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2008年06月10日(火) 弁当の日

知人から一通のメールが届きました。
あまりにも素敵な内容だったので、ここに書きたいと思います。

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ある小学校で、お弁当の日を定め、食育を勧めた校長先生が教え子に贈った言葉です。

弁当を作る あなたたちは“弁当の日”を二年間経験した最初の卒業生です。
だから十一回、“弁当の日”の弁当作りを経験しました。

「親は決して手伝わないで下さい」で始めた“弁当の日”でしたが、どうでしたか。


食事を作ることの大変さが分かり、家族をありがたく思った人は優しい人です。
友だちや家族の調理のようすを見て、技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。
こまやかな味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。
旬の野菜や魚の、色彩・香り・触感・味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。
一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じた人は、思いやりのある人です。
食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。
自分の弁当を「おいしい」と感じ、「うれしい」と思った人は、幸せな人生を送れる人です。
シャケの切り身に、生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。
登下校の道すがら、稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は、慈しむ心のある人です。
“弁当の日”で仲間がふえた人、友だちを見直した人は、人と共に生きていける人です。
家族が手伝ってくれそうになるのを断れた人は、独り立ちをしていく力のある人です。
「いただきます」、「ごちそうさま」が言えた人は、感謝の気持ちを忘れない人です。
家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、家族の愛に包まれた人です。

谷宮小学校の先生たちは、こんな人たちに成長してほしくって2年間取り組んできました。

おめでとう。 これであなたたちは、“弁当の日”をりっぱに卒業できました。

松下義男

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お弁当一つでこんなに沢山学ぶ事が出来るんですね。
すばらしいっ


















はまちゃん