Mimi の映画感想記

2005年01月23日(日) アメリ

フランス映画。
ネットや日本の雑誌で、日本でもヒットしたフランス映画だと読み、見たいなあと思っていた。
でも、自国の映画以外滅多に配給してくれないアメリカにいる以上、見る機会も無いと思っていた。

それがある日、ブロックバスタービデオ(日本のTSUTAYAみたいな大型チェーンレンタルビデオ店)で大量に新作として入荷されているのを見かけ、
「へえ〜!アメリカで受けてるなんてすごい!」
と、感心した覚えがある。

結局アメリカで見る時間は無く、やっと今回レンタルして日本で見ることが出来た。

正直言ってハリウッド式勧善懲悪ハッピーエンドが好きな私には、合わないかもな、と思っていた。
ヨーロッパ映画はえてして暗い場合が多いし、難解だったりテンポが遅かったりするからだ。

でもこの映画は違った。

テンポも良いし、初めからどんどんアメリの魅力に引き込まれ、あっという間に見終わってしまった感じ。

斬新なスタイルの映画で、脚本もとても良く出来ていて面白かった。
こんなに笑わされるとは思わなかった。
良く出来たかわいらしいコメディだったと思う。
これはハリウッドでは撮らない映画だなあ、やっぱり。

個人的に一番印象に残った場面は、彼氏がアメリに気付かずカフェを出て行くシーン。
「気付いてもらえなかった、彼は行ってしまった」
とがっかりしたアメリが、ふるふるふるっととろけ、一気に水のかたまりになって
バシャーンと崩れくだける画像。

あ〜〜、これ、この気持ち、わかる!
すごい映像だわ、CGもこうやって使うと効果的だなあ、と感心した。

この監督まだ若いのかな?
次回作が楽しみだ。


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