a fish called datsu -だつという名の魚-
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2004年04月04日(日) 芸術が世界を救う そしてポピュラーカルチャーの何が悪い

 というのは、当サイトで何度もガイシュツなイギリスのアーティスト、ルーク・ハインズが2枚のアルバムのジャケ写で書いてたスローガンな訳ですが。前回の日記でも書いていた著作権法の輸入権の改悪について、続きを書きます。このままではそのルークのアルバムさえ買えなくなってしまうのです。聴く権利のために私は居ても立ってもいられません。
 著作権法の改定は長い目で見て、日本の音楽文化を破壊します。
 この法律ではアジア諸国からの日本語曲の輸入盤だけではなく、洋楽の輸入盤までも規制されるようです。今のところ個人輸入はできるように伝えられていますが、これでは中小のみならず、大型のレコード店さえも倒産します。
 この個人輸入も日本政府が法律で禁止すれば、外国から取り寄せることさえ出来なくなります。
 そして日本で聴ける洋楽が減るということは、日本の音楽家(ジャンル問わず)が発表する作品のクオリティまでも低下します。日本の音楽の質が下がると言うことは、外国でも評価が下がり、ソフト印税という意味での外貨収入までもが減るのです。
 J−POPしか聴かないからいいもんとか、その法律って逆輸入版だけでしょといって、この問題に無関心だといつか、そんなの聞いてねえよ!と思うようになるかも知れない。出来るだけ色んな人に関心を持って欲しいのです。


2004年04月02日(金) 洋楽輸入盤CDを全面輸入禁止するなんて!!

 マターリと2ちゃんを見ていたら、「【音楽】洋楽輸入盤CDを全面輸入禁止にする方向で著作権法改正へ」というスレ(tp://news6.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1080874204/l50)を見つけて、心底むかついた。2ちゃんに時々あるネタかと思ったら、本当だったので腹の底から怒りにふるえた。好きなミュージシャンはあまり日本盤を出さないことが多いので、その怒りは心から切実だ。
 日本のCCCDを出してるメーカーの利権を強めるために、邦楽のみならず洋楽までも輸入を規制するようだ。そんなことしていたら、音楽業界はクオリティの低下という意味で自分の首を絞めて行くだけだ。
 この問題のリンク集としては洋楽CD輸入盤禁止か というサイトが詳しいので、一度見て欲しい。

 私は首相官邸文化庁に対して抗議のメールを出した。もしここを読んでる方々も、洋楽好きなら何らかの抗議をした方が良いと思う。

 洋楽輸入盤CDを全面輸入禁止するなんて、そんな国の文化に誇りなぞ決して持てません。好きなミュージシャンの出すアルバムは日本盤では出ていないのに。そんなことをしても、違法なネット音楽配信がはびこるだけなのに。レコード会社はともかく、末端の輸入盤の店の苦労を考えてみて下さい。中小だけじゃなく大手も潰れます。
 そしてネット配信で音楽を取ると逮捕するんですね。矛盾してます。小泉首相は真の音楽ファンとは思えませんね。規制緩和は口だけですか。オペラ鑑賞はポーズだけですか。文化省は洋楽ファンの多くを敵に回しましたね。
 次は洋書ですか。鎖国ですか。どちらにしろ最低ですね。


だつ |MAIL
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