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あったか 2005年01月27日(木)

どうしてここにいるのかな
あっこにいれば
もっとおだやかな時間があったよ
どうしてなんだろう
うまくいかない
やみを掬ったさじを
だいじにだいじにしまう
こんどは食べないようにね
あかるいまなざしのしたで
ねんねしたいね
ほんとうだよ
ああ
いっしょにいたいね
ひだまりがきっとあるはずだよね
きいろい場面がおもいうかぶよ
いっしょにいたいね
そんときは
たいようをフォークでさして
ごいっしょに
ごくりと
だいじょうぶだよ
またできあがるよ
たいよう
さておやすみなさい
またあしたにね




つないだゆめ 2005年01月21日(金)

くるくるめぐる
夜道の果てよ
ちらちらみえる
足先のリズム
押し倒された身の中身
ぼやけたけだるいこの気持ち
止まれの信号
あついあつい地面
息が詰まる
あおぞらが迫る
夢だ
これは夢だ
まぼろしのさなか
甘えたい甘えたい
にっこり
月が真ん中にあるよ
さあ
目を閉じて
またゆめのなかへ




たんじゅんに、思うんだ。 2005年01月11日(火)

隠せた狂気は
幸せの証ではない
のろまはのろまなりにゆく
亀にのって空を飛ぶ
だから空の飛び方なんて
かんたんなんだよ
あおい鳥を待ってるらしい
それはそれで
君らしい
被さった笑顔は
幸せの証になんかならねえ
わかっているし
そう信じてんだろう
夢の陰で
泣く子もいりゃあ
愛の穴で
嘘ついちまう子だっている
大切なもん
ぜんぶ忘れられん
ベランダで笑やあ
飲み込まれんな
吸い込んでいけ
笑やあ
笑やあ
幸せを運ぶなんざ
だれができるか
知ったかをしてはいけん
見て見ぬふりをしてはいけん
自分自身にきけ




2005年01月08日(土)

その痛みさえも
いずれは
違うものへと
変わるのだろう

私はそうやって
ごまかすだろう

君のことも
茶化すだろう

傷を負った老兵と
私は同じく
なるだろう

抱えこんだ血よ
流れ流れ流れ
いつか
この世界を染めるだろう

そうして
平和になることを
望む人も
いるのだろう

この後先に
この痕を

私は
忘れるために
また繰り返すのだろう





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熊野
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