徒然花茶
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2002年09月26日(木) ここにも魔界が…

過日『魔界転生』の取り寄せを頼みに行った。
以前、テレビでみたのは覚えているのだけど、ストーリーは定かではない。それでも注文するまではワクワクものだ。
たまたま近くにいた彼女(店員さん)は30歳くらいだろうか。
「ただいまお調べいたします」
にっこり微笑む彼女の視線に、なんともいえない色が浮かんだ。
その微妙な視線に乙女の恥じらいを感じつつ(笑)、待つ事しばし。

パソコンから向き直った彼女はいきなり全壊の笑顔で、
「これって、ジュリーと真田さんの妖しいシーンがあるんですよね♪」
私は一瞬、言葉を失うも、
「私は真田クンの引き締まったおみ足しか覚えていないんだけど…」
ぺろりと本音。
「えーっ、そうなんですか。私は子供心に怖かったのと、キスシーンだけが印象に残っていて…」
「怖かったでしたっけ?」
「おどろおどろしてましたよー」
「うーん…私は怖いよりも、絢爛豪華な妖怪ジュリーのイメージが強いかな」
少年で死んだはずの天草四郎クンを考えると、天草ジュリーは少しばかりトウがたっているけど綺麗だからいいじゃないは、私の心の声。
「でもやっぱり、キスシーンの印象が強くて。やっぱり男同士っていうのがショックだったのかしらー」
あくまでも彼女は声を大にして、キスにこだわる。

いくら午前中でお客さんが少ないとはいえ、客がいないわけではなく、さらに他の店員さんはみんな男。
なるほど…あなたもお仲間なのね――胸につぶやきつつ、時と場所を選んで欲しいと思うのは、私が小心者のせいだろうか。
集中する視線が白い…気がする。
あげく、彼女は嬉々としてのたもうた。
「あっ、ついでに私も注文しちゃおう」
異様に盛りあがる彼女に置いてけぼりを食らった気分で、
「……どうぞ」
力なく微笑む私であった。
人と人の繋がりって、こうやって芽生えるのかも――いや、いつしか、私は魔の領域に足を踏み入れていたのかもしれない。


2002年09月25日(水) 基本理念の巻

基本的にこのページは、軽い話題で軽〜く書き込むというノリでやっていきたいと軽く思っています。
でも目標倒れになる可能性がかなりの確率にあることを、ここに宣言しておきます(おいおい…)。
というのも、夏の間お休みを貰っていた仕事と、サボっていた同人や、HPの管理や、ついでに生活に密着する諸々とかで、心身共に少々疲れ気味だったり、どこかの大国の聞き分けのないジュニアのせいで中東情勢が不穏だったり、近くて遠い国ショックが引っ掛かっていたり、ひょっとしたら理由がないという立派な理由かもしれないのだけど(たぶん、これだな)、ちょっと(いや、かなり)欝が入るとか。

まぁ、いろいろ理由がありまして、書き込みをする時間の余裕はあっても、楽しくもくだらない話題を書き込む心の余裕がないというか。
じゃあ、何で始めたかといえば、可愛い壁紙を見つけたので使いたかっただけだったりする(笑)。
というわけで「さあっお立会い」って感じでお付合いくださいませ。


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