心静かに

2003年01月25日(土) −迷わぬように−

暗い夜道、一人歩いて行こうとする私に
「おい、どこに行くんだ?」

森の奥深く、一人入り込もうとする私に
「待てよ、そんなとこ行くなよ」

嵐の朝、一人飛び出そうとする私に
「嵐が去るまでいろよ」


いつだって…静かな声で私を立ち止まらせてくれる
そして、私は大きな深呼吸を一つ


歩き始める道を間違えぬように…と、
少し、離れたところから
ずっと私を見ていてくれる

一人、歩いて道に迷わぬように…と、
少し、離れた後ろから
そっと私の背中に声、かけてくれる


振り返れば…
いつも貴方が穏やかに佇んでいる



2003年01月24日(金) −一緒に…−

一緒に、ご飯を食べよう
手を繋いでお買い物に行って
笑いながらキッチンでお料理
二人、横に並んで一緒のご飯

一緒に、お散歩しよう
春の小道じゃれあいながら
木々のざわめきに耳を傾けて
二人、時々キスしながら一緒のお散歩

一緒に、お昼寝しよう
同時にベットに潜り込んで
同じ毛布に包まって
二人、足を絡めて一緒のお昼寝

一緒に、お風呂に入ろう
髪も体も二人で洗いっこ
はしゃぎながらお水かけあって
二人、ふっついて一緒のお風呂

一緒に、夢を見よう
ベットの中で縺れ合う貴方と私
海の中の魚のように泳いで疲れ果てる
二人、重なったまま一緒の夢



2003年01月23日(木) −ROOM−

猫のように
ジッと丸まったままでもいられる
子供のように
声をあげて泣きじゃくることもできる
大人の女になって…
しなやかに喘ぐことさえも……

私が私のままでいられるお部屋
私に帰ることが許されるお部屋


暖かい光に二人包まれる
穏やかな春風が二人の肌をかすめる

雨音、静かに響く夜も
雷雨に声がかき消される夜も
貴方の腕の中ですやすやと眠る私
手を繋いでお散歩する夢みてる



2003年01月15日(水) −春の陽射しに−

まだ陽射し柔らかな春
お日様はちょうど頭の真上
優しい光の中に佇む
貴方を見つけるの
駆け寄る私
貴方の静かな微笑みが包む

「こんにちは」
「おう」

いつもと変わらない貴方と私
まるで昨日も一緒だったかのよう
いつものように
無邪気な子供に帰れる時間

いつもと違うのは……
同じ空気に晒されること
いつもと違うのは……
手を伸ばせば、貴方に触れられること
いつもと違うのは……
貴方とキスできること

まだ陽射し柔らかな春
優しい光に溶け込む貴方と私


 < 過去  INDEX  未来 >


ふぇい [HOME]

My追加