ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2019年08月30日(金) 縁とは

お盆の間
下のコと
北千住で飲んだ

お互いに
あまり知らない街
だったんだけど
引っ越す前
子ども達も一緒に
友人に焼き肉を
ご馳走してもらったことを
甘酸っぱく思い出す

その日
ヤツはあの
細密藍染め襟の
黒麻シャツを着て
颯爽と坊主頭で
やって来て
酒ヤケ声のお姉さんが
給仕をする焼き鳥屋へ

いちにち
何も食べていなかった
らしく
次から次へと注文し
ガンガン食べて飲んで
途中で仕事終わりの
カノジョを呼んで

なんか
そこでの話しなんだが

ムスコと母は
いつもこんな感じで
スピリチュアル系みたいな
話しをしてるんだ
って
それに比して
カノジョさんの家族は

集まれば
事業や商売の
数字だとか
そんな話しをしてる
らしいのだ

そんで思ったさ

結局いつまでも
夢見る夢子さんのわたしを
母に持つムスコと
お金を稼ぎ過ぎて
錦鯉を趣味に持つお爺から
脈々と商売の血を引く
カノジョさんの家系を

この世で生きる為の
リアルな術を
どう獲得するかは
丁稚奉公にお手伝いさんの
父母からは
実直さしか学んでいないが

でもそれでも
自分にしか出来ない何か
って言う
ただひとつの点で
世の中に受け容れられる
モノを仕事にしなくちゃあ
と未だ試行錯誤

ある意味
学ぶことはお互いに
きっと
沢山あるはずの
若いふたりの
ペアリングに
何だか感慨深かった夜



2019年08月28日(水) 太鼓判の大島

8月の下旬には
新作アップする
とトップページに
予告していたので

何とか
連休を取った月曜日に
アップしたかったが
画像を撮ったのが
もう夕方で
一着分のページを
作るのが精いっぱいで

昨日の夜には
トップスの方の
手縫い箇所を終えてから
もうひとつの方の
ページを作るはずが
縫いだけでコト切れて

今朝5時過ぎに起きて
しこしこと入力し
ようやくのアップ
はー
デトックス感満載で
勢いよく出勤

午後になってから
すんごい素敵
とお得意様のスタッフ
でしょでしょ
しかもいつもよりも
タイトなシルエットで
丈も彼女好み


即決していただいた
今まで
何百って数の
大島を見て来たが
あんな感じの柄は
初めてなので
太鼓判を押せる

ああ
良かったなあ
まだトップスがあるので
ぜひ

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2019年08月24日(土) 跳ぶ前に

なんだか
改めて
自分の往生際の悪さを
確かめる日々

いや
決定に対してではなく
ここまで
決定出来なかったことへ
ひょっとしたら
いつまでも
石橋を叩いてばかり
だったかもしれないと

そうしていても
結局はそれが
石橋なのかどうかさえ
定かにならないままに
渡り始める
ってワケなので

いったい
なんだったんだろう
とか
少し思う


ああ


ひょっとしたら
バンジーとかの前に
息を整えて
自分なりの
タイミングを計る
あの感じなのかもだ

随分と掛かった
のは
軌道も判らないから
余計になんだろうさ
だって本当に
ビビりだし
失敗はしたくないから

でも
その分
ずうっと高く
遠くへ
跳べるといいなあ



2019年08月23日(金) 起爆

トップに
時間を取って欲しい
と言うと
その場で問われ
一気に辞める話しを相談

いや
相談って言うか
既に自分の中では
決まっているのだが
これまで何度も何度も
考えては職場の状況を見て
無理だと諦めていたのに

ただ
心の中で
転がすだけじゃなく
もう本当に
今しかない
とまで思える時が
ちゃあんと来るんだなあ

それが
驚きなんだけど
でもそれ程までに
二年振りに会った母は
大分老いていて
隣を歩きながら
その様子を感じるのは
正直辛かった

いろいろ
取り戻せない
過去への後悔はあるけど
この先のそれは
なるべくないように
母が望むことを
ひとつでも多く
実現させてあげたい

こんなにも
焦げるような思いが
自分の中に湧き上がるとは
予想もしていなかったけど
それは間違いなく
死んだ父の思い
でもあるに違いなく

どうか
間に合いますように



2019年08月21日(水) 伝統に宿る

ずっとずうっと
見守っていたけれど
何度かのセールでも
半額までにしか
ならなかった大島が
とうとう底値になった

やったね

うーん
でもでも
僅かなボーナスは
帰省で使い切り
余裕はないんだよなあ
って一瞬の逡巡

そうして思った
偶然に訪れた
東京の街角で
ムスコの彼女の従弟が
古着屋さんをしていた
あの出会い

売り物が沢山出来たら
ハンガーラックひとつ分
借りようかな
なんて冗談めかしたら
送ってもらったら
アイロン掛けもしますし
って

市が立つ日は
着物も500円とかで
売られてる
とも聞いて
そのまま着物売る
もアリだなあ
とか

着物を買う度に
これがわたし流の投資だ
と思いつつも
はっきりと
走り出せない今だから
その価値以外で
時々揺れつつ来た

お盆だから
だったのかもな
この世を飛び超えるだけの
いろんな人の思いが
伝統の着物には
きっと宿ってるんだろう



2019年08月18日(日) 婆の予感

汗だらだらで
家の中のあれこれ
あーんど
煮込み料理なぞ

お盆から昨夜まで
延々と連日
飲みすぎ食べ過ぎ
なんだけど
ここ暫く覚えがない位
頭の中がスッキリして
酔うこともなく

この感じを
どうしたらいいんだろ
何かバージョンアップ
したかのような
今まで出来なかった事が
こともなく出来るような
かるーい感覚

それが何故かは
判らないけれども
時々杖を使って
歩く母を見て
いつまでも
このままじゃいかん
と強く思ったわ

なんだか
長生きしそうな気がする
と言うなら
まだまだやれることで
もうひと花
咲かせてあげたいし

わたしだって
この先いくつも
展開が待ってそうだしな



2019年08月09日(金) この夏は

ネットで
食べたいモノを
あれやこれや
お取り寄せして
いつもと違う
豪華なバージョンを

とか
お盆休み前の
バーベキューするなら
って話しを
先月辺りに同僚と
してたんだけど

もうその夜には
帰省の途に就くので
ほぼ参加できず
となってしまい
申し訳ないのだが

連日の暑さで
参っている身体で
準備を頑張り
後片付けも
残ってる状態での
オサケは

まあ
ロクなことない

ので
とりあえず
良かったのかも
もう本当に
最悪の要素があった
昨年なんかは
酷かったしな

せいぜい
お盆過ぎに
いつもの夏風邪
ひかないようにしたい
喉からヤラれるのって
感情を抑圧してると
ありがちらしい

そういうのも
解消したいな
いい加減



2019年08月06日(火) 巡り来たる

いつまでも
ギリギリと
悔しがってなくても
いいんだ

そう
つくづく思えた昨日

自分の言動に
いくら無自覚で居ても
それに相応の
鉄槌はきちんと
下されるものなのか

いや
勿論
されたことを
仕返しするつもりも
その無自覚さを
どうにかしてあげよう
とかも
全くなかったけど

自然の摂理とか
道理みたいなものは
きちんとあって
巡るべき時に
きっちりと
やって来るんだろう

よく頑張ったなあ

悔しさをテコに
してた時は過ぎ
それらを
遥か下に流れる
澱みのように
振り返り見て

階段を少しだけ
上れたかな



2019年08月03日(土) 光と闇

お客様には
申し訳なくて
せめて気持ちを伝えたく
手紙を書いて投函した
と思ったら
質問コーナーから
メッセージをいただいた

ううむ
またしても
遅れてしまった

と言うか
本当に真摯に
善意の方なのだと
つくづくお人柄が思われ
単純に物を介しての
出会いだったけれども
きっとそこには

リメイク服だからこその
この世ならぬ何かが
働いていたに違いない
と思うだに
あのビジネスライクな
タグに関するやり取りが
残念でならない

特に最後の
そのまま使うか
返品返金を迫る内容の文章は
早くこの件を収束させたい
としか受け取れず
申し訳ないって気持ちが
全く感じられなかった

いや
ひょっとしたら
リアルなご本人は
そんな感じではなく
コミュニケーション手段
としてのメールスキルが
ダメなだけなのかもしれない

言葉は大事だ
って
偉そうに言えないけど
言外の意味も含めて
きちんとそこに
どんな心があるのかを
感じ取りたいし伝えたい

まるで
光と闇のような
ふたつのやり取り
とりあえず闇は忘れて
明るい方だけ
向いておこう



2019年08月02日(金) 一周回って

クリーマに
調べてもらって
過去の販売ページが
復活した

ただ
ページが消えたのは
アクシデントらしいが
販売が済んで
三週間が経過した時点で
メッセージの書き込みは
出来ないとのこと

取引ナビが延長
ってメールが来たとき
てっきり書き込みも
ずっと生きるんだと
勘違いしていたが
閲覧だけが延長らしい

なんだそれ
延長以前から
三週間を過ぎないうちに
プリントしてたので
あんまし意味ないな

正直
この出来事で
販売以外のやり取りが
不味かったんだろうか
とかあれこれ考えて
別の販売サイトを
調べたりしてた

もし
こっち一本になったら
あれやこれやで
直ぐに立ち行かなくなる
みたいな気がして
その弱さを
つくづく実感した

でもそれでも
商品の数さえあれば
展開の方法だって
もっと考えることが出来る
結局は
そこに戻るワケか



2019年08月01日(木) 星のいたずら

そのタグが届いたのと
日を同じくして
お客様からの
着物が届いていた

大きな衣装ケースに
たっぷり詰まったのが
二つもで
亡くなったお母様の
優しい雰囲気が
着物の色柄から
伝わってきて

その夜
取引ナビから
到着の報告とお礼を
と思ってアクセスすると
どういう訳か
ページが突然
消えてなくなっていた

近々に二着買っていただいた
どちらのページもなく
もう時間も遅かったので
翌日直接電話をと思いながら
早出仕事を終え
帰った昨日の夜に
お客様の方から電話

送ってもらう
直前までのやり取りでは
ウエルカムと伝えていたのに
突然送り付けたので
何か気に障ったかと
不安になっておられたようだ

ああ
わたしもタグの件で
不安な一日を過ごしたし
この一連のことはまるで
水星が逆行している時に
起こるような感じ
と思ったら
本当にそうだったみたい

ただね
初めての声は
どこかで聞いたことがある
ような
何か懐かしいような
不思議な響きだったので
すごく良かった

どうか
あの件も
こんな風に
落着しますように


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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