■■■ ぽっちーの独り言 ■■■... pocchyland presents

 

 

青山のお店 - 2001年08月31日(金)

今晩、昨年9月にリニュアールオープンしたお店に久方振りに行って来た。

微増ではあるが売上げも伸びて来ているとのことで安心した。リニュアール当初は数字が伸びずどうなることかと思ったが、まあ何とか良い方向に向かっているようなので更なるステップアップに期待したい。

板長の作る料理は派手さはないがシンプルで美味い。今日も数品食べたがどれも満足いけるものばかりであった。しっかりした料理を出しているのだからもう少し頑張れば数字ももっと伸びてくると思うしそれが出来る店である。

値段もリーズナブルで畏まらずに美味いものが食えるお薦めのお店です。




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本当にうまい店 - 2001年08月30日(木)

意外とないものである・・・本当にうまい店。

雑誌に出ていたり、近所で評判の店とかで実際に行って見るとと大したものじゃないということがよくある。工事中に現場チェックに行く度に毎回違う店で昼食をとるようにしているが、本当に満足行く店はない・・・。

行列の出来ている店、いつも混んでいる店は数軒あるが決して褒められた内容とは言えない。今日も評判の中華料理店に入ったが酷いものだった。でも、いつも混んでいる。だからと言ってクライアントがこの程度の街だから適当にやればいいなんて思って欲しくはないし、やるからにはいい仕事をしてもらいたいと思う。

勿論、商売は味だけで決まるということはないのだからトータル的に捉えられた上での評価となる。しかしながら、酷すぎる店があまりにも多いのは残念なことでもある。



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上棟式 - 2001年08月29日(水)

今日は群馬のお店の上棟式であった。

午後一時半に現場に着くと屋根の骨組みまで出来ており、大まかな作業としては完了していた。合間を縫って詳細の打ち合わせなどをし午後四時半から屋根に登ってお祓いの儀式を執り行い、その後職人さん達との懇親会に移った。

てっぺんでも4メートルほどの高さではあるが結構怖いもので、傾斜面に真っ直ぐ立つと足が竦んでしまった。シマッタ!下で見ていれば良かった・・・。そしてまた下りる時が更に怖い!はしごの所まで屋根を下って行くのだが地面が見えない怖さ、向きを変えてはしごに捉まる時の怖さ・・・私は鳶にはなれない!消防士にもなれない!それ以前に高い所が本当に苦手なのだ・・・。

職人さんは平気な顔して屋根の際をスタコラ歩いているし、はしごを下るのもまるで滑り台を滑るように・・・す、すごい!絶対に真似出来ない!昔、うちの実家を新築した時には紅白の餅を屋根から五円玉と一緒に撒いたのだが、今はそういうことはしないのだろうか?結構近所の子供に混じって大人達も拾いに来ていたように記憶している。

懇親会では職人さんは意外とおとなしく、そして飲まない。みんな車で来ているという事もあるだろうが、でも昔の職人さんに比べたら豪快さはなくなっているようにも思えるが・・・。最後に施主の打った蕎麦で締めてお開きとなった。また、三本締めの叩き方も微妙に違いがあることにも気が付いた。

これから約二ヵ月半で完成であるが、細かい所での現場サイドとの厳しいやり取りなども出て来るであろう。こちらのデザイン意図と職人さんの考え方とのギャップがちょっとあるような気がしてならない・・・。



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おじいちゃん乱入 - 2001年08月28日(火)

午後から新宿のお店の打ち合わせがあった

クライアント、建築設計事務所と建築施工業者、そしてポッチーランドの4者のはずであったが・・・。待ち合わせ場所にあの元気で頑固な83歳おじいちゃんが突然やって来た。本来は1階の店舗についての区画等についての打ち合わせの予定であったが、予定外のおじいちゃんの乱入によりそれについては殆ど打ち合わせが出来ず、2階3階の住居についておじいちゃんの独演会になってしまった。

おかげでその後に予定していた三鷹のお店の打ち合わせに遅れてしまうこととなった。


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あぶない人・・・ - 2001年08月27日(月)

今日は店づくりや商売とは関係のないことについて書こうと思う。

また危険な人間による許せない事故が起きた。こういう事件が続いているからなのだろうか、街や電車の中でひょっとしてこの人は・・・というように思える人が多く目に付いてしまう。ぱっと見は普通の人でも良く見てみると挙動不審の部分が見受けられる。ひょっとしたら単なる気のせいかも知れないが、でもその逆の事も充分に考えられる。

結局自分を守るのは自分自身でしかないのだから、常に自己防衛をしなければならない。その結果どうしても見た目が危ない人に対しては自然に防衛反応が働いてしまうことになる。普通に考えればこの平和な世の中で、そして治安の良いこの国でそんなことなど考えたくはない。でも、現実として危険な出来事が日常的に起こっているし、小さな子供のいる身としては自分のこと以上に気になってしまう。

マスコミも得意の一瞬だけの視聴率稼ぎの取り上げ方ではなく、事件を風化させることなく真髄を衝いての継続した報道をしてもらいたいと思う。



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雑誌いろいろ - 2001年08月26日(日)

最近同じコンセプトで作られている雑誌が氾濫してきた。サライという雑誌を以前から愛読していたが、それを真似て作られた雑誌が増え更に表紙も似通っていて何だか判らなくなってきた・・・。ここまで真似しなくてもと思うのだが、売る側としては必死なのかもしれない。

こういう似通った種類の雑誌が他にも増えているが、でも内容の充実度は本家が勝っているのが殆ど。所詮は二番煎じだし、真似事は真似事でしかない。

店づくりも同じで以前手掛けたお店の近所に如何にも真似したな!と言える店が出来たが全然客が入っていない。そんな簡単に真似なんか出来ないよとそこの経営者に言ってやりたい。立地条件は真似した店の方が良いので何とかなるんじゃないかと思って始めたのであろうが、世の中そんな甘くはないのだ。




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南阿佐ヶ谷のお店 - 2001年08月25日(土)

昨年手掛けた南阿佐ヶ谷のお店に久々に客として行ってみた。

感想として開店当初に比べたらあらゆる面に於いて向上していた。まあ、中には全然変っていない部分もあるが全体としてみると進歩の跡が窺え、売上げも順調に伸びてきている。経営者の表情にも締まりが出てきたし、コツコツと積み上げていけばそれなりに評価される店になるのではとも感じられた。

開店前、開店当初はどうなることやらと思ったが、いろいろと努力を積み重ねて来た結果かもしれない。立地的には決して良いとは言えない・・・むしろ飲食店としては悪い立地と言えるかもしれない。でも、そんな場所でもきちんとした商売をすればそれなりに評価される店にすることは出来るのである。

要はどれだけ努力が出来るか、かつそれがお客様に伝わるかということ。本当の評価はお客様がする。


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バランス - 2001年08月24日(金)

店の規模(席数)と調理人のバランス・・・。

とある洋食店に入って感じたのだが、そこは席数が28席で調理人は1人の店である。ちょうどランチタイムだったのでそれなりに席は埋まっていて、メニュー構成はそれほど多くはないがバリエーションは豊富だった。で、どうなったかというと案の定かなり待たされる羽目になってしまったのである。

このメニューを1人で作るには結構大変であろうという予感が的中したのだが、あるテーブル席では4人の内1人分だけ先に来てその人はとっくに食べ終わっているが、他の三人の食事が出てくるまでにはそれからかなりの時間を要していた。

こういうバランスの悪いお店は効率も悪くなってしまう。特に立地的にランチタイムが店にとってピークとなる場合は尚更なことである。本来は回転させなければならないのに一回転で終わってしまうから売上げが伸びない。

確かに多く席をとっておけば多くの客を入れることが出来る・・・しかし、さばけなければ何にもならない。自分自身の力量、スタッフ構成、どの時間帯をピークとするか等をバランスよく考えてコンセプトをつくり、そして店づくりをしなければうまく稼動させることは出来ない。


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無表情 - 2001年08月23日(木)

午前中に今度新規開業される方の融資の資料をもらいにK民生活金融公庫に行って来た。

ビル建て替えに伴い移転していたのだが、地図が判り難く暑い中結構歩かされた。それだけでも嫌な思いをしたのにこれに輪をかけて追い討ちをしてきたのである。

相談窓口の受付嬢(数10年前は)に書類をもらいに来たという旨を伝えると、無表情でいろいろと質問してきたが、私は代理なので書類だけ下さいと言うとこれまた無表情で幾つかの書類を用意してきた。融資金額によって申し込む場所が異なることや、その他の注意事項をこれまた無表情で延々と事務的かつ機械的に話し続け、ちょっと反応を見たくて一言冗談を言ってみたがこれまた無表情であった。ひょっとしたら冗談がつまらなかったのかもしれないが・・・。

しかしまあ、なんかコンピューターと喋っているような感じがしてきて、普段もこういう話し方なのかな?なんて思いながら、人生本当に楽しいんだろうか?感動したり喜んだりするのだろうかと疑問がいっぱい沸いてきた。

私も独立開業の際にはK民金融公庫にはお世話になったが、面談した担当者もこんな感じであった。当時は長野オリンピックの真っ最中でジャンプ陣が逆転優勝を飾った時で、大いに感動したのと同時にこの人はたぶん何も感じたりしないのだろうなとも思った。

仕事だから・・・と言える部分もあるだろうが、結構普段からそういう人っているんじゃないかと思う。しかしながら、幸いなことにこれまでのクライアントや協力して頂いている大勢の方々の中にはそういう人はいない。

仕事は楽しくやりたいものである。そして、大勢のすばらしい方々によって支えられている私は本当に幸せ者だと思う。


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根津のお店 - 2001年08月22日(水)

本来なら今年6月に開業予定であったが年回りや方位等の事情で来年2月に延期になったお店がある。

当初、方位等を見て頂いた時に言われた地域は希望しているものとは異なり、根津に出店するなら来年と言われて断念したのだが、そろそろ物件探しに着手しようと思う。クライアントは「根津」という土地に拘りを持ち、どうしてもそこで店を開きたいとの思いが強く先送りしてのスタートとなる。でも、その分きちんとした修行が出来るということにもなる。

現在は銀座のとある有名なお店で修行していて、一度見に行って来たが結構気に入ってしまったのである。きめの細かい仕事をしているわけではなく、店も普通であるがそこの経営者の姿勢というかキャラクターが良く、それに惹かれてリピーターとなっている客が多い。

勿論出すものはきちんとしているし、経営面に於いてもしっかりとした考え方に基づいているからそういう面に於いても勉強できるお店である。

コンセプトもこれまで手掛けたお店とはちょっと志向を変えたスタイルで考えていて、今から非常に楽しみにしている。


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ねずみが通るから・・・ - 2001年08月21日(火)

久里浜でつくっているお店のオーナーから電話があり、保健所から指導を受けた内容を聞いた。

いつも通りの指導内容の中で一つだけ最近はあまり指摘されない事項があった。厨房と客席を仕切る出入り口に付く建具の事だが「下が空いているのでねずみが通るのでダメです」とのこと。要は床と建具の隙間を無くしなさいという事だが、ねずみが出ること自体がまずいんじゃないの?と思うが・・・。そして、ねずみは隙間が無かったらその仕切りの建具を乗り越える位は朝飯前。

毎度の事だが相変わらずトンチンカンなお役所仕事である。保健所の申請用の書類を見るといつも笑ってしまうのだが、冷蔵庫の種類を選択する項目の中に未だに木製や冷却方法に氷という表示が存在している。その他にももういい加減に表現方法を変えたらという項目がたくさんあるのには驚かされる。

今回のねずみの件にしてもなんか考え方が理解出来ない。別にお役所を敵に廻す積りなどないが、もう少しまともな考え方が出来ないのかな?そういう仕事をしていてやり甲斐や楽しさなど感じないんだろうと思うと悲しくなってしまう・・・。


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本当の評価 - 2001年08月20日(月)

店にとっての本当の評価はマスコミやインターネット上ではない。
それはある意味で簡単に操作できる評価でもあるからだ!
真の評価とは普通のお客様がどれだけその店を評価しているかであると思う。マスコミの噂だけでの取り上げられ方や、一部のマニアックな人間による偏った見方によってその店の評価が決まるというのにはある意味納得は出来ない。

本物の店とはそういうモノに頼らずともしっかりと評価されかつ繁盛している。要は結果が全てということ。どれだけ多くのファンに支えられているかということであり、本物の店は実際に行ってみれば一目瞭然。虚像は直ぐにバレてしまうことになる。




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模様替え - 2001年08月19日(日)

事務所の模様替えを考えている。

独立開業時に必要最低限度の仕様で用意したので家具等だいぶガタが来てしまっている。今はとても創作作業をする空間とは言えないし飽きてしまった。欲しい機材や資料もこの際思い切って揃えようかとも思うが何せ狭いのが難点である。

これまで手掛けたお店の図面や資料も整理しなければならないし、資料作りもしなければならない。やり出すと結構大変な作業になってしまいそう・・・。でも、今にも崩れて来そうな書類ファイルを見ているとそろそろ限界かな?とも思う。何れにせよ何とかしないと仕事に支障も出て来たので早急に手を打たねばならないが、じゃあ何時やろうかと考えると悩んでしまう。家具の入れ替えと書類の整理で一日、必要な資料の作成で一日の計二日が丸々かかってしまいそうだ。

気分を変えたいという事もあり何とかスケジュールを調整し早めに取り掛かりたいと思う。



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最悪のお店 - 2001年08月18日(土)

今日は体調も戻り久里浜の現場へ行って来た。

昼メシと言っても午後3時半頃になってしまったのだが、以前もリサーチした駅前の蕎麦屋に入った。入った瞬間の緊張感のない空気、ニヤついたホールスタッフの表情、清潔感のない店内・・・。

マニュアルで決まっているのか若い女性2人がパントリー出口付近に立っている。私が座った席のすぐ目の前で、見つめられているようで何となく落ち着かない感じである。ふと見てみると身体はこちらを向いているが、目線は違う方向を見ている。
だったら立つ位置を変えれば良いのに・・・と思ってしまう。マニュアルでここに立っておまけに向きまで決められているのであろう。パントリーから私の席の延長線上に入り口があるのでどうしてもこちらを向かざるを得ないのであろうが、立つ位置を変えればなんの事はないのである。

また、時間的にそんなに来店客があるわけではないので、ホールは一人で管理し残りはパントリー内に入っていた方が客としては落ち着く。3人もいられたら嫌な感じしか伝わらない。立ている時はぶすっとした表情で「ああ〜いやだなあ〜」って顔に書いてある。これでは上からここに立っていなさいと言われているから立っているに過ぎない。そして、言葉を発するときだけ表情が変わり元気な声になる。全く持って「なんじゃあこりゃ!」である。本当に感じが悪い店だ!

ホールサービスとは言葉を発する時だけきちんとすれば良いのではなく、そこにいる全ての時にきちんとしなければならないのである。一体どういう従業員教育をしているのであろうか?駅前という立地にあぐらをかいた商売をしているとしか感じない店である。昼時は場所柄集客力は凄いが、果たしてどれだけ本当にお客様を満足させているのであろうか?

で、話はまだ終わらない・・・。
かつ丼セットなるものをオーダーしたのだが、まあ最初から味など期待はしていないから覚悟はしていた。蕎麦とつゆは町場の蕎麦屋の典型的な味で、かつ丼はというと・・・・・・・・・・・・・・・・・。えっ?・・・・・・・・・・・・・・・・。
この先の言葉が出て来ない。どうしたらここまで甘く作れるのだろうか?申し訳ない食べることは出来なかった・・・。あれを全部食べれる人が本当にいるのであろうか?いたとしたら不思議である。

おぼんはベタベタ、伝票ホルダーは真っ黒に、トイレの取っ手はガムテープでグルグル巻き、自動ドアは最後まで閉まらずそこから風びゅーびゅー(給排気のバランスが悪いから)、至るところにメンテナンスの不備が見受けられる。

客を舐めた商売をしているからそういうことには気が付かないのであろう。昼間の混雑は実力だと思っているから改善などしなくてもいいと思っているのであろう。
ポッチーランドで手掛けたお店には絶対にあり得ないパターンだ。

このお店は蕎麦店の有志が集まって作った勉強会のサークル?に入っているらしい
が、その勉強とやらも私には理解できない。以前、ポッチーランドで手掛けたお店に研修会を開きたいとのことで20人位でやって来たらしいが、営業中の店でそういう事する?ということを平気でしたらしい。自分達は勉強かもしれないが廻りの他のお客様や、店に対しての配慮などこれっぽっちもない。

だから上っ面の事しか考えられないし、また出来ないから閉店したり売上が下がってしまったりしている。そして、久里浜の店のこの有り様である。

不愉快な店がまた1軒増えた・・・。
全てが最悪・・・一つだけ良いと言えるのは立地だけ・・・。




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休養とふざけた店 - 2001年08月17日(金)

今日は昨日からの体調不良により一日休ませてもらった。

打ち合わせは入れておらず、図面を描く予定にしていたので大きな影響は出なかった。一日横になっていたのでだいぶ元に戻ってきたがまだ完調とは言えない。でも、これ以上は休めないので明日からまたバリバリやらなければならない!

夜、今日中に済ませたい用事があり横浜西口へと出掛け、夕飯を地下街にある某中華料理店に入った。ホールの女性はめちゃくちゃ愛想が悪く、更に料理もまずく嫌な気分になって来た。お会計の際におつりを少なく渡され「あれっ?」と言うと「ああ、あと○○円ね」と言って残りを渡してきた。私の前に会計した客はビールを飲んでいないのに伝票には付いていて余計に請求されていた。おかしいと思い確認したら「あっ間違えた」と言っていたが果たして本当だろうか?前の客も私もこちらから何も言わなければそのままであろうし、それを良いことに意識してやっているのかもしれない・・・。

実際はたまたま間違えただけかもしれないが、続け様にミスが起こるとそうは取れなくなってしまう。以前も経験したことがあるのだが、某駅の構内にある売店で続けて三人の客のつり銭を間違えていた販売員がいた。偶々雑誌を選んでいてその光景を見たのだが、これも偶然であろうか?急いでいる時などあまりつり銭をしっかりと確認などしないし、間違えられても数十円の単位だからどおってことはない。

出来れば意識的にやってはいないということを祈りたいものである・・・


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あ、暑い・・・ - 2001年08月16日(木)

今日は午後から久里浜の現場へ行って来た。

詳細の寸法や納まりを施工業者さんと打合せをするために行ったのであったのだがとにかく暑かった・・・。じっとしているだけでも汗が滝のように流れて来るし、終いには体調が悪くなってしまった。だるさと関節の痛み・・・何か風邪をひく前触れのようであった。

夏バテ?食事はきちんと取っているが、寝不足等で疲労が蓄積しているかもしれない。エアコンの効いた部屋から暑い外へ、またその逆の繰り返し・・・。夏場はこれで結構参ってしまう人も多いはず。

明日はしっかりとスタミナ補給をしようかなと思う・・・。


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世田谷のお店 - 2001年08月15日(水)

11月オープン予定の世田谷で開業され方の物件を見に行った。

実は今日が初めてではなく3回目である。建物が変形しておりメージャーでの計測だけでは角度が上手く出せず、施工業者さんにお願いして地墨を出しながら変形している数個所の角度と寸法を計測した。全く設計屋泣かせの建物である。

こういう建物は実際の面積よりも有効面積が減ってしまう。斜めになっているところが無駄になってしまうからだ。でも、それを上手くまとめあげなるべく無駄のないようにまとめるのがプロの仕事。昨日の日記帳にレイアウトに関してのことを書いたがまさにそれである。実にやり甲斐がある区画だ!




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LAYOUT - 2001年08月14日(火)

トータルの席数は多いけど実際に満卓の状態でも稼動率が50%というお店もある。
これはどういう事かと言うと、40席あるのに4人掛けが10卓で1卓に平均2人座れば満卓でも稼動率50%ということになる。安易な考えで店づくりをしているところは4人掛けテーブルを整然と並べただけで、きちんと店づくりを捉えているところは席にもバリエーションがある。

例えば、カウンターやビッグテーブルなどを用いたりすれば効率良くお客様を座らせることが出来て稼動率も上がる。でも、不思議なのは普通に考えれば理解出来るはずの事なのに4人掛けテーブルだけを並べてしまう。暇な店なら別に構わない事だが、ちょっと忙しくなってくると売上に大きく影響を及ぼす結果となってしまう。

それだけレイアウトというのは重要なものである。だから、私はレイアウトを決めるまでに結構時間を費やす事が多い。デザインよりもレイアウトを重視する。これまで手掛けたお店の中で如何にも蕎麦屋というレイアウトや雰囲気のものは殆どない。あくまでも飲食店として店づくりを捉え、その範囲の中で許されるものを提案している。

でも、もう少し工夫してつくればもっと効率の良い店になったはずなのにと思えるところが多いのは非常に残念である。


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巷では・・・ - 2001年08月13日(月)

世間一般では今、俗に言う「お盆休み」という行事に入っているらしい。
いろいろなところに連絡を入れたら殆どが休み・・・えっ?どうして・・・と、思いながらよくよく考えてみると巷では「お盆」であった。

独立開業して4回目の夏であるが、何故かこれまでお盆に休んだことはない。まあ、休んで何処かへ行ったとしても混んでいるであろうし、それだったら仕事をするのも悪くはない・・・と思うしかないのだが・・・。

でも、たまにはゆっくりと温泉にでも入って身体を癒したい。


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行列・・・ - 2001年08月12日(日)

今日はいつも行列が出来ている横浜西口にあるラーメン店に行って来た。

他にも行列が出来ているお店も何軒かあるのだが、以前行った際には別においしいとは思わなかった。今日行ったお店も決しておいしいとは思わない・・・。でも、いつも行列が出来ている・・・。

蕎麦屋にもそういう店が多いが、本当においしいと思った店はこれまで決してなかった。行列とは一部のマニアックな人間やマスコミによって作られた虚像かもしれない。どう贔屓目に見ても旨いとは言えない店でも「おいしいお店」として紹介されているし、マニアックな人も本当に旨いと思っているのであろうか?

虚像による繁盛は決して長続きはしないであろうし、ブームが去れば忘れ去られる存在となってしまう。本物の店は虚像ではない実像の評価で繁盛していると思う。
そういう店をありがたそうに崇拝する人は私には理解出来ない・・・。



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お客様を迎える準備 - 2001年08月11日(土)

飲食店はお客様に来て頂いてなんぼの世界である。

では、お客様を迎えるための準備とは一体なんであろうか?舞台(店)と演技者(店の人)が一つになること。そして、お客様を迎えお客様の為に最高の演出を披露する。お客様の反応が思わしくない場合、何処かでバランスが崩れていることが多い。思惑とは異なる方向性に行ってはいないだろうか?開業前にいろいろなお店を食べ歩いて感じたこと、こうしたいと考えていたことなどを実際に活かしているかどうか?

「解ると出来るとは違う」・・・。これも大きく影響してくる。理屈や頭の中では理解出来ていても、それが行動となってはいないので結果として矛盾が生じてくることになる。こういう状況に陥ったお店を良い方向に持っていくのは結構大変である。小手先の手段ではなく根本的な部分を荒療治しないと厳しいかもしれない。

景気や立地のせいではなく姿勢の問題ということを理解し、如何にして良い演技が出来るかどうか台本を含め全体を再度見直してみることも大切。「食わしてやる」ではなく「食べて下さってありがとう」という姿勢をどれだけお客様に伝え、かつ感じて頂けるかどうか・・・。

お客様の立場に立って自分の店を見つめ直すことが出来るかどうかも大きなポイントの一つでもある。それが出来ていないお店は結構多いというのも事実。商売の成功・不成功の分岐点は技術的なところではなく、精神的・内面的な部分による良し悪しが大きく影響する。



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元気で頑固なおじいちゃん - 2001年08月10日(金)

今日は新宿のお店の建築施工会社さんとの打合せであった。

打合せは順調に進んでいったのだが、突然83歳になるおじいちゃんが乱入して来た。おじいちゃんといってもかつての経営者であり、店づくりや2〜3階の住居部分まで口を出してくる。しかも、言っていることの殆どは私の考え方に近く話が合うし、おまけにレイアウトまで作ってしまう。それも、店舗から住居まで!

それはそれで良いのだが、あるところで経営者(息子さん)と衝突してしまい、挙げ句の果ておじいちゃんが荷物をまとめて出て行くと言い出した。一体何処に行くの?何とかその場は納まったのだが、この先またこのようなことが起こらないとも限らない。

しかし、何ともパワフルなおじいちゃんである。そして、現役時代はもっともっと凄かったらしい・・・。


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墨出し - 2001年08月09日(木)

今日は久里浜のお店の着工日であった。

朝から解体に着手し、給排水の配管工事を進めながら午後から「墨出し」を行った。墨出しとは現場の床に原寸大の図面を描くことで、これがしっかり出来ないとそれぞれの業者さんの仕事がスムーズに進まなくなってしまう。途中で施工業者さんの監督から300ミリ程図面と違っていますと言われ慌ててしまったが、確認したところほんの数cm程度の誤差であり安心した。

向かい側の魚屋さんの従業員達は仕事そっちのけでこちらの仕事をじっと見つめ、通行人は何が出来るのかと興味を示し、まあ何処の現場でも同じであるが最後にはあっと驚くお店をつくってみせる。

それと近所の同業店にリサーチのため昼時に入った。出前併用のお店ではあるがそれなりにしっかりとした蕎麦をだしているという巷のうわさであったが、まあ本当にそれなりではあった。多分客層はバッティングすることはないであろう。




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続・賃貸契約 - 2001年08月08日(水)

以前に書いた日記の続きである。

保証人の件で結局2人起てて欲しいということになり、知人の会社経営者にお願いして再度申し込んだ。これで問題はないだろうと安心していたところクライアント、仲介業者、2人の保証人、そして私・・・携わる全ての人間が激怒する出来事が起きた!

大家の言い分は今度は「信用保証協会を通してくれ・・・」とな・・・。決して信用の置けない人ではなく、更に保証人を2人起てたにも関わらず、今度はこんな言い草である。もう迷わずお断りさせてもらった。しかし、納得いかないので仲介業者さんに聞いてみたところ、その物件を直接管理しているところが裏で何かしでかしているらしい。

仲介業者からの紹介であれば手数料が半分になるし、直接の申し込みなら満額頂ける。その辺の事もあるらしいが何ともセコイ話しであるし、そして大家も大家である・・・。まあ、そんな大家から借りても後々変なクレームをつけられるのも嫌だし、何よりこんな嫌な思いをしてまで借りたくもない!

仲介業者さんももっといい物件を必ず探すからと言って下さり、既に次の物件へとそれぞれの心は動いている。


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久里浜のお店 - 2001年08月07日(火)

今日は久里浜のお店の施工業者さんの契約に立ち会った。
立地的に耐火構造、防災設備等の完備が求められ、コスト的に最初の設定よりも多くかかってしまっているので、業者さんには無理を言ってギリギリのラインまで下げてもらっての契約である。

9日の着工で来月15日の完成引渡し、オープンは10月初旬を予定している。ここの大家さんは本当に良心的で、家賃や諸条件等を殆どこちらの要望を汲み入れて下さった。地元には無いコンセプト、デザインの店づくりとなるので大家さんも楽しみにしているらしい。




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レベル - 2001年08月06日(月)

業者さんとの打ち合わせの為に入った、とあるチェーン展開している喫茶店での出来事。

隣の席に男性三人が座り何やら大声で話し始めた。少し観察していると1人はその店の店長、1人はエリアマネージャらしき立場の人、そしてもう1人は本部のお偉いさんという顔触れ。大声で騒いでいるのはエリアマネージャであるが、店長をしきりに叱責している。店長はただ下を向いてうなずいており、本部のお偉いさんはその光景を黙って見つめているという状況が延々と続いていた。

こっちは打ち合せをしているのだが何故か隣のテーブルが気になってしまった。本部のお偉いさんが個々の店にやって来て、地域を統括するエリアマネージャが状況を説明しているだけのことだから、何処の店でもあり得ることなのでそれだけを見れば別に不思議なことではない。

では、何が問題かと言うと店のど真ん中のテーブルでそのような内輪の話しを、それも大声でするという行為自体が問題なのである。隅の方の空いている席でするとか、周りに聞こえないようにするとか普通ならそういう工夫をするべきもの。一流といわれる店では絶対にあり得ないことであり、その企業のレベルが知れてしまう。ましてや廻りに聞こえるように店長を叱るということはその店の恥を曝しているのと同じこと。

個々の店で経営者が従業員を客席で大声で叱っているという光景を客が見たらどういう気持ちになるであろうか?美味しいものもそう感じなくなってしまうのではなかろうか・・・。そして、店のレベルもその程度と思われてしまう。

そのエリアマネージャーの顔付きは巷に多い「上に媚び諂い、下を叩く」という典型的なろくに仕事の出来ない、まるで絵に描いたような中間管理職の感じであった。お偉いさんの前でしっかりと仕事をしていますというパフォーマンスをすることで自分の立場を誇示することが生きる術?・・・というタイプの私から見れば一番嫌な奴であった。

その企業はまあ大手といえばそうであるが、決して一流と言われることは無かろう
ところである。以前もこれに近い事を書いたが結構そういう光景で垣間見るものと企業のレベルは比例する。





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近所の飲食店 - 2001年08月05日(日)

最近、うちの近所に数店の飲食店が新規オープンした。

レストランバー、カフェ、和風喫茶店、ラーメン屋等であるが、感想としてはうーん・・・という感じ。それなりに意気込みは感じる部分はあるのだが、なんか中途半端というかちょっと違うんじゃないのかなあと・・・。

中途半端なショップコンセプト、デザイン、オペレーション・・・全部が中途半端であるから全体として店を見たときにもそう感じてしまう。経営者にはそれが判っていないから苦戦を強いられてしまう結果となる。

今日は最近流行の「こだわり系」のラーメン屋に入ってみたのだが、店づくりはその雰囲気を醸し出してはいるが「味」は酷かった。決してもう一度行くことはないであろう・・・。

店づくりに於いて全てがベストの状態でオープニングを迎えられることなどない。どこも課題を背負っての船出を迎える訳だが、それを分析して課題をカバーできる要素を見出し、リスクを最小限に抑えることがポッチーランドの仕事である。


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寡黙な職人 - 2001年08月04日(土)

今日は群馬のお店の打ち合わせに行って来た。

敷地内に於ける建物の位置関係の最終確認の為に施工業者さんとの打ち合せをしたのだが、当初予定していた位置では問題が出てきたので、それを如何するかを決める為にいろいろと意見を出し合い検討した。

監督であり棟梁であるIさんは打ち合わせの途中で急に黙り込んでしまった。何かまずいことでも言ってしまったのかと思い、施工業者さんの社長にこっそりと聞いてみたらいつもこんな感じとの事。黙っている間にもっと良い方法はないものかと考えていたらしいのだがその姿が良い表情をしていた。

確かに保守的な考え方ではあるが、結果としてきちんとした建築物が出来ればこちらとしては何ら問題はない。でも、良い仕事をしてくれそうという期待感が増して来た。これからが楽しみである。


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Guemveda - 2001年08月03日(金)

これはポッチーランドが手掛ける家具のブランド名である。

新規事業としてインテリア家具のデザイン・プロデュースを考えている。今まで蓄えてきたイメージを具体的に形にして準備が整い次第に別事業としてスタートしてみたい。蕎麦屋の企画・デザイン・プロデュースとはちょっと異なる部分があるが、元々インテリアデザイナーとして家具のデザインも手掛けてきているので、それを更にグレードアップさせて事業として展開させようと思う。

で、そのブランド名を「Guemveda」と名付けた。


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蕎麦屋の原点 - 2001年08月02日(木)

ポッチーランドの手掛ける店づくりはある意味で「蕎麦屋の原点」とも言える。しかし、廻り(近隣の同業者)にはそうは映らないらしい・・・。

デザイン的な面では決して蕎麦屋とは思えないものを提案しているが、ショップコンセプトとしては批判的な考え方のお店よりもむしろ蕎麦屋っぽい。どうしてそれを理解してくれないのか、または自分には出来ない悔しさなのか?

昔の蕎麦屋は「旨い酒が呑める大人の社交場的なもの」であり、和風ファミリーレストラン的な店ではない。ましてやラーメンや定食を中心としたメニュー構成のお店のどこが蕎麦屋なのかと私は問い掛けたい。「肴を抓みながら軽く酒を呑み、最後の締めにせいろを手繰る」これがポッチーランドの提案する店づくりであり、蕎麦屋の原点でもあると思う。

まあ、いろいろと批判的な意見が出るのは百も承知のうえでこういう店づくりをしているのだから別に気にはならないのだが、そういう人に限って本当は結構興味を持っていたりするものでもある。


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若おかみ - 2001年08月01日(水)

静岡・島田のお店は今日までオープンニングの立ち合いをした。

今日で四日目であるがホールを仕切る若おかみが変わってきた。トレーニングの時はどうなることかと心配にもなったが、段々に慣れてきたのと店を守るという自覚が芽生えてきたものと思う。まだまだ課題は多いが、それぞれが本気になって頑張ればちゃんと結果は付いて来るもの。

いろいろと言われることも多いかと思うが、それを払拭するくらいの気合で取り組んで欲しいと思う。それも一つの大きな課題でもあるが・・・。


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