Just A Little Day
目録過去未来


2006年11月30日(木) 夢現

懐かしい笑顔。
もう忘れたと思っていた、「胸が締め付けられる」という感覚。
触れてしまえば壊れてしまいそうで、呼吸をすれば消えてしまいそう。
ずっと消してしまおうと思って、消せなかった想い。

どんな言葉も、気持ちを表すのに適切ではない気がして、
何か言葉を発してしまえば、全てが嘘になってしまう気がして、

『・・・会いたかった・・・』

それだけが喉をついて出た。

それだけを告げ、すぐに言葉なんか要らなかったことに気付く。
背中に回った腕が、近くに聞こえる鼓動が、体温が、そう告げていた。

胸が苦しい。
そうか。「セツナイ」って、こんな感覚だっけ。
懐かしい体温に、目を閉じた。














目を開けると、昨日と同じ部屋。
台所に立つ母。
切なさだけが胸のまんなかで脈打っていた。






あれ?どこかでこんな感じ・・・
そっか。
「冷静と情熱の間」の再会シーンに似てた。

でも、あの切なさは本物だった。


2006年11月29日(水) モラトリアム

違うの。
帰りたくないわけじゃない。
でも、淋しいから帰ってきて欲しいわけじゃないんでしょう??
結局、家政婦ですか??
あなたが大変なのもよくわかる。
でも、大変だから帰って来いなんて、なんだか納得出来ない。
納得したくない。
これってあたしの我儘ですか??


2006年11月20日(月) GRAPEVINE@代官山UNIT

注>ネタバレしまくりです。知りたくない人は読まないでくまさい。
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
----------------


行ってきました。久々のバインです。
今回はClub circuitなので、かなり濃い選曲でした。
服装は

田中:黒の襟付きシャツ、ジーンズ(多分)、黒に白いラインのスニーカー
西川:グレーの幾何学模様の襟付きシャツ、足元は見えず
亀井:紫の柄シャツ、下は見えず

めずらしい!!亀ちゃんが襟付きシャツ着てる!!
そして最後まで脱がずに長袖でがんばりました。
そして兄貴がオシャレサンでした。
田中氏は相変わらず細い!!

んで、1曲目。
アルバムも出てないし、なにやるかなぁとドキドキしてたら、

「壁の星」

!!しーぶーいー!!そうきたか!!

んでもって、3曲目が「スロウ」だったのですが、この曲が出た頃から現在までの自分の生きてきた道(というと大げさですが)を思い返し、随分遠くまで来た事を思い知らされ、涙が止まらなかった。

「巡り会う度に溺れて 見失うたびに胸焦がしてた」

1曲の間に色々考えてしまいました。号泣。

で、「discord」の後に「Our song」
・・・脱水になりますよ。どんだけ泣かす気ですか?!

でもね、「スロウ」「Our song」「ぼくらなら」を聴いて、気付きました。
ちょうど前日から今月末まで、実家に来ていて、彼氏とプチ別居中で。
あたしの気持ちもギスギスしてたんだなって。
優しさを忘れていました。


ま。そんな話はさておき。
とにかく濃い選曲だったのよ。
だって、シングル曲ほとんどやらないし、新旧織り交ぜだし。
「Tinydogs」とか「Kingdom come」とか「B.D.S」やっちゃうんだもの。


新曲は2曲。なんかかなりいい感じに毒づいてた。
「♪悪魔をツガイで飼って増やして売りさばく」みたいな歌詞が印象的でした。

「FLY」「大脳機能日」「エピゴーネン」もやりました。

んでもってアンコールは「Paces」「SUFFER THE CHILD」って・・・
濃いライブだね。

タナカサン、半笑い多かった。
アニキも半笑い。
亀ちゃんはコーラス時、半目(笑)
3人とも「してやったり!」って顔してたね。


2006年11月18日(土) THE BACK HORN in渋谷公会堂

すごい。
久々にすごいライブを見ました。
すげぇよ、ばっくほーん。
踊りまくりました。

会場の雰囲気も良くて、ファンもみんな熱くて可愛らしくて、マナーも良かった。
何より、かっこいい!ばっくほーんは男前!!
久々にロックを感じたライブでした。
演奏もうまい!!
本当に久々に熱いライブでした。
山田、歌うまいっす。
鳥肌が立ったり、涙が出たりしたのは久々です。
全身全霊で唄う姿は、本当に「命懸け」でした。
熱いよ!すごいかっこいいよ!

本編ラストの「キズナソング」、胸に届きました。
最近子供の自殺ブームですが、ばっくほーんのライブを見て欲しい。
死ぬ前にライブに行け!と思いました。

新曲「声」もロックだった。
気になるのは「舞姫」という曲。
近々ライブレポ書きたいっす。忘れないうちに。


2006年11月15日(水) 悪夢

母からの電話で妹の死を告げられた
全身の力が抜けて、不意に足元に開いた穴に吸い込まれるような錯覚
その場に座り込んで、動けなくなった。
震えが止まらない
涙は一滴も出なかった。

帰宅した母は何故か洗濯物を干しながらあたしに告げた。

「死んだのは二日前の台風の時だって。でも、本当は去年の9月に死んでたみたい…。」


目覚ましの音がして、そこで場面が途切れた。


…夢…??

あまりにリアルで、声を聞かなきゃ安心出来ず、電話をしてしまった。

寝惚けた声で妹が出た。


2006年11月09日(木) Swing

 ふたりはきっと確かな時間重ねたはずさ
 もうここから生まれるものはないだろう?

何気なく聴いたポルノの曲。
ぐっさり刺さって動けなくなってしまった。
鬱々としている昨日と今日。

毎日怖い夢に追いかけられる。
ゆうべは殺人鬼。その前は狂犬。
毎日毎日。

今日は何もする気になれない。

『フォー・ウエディング』という映画を観た。
ヒュー・グラントの出ている、4つの結婚式の話。
結婚て何だろう?
映画の中で、
「同棲して会話が無くなり、その沈黙に耐えられなくなった男が求婚する。
 それで再び会話が戻る。結婚とはそういうものだと気付いたよ」
みたいな台詞があった。

今日も明日も、きっとあたしは動けない。
映画を観終わって、そう思った。


2006年11月06日(月) 捏造

記憶力なんて無責任なもので
あたしの中でどんどん美化されていく
過ぎたことは美しく
厭なことは思い出さない

あたしの記憶に捏造された「彼」は
夢の中で「完全体」として生きている

自分でも気付かぬ深層心理が疲れたとき
自分でも気付かぬ悩みがあるとき
「彼」は夢に現れる

始まりも終わりもなかったから
淡い憧れのままだから
あたしの中の「彼」の記憶は美しいものばかり

本当の「彼」は
今どこで何をしているのでしょう

知らなくてもいい
知らないままでいい
これからもずっと


みくり |MAILHomePage

My追加