**In my heart of hearts**
心の奥のこころ


2011年07月14日(木) 静かな夏

年齢のせいもあるのと来月からの身辺の変化を
控えているのとで 夏の開放感はちょっと感じられない。

若さがある時はあれもしたい、これもしようとか夢や期待という
光にきらめくのが夏のはずだったけどな。
孤独で辛くて寂しくて その分感性も鋭くて
夏に体を溶け込ませて街の中、ビルの中 華やかな
夏の服が並んでいるのを見て気持ちを高めたりした。

わたしにとってそれもあまり意味がない。
面倒で疲れるし夢がないんだよね。

この世のことも死ぬまで大事だけど 
あの世のことも興味がわく 次元という
表現のほうが相応しのか。

先祖供養とは、自分供養ではないのか・・。
生きているこの瞬間の自分をいたわることになるように
わたしには思える。 死後の親 そのまた親・・。いつしか
すべての親になるわけで・・。とりあえず何世代かの近いかった
人びとを忘れず思い出し感謝を捧げることの大事さなのか。

それはわかっている。
でも、もしかしたら 死んでしばらくの間 
その人たちは違う次元において、まだ生きていたときの延長で
次の段階へ登るまでの営みがあるように思えてきた。
やっかいだな。 死んでまた親に再開してまた親子なのか?



2011年07月07日(木) 受け止めること

受けると言う字の中に”心”が入ると愛と言う字ができる。
心を受け取る 受け入れることが"愛”だということに
なるのか。

「give untie it hurts」

痛みを覚えるほどに与えること
傷つくまで与えること 

マザーテレサの言葉があるけれど
本当に愛するということはそういうものなのだと。

与える前に その人を受け止める 受け入れるということが
先に存在するのかもしれないと思えるところがある。

何不自由なく現代社会の恩恵の中で、飢えも危険も知らないで
生きている私が 人に感謝をすることを忘れて愛を忘れて
ただずんでいるなんて おかしいよね・・。

今の自分が実践する機会を終えたときに何が待っているんだろう
心の癖もこんな発想に出てくるし・・。

始まりはここにある肉体の私の心を受け入れることからかなあ。

愛だよ 愛 心を受けるんだよ 自分の!
そしてそこから広げていくことだよ。



2011年07月01日(金) 灰色の雲

夏の香りはまたすぐ消えて
またすっぽり蓋をかぶせたような
灰色の雲を眺めている

7月に入ったとはいえまだ梅雨そのもの
今の自分にはそれがちょうどお似合いの
感覚

今月は有給消化で5日休みが増える
退職金に ボーナスにそして最後の
給料日ということになる。

お金と暇がある時には若さはないって
いうパターンにはまりそう。

  職場の図書室へ通って1冊読み終えた
 
 「愛は寿命をのばす
      体を癒すラブパワー実証的研究」
     医学博士 ディーン・オーニッシュ

以下引用===============
 食事やライフスタイルはたしかに大事だ。
しかし一番大きな力は愛と親密な関係がもつ
癒やしの力と それによってもたらされる感情的
精神的変化だろう
    =================


今の職場へ入った年の春 当時70才を超えたばかりの
父は大学の通信部へ入学している。 その父が
3年前に宮城支部のHPへコメントを投稿していた。

小さい頃に事情があって別れた父親である。

それで父のメールアドレスを知ってやり取りを始めた。
気になっているのは連れて行かれた弟のことだった
けれど しばらく平静を装った。

東京本社へ行っていることを告げられて 気が焦った。
長崎にいるからそのうちに会おうとグズグズしていた
自分への後悔が押し寄せてくる。

しかも近くには 赤ちゃんのとき以来一度も会っていない
年の離れた兄が存在しているのだ。すぐに会わせたい。

半年前に私の この何十年間かの夢は実現した。

この愛しい弟が 試練を受けていた。これは思いもよらないこと
だった。 何の不自由なく父とその新しい奥さんの家庭で
愛され 大事に育てられて エリートと呼ばれる道を歩んで
来た人。

子供心に年をとっている母親にどこか違和感を感じて本能的に
事実を悟っていたようだった。 うかつに戸籍まで目に触れさせた
父がいて 説明を強く拒否されショックだったに違いない。

反動的に無防備な結婚 悲惨すぎる相手 失った時間と財産

それから慢性の病気の苦労がやってくる。 彼は両親も伴侶も
不信のもとに愛情を手放し 一人で完治することのない病と
向き合っている。 唯一 自分の専門分野の研究をその道
一筋で好きでやれていること。

今 奇跡のように3人の兄姉弟が 出会うことができて
私がしてあげられることが”愛と親密な関係が持つ癒やしの
力”を使うことだろう。


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