愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
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2022年03月24日(木) 残っててよかった

ここの存在を忘れていた。でも思い出した。必要だったから。親しき間柄でも、言わないほうがいいことがあると思います。相手を傷つけることや困らせることはもちろん、ただ私が言いたいだけのこと、言うことによって、ただ私が救われたいだけのこと、そういうことって言わないほうがいい気がする。言ったところで、相手が特に何とも思わなくても、言った私のことを、私が嫌いになるんだよな。思ったことを、なんでも言える人っていいね。そんな人いるかな?実際なんでもかんでも言ってたら、おいおいってなるけど、まあそういう人だしってなるし、本人も周りも気楽でいられるっていうか。で、周りには言えないからここで言うんですけど、命とは、生きるとか、なんなのか、改めて考えてしまっています。いきなり重い。去年から母親の調子が悪く、なんやかんやと病院を転々としていたのですが、神経系の難病であることが発覚し、ぼちぼちデイサービスやヘルパー、通院しながらやっていってたのですが、限界となり、今は入院しております。兆候は一昨年からあったのですが、そのときは、年齢もあるし、リハビリや投薬でよくなっていくはず、よくならなくとも現状維持できるだろうと思ってた。でも、じょじょに悪化し、肉体的な症状以上に、母親の精神はズタズタになっていった。死にたい、死んだほうがまし、誰にも私の気持ちは分からない、あんたにも分からない、私を捨ててくれ、もう何もしたくない、そういう母親の叫びを、私は受け入れられず、時に励まし、怒り、諌め、宥め、誤魔化し、一緒になって泣き、様々な試みをし、一時は母の心が持ち直したかに見えても翌日まではもたず、私は失望し、しかし諦めて悟り自分の心を次の段階に進めることはできず、結局、受け入れることはできないままでいた。私はずっと、母親のことを分かっているつもりでいたけれど、何も分かっていなかったのだと気づきました。この気づきを大事にしたい。私は、私の一番大切な人の心に寄り添うこともできない。同じく一番大切な、夫や子供の心に寄り添うこともできないだろう。今まで一度も誰かの心に寄り添おうとしたこともないし、そうしたいと思ってもできないだろう。そういう自分を受け入れ、相手を、周りを認め、受け入れる努力をしていきたい。コロナ禍で、入院中の母親とは一切面会できないです。電話もできない状況です。看護師さんが、母が私に会いたがってると伝えてくれました。それがとても嬉しくて。でも悲しい。私も会いたいです。
相変わらずドラマは見てるので、ドラマの話をしたいです。また今度。とはいっても、もう今期も終わりなんですが。


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