この道の先に見えるもの。
希里



 慣れ

過食する自分に慣れてきました。

慣れって怖いですね。

感覚が麻痺してます。

2002年10月31日(木)



 いくらでもいる

保険証を作るのに書類がいるのでお願いしたら
社長に渋い顔をされた。
そりゃそうだろう。
「うちは学生のバイトが多いから、そういうの今までなかったんだよね」
って感じのことを言われた。

どうせ私は学生じゃないよ。
どうせ社会人じゃないよ。
ただのフリーターですよ。
何の保障もありませんよ。

ご迷惑かけてすいませんね。
私の代わりなんていくらでもいるもんね。

2002年10月30日(水)



 

指を突っ込んで

涙目になってまで

今食べたものを吐こうとする自分の姿は

ひどく情けなかったです

2002年10月29日(火)



 親が来た。

両親が私の住んでる家に来た。
私がどんな生活をしてるのか見てみたかったみたい。
旅行の最終日にちょっとだけ寄ってくれた。

色んな話をして、
住んでる部屋も見て、
住んでるマチも見てくれた。

まさか3人でここを歩くと思ってなかったから、
ちょっと嬉しかった。

だからね
やっぱり2人が帰った後の部屋は寂しかった。

あぁ、またこの感覚。
友達が帰ったときと同じ、
ひとり残されてしまったって感覚。

2002年10月28日(月)



 都合のいい話

こんなの面接じゃない。

相手の都合のいいように曜日も時間も決められ
押しきられてしまった。

なにがなんだか分からないまま採用が決まった。
でもこれってよくない気がする。
なんだかとても都合良く決められたから。
私の希望はほとんどみたされてない。

だから、やっぱりこの仕事は断ろうと思う。

ここで今の仕事やめてそっちに移っても
私には何の保証もされてない。

ほんと、相手に都合のいい話だった。

これからの仕事探しに対してはいい勉強になったけど。

2002年10月27日(日)



 勢いだけの電話

勢いだけで電話したのは昨日の事。

なりふりかまわず面接を希望した。

夢のある仕事

やりがいのある仕事

そして何より社会的に保障される仕事。

受かるかは分からない。

とりあえず受けるだけ。

でも

少しだけ、動けた気がした。



2002年10月26日(土)



 昼食

アンドーナツ

アップルパイ

フルーツグラノーラのヨーグルトがけ2食分

カレー

飴とガム

牛丼並盛


今日の私の昼食です。

異常きわまりないです。

2002年10月25日(金)



 自分で見つける

自分のことが認められない。
自分にいいところはないと、
何をどこまでやっても
まだまだダメだと思う。

自分が自分を受け入れられないから
辛いんだと思う。

私のいいところってどこですか?
私にいいところはありますか?

そうやってすぐ人に問いかけたくなる。

ちゃんと自分で見つけなきゃダメなのにね。


2002年10月24日(木)



 10を知る

友達からメールがきた。

東京が嫌いだって言う私に、
もっと色々行ってみたら?と書いてあった。

彼は東京が好きだといった。
夢を持ってがむしゃらになってる人達がいるから。

もっと東京という街を歩いて、見てみるといいと言った。

そう、私は東京のこれっぽっちも見ていない。
1を知って、10を知った気でいるんだ。
ここにももしかしたらいいところがあるのかもしれないって思った。


2002年10月23日(水)



 範疇

友達に手紙を書こうと思った。
自分を探したいと言って旅にでた友達に。
その人は旅を終え、
自分を見つけられたのかは分からないと言っていた。
でも少なくとも
一歩踏み出した人だと私は思う。

だからその人に聞いてもらいたいと思った。
私が今思ってること。

でも書けずにいる。
書きたいけど書けない。
なんだか頼っちゃいけない気がしてしまうから。

友達としての範疇を越えてるような気がするから。
なんか複雑。

2002年10月22日(火)



 都会の雨

都会の雨は寒い。

こんな日に1人で部屋にいるのは寂しい。

あと何時間たてば

私をあっためてくれる人は帰ってくる?

この時間がすごく長く感じる。

早く帰ってきてほしい。

2002年10月21日(月)



 ドラマ

ドラマを見た。
昔ビデオに撮っておいたやつ。

21歳の主人公。
今、そしてこれからを生きる意味を見いだせないでいる。
でも彼は答えを出した。
この先いいことがあるのかという問いに。
自分の目で確かめて見るという答えを。
そして少しでもいい
なにか一歩踏み出す、と。
そして彼は就職し、社会人となった。

なんだか自分とダブってしまって、
すごく羨ましくなった。

だから余計自分が悔しくなった。
何もできていない自分が。

2002年10月20日(日)



 無神経

今のこの生活は無意味だって言った。
それは私が生きてくうえで。
払うものがあるからお金を稼ぎ、
死にたくないから食べて寝て、
夢や目標があるわけでもなく毎日を過ごす。
それが無意味だと思った。

彼は悔しいと言った。
俺と過ごしてるこの生活を無意味だと言われて悔しいと言った。
だけど彼が私の生活を意味のあるものにできるかといったら
それは難しいと。
だから悔しいと言った。

またひどいことを言ってしまった。
また自分のことしか考えてなかった。
また傷つけてしまった。
どうして私はこんなに無神経なんだろう。

2002年10月19日(土)



 8割

母に頼んで、最近また私が過食気味なことを昔通ってた病院の先生に話してもらった。
こっちの病院に通うべきなのか、薬を服用したほうがいいのか。
これから私はどうすればいいのか。

先生は私に対して
「自分ができることの8割ができたならよしとすること」
「ストレスの解消法が自分の体に良くないほうに向かってること」
「常に自分の体を大事にしてやること、守ってやること」
「基本的に普段自分のコントロールができているなら病院に通う必要はないし、薬の服用も必要ないこと」
を言っていたそうだ。

助言の中で自分でわかってたこともある。
ストレスの解消法がお酒とタバコという体に良くないものであるということ。
そして自分の体を大事にすること。
これは先生と面談してて何度も言われてたことだからわかってる。
ただ、すぐに忘れてしまうんだけど…

ただ、自分のできることの8割ができてれば充分という考えは私にはなかったかもしれない。
あれもこれもちゃんとやらなきゃという思いがどこかにある。
病気も治さなきゃ。
家事ももっとちゃんとしなきゃ。
バイトもちゃんできるようにならなきゃ。
そうやって自分を追いつめてるのかもしれない。

できることの8割。
それで充分。
今度からはそうやって考えるようにしよう。

完璧じゃなくてもいいんだ、って。

2002年10月18日(金)



 招待状

高校時代の友達から一通の手紙が届いた。

それは結婚式の招待状だった。

籍をいれたことは知っていた。

式の日取りが決まったのだ。

友達の結婚式に出るなんて初めてで。

自分のことのように嬉しかった。

きっと綺麗なんだろうな。

まだまだ先だけど、すごく楽しみ。

そして

ちょっとうらやましかったりもした。

2002年10月17日(木)



 


忙しすぎて頭がクラクラした。

他に特筆すべきことなし。

2002年10月16日(水)



 唯一の楽しみ

最近お酒が怖い。
今までは平気だったのに。
なぜかというと、このところ
お酒を飲む→過食する
という傾向が続いてるからだ。
そして今までは気にならなかったお酒のカロリーが気になりだした。

無趣味の私の唯一の楽しみはお酒だった。
一人で飲むのもみんなと飲むのも好きだった。

このままじゃ私の楽しみが無くなってしまう。
何か他のものを見つけなきゃと焦ってばかりいる。

2002年10月15日(火)



 どうしようもない人間


こんなにもあっけなく約束をやぶってしまう私は

もうどうしようもない人間だと思います。

2002年10月14日(月)



 誓いを立てる

朝目が覚める。
昨日の自分を思い、自己嫌悪。
そして隣りで眠る彼の顔を見る。
彼はどう思ってるんだろう?
こんな私と暮らして本当に幸せだろうか?

私の異常な行動を見て彼はどう思うのだろう
きっとすごく心配してるだろう
胸を痛めているだろう
その繰り返し。

でも
それでも彼は私に付き合ってくれる

そう思ったらすごく申し訳なくなった。
すごくいたたまれなくなった。
彼の寝顔に何度もごめんねって言って、
絶対治したいって思った。
こんな自分は嫌だし、彼に心配かけたくないって思った。
もう治したい。
だからがんばるって、彼の寝顔に誓ったんだ。


2002年10月13日(日)



 暴挙

気持ち悪くなった
食べて飲んで食べて飲んで食べて飲んで。
なんて最悪。

風邪も悪化。
治すことさえしない暴挙。
なんて最悪。

自分のことしか考えてない私。
日記もずっと書けずにいた。
また閉じこもりかけてた
なんて最悪。

でもここまできたらもう後は上にのぼるしかないでしょ。
もう充分でしょ
だから明日はがんばろうね
今日はダメだったね
でも明日がんばろうね

そう自分に言い聞かす


2002年10月12日(土)



 1人のほうが

私にとって健康な人と暮らすってこと自体が
すごくストレスのたまることのような気がしてきた。

普通の人が普通に食べて寝て
それは当然のことなのに。
それを見て、
それができない自分に対して腹が立ってイライラして。
そしてストレスが増大する。

もしかしたら私は1人のほうがいいのかもしれない
そう考えてしまう自分がいる。

2002年10月11日(金)



 無意識の中に

自分でもわからない
無意識の中にきっと意識があるんだ。

だから原因不明の過食を繰り返す。
いつもは原因があった。
なにかしらにストレスを感じ、イライラして過食してた。
でも今度は違う。
原因がわからない。
自分の意識のもとに原因を探っても出てこない。

これってけっこう辛かったりする。
そんな日が続いてる。
今日もそう。


2002年10月10日(木)



 境界

どこまでが仕事で、
どこからが自分の時間なのか。

私はあの仕事場が好きだから
バイトの後でもよく手伝ったりする。

でもたまーに、たまーにだけ
都合よく使われてるんじゃないだろうか
って思う時がある。

そんな風に思ってしまう自分がちょっと嫌。

2002年10月09日(水)



 ビリヤード

今日は彼とビリヤードに行きました。
ビリヤード好きです。
何度かやったことあるんだけどいまだに下手下手ですが(苦笑)。

2人で何かを一緒にできたのって結構久しぶりで。
よくよく考えたらまだ2人でやってないことっていっぱいあって。
なんだか日常に慣れてしまってつまらなく感じてたりしたんですが、
今日はとっても新鮮でした。

これからも2人でいろんなことしたいな
そう思った1日でした。

2002年10月08日(火)



 台無し

今日は記念日。
初めて彼に会った日。
今日で私と彼が出会って2年が経った。

そんな大事な日なのに
私はまた過食をしてしまった。

すごく大事な日だったのに。

私はそれをダメにしてしまった。
記念日を台無しにしてしまった。

ごめんなさい。
本当にごめんなさい。


2002年10月07日(月)



 眠るために。

私がお酒を飲むのにはふたつの理由がある。
ひとつはもちろんお酒が好きだから。
そうじゃなきゃ飲まないし(笑)。
そしてもうひとつは、
眠れないから。
ようは寝酒ってやつ。

彼にも言われたけど私は寝つきはいい。
すーっと眠りに入る。
でも、眠っていられない。
朝がすごく早くて。
ほんとに早い時は4時とか。
しかも私は2度寝ができなくて、
目覚ましよりも1時間も2時間も早く起きてしまう。

朝起きて時計を見て、
「あぁ、また眠れなかった」ってがっかりする。
それが実はけっこうストレスになってる。

本気で睡眠薬を飲みたくなる時がある。
でもそればっかに頼らないほうがいいって思うし、
加減を知らないから飲みすぎてしまいそうで怖いって思いもある。
だからいまだに眠剤には手をつけてない。
その代わりにお酒。
なんか、結局ダメな感じだけど。

もっと眠りたい。
「今日はよく眠ったな」って実感したい。

2002年10月06日(日)



 季節はずれの花火

季節はずれの花火をした。

花火に火をつける。
色んな色の光。
赤、黄色、白。
すごく綺麗。

あっという間に最後の1本。
やっぱり最後は線香花火だね。

あんなちっちゃいのに
ちゃんと始まりがあって、
最高の見せ場があって
そして終りがある。
それはまるでひとつの物語のよう。

綺麗だったねって2人で言って。
終わった花火を片付けた。
ちょっと名残惜しかったね。
でも楽しかった。

季節はずれの花火もいいね。
こういうのって、なんかいいね。

2002年10月05日(土)



 貴重な存在、貴重な場

今日初めてバイト先の人達との飲み会があった。
色んな事を話したし、
色んな話を聞いた。

自分が思ってたことは
実は他の人も思ってたんだってわかったし、
仕事に対する考えとかも共有できた。

だからこの飲み会はとっても貴重だった。

同年代の人達と飲むのももちろん楽しいけど
こうやって色んな話を聞けて、
親のように「それは間違ってるよ」って
私を正してくれるような
そんな存在はとっても貴重だと思った。
そんな場はとても貴重だと思った。

また、飲み会したいな。

2002年10月04日(金)



 1番の方法

帰りたいようで帰りたくない。
複雑な心境だった。
家族に会えたことや友達に会えたことはすごく嬉しかった。
でもやっぱり自分の家は環境的に悪いって思った。

それを母さんに言った時
「でもそれってここに住んでる人にとってはすごい失礼なことなんだよ」
って言われた。

確かにそうだ。
私はすごく失礼なことを言い続けてきたんだ。

私は摂食障害という病気でも
私の家族は健康な人達なんだから。
私の都合いいようにだけ物事を考えちゃいけなかったんだね。

何が1番いい方法だったのかな
私は選択を誤ったのかな。
よくわからないや。

2002年10月03日(木)



 いらない心配

いらない心配をかけている。

そんなのわかってる。

これからのことだって、
色々お金がかかることだって、
自分で責任持って払っていかなきゃいけないことだって全部わかってる。
ちゃんと払おうと思ってるし。

本来なら就職してるはずで、
「保険とかだって自分でちゃんとできてなきゃいけないでしょ」
そうだよ、そのとおり。
就職活動ちゃんとしとけばよかったって
1番後悔してるのは私自身だよ。

すごい危機感感じてる。
東京にいる時はいつもいつもいつも。
だからこっちにいる時くらい忘れてたかった。
ただそれだけだよ。

また喧嘩しちゃったね
やっぱり私たちはいつも衝突しちゃうね。
どうすればいいのかな。
ねぇ、母さん。

2002年10月02日(水)



 ロボット

こっちに帰ってきて、お父さんにお弁当を作った。
それはお母さんが作らないからじゃなくて、
私がお父さんに作ってあげたかったから。

別にお母さんの代わりをやろうと思ってるわけじゃない。
指示されて作ってるわけでもない。

私が、そうしたかったからしてるの。
だから口出ししないでほしい。
私はお母さんの言うことを聞くロボットじゃないんだよ?
私の好きなようにやらせてくれてもいいじゃない。

2002年10月01日(火)
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