『日々の映像』

2007年04月28日(土) 自殺者割合「20%減らす」2016年までに

 政治の無力さをさらけ出す報道があった。「政府の自殺総合対策会議(会長・塩崎官房長官)は27日、国会内で会合を開き、2016年までに自殺者の割合を20%下げる数値目標を盛り込んだ自殺総合対策大綱の素案を決定した」という。毎年3万人以上の自殺者はやむ得ない事実として容認しているようなものである。現在は2007年である。10年後の2016年まで自殺者の割合を20%下げる数値目標というから情けない。これからの10年間で約30万人の自殺者が出ることをまったくとめることが出来ないという前提に立っているのである。

具体的な内容を少しメモしよう。自殺者数を示す自殺率は100000人当たり05年で24.2となっており、政府素案では、これを16年までに20%減らす目標を掲げているのだ。すなわち、人口1億2000万人当たり2万4000人の自殺者の留める目標を掲げているのである。1997年から自殺問題は毎年何回書いて来たのでよく分かるが、1997年当時の自殺者は2万6000人台であった。それが7〜8年前から3万人〜3万2000人台の自殺者になったのだ。どうして、自殺者が急増しているかという分析が重要でないかと思う。

政府の掲げう政策引用しよう。
〈1〉 多重債務や失業の相談窓口の整備など、社会的支援体制の構築
〈2〉 うつ病の受診率向上など、精神医療体制の充実
〈3〉 かかりつけ医の精神疾患診断技術向上など、早期対応の中心となる人材の養成
〈4〉 など9項目の重点施策を列挙している。

2007年04月26日(木) 元気ない40〜50代、男性ホルモン60代より少ない?

 ストレスはあらゆる病気に関係していることは明らかである。日本の社会に住んでいること事態にストレスを感じる人もおると思う。反面、こんな住みよう環境はないと思っている人もいると思う。ストレスとは人と「ある状況」の間に発生する。単純なことを書くが、人によってストレスの感じ方がまったく異なるのである。ストレスを乗り越えることが、生活上の重要な知恵のように思う。
 
 以前、現代中年層のセックス回数の国別の比較を書いたことがある。何処に書いたか(日々の映像か癒しの森)いつ書いたか・・検索したのであるが記述件数が多く見つけることが出来なかった。記述した内容は日本の40〜50代のセックス回数が異常と思われるほど少なくフランスの半分以下であったと記憶している。

 帝京大病院(東京・板橋区)泌尿器科の安田弥子(みつこ)講師は 「20〜30歳代、40〜50歳代、60歳代以上の3世代に分けた健康な男性の活性型男性ホルモンの指標になる唾液(だえき)中のテストステロンの量を測定した。 最も高いのは20〜30歳代だったが、次いで高いはずの40〜50歳代の中年層の半数以上が退職者の60歳代よりもむしろ低かった」(読売から・要旨)という。

 40〜50歳代の中年層の半数以上が、退職した60代の人より男性ホルモン指標になるテストステロンが少なかったというのだ。単純な解説をすれば40〜50歳代の中年層半数あまりが、60代の男性よりセックス能力が劣ることを示唆している。
 
 テストステロンが低下すると、性欲や性機能の減退のほか、不安や不眠、認知能力の低下といった精神症状や、肩こりや腰痛といった身体症状として表れることが多いという。安田講師は、「日本人男性は、勤勉で責任感が強く、管理職である40〜50歳代では仕事のストレスも増える。疲労や抑うつ感といった心身の様々な症状に、男性ホルモンの低下が関係している可能性がある」と話している。冒頭に説明したようにストレスを乗り越える知恵が重要である。
 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070425ik04.htm





2007年04月24日(火) 出世意欲のない日本の高校生

 日本の家庭を含む教育は、これで良いのだろうか思うテータがある。以前の同じ内容のことを書いたことがあるが、高校生の意識調査が出ていたので引用したい。ともかく、日本の高校生は米中韓の高校生よりも「出世意欲」が実に低いのである。調査の要点は以下である。

「偉くなりたいか」という問いに、「強くそう思う」と答えた高校生は
・ 中国 34.4%
・ 韓国 22.9%
・ 米国 22.3%
・ 日本  8.0%。

卒業後「国内の一流大学に進学したい」を選択した生徒は、
・ 中国、韓国、米国  24.7〜37.8%
・ 日本           20.4%
 
 このデータをどう受け止めればよいのか、なかなか難しいテーマである。
このニュースを伝える毎日新聞の目次は

高校生意欲調査:「出世意欲」、日本は断トツ最下位

であった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070425k0000m040100000c.html



2007年04月23日(月) 大卒求人倍率:来春は2.14倍 今春以上の売り手市場に

 4〜5年前の就職氷河期が嘘のようだ。 リクルートが23日発表した08年3月卒業予定の大学生・大学院生の採用調査によると、「企業の求人総数は前年同期比13.0%増の93万2600人で、1984年の調査開始以来最高となった」(毎日から)という。就職希望者1人に対しどれだけ求人があるかを示す求人倍率は2.14倍で、1992年以来16年ぶりに2倍を超えている。
 
 学生の就職希望者数は   43万6500人
 採用希望の合計        93万2600人
 求人倍率             2.14倍

 この事実に対してなお悲観的な報道もあるが、16年ぶりの求人倍率は2倍を超えて社会の動きを素直に喜びたいと思う。

 2007年4月21日共同ニュースによれば、部上場企業の6割が契約社員やパート労働者など非正規従業員の一部を、正社員として登用しているとの報道である。これは人事院の外郭団体「日本人事行政研究所」の調査で分かったものだ。正社員に登用した企業のうち74%は、登用実績が「非正規従業員全体の10%未満」に留まっているとあるが、非正規従業員の10%近くの人が正社員として採用されている事実は特筆されよう。


2007年04月21日(土) 梅田千代を囲む会を開く

4月21日  花見真っ盛りという日であったので、一週間前まで30名の参加があるかどうかであったが、報道陣2名の参加を含めて45名参加で千代さんの会を開くことが出来た。内容は妻道子の日記に記載されると思うので、ここでは梅田千代を囲む会の案内を記録として収めておきたい。
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生涯青春の会主催

           「梅田千代の世界」
主題
「人生は80歳からが面白い」
副題
「年を取ることはたのしいこと」

まず来て見て、会って見て、話してごらん

日 時 2007年4月21日(土)13時受付13時30分開始
会 場 新潟市堀之内南3−1−21 北陽ビル5F
参加費 1000円(会場費・茶菓他の費用に充当)
     (参加券を発行いたしますので、事前にお求め下さい)
欄絡先   090−9630−5245(石田道子まで)

梅田千代80歳からのプロフィール
80歳 モンゴル乗馬学校入校
81歳 2月芸文のこけらおとしで初舞台 (市民オーディションで初舞台)
    4月映画 白痴のオーディション1位
82歳 映画 白痴のロケに参加 83歳の時に上映される
83歳 1日郵便局長
83歳 水彩画・油絵・鎌倉彫・染色の個展を開く
87歳 朗読の会に入会
88歳 映画「愛してよ」のオーディション1位 上映される。
よ」のオーディション1位 上映される。
90歳 生涯青春の会に参加。
92歳 5回のスピーチを行う。

2007年04月19日(木) 長崎市長銃撃事件


長崎市長が死亡したような大きな事件が起こると、その翌日は何か気が抜けた気分になる。社会の裏で目には見えない暗闘があることだけは確かである。これだけの事件に対する首相のコメントは実に貧弱といわねばならない。これも社会の裏での暗闘を意識してのことだろうか。

各党指導者のコメントを引用しておきたい。
・安倍首相
「真相究明を望む」
・塩崎官房長官
「恒久平和の実現を訴え続けた市長が亡くなって誠に残念。心からご冥福をお祈り申し上げたい」と表明。そのうえで「総合的な銃器対策が的確に推進されるように、いっそう努めていかなければいけない」
・自民党の中川昭一政調会長
「公衆の面前でああいう事件が起きることは日本の治安と民主主義への挑戦だ」。
・公明党の北側一雄幹事長は
「民主主義の基本である選挙の自由、表現の自由に対する挑戦で、厳しく処置されねばならない」
・民主党の小沢代表
「伊藤市長は核兵器の違法性を訴え、核廃絶、世界平和を強く訴え続けていた。残念であると同時に強い憤りを感じている。暴力、テロが許されたのでは民主主義は根底から破壊され、成り立たない」。
・共産党の志位委員長
「心からの憤りをもってこの行為を糾弾したい」
・社民党の又市征治幹事長(首相発言の批判)
「表現・政治活動の自由、選挙運動を暴力で圧殺することに対し、一国の総理としては極めて残念なコメント」と指摘。国民新党の亀井久興幹事長は「暴力行為で言論を封殺することへの憤りをまず言われてしかるべきではないか」


2007年04月16日(月) 中国の公害

  
以下を開いた人は、中国産の食品を買わないと思う。ここでの補足は割愛したい。

http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html

2007年04月15日(日) 死刑の可否

 国が罪を犯した人の命を奪う・・これが死刑である。ヨーロッパ諸国は死刑廃止の国が多い。死刑執行が一番多いのは中国といわれている。まったく報道されていないが、北朝鮮などの独裁国は人口比では死刑が一番多いのだろう。

 青森県弘前市の武富士弘前支店(閉店)で2001年、店員5人が死亡した放火殺人事件で、強盗殺人罪などに問われた元タクシー運転手小林光弘被告(48)の死刑が確定した。この事件は日々の映像に書いたのでよく記憶している。

 事件の概要は武富士弘前支店に男が押し入った。現金を要求したものの店長に要求を拒否されたため、店内にガソリンをまいて放火、逃走した。火災は店内に一気に広がり、2階で小さな窓しかない構造も災いし、同支店の社員5人が死亡、4人が重軽傷を負う惨事となったのだ。

 この事件が社会に与えた影響は深刻であった。事件の後、強盗犯人が各種店舗に押し入り、油のようなものをまいて金を要求する事件が相次いだ。小林被告が逮捕されるまでの約10カ月間に全国で148件発生し、うち89件で実際に現金が強奪された。まさに日本の治安を揺さぶった事件であった。厳罰の裏にはこうした要因もあったのだろう。

 身勝手な動機から短絡的に犯行に及び、悲惨な結果を招いた罪はあまりにも重大だ。遺族の気持ちなども考え合わせれば、極刑という厳しい判決もやむを得ないと思う。最高裁では5人の裁判官全員一致の判決だという。拘置中の死刑囚は102人となるという。死刑の可否について関心のある方と意見交換をしたいと思います

http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2007/sha20070328.html


2007年04月14日(土) <生保不払い>37社が25万件290億円 調査結果報告 

 生保の生保不払いが25万件に達するというから不信感がさらに増大することになる。4月13日の毎日新聞の報道の要旨は次のとおりだ。心当たりのある方は、過去にさかのぼって調べる必要がある。何しろ確認が必要な契約は110万件も残っているのだ。

1、不払いなしと報告したカーディフ生命保険を除く37社の不払い件数は計約25万件、総額は約290億円にのぼった。
2、保険金2000万円を支払っていなかった事例もあった
3、事実確認が必要な契約は少なくとも110万件残っている。
4、最終的な不払い件数と額は膨らむ可能性が高く、金融庁の厳しい行政処分は避けられない見通し
5、これまで生保業界の不払いが報告されたのは05年では、計3000件余りとなっていたが、今回の報告で不払い件数が約25万件となった。
6、3大疾病特約では、がんの告知をされていない場合など、受給できることに気づかなかった契約者や家族が請求せず、結果として、保険金を受け取っていない事例が目立った。
7、契約者はきちんと請求したのに、生保が診断書に記載された手術を見落とし、保険金・給付金が本来の受け取り額より少なかった事例も多かった。


2007年04月12日(木) 中国の輸出額、米抜き世界2位に



 久しぶりに世界経済のことを書きたい。
焦点は米国と中国の関係だと思う。貿易赤字拡大が続く米国と中国の関係悪化が深刻になってくるようだ。世界貿易機関(WTO)が12日発表した2006年版世界貿易統計で中国の輸出額が「06年下期に米国を上回り、ドイツに次ぐ世界2位の輸出国になったことが分かった」(12日・日経から)。通年では米国が2位だが、現在の伸びが続けば07年に中国が2位となるのはほぼ確実なのだ。

 06年下期(7―12月)の中国の輸出額(季節調整前)は5406億ドルで、米国の輸出額5310億ドルを上回った。08年には通年でドイツを抜き首位に躍り出る可能性も出てきたという。 長期的なスパンでは、輸出摩擦が原因の米国と中国の関係が逐年厳しくなってくるのではないか。



2007年04月11日(水) 行き詰まる企業戦士(友)へ 

 MOONさんの協力を得てNPO法人に申請する「生涯青春の会」のホームページ作りが始まっている。この関係で古い記述を開くことがある。1996年12月に書いた詩を開く機会があったので紹介させていただきます。



 行き詰まる企業戦士(友)へ   (友人の激励で書く)
 
 俺たちは社会でさまざまな苦しみに遭遇する
 男のかいしょうか家では何も言わない
 
 それにしては君はだいぶ落ち込んでいる
 人の裏切りで苦しんでいるのか
 そんなことは良くあることだ
 古今の名だたる人物はほとんど裏切りにあっている
 元気を出すのだ
 これくらいで負けるのではない
 
 そうか 人の心のはかなさで苦しんでいるのか
 所詮人の心はうつろいやすい
 時には 悲しいほどはかないものだ
 これを静かに受け止めるのが大人の風格だ
 
 そのほかにも落ち込む原因があるんだね
 同僚との競争に敗れておちこんでいるのか
 少々の競争に負けても良いではないか
 真の競争は心の深さと豊かさだ
 君はこれで勝利すればよい

1996年12月作。日々の映像記述の動機に掲載。
 

2007年04月10日(火) 自治体病院 医師の給与格差2倍

 どのような集合体でも一定の理念が必要だと思う。このような視点で考えると県立病院・市立病院の存在そのものに疑問を感じる。本来民間の医療法人が出来る仕事を、県・市が積極的に関与してきた歴史に変化が生まれるのではないだろうか。ここで国営の研究機関を兼ねた病院に疑問を投げかけるものでない。
 
 自治体病院に勤める医師の給与は都道府県によって2倍の開
きがあることが、日本政策投資銀行の調べでわかったという。北海道や東北を中心に医師不足が深刻な地域ほど給与は高い傾向があり、自治体が「高給」で医師をつなぎとめている実態が浮きぼりになった。 (産経新聞から)

 自治体がただ「高給」で医師をつなぎとめているだけであれば、この組織体は厳しい事態に追い込まれると思う。昨日は大企業と中小企業の給与の比較を書いたので、今日は自治体病院の給与格差の代表例を引用しておきたい。

 
北海道 2301万円
沖縄  1813万円
新潟  1761万円
福岡  1274万円
奈良  1132万円

詳しくはURLを参照

http://www.asahi.com/life/update/0408/TKY200704070244.html






2007年04月09日(月) 多重債務者問題

 3年ほど前多重債務者問題の報道を徹底的に分析したことがあった。この中で情報が闇の中にあって表面に現れないのが多重債務者の実数である。日本には「くさいものには蓋をしろ」という諺が厳然と生きているのかも知らない。消費者ローンの監督官庁は、多重債務者の実数ぐらいは、これだけ進んだコンピュータ時代であるのでつかんでいるはずである。しかし、多重債務者の実数というくさい情報は蓋をされていると思っている。

 政府の多重債務者対策本部の有識者会議(座長・吉野直行慶大教授)は4月6日「200万人以上とされる多重債務者」の救済策をまとめた。これによると全国のすべての市町村で相談体制を整備するのが柱。警察によるヤミ金融業者の取り締まり強化も打ち出した。 これを受け、政府の対策本部は「多重債務問題改善プログラム(仮称)」の策定作業に入り、今月中にも取りまとめる方針であるという。今頃、やっと「多重債務問題改善プログラムの策定」と思う次第。

 過去何回も仮定計算をした。大手消費者金融が平均年利26%で低所得者から吸い取るお金は約1兆円である。多重債務者の実数200万人が正しければ、以下の仮計算が成り立つ。
年間50万円の金利×200万人=1兆円
 毎月4万円前後の金利の支払うに苦労している人の多く会ってきた。低所得者は
200万万円借りると52万円の金利が発生する。このような人たちが推定200万人いるのである。
     2,000,000×0.26=520,000円


2007年04月07日(土) 大企業と中小企業の賃金格差

 
 社会のありのままのデータを知ること意味があると思う。社会経済生産性本部は6日、2006年度の能力・仕事別賃金調査の結果を発表した。大企業(従業員1000人以上)と中小企業(100人未満)の大学新卒社員の月例賃金を比較である。以下の要点をメモ。
           大企業       中小企業
 初任給     21・5万円      20・1万円
係長・主任   40.1万円      31・7万円       8・4万円
課長       52.9万円      38・9万円      14・0万円
部長クラス   68.2万円      50・4万円      17・8万円

職位が高くなるほど拡大している。全国の上場企業などを対象に行い、732企業・団体が回答したデータである。私の印象は、大企業の部長クラスの給料が安いと思った。皆さんの感想はどうですか。


2007年04月06日(金) 年齢別の就労割合

 
 以前書いたことがあるが、65〜69歳の就業率は35%もある。日本の男性の平均的な健康年齢は69歳なのである。平均的な男性が69歳まで働くと、あとはどこかが悪くなり半病人の生活となる。働き続けて後は病を持っての余生ではなんとも侘しい。

 経済財政諮問会議の労働市場改革に関する専門調査会は6日、女性や高齢者、若年者の就業率向上に向け、10年後の具体的な数値目標を設定することを柱とする第1次報告をまとめた。これによると
1、65〜69歳の高齢者は35%から47%に、
2、25〜44歳の既婚女性の就業率を2006年の57%から2017年に71%
3、15〜34歳の既卒男性は89%から93%
にそれぞれ引き上げることを明記した。(4月6日 読売新聞から)
 
 65〜69歳の35%の人たちが働いているのである。』なぜ働いているのか。
働かなければ生活できない人がかなりの割合を占めていることは確かである。以前に書いたことがあるがドイツなどは65歳を越えて働いている人は数%しかいないのである。日本の社会は高齢者にとって、まことに厳しい社会といわねばならない。年金だけで食べていける人はどれだけいるのか。50%を大きく割ると思う。



2007年04月05日(木) 「異常行動」128人、8人死亡 厚労省発表

 
 外国でほとんど使われていない「タミフル」がどうして日本で多くの使用があるのか分からない。知っている人があったれ教えてください。確か以前の書き込みで世界のタミフルの消費量の大半が日本にあるという指摘が会った。

 インフルエンザ治療薬「タミフル」の副作用について、厚生労働省は4日、薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会を開き、01年2月の発売から今年3月20日までに、輸入販売元の中外製薬から「1079人、1465件の副作用報告があり、転落や飛び降りにつながりかねない異常な行動」を128人が起こしていたと報告した。うち8人は死亡していた」という。しかし、実際際は以下のとおり64人が死亡している。こんな怖い薬をどうして飲まなければならないのかと思う。

「副作用があった1079人のうち、因果関係がはっきりしないが、死亡したのは55人。9人は突然死していた」というから実態は闇の中といえるような気がする。食品衛生審議会安全対策調査会は服用と異常行動などの因果関係については「結論は得られていない」としているので、タミフルの使用禁止の方向はまだない。「タミフル」を飲んで死亡した人は現代の怖い薬のモルモットの存在でしかないのか。怒りが込みあげてくる。日本人は西洋医学の薬信仰から目を醒まさなければならないと思う。西洋医学の薬には総て副作用があるのだ。副作用を承知の上で飲む必要があるのだ。



2007年04月04日(水) 地震保険

 保険業界に疑念を持つ一人である。保険業界というよりここを監督する監督官庁の姿勢に根本的な問題がありように思う。「地震保険は官民が共同運営」(4日・日経から)しているという。官民の共同経営であれば、もっと国民が分かるように情報を開示すべきである。このことを分かっている人は何%いるだろう。

 地震保険は単独での加入は認められず、火災保険に上乗せして加入することになっている。これも契約者の利益より保険業界の牙城を守るための決めのように思う。2006年9月末の契約件数は「1048万4000件となり、前年同期比7.2%増えた。地震の被災リスクへの関心が高まっている」(日経から)という。ここで疑問は、大きな地震があったとき政府の財政出動が明記されているのかどうか・・・分かる人がいましたら教えて欲しい。ちなみの我が家は地震保険にはいっていない。

2007年04月03日(火) アルコールとがんとの因果関係 

4月2日の読売新聞で「飲酒ですぐ赤くなる人、食道がんにご用心 」という題で 世界保健機関(WHO)が発表データーを報道していた。「世界保健機関(WHO)は、アルコールとがんとの因果関係についての見解を約20年ぶりに見直し、英医学誌「」ランセット・オンコロジー」4月号に発表した」(読売から)という。

アルコールの分解過程で重要な役割を果たすアルデヒド分解酵素(ALDH2)の一部が欠損し、働きの悪い人はすぐに顔が赤くなり、飲酒量に比例して食道がんになる危険が高まり、酵素が正常な人の最大12倍になるとしている。私などはすぐに顔が赤くなるので分解酵素に働きが悪いことになる。簡単にいえばこのような人は、酒を飲まなければ良いのである。

特筆すべきことはWHO傘下の国際がん研究機関(IARC)がエタノール(アルコール)は、がんを引き起こす元凶と指摘していることである。WHOの会議に出席した横山顕・国立病院機構久里浜アルコール症センター臨床研究部長は「アルデヒド分解酵素の部分的欠損者は、日本人の35%、アルコール依存症患者の13%に達する。飲酒教育を早期から行うなど、新たながん予防策を講じることが重要だ」と話している。




2007年04月02日(月) 政党交付金:額が多すぎつのではないか

 総務省は2日、政党助成法に基づく07年の政党交付金の配分額を発表した。額の多い順に並べると次のとおりである。自民党に例を取れば、幹事長が171億円の使い道の采配を振るうのであるから絶大な権力である。少数の幹部に権力が集中することは、逆に自民党の活力をそぐような気がしてならない。群雄割拠した中選挙区の方は、人材の輩出を促していたように思う。

自民党 171億1252万円
民主党 104億9362万円
公明党  28億7154万円
社民党  10億1414万円
国民新党  2億8965万円
新党日本  1億6050万円。
共産党は制度に反対し交付金を受けていない
 
この政党交付金の賛否の意見を記述していただければと思います。




2007年04月01日(日) 桜を題材とした短歌の世界


 
4月の日本の風景は桜である。癒しの森植物園(7)ー桜ー
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16842431&comment_count=0&comm_id=726735
でりゅうぞうさんから桜に関する長文のエッセイを掲載して頂いた。ここでその一部を引用します。一時桜を題材とした文学の世界に浸りましょう。

「4月に入り、いよいよ花見の季節になりましたね。癒しの森ネットのみなさんも、どこかの名所に出かけられることでしょう。・・・

花といえばサクラのことをさすほど、サクラは日本の代表的な花木であり、国花ともされていますね。春の桜狩りは、秋の紅葉(もみじ)狩りと並んで日本の代表的な行楽行事とされており、大和の吉野山をはじめとして、サクラの名所とされている所が全国各地にある。・・・

『万葉集』には、140首余りもあるハギ、120首近いウメに比べて、サクラは40首ばかりで、それほど多いとはいえませんが、
「桜花咲きかも散ると見るまでに誰(たれ)かもここに見えて散り行く」(巻12、柿本人麻呂)、
「あしひきの山桜花一目だに君とし見てば我恋ひめやも」(巻17、大伴家持)

『古今集』のサクラの用例は、
「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」(春上、在原業平)、
「見渡せば柳(やなぎ)桜をこきまぜて都ぞ春の錦(にしき)なりける」(春上、素性(そせい)法師)、
「久方(ひさかた)の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」(春下、紀友則)

『枕草子(まくらのそうし)』では、
「桜は、花びら大きに、葉の色濃きが、枝細くて咲きたる」のを賞し、また瓶(かめ)にいけられたようすが記されている。

『源氏物語』では、
「春の曙の霞の間より面白き樺桜の咲き乱れたるを見る心地す」
『山家集』
「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月の頃」(西行)
「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」(本居宣長)
「吉野にて桜見せうぞ檜の木笠」「奈良七重七堂伽藍八重桜」(芭蕉)
 王朝貴族にとってサクラの花は春の自然美の代表的な景物であり、咲き散る花の動きの微妙な変化に一喜一憂し、ひたすら花の姿を賞美してきました。

 サクラの花の散るのにいさぎよさをみるのは、近代のややゆがんだ受け止め方であって、古来、文学の世界では、サクラの花はもっぱら賞美の対象であったことをもう一度考え直してみることですね。花見にいくと称して、酒盛りや宴会だけに興じるのはやめて、歌(カラオケではなく、詩文をつくる)を詠むことも再開したいものですね。」





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石田ふたみ