ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2012年12月30日(日) 苺のケーキ

朝のうちに
ケーキが出来上がっている
という電話をもらった

そう
大分遅くなったけれど
ようやくのクリスマスケーキ
いい苺に拘ってくれる
のを聞いていたので
真ん中にも苺をたっぷり挟んだ
特製のをお願いしていたのだ

折しも
ざんざん降りの中
まずは百均で
自転車の荷物紐を買い
懸案だったコーヒーポットや
各種買い物を済ませ
ケーキは荷台に括り付けた

本当ならご馳走は
ラムのローストのはずだが
一日掛けてようやく解凍が終わり
ハーブとヒマラヤ岩塩と
オリーブオイルでマリネして
焼くのは明日になる

なので
一足先に
ケーキをいただく

あちこち探した
と言うこだわりの苺は
生クリームに負けない
濃い味があって
やっぱり注文して良かった

ムスコが仕事帰りに
バタークリームの100円のを
購入するとき
待っている間に
チョコレートをくれた
というミドリヤさん

いつまでもお元気で
美味しいケーキを
作り続けて欲しい



2012年12月28日(金) 最後のピース

脱走したコがいて
追いかけて確保
突然の運動に
キモチ悪くなった昨日

冬休みで
朝から定員が満杯
阿鼻叫喚のなか
ムスコが内職絡みで
施設にやって来る
と聞いて
なんだか不思議な気分に

仕事の場と家族と
どちらも日常
には違いないが
どこか
非日常が混じるような
普段とは違う感覚

それが
履き物で
ごったがえした玄関に
やって来た光景を
自分の中に
焼き付けておきたい
と思った

彼と過ごした年月の
いったいどこで
こんな瞬間を
予想したろうか
人生ってあまりにも
驚きに満ちている

なんだかその時
これまでの出来事で
ほとんど埋まったパズルの
最後のピースが
かちっと嵌って
ひとつの絵図が
出来上がった気がした

そして直ぐに
次の瞬間から
もっと大きな絵図へと
沢山の欠片が
与えられたのだろうけれど



2012年12月26日(水) クリスマスの戒め

今年最後の
各種請求書を書いていて
問題発覚

工賃の引き落としが
出来ていない分が
数か月溜まっていた
がーん
記帳していながら
気付かなかったなんて

クリスマスに
そんな電話ってどうなの
とか思いながら
でも
先方はさらっとしたもんで
まとめて落とす日を
指定してくれた

これが一回で済めばいいが
昨年のこの時期に
同じコトで
さんざチリチリしたのが
記憶に焼き付いているだけに
心穏やかではない
はあ

いやいや
まだ起きていないことまで
心配してどうする
自分のうっかりだけを
反省すればいいのだ

と思ったら
それはやはり
忙しかったこの4か月に
ぽっかりと抜けていた
暗黒の部分ではないのか

うーん
偉そうに
二重生活なんて
言っているけれど
まずは仕事を
きっちりしなきゃだ



2012年12月25日(火) 卵の殻

出店二回を挟んだ
この4か月は
やっぱりハードだった

縫わなきゃイケナイ
と言う切迫感から
ようやく解放された
昨夜はちょっといい
お酒を飲んだ

上のコを相手に
あれこれおしゃべり
しているうちに
カバンストリートで購入の
革のハギレを思い出し
引っ張り出して披露

仕事で鞄を縫っている彼が
例えばそれでは表現しきれない
こだわりの一点モノとかを
こんなのを利用したらどお
なんて言いながら

興味深げに見ていた彼が
何を考えていたのか
は判らないが
デザイン性よりも
機能重視のアイデアが
いつか殻を割って
出てくるような気がして

最初から
野望満々ではなく
基本踏襲のタイプ
だからこそ
産まれてくるものも
きっとあるはずで

アイリッシュパブで
刺激を受けて
早速オリジナルを
一曲作った
って下のコの話しも折り混ぜ
ちょいと
卵の殻を揺すってみたのだった



2012年12月23日(日) 縫う勇気

はー
京都疲れを残したままの
一日出店は
やっぱりキツかった

出発前日は
遅くまで縫っていたので
どれも値札を付けないまま
とりあえず商品を並べてから
ゆっくりするつもりだった

渾身の
キルトジャケットに
さあ付けようと
針と糸と値札を持って近づいた
所でご試着いただき
そのままご購入
となってビックリ

こういうコトもあるんだなあ

京都では
コートが欲しい
と言うムスコに付き合って
死ぬ程お店を廻ったあげく
袖を通した瞬間に
これしかない
と思えるものに巡り合ったが

着る人と
着られる服は
そんな風に
引き合っているのかもしれず
双方にこだわりがあればある程
出合いはきっと
ピンポイントになるのだろう

また
これからも
勇気を持って
新しい工夫を盛り込んだ
服を縫って行こう



2012年12月22日(土) 多重層の曼荼羅

なんだか
こんなに小さかったっけ
と思った
今年の立体曼荼羅

昨年は荘厳さに
圧倒されっぱなし
だったのに
いったい何が起きたのか
わたしの中の宇宙が
でっかくなったんだろうか

それはともかく

ムスコの欲求を
いろいろと叶えてあげるべく
嫌って程歩いて
そのお陰で
また来たいと思う
素敵なお店をいくつも発見

二日連続で行った
アイリッシュパブは勿論のこと
いろんなリボンが沢山のお店や
キリストグッズ満載のとこ
時間がなくて入れなかったが
ボタンの数が半端ないお店も

東京程広くなく
コンパクトに
多様な楽しみが詰まっていて
焦点の当てかたによって
何重層にも深く味わえる
そんな印象が強まった

さらに
忘れちゃいけない映画
よくあの原作をここまで
と思う程
ちゃんと指輪物語の世界観へと
繋がりを持たせて
膨らませてあった

スペースも座席もゆったりで
次作を見るならまたここか
と早くもムスコは言うが
さてどうだろう
せいぜいまた
一生懸命働かなきゃだ



2012年12月20日(木) 希望の蝋燭

年末恒例の
上司との面談があった

なんか
わたしに求められているのは
同僚に対しても
母親的な役割があるようで
ご尤もと思う一方
すごく苦手かも
って気がした

ただし
母親と言うと
限定的だけれど
要するに一段大きな視野
を持っていろ
って意味だと思えば
理解もし易い

ついつい
同じ地平に立って
先がどうだか判らなくなり
七転八倒したあげく
苦しいから抜けださなきゃ
の過程を経ないと
次の視点に行けない

歳だけは取っているけれど
そこは結構繰り返し
いつまでも
未熟のままだなあ

改めて反省したのだった

いろいろあった
一年の仕事を総括し
気持ち的にはキリがよく
また今年も
立体曼荼羅詣でに
行って来よう

そしてまた
蝋燭に火を灯し
新しい希望を
胸にして来よう



2012年12月19日(水) 狭い価値観

新しい内職がやってきた

それは
ごく簡単な仕事だけれど
人数分に振り分けるには
工程を待たなければならない
ので
単純に数を数えるダケ
の役も作ってみたら

一時間掛かって
300数えた
ってコトは
一分で5個
もっと言えば
一個に12秒掛かった
ってコトで

念のための
確認は数分
間違いがなかったのを
よしとするべきだろうが
やればやる程
入るより出す方が多い
工賃なのが切ない

いや待てよ
掛かった時間に見合わない
のは
わたしのリメイクも同じ
もっと出来る人にとっては
何をモタついている
ってコトになるに違いない

汲々せずに
もっとドンと構えたいな
ゆっくりシチューを煮る
良さを確認したばかりなのに

数字の中ではつい
価値観が狭くなってしまう
時間の概念も同じだ
もうすぐ終わるはずのマヤ歴も
実は何千年先まで
あったそうだし



2012年12月17日(月) ボトムアップ

昨夜は遅くまで
裏地の裾上げと格闘

つれないように
長さを合わせて
きせを掛けて纏る
って言うのが
本当に難しい

ようやくそこに行くまで
懸案だったタンシチューを
二日掛けて煮込んだ
深みのある味にしようと
時間を掛けて
ブラウンソースも作った

このメニューは
人生で二回目
初めてはたぶん
市販のルーを使ったが
今回はいちからで
イメージに近い味になるよう
最後は和の出汁も入れた

トロトロになったタンは
それはそれで美味しかった
けれども
既に反省点と改良点が浮かび
次はもっともっと
と思ったりして

時間が掛かることの
結果をよしとしないと
工程が長かっただけに
徒労に終わった気がするけど
そうではなくて

その工程の中に詰まった
ひとつひとつが
全体にどういう影響を与えるか
が分解されて
漠然としたイメージが
よりクリアになる

料理も縫いも
たまに思いっきり
手間を掛けてみると
常日頃やってることが
あまりにも簡単な気がして
ボトムアップに繋がる

かな
そうであって欲しいぞ



2012年12月16日(日) 真面目な個性

早起きし過ぎて
途中で寝そうになった
昨日の研修
ロールプレイで指名されて
眼が覚めた

それは事例検討
だったのだけど
他は自己確知の為のワーク
が多く
例えば
私は〜である
と言う文章を20個書く

その中から
ベスト5を残し
ベスト3を残しして
最後はひとつだけを選ぶ
というものだった

自分ってどんな人かを
ほじくる時代は
あまりにも遠ざかり
短い時間で20は
到底出て来なかった

しかも
最後に残したのは
わたしはマジメである
と言う
何の捻りもないもので
ちょっと自分にガッカリ

いろいろ上塗りして
個性ある風に見せているが
実はそうでもない
ってコトが
透けて見えるようだ

まあいいや
個性を発揮するためには
真面目な積み重ねが
必要なのだと思おう



2012年12月15日(土) おわん

また気を失い
4時に起きて
お風呂と洗濯

アウェイの流れは
固くて開け難い
施設の車のドアノブを
ぶっ壊したことで
仕上げと思ったら
まだあった

今度の出店の
チラシが出来てきた
と貰ったら
わをん

おわん
になっていた

パソコンで

が入力できないのか
わおん
って人がいても
あえて指摘はしないけど
誰も校正しなかったのかな

普通に生活してるつもりでも
いろいろあるもんだ
なんか
ダメダメっぷりを
ほらほらと
揶揄されているみたいな
可笑しくも悲しい語感だわ

とりあえず
もう寝なおすには遅いので
手縫い部分に
取り掛かるとしますか



2012年12月14日(金) 諦めとワクワク

気が付けば
録画番組を
睡眠学習している

それで
暫く面倒を見ていなかった
リスが夢に出てきて
みすぼらしい姿になって
愕然とする
キク丸バージョンも
以前はよく見た

何故かと言えば
また今日も縫えなかった
と言う思いが
どこかに残っているから
この日々は
精神的にヒジョーに悪い

はあ

昼間はそのことと
出店直前の京都行きが
ごっちゃになって
諦めとワクワクが
一遍に胸にあって
ワケがわかんない

泊まる日ばかりじゃなく
翌日の夕方にも
セッションライブが
予定されていると判り
準備の為に早めに帰宅
と思っていたので悩ましい

しかも
ホテルのすぐ近くで
ホビットの冒険が
2D上映もされている
常々ムスコの引きが強い
と思い知らされてはいるが
これ程までとはね



2012年12月12日(水) 痛い自分

最後の送迎が終わって
書類をいただきに
利用者さん宅へ行った

そこで
一冊の本の話しになって
読んだことはおろか
タイトルも知らなかったので
良かったらお貸しします
と言ってくれたのだが

毎日夕飯後に
気を失っているので
いつ読めるか
とお断りしたものの
気になって
ネットで調べてみた

それは養護学校の先生が書いた
四分の一の奇跡
全ての存在に価値がある
という内容で
自主上映の輪も
広がっているらしい

勧めてくれた親御さんの
曇りのない笑顔に
何故すぐに
快諾できなかったのか
少し後悔が残った

正直言って
直球そのまま
みたいな内容には
抵抗があるけれど
そういう事が問題じゃなく
それを読んだ彼女の気持ちを
受け取ってあげるべきだった

いつまで続けられるか
とぼやいたわたしに
ずっとおって欲しい
と言ってくれた
そういう言葉に込められた
心に立ち止まれない自分が
なんだか痛かった



2012年12月10日(月) とんがり帽子

まだ終わらない
キルトジャケット

さくさくっと
裏地と表地を
縫い合わせている途中
出来上がりの雰囲気を見たい
と羽織ってびっくり

フードの形がすごくヘン
でっかい三角の
とんがり帽子みたいで
キルト芯が入ってるから
張りが出て
余計に強調されている

その部分だけ
既成の型紙から拝借
したので
安心しきっていたのが
間違いだった

さあてどうしよう
イマドキのフードによくある
立体的な三枚構造には
もうできないし
少しでもとんがりを抑えようと
線を引いては縫い直す
ことを繰り返した

これだからね
いつも進度の幻想は
尽く破られて
自分にガッカリするのだ
いい加減学べよ
と思うのだけど
ホント懲りないヤツ



2012年12月09日(日) 雪道スリル

まったく
滅多にない
ほぼ全員参加のイベント
だって言うのに
恐るべし雪

もう行きの段階で
車が滑ってお尻が振られ
横に見える橋の欄干に
生きた心地がしなかった
っていうか
数日前に見た
橋から車ごと落ちる夢が
正夢にならなくて良かった

バザーもあったが
ほぼ利用者と保護者のみ
だったので
大した混乱もなく
準備に販売に撤収と
全部ひとりで終えた

売上げは
お付き合い程度だったが
研修で一緒になる職員さんも
うちの施設の商品はお初で
反応はすごく良く
中には写真を撮る人もいたのが
ちょっと驚き

お仕事メンバーが
パネリストになって
の話しはみんな感心していたし
内職体験のスタンプラリーも
楽しんで参加できたようだった

やれやれ
の帰り道は
ぐりぐりぶりぶりの音に
スリルをたっぷり味わいつつ
施設に帰ってからは
明日の為の雪かき

こんなに降るなんて
早すぎるよ



2012年12月08日(土) カウントダウン

忙しい

シンサレートは届いたが
触る所じゃなく
絶対忘れずすること
のリストが毎日あって
神経を遣う

もっともそれは
毎月のこの時期
恒例だったりするけれど
さらに明日は
障がい者の集い
があって
ほとんどの利用者と参加

さらには
バザーもするらしく
詳しい情報が入らないので
とりあえず
準備だけはきちんと
あとは出たとこ勝負
ってカンジで

やたら急ぎの
内職納期も刻まれ
やれやれと思ったら
また次へのカウントが始まり
大量の修正と格闘するので
夜は直ぐにこと切れる

次の出店はやばいぞ
と思ったら
リメイクだけじゃなく
分野の違う何人かも一緒
と聞いてやれやれ
施設の商品も
隙間埋めになるかな



2012年12月06日(木) 奉仕のこころ

今年も意外と
雪が早いかもしれない
朝の雪かきが
今から心配の種になっている

雪かきに係わらず
折りに触れ
他所の施設みたいに
ボランティアを入れては
とか思わずに居られない
時があるのだけど
絶対反対される

無償の奉仕
に付きまとう
どこか胡散臭い感じ
自分の欲望のありかを
見極めていない人は
ややこしい
とでも言う理由だろうか

もっともわたしも
奉仕の精神なんて
持ち合わせていないが
何かをした時に
必ず結果が伴う
とは限らず
それでも行為するとしたら

ただそのことだけで
自分の心のなかの
清浄に繋がるならいいか
とか思うと
しょせんは
自己満足に過ぎない

そんな自己満足のあげく
誰かが喜んでくれたら
オマケが付いたみたいで
ちょっと嬉しい
お返しとかも
そんなのに近い部分が
あるかもしれない



2012年12月04日(火) 弱点を補う

まだ本格的に
暖房を使ってはいないが
布を触っていると
ぬくもりばかりを
追求したくなる

キルトジャケットは
ようやく
裏地を縫う段になり
一番ややこしい
表地と合わせる所は
まだだけど
暖かさはバッチリ

羽織って直ぐ
のほかほか感は
自分が持っている
どの冬用上着よりも
優れている気がして
この地特有の寒さだって
なんのその

キルト芯は恐らく
バイリーンで
二メートルぎりぎり必要だった

さらなる追求をと思い
シンサレートを注文してみた

ヘタすると
メイン素材そのものより
コストが掛かるんだけど
作るものによって
真綿と新素材を使い分けたら
和布の一番の弱点も
補強される

ふんわりした錦紗で
ハイネックの折り返した
シルエットも見てみたい
ひょっとしたら冬が
すごく好きな季節に
なるかもしれないな



2012年12月03日(月) 空の糸巻き

停滞した一週間を
払拭すべく
昨夜はひたすらミシン

忘れていたが
うちのミシンには
同じ間隔で
キルトのステッチが出来る
キルターという補助具が
付いていたのだった

本来は
針の右側に出るように設置し
既に縫った糸目を
そのキルターが辿る
って具合に使うもの

けれどそれだと
各パーツの中心から
等間隔にしたい
と思った時
左半分には有効だが
右半分は逆さにして
縫わなければならない

それが嫌なので
左にも設置し直しながら
ひたすら直線を踏んだら
糸の消費が半端なく
当分持つと思っていた黒糸が
あっけなく終わった

そこで中断が怖いので
黒だけは
予備を用意してあるのだけど
そうやって終わった糸巻きは
捨てずに
糸ケースの空きスペースに
全部とってある

糸ケースがやってきてからの
6年分でしかないが
それでも見れば
苦手と言いながらも
頑張ってきた足跡が
リアルにそこにある

それは本当は
縫いに限らないはずなのに
そんなのを一気にゼロに
戻そうとする自分が
まだ居たことが
チクリと胸に刺さった



2012年12月02日(日) 唯我独尊

昨日ようやく
問題の件を
トップに話そうと
口火を切った

けれどそのことは
既に同僚から伝わっており
なんか拍子抜け
前日の夜はそれも含め
随分遅くまで
話しをしていたらしい


まるで理解できない
当の相手の行動原理を
細かく解説してくれて
結局はもう少し
伸び代を見たい
ってことだった

本人が
実のところ
どうだったかは知らないし
同じような場面が再度あったら
冗談じゃない
とは思うのだけど
取説があれば多少は違うか

もっとも
わたしは取説なんて
読まないタイプなので
トップが把握した
切り取り方を
自分なりに飲み込むまで
暫く掛かるかもしれない

因みにわたしは
天上天下唯我独尊のひと
と表現された
どの意味で
使われてるのかは
不明だけれど

人と関わっていながら
本当には
相手に興味を持っていない
ような気もして
実際この仕事に
一番向かないタイプかも
と思えたのだった



2012年12月01日(土) 真摯な思い

昨日はなんだか
陽性に転ずることが出来て
現場では
愛あるわたしで居られた

そうやって一日が過ぎ
最後の送迎に同伴した時
考えてはいなかったが
同僚相手に先日の件が
自然と口をついて出た

すると彼は
わたしの判らない視点から
共感できるエピソードを話し
断固とした口調で
アドバイスをくれた

やっぱりこれは
自分ひとりの問題ではなかった
解ってはいたつもりでも
その面倒な所に
出来れば踏み込みたくない
逃げ腰の自分が居たのだ

家に帰って
なんだかやたらホッとして
お礼のメールを打った
その返事には
何とか職場を良くしたい
という真摯な思いが溢れていた

暴れるほどの感情を
そのままぶつけるしかない
時を過ぎて
かりそめに鎮める
ことが出来るようにもなって
ようやく解れて行くものを感じ
知らず涙が流れた


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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