Mimi の映画感想記

2004年10月12日(火) 愛は静けさの中に

原題 CHILDREN OF A LESSER GOD
邦題 愛は静けさの中に

ここでも邦題の鉄則、とにかく「愛」をつけときゃいいだろう、が見える。
なんでこう陳腐なタイトルをつけるのだ!

とにかくいい映画だった。
なんていうか、美しすぎて現実にはもっと壁が色々あって無理だろうなあと思うけれど映画としてはとても良かった。

聾唖学校に赴任した教師が、教え子ではないがその学校で働く聾唖者のヒロインに恋をするお話。
このヒロインが激しくて美しくて頭が良くて最高だ。
プライドも高く、でもとても傷ついた過去があるために立ち直っていない。

見ていて、ふと気付いた。

このヒロイン、本当の聾唖者で、この作品でアカデミー主演女優賞を受賞したマーリーという人なのだが・・・・・・

・・・彼女、子供番組の「Blue's Clues (Nickel Odeon)」に出てなかった!!?

確かマーリィって名前で、すっごい美人でかわいくて、でも聾唖者で、手話を教える回に出てた!!!

BJもそうだろうというが今いち自信がなかったのでナナにも確認。
やはり、マーリィという名だったという。
ネットで調べても出てこなかったが、あれは間違いないと思う。
ヘアスタイルと髪の色が違っていたがきっと彼女だ。

相変わらず綺麗で、魅力的で、とてもスマートな印象だった。

なんだか、旧知の友に会ったような気がして見ていて嬉しかった。
そうか、この映画に出ていたのか。
うん、若い時もかわいいね。すごく魅力的。
耳の聞こえる子よりも迫力があるかもしれない。

障害者を扱う映画、というのではなく、マーリィの魅力を見るためにこの映画を勧めたいくらい、彼女がかわいくてとても良かった。
普通の青春恋愛映画としておすすめしたい1本である。



2004年10月11日(月) ギルバート・グレイプ

ジョニー・デップが出てる、というだけで借りてみた映画。
タイタニックでブレイクする前のレオナルド・ディカプリオが知恵遅れの弟を演じているが、上手かったのでたまげる。
すごいなあ、ハリウッドで売れる役者ってやっぱり底力が違う。

「ショコラ」「サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督(スウェーデン出身)と聞いていたので見て納得。
同じ雰囲気の画面、良く似た色合いの風景。そして静かな人々。
アメリカ映画っぽくないなあと思ったらやっぱりヨーロッパ人の監督だったんだ。
これは彼のハリウッド進出第一作なのだそう。

ショコラでもジョニー・デップがかっこよかったけど、作品としてはサイダーハウスのほうが好きだ。
でも淡々として人々を静かに描写していくリズムは同じ。
大きな事件も派手なアクションも無く、でも確かに何かが変化するドラマ。
面白いなあ、こういうの。

ハリウッドらしく最後はハッピーなまとめだったのが救い。
これがヨーロッパ映画だったらおそらく主人公一家は離散して行方知れずになっていただろう。

ひとりでじっくり鑑賞するのをおすすめする映画。


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