ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2010年12月31日(金) 希望の光

片付けを少しずつしながら
探しても
見つからなかったものが
次々発見されていく

仕舞った時は
ここにちゃあんと
置いておくんです
とばかりに思ったはずなのに
なんだかなー
大事にしすぎて
使えなかったら話にならない

けれど
そんな過程とともに
心の中も
少しクリアになって
来年を迎える心構え
みたいなものが
出来上がって行く気がする

いつもいつも
強く願っていること
そのことのために
準備されたみたいな
新しい仕事の話を
つらつらと考えてみる

次の一歩へと
道を開けるためと思えば
まるで信じられない
展開のあれこれも
全て納得ができる

いよいよ万策尽きなければ
動けないわたしなのを
神様はきっと
誰よりもご存知なのだろう
けれどあまりにも
ピンポイント感が強すぎて
戸惑う自分が居る

運命に運ばれて
必要な経験が待っている
とすれば
これまで以上に
困難なことがあるかもしれず
正直立ち向かう勇気がない

今はただ
希望の光の存在だけを感じて
新しい年を迎えたい



2010年12月29日(水) リベンジ求人

前回
あんなコトを書いたのに
突然正社員の話が浮上

まだ
どんな業務を受け持つのか
概要しか解らないのだが
ともかく福祉関係
しかもそれは
そもそもこの土地に
来ることになった
きっかけにも関係している

途中経過では
社員にの話もあったが
まず外側ありきで
その形に至るまでの
必然性がないことと
数合わせの構成員としてしか
当事者を見ていないことが
わたしを次第に冷えさせた

それに対しては
何の後悔も未練もないが
あの頃描いていた未来や
抱いていた希望は
それまでの人生を
大きく変えようと決心する
原動力になった

まだ
わをんのカケラもない頃の
未完の行為
10年経って
場所も人も違うけれど
ふつふつと
胸に湧いてくるものがある

そこに夢を投影するつもりはない
ただ
この先を生きるとしたら
粛々とルーティンで
居られるワケもなく
少し慎重に
考えてみたいと思うのだ



2010年12月27日(月) 脱皮

一日が
あっという間に終わる

果たして
講座の終わりの検定まで
きちんと通えるのか
全く見透しはないが
自己流タイピングの癖も
少しずつ矯正されつつある

暫く溜めていた
別仕事に向かったら
いつもより遥かに手間取り
まだまだ速さ的には
自己流には及ばないのだが

ここでジレて
元に戻らないように
努めて気を引き締め
あまりにも解りやすい
早く正確に
という目標からブレないように

これはきっと
パソコンだけのコトじゃなく
そういう風に
自分を見直す機会なのだろう
客観的にデキるのと
そう思っているだけとの違い

恵まれていたあれこれに
安住しているだけだった
それをきちんと
認識しろと言われ続けたような
この二ヶ月間

脱皮しなきゃな



2010年12月25日(土) 紅玉まつり

激ウマ生クリームの
苺のケーキが食べたい
と思っていたクリスマス

いろんな企画は
全て吹っ飛び
それでもせめてもと
ひっさびさに
タルトを作ることに

地元にも
タルト中心のお店が
暫く前に出来て
イマドキ珍しいと
すっごく期待していたが
あまり愛のない味だった

大どんでん返しの前に
うっかり入札していた
紅玉が届いたので
それをこの冬は惜しみ惜しみ
あらゆる方法で
楽しもうと思う

まずは基本の
空焼きタルト生地に
アーモンドパウダーの入った
クリームを敷き詰めて
小さく煮たりんごと
生のままの薄切りりんごを
美しく並べ焼いたタイプ

焼いた生地に
カスタードクリームを敷き
カラメリーゼしたりんごを
並べただけのも作りたいし
上からケーキっぽい
生地を流し込んで焼くのもいい

そうそう
買ったのが美味しくなかったので
サツマイモとりんごのタルトを
自分好みに作ってもみたい
って
どんだけカロリー摂るつもり
なんだか壊れているかしら



2010年12月23日(木) 精神修養

毎晩毎晩
引っ越す夢
ばかり見ている

現実に家を引っ越したい
なんて気持ちは
今はなくなっているので
当面安心できる
仕事を求めているせいだと思う

決まった仕事は
暫くシフトに入れず
頼んでいた別のとこも
未だ面接さえ叶っていない
待ってはいられないと
あちこち当たってみるも玉砕
訓練を途中で止める前提もした

いろんなものを
かなぐり捨てて
開いていないドアを
叩き続けて
ようやくストンと
状況を受け容れるしかないのだ
と思えるようになってきた

焦げるような
チリチリした気持ちを
抑えるのじゃなく
もっと大きなものに委ねて
ただ自分ができることだけに
専念するしかない

はー
落ち着かないと
とても布になんか向かえない
それはまるで
精神修養みたいで
これまで何度も
繰り返している気はするが



2010年12月18日(土) 運命のあや

今日は訓練はお休みで
バイトのフォローへ
人手がないので
昼抜けなしで
一時間分多く稼げた

腰にはカイロを入れ
サポーターに靴下三枚
もちろんレギンスに
膝までの下着も重ねているが
それでもここんとこの
急激な活動量増加で
かなり腰がやばい

昨日夜の仕事をひとつ決め
年末年始は暇らしいので
もうひとつ入れなくちゃ
と思ってはいるのだけど
身体が持つかどうか
だけが問題だ

もっとも
仕事に関しては
何度タロットを観ても
ロクな結果にならない
どこへ行っても
ハードなのには変わりなく
何とか訓練期間だけ
乗り越えることを目標に

なんか
学ぶってあまりに楽しく
ほんの初心者の内容でも
使っていなかった機能が
次々教えてもらえて
本当に通ってよかったと思う

もっと早い段階で
申請が無理と解っていたら
きっと受講しなかったろうし
ギリギリまで引っ張ったお陰で
覚悟が決まったとも言える

運命のあやって
ホント計り知れないものだ
同じように仕事も
だからこその出合い
であって欲しい



2010年12月16日(木) カワセミ

一旦眠りに就いたのに
二時間程で目覚めた

それから
どうしても寝付けず
頭を空っぽにしようとしても
つらつらと
昨日のことを考え
自営業者の場合と指定されて
書類を集めた
これまでの経過を辿ってしまう

なんか
こんな体当たりに
見舞われるなんて
よっぽどわたしが
タフってことなんだろう
なんて思ったら
ふと
昨日の朝見た
青い鳥が浮かんできた

学校に向かう途中
いつもとは違う
水路を挟んで反対の
細い道を通ったとき
同じ道側だったら
見えなかったろう場所に
青い鳥が止まった

生まれて初めて見る翡翠は
この世のものとは思えない
あまりに美しい造形だった
そんな鳥はきっと
意味なく現れない
そう思って
象意を調べようと
サビアン本を繰った

勿論
カワセミそのものが
載っている訳ではないのだが
青い鳥を見つけた
と思ったページには
まさに今日の日付けがあって
ドキリとした

そうなのだ
つい忘れてしまうけれど
どんなに思い通りにならなくても
苦しいことがあっても
いつも正しい場所に居る
それだけは確かなのだから
また手探りして行こう



2010年12月15日(水) ギリギリ

今日は訓練の初日
なのにナゼか
職安から電話があり
終わってから出向いた

少し嫌な予感はあったが
この後に及んで
何も起こりようがない
と自分に言い聞かせつつ
でもそこには
本当の霹靂が待っていた

要は
給付金の条件に
当てはまらない
ということで
何故かと言えば
自営業が続いているから
って
そもそも最初から
それ前提で進んでいたはずなのに

既に廃業しているか
または届出なしの
白色申告ならよかったらしい
今更そこはどうにもならず
何とか救済措置を探ってもらうも
あえなく玉砕

いやいや
だったらそれは
貰える体で進めた
担当のミスではないか
と思うけれど
いよいよ申請となって
担当が代わり
そこでようやく発覚した模様

まさか
このタイミングで
こんなコトが起ころうとは
ようやくいい流れがキタ
と思っていたのに
わたしの人生
そんなに甘くなかった

またやってきたギリギリ感
さあて
どうやって乗り切るべきか



2010年12月14日(火) キリの日

一応バイトの
最終日が終了

と言っても
訓練の日程が出たら
またフルタイムで
ヘルプに入る予定があり
効率よく稼げそうで
なんかいい感じ

そして
送別会に乗じた
女子会が企画され
結局スポンサー付きなので
女だけとは行かなかったが
ご馳走を沢山いただいた

最近味が落ちた
と思っていたお店なのに
鰻はちゃんと国産だったし
牛肉も柔らかく
食べきれない程のお皿に
最後はデザートのブリュレまで

こんなのがあるなら
何度辞めてもいいか
とか思いつつ
これまでのあれこれを
全部一緒に
ごっくんしちゃったみたいに

お腹一杯な時が
いちばんシアワセと
外に出て誰かが言ったけど
そんな気持ちを
共有できる機会をいただけて
素敵なキリの日になったのだった



2010年12月13日(月) スパナチュ三昧

大量の洗濯物を
畳んでいると
ムスコがDVDを
持ってきてくれた

スパナチュのシーズン2
わたしがヤフーで見て
面白いと言ったので
一気にレンタルして
自分は全部観たらしい

なので
今日は本当に休む日
と決めて
普段気になりながら
なかなかだった
洋服のちょっとした補修
なぞしながらの鑑賞

いろんな部分に
他の映画やドラマの
影響なんかも感じはするが
X−ファイルの監督と
同じだと知って納得
荒唐無稽なのだけど
見せ方がすごく上手い

いわゆるアメリカの
よくある連続ドラマと違うのは
兄弟のキャラとか
父親との関係とかが
結構濃く描かれていて
キワモノっぽいストーリーに
重みを与えている

何が正義か
ってことも難しいが
正義をふりかざしての復讐にも
逡巡する人間臭さは
ヘタな戦争映画よりも
考えさせられるものがある

ただ残念なのは
ここでも吹き替え
もう本当に
声が合わない以前に
あまりにもヘタすぎる
こういう人選って
一体誰がしてるんだろうか



2010年12月12日(日) 黄金期間

バイトの
お尻が決まったので
急遽金曜日から
引継ぎの毎日

この一週間
次々にいつもとは違う
あれこれが入ったお陰で
なんだかもう
やたら疲れて
すんごく長かった

けれどそれも
明日の定休日をはさんで
あと一日
翌日からは
別の世界が待っているし
あれやこれやと
やりたい事が一杯

もっとも
引継ぎが短く
ひとりでフルの日も
経験してもらっていないので
ひょっとしたら今後
スポットで入る可能性もある

既に離職した形にはなっていて
その後の分は
わをんの営業収入ってことで
現金でいただくと了承済み
こうなってみると
すごくいい立場で
まさにフリーの良さを感じる

なんか
この先の期間を過ごしたら
やっぱり正社員
なんて気がなくなって
相変わらず不安定なまま
行くのかもしれない

どうなっても
探ったあげく
納得できるのなら
それが一番なので
せいぜい頭を柔らかくして
ゴールデンウィークならぬ
黄金期間を過ごしたい



2010年12月10日(金) ご褒美

水漏れ工事の請求書が
なかなか来ないので
連絡すると
違う住所に発送されたらしく
行方不明になっていた

それが届いてから
大家さんに相談しよう
と思っていたのだが
既に金額は聞いていたので
勇気を振り絞って電話


金額を聞いて
半端を切ったほぼ全額を
払ってあげる
と言ってくれて
全く予期していなかっただけに
もう本当に嬉しかった

当初は
数十万円は掛かるかもと
わたしも覚悟していて
最低でも折半
金額によっては
もっと考えてあげる
とは言ってくれていた

それが
あまりにも安く済んで
大家さんもホッとしたんだと思う
そもそも
最初に水漏れが発覚した時点では
検査費は持つけど工事費は自分で
とさえ言われていたのだ

検査で場所を特定するにも
発覚して直ぐには
到底無理だったし
良い結果を得ようとすれば
こんな風に
時間が必要なこともあるんだ

ただ
それは解っていたワケではなく
暗闇を手探りするように
不安を抱えながら
凌ぐしかなかった日々への
ご褒美とも思えるのだった



2010年12月09日(木) ご神託

知人が心配ごとを
よく当たる占い師に
見てもらうはずだった

予定が合わず
電話でアドバイスを
もらったものの
その内容はちょっとガッカリで
ともかく自分で動かないと
このままでは
解決は難しいとのことだった

人生には
そんな局面がよくあるが
ならば一体
どういう方法がいいのか
いくつかある可能性を
あくまで過程するだけでは
一向にこれひとつ
という策が浮かばない

いろいろ調べて
問い合わせて
それでも迷っているので
ここはひとつ
わたしが窮地の時にやっている
タロットで観てあげることに

その結果に
どこまで託していいのか
判らないし
ごくシンプルな
二者択一方法でしかないが
これまで外れたことはない

その結果の中には
解っていてもそうできなくて
やっぱり
という残念なこともあるのだが
だからこそ余計に
ご神託的な要素を感じたりもして

そして今回
片方の道には
ジャスティスの正位置という
まさに知人が
一番求めている結果が出て
本当にそうなるように
祈る思いで伝えたのだった



2010年12月08日(水) 棚ボタ時間

遅れていた書類が届いた
昨日のと一緒に
投函されたはずなので
ナゼなのかは謎

それで
いよいよ申請へと
動き出したワケだったが
バイト先の書類の不備で
タイムカードを押したのに
再び戻り
出来上がるまで店で時間潰し

まあ実はそれは
ほんの始まりに過ぎず
既に確認を取っているのに
再び説明する所からとか
あちこち駆けずり回り
暗くなる頃ようやく終わった

所得証明とか
前月の収入の内訳とか
とても恥ずかしいことを
晒さなければならず
事実だから仕方ないとは言え
ナリフリ構わず

はあ
そんなのと
引き換えにいただく
棚ボタのような時間だ
せいぜい有意義に
これをやった
と言えるものを
残せる期間にしたい



2010年12月07日(火) 学ぶ楽しみ

はー
とりあえず
職業訓練には
参加できることになった

試験は
国語と算数と一般常識
余程の事がない限り
形だけのものだったようだが
流石にちょっと緊張
悩む問題もあったので
満点は子供のように嬉しかった

がしかし
給付金申請のための書類を
頼んでいたのが
一通届かず
しかも今日は
問い合わせもできない

次の発送は
木曜日と聞いていたので
受け取るのが金曜
となると
申請がその分遅くなり
給付金も減額となる

もう
じたばたしても仕方ないので
とりあえず急ぎ
バイト先に連絡
予定通り一週間後を
最後の出勤とさせてもらった

訓練は主にパソコンスキル
今更だけど
ずっと自己流でやってきたので
ちゃんと学べるのは嬉しい
しかも使ったことのない
ソフトも教えてもらえる

これが
先に繋がるかどうかはともかく
学校に通うなんて
きっと最後のチャンスだろう
そう思うと
すごくすごく楽しみだ



2010年12月04日(土) 蜜柑の香り

もう
なのか
まだ
なのか
リスが死んで一ヶ月

無心で
帯地を解いていたら
突然蜜柑の香りがして
ヤツのことを思い出し
そうだったと気付いた

もう普段は
忘れていることが多いのに
台所に立っている時に
食器棚の上の気配や
足元を上がって来る感じに
ハッとする

沢山の生き物を
こうして失ってきたし
キクの時だって
そうだったはずなのに
こんなにも
心が冷えるものだったのか

季節の果物は
むしろ贅沢品だけれど
一番喜ぶヤツの姿を
ただ見たくて
いつも選んでいた

この冬の蜜柑は
天国のリスに
お裾分けしなきゃいけない



2010年12月03日(金) 世界の入り口

久しぶりに
新しい型紙作り

まだまだ
作りたい形はある
そのどれもが
洋裁方式で
縫い方もややこしいので
簡単にできるように
型紙を作り直してみる

型紙があっても
その時使う生地によって
パターンはさらに
細分化されるので
あくまでも
サンプルその壱

これで縫ってみて
ラインに不具合がなければ
和布にぴったりの
素敵な形が
ひとつ手に入る

いや
実際には
丈や生地感を変えたり
打ち合わせの方法を工夫すれば
同じひとつの形が
いくつにも応用できる

ほんの一歩が
ただの一歩ではなく
その先に続く
いろんな世界への
入り口となっている

その予感に
満たされることで
わたしはまた少し
自由を得る



2010年12月01日(水) 今年のイクラ

今年は
大量に作り
いろんな人に配ったり
冷凍したりしよう
なんて思っていた
イクラの醤油漬け

けれど
シーズン中見た生筋子は
驚く程高くて
去年の比ではなく
泣く泣く諦めたのだった

それが昨日は
三割引になっていて
それでも高いし
盛りは過ぎているけど
どうしても食べたくて
200gに足りないのを買った

完熟期のは
皮が硬いと聞いたので
より徹底的に
終始冷たい塩水で管理
今年はみりんは使わず
昆布と鰹で取った出汁に
醤油とお酒のみ

生臭さは全くなく
さらさらプチプチと
去年よりも美味しいぐらいで
売っているのとは
まるで別物だった

本当は二日程度置くと
いいらしいので
来年こそは
ゆっくり楽しめるように
豊漁を願おう


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