Mimi の映画感想記

2002年03月03日(日) ピーター・パン Return to Never Land

ディズニーアニメの新作、といってもピーター・パンの続編。

かの名作ピーター・パンと、そこに出てくるティンカー・ベルをあまりにも愛している私としては、新作へ対する期待は無かった。
むしろ、オリジナルのピーターやティンクへのイメージを壊されることを恐れていた、というか。

しかし、今回のヒロイン「ジェーン」は、とても健気で一生懸命で、見ているうちにとても可愛くいとおしく思えてくるキャラクターだった。
ピーターと出会って、それでも信じることが出来ずに、かたくなであるその姿勢は私にも何か覚えがあるような・・・・・・・・。


今は母親役になってしまったかつてのヒロイン、ウェンディには全く魅力を感じず。

というか、昔のアニメでのウェンディのママのような、優雅さや動きのなめらかさ、自然なしぐさ、といったものがまるで無かったので、どうも感情移入できにくかったのである。
ウェンディのママは、本当に優雅で美しかったものなあ・・・・・・。
ああいう動きを、どうして再現できないかな!???
CGのテクニックとかではなくて、昔のディズニーアニメのそういった細かい動き、テクニックを今に復元できないのは何故なのか。と、思ってしまうのであった。


ティンカーベルも、相変わらずヤキモチ焼きでわがままで、とても魅力的だったのだけど。



・・・・だけど。



昔のティンクの方が、もっとかわいかった気がするのは、気のせい・・・・・・・かな????






表情とか。
動きとか。


オリジナルのピーター・パンでのティンクは、声が無くても(鈴の音だけでした)動きだけですべてがこちらに通じるくらい、饒舌なパントマイムで私達に話しかけてくれたものだけど。




ピーターは、相変わらずニブくて男の子で、ともかく成長しないおバカさんでとっても愛らしかった。



男の子は、あのくらいおバカさんでニブくて、女の子の気持ちがわからない方がかわいらしい。
彼は、成長してはいけない、成長しない男の子の象徴として、あのままネバーランドでずっと楽しくフック船長との駆け引きをやっていてほしい。
そして、ティンクも、かわいらしくヤキモチ焼きで、いつも現実世界から来た女の子をいじめる役割でいてほしい。

そして、私達女の子の役割は、ピーターという成長しない男の子がネバーランドにいること、フック船長と戦っていること、ティンクという妖精が側にいること、を自分の子供達に語り伝えて行くこと、なのだ。



「信じること、信用すること、そして、妖精の粉をかけてもらえれば、

ほら、誰だって、飛ぶことが出来るのよ!」











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