに会うために、親の目を盗んでやったんだ。
発覚したのは、夫が見つけた保証書。2002年の12月の日付。それが彼の学習机の周囲に落ちていた。 問い詰められて、やっとやっと泣きながら白状した息子。まるでこの世の終わりが来たかのような風情。 さっきまでは、冬休みの宿題をちゃんと終わらせて、私に誉められたばかりなのに、天国から地獄。 そうだよ。ウソはいけないよ。気持ちは分かるけど、あんたのためを思えばこそなんだから。 ここで甘くしてしまうと、隠し事はまかり通ると子供に思わせたら、将来どういうことになるものか。
・・・なんだけれど。 私自身のことを振り返れば、複雑な気分にもなる。なにせこの日記だって家族にナイショだもんね。
「今、何々に夢中」という気持ちは痛いほどに分かりすぎるくらい分かってる。私がそうだもの。 「今、誰々に夢中」だから、その誰々に浸りたいばかりに、家事育児とは無縁の活動を密かに繰り広げる私。 ついこないだも、年賀状はあとまわしで、その誰々にファンレターを書いてみたり、 ついこないだも、正月に再会した兄嫁さんに、去年の四月にやっていたドラマの録画はないか尋ねてみたり、 ついおとといも、実家の父に、今度CSフジで再放送されるドラマを録画してくれるように依頼してみたり、 すべて夫には、ナイショなんだよ。だって夫のことも、なんだかんだいって好きだから。なんだこいつと思われたくないから。 そんなにナイショの多い自分なくせに、子供に隠し事をされると、こんなにコタえるのだった。
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