「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2002年03月31日(日) 花吹雪

ひざの上のマルが、
「おかあちゃん、外見てごらん。」
というので、窓の外を見る。

桜の花びらが散っている。

「おかあちゃん、今日は、外は、雪やなぁ。」


かわいくて、抱きしめた。


2002年03月30日(土) 1ダースの幸せ

朝からキッズエアロビの人数あわせに呼ばれる。
いつものアンパンマン体操をはりきって踊るマル。
インストラクターの声よりも早く、
音に反応するマルがたのしい。
マル、アンパンマン体操、ほんとにすきねー。
「うん!」
久しぶりにできて、よかったね。

先生にサヨウナラしたら、もうお昼。
どうしよう。買い物行きたかったんだけど。
行こうか。でついでにお昼も外で食べちゃおうか。
「うん!」
「ボク、チーズバーガー!ピクルス抜いたの〜!」
「ミーもー!」
マルは、チョコレートのかかったドーナツ。
おいしいねー♪
「うん!」

ばら売りのクレヨンを買いに文房具コーナーを見ていたら
モックンが隣のおもちゃコーナーで、
自分で組み立てるトミカのリモコンを眺めてブルーになっている。
「はぁ。これ、欲しいけど。2880って書いてある。」
うん。3,000円だね。消費税入れて。
「買って・・・・・くれへんよな・・・・・。」
うん。
「・・・はぁ・・・。あ!ボクの貯金箱に、入ってるので買えへんかな!」
あんた、ちょこちょこベイブレード買ってるからねえ。足らないかも。
「・・・はぁ・・・・。」

少し、メロウなモックンをなだめながら、
天気がいいのでそのまま桜を見に行く。
河川敷の公園に車を停めてぶらぶら遊んでいると、
足元にクローバーを見つけた。

あ。みっけ。四つ葉のクローバー。

ホレ。と、モックンに見せる。
「なに、それ。」
四つ葉のクローバーっていって、これ見つけて持ってると
幸せになれるって言うんだよー。

「えっ!」

モックン、しゃがんで一生懸命探し始めた。

わたしは小さい頃から四つ葉のクローバーをひと目で探せる人だった。
なんでかはわからないけど、
呼んでるような気がして目を凝らすといつでも目の前に四つ葉が揺れてる。
久しぶりに探したけど、やっぱりその感覚は一緒だった。

モックンに、一つ見つけて教えてやると、
嬉しげに摘んで
「今度は自分で探すからな!」と、クローバーの上を行ったり来たり。

ミーもやってきた。
「おかあちゃん!ミーのは!」
は、ハイハイ、あんた自分で探さないのね?
またひとつ見つけてミーにも摘んでやる。

四つ葉摘みはきりがないんだけど、
ぴた。と見つからなくなる。
神さまがもう今日はこれくらいにしとこうか?
って言ってるみたいに見つからなくなる。

神さまに今日はおしまいって言われたので、
車に戻って、メモに、摘んだ四つ葉を押し花にする。

そのまま帰らずに今度はおばあちゃんとこに。
おばあちゃん、孫達に久しぶりに会えて、お小遣いを下さった。
「お花見の屋台で、たこ焼きでも買い。」
ひとりずつに、100円玉を5枚。
ありがとうー。
おかあさん、にこにこと、「今日はいい日やわ。」
孫って、うれしいんだなぁ。血つながってるんだもんねぇ。
自分の血を継いだものなんだもんねぇ。嫁とは違って。
また連れてこよう。
大事にいただいたお小遣いをポケットに入れて、いとこ君のいる実家に寄る。

いとこ君のうちではお泊り会が夕べあったとかで中学生が4人。
このお兄ちゃんたちが、みんなやさしい。
どうしたらこんなにやさしい子に育つんだろうと思う。
小さなモックンも入れてもらってゲームキューブ。
ミーはちゃっかりカッちゃん兄ちゃんのひざの上。

買ってきたドーナツを差し入れて、お兄ちゃんたちとおやつ。

嬉しい気分で一日遊んで、うちに帰る。

母、結構へろへろでうちに帰ったら、
お隣マダムが、
「こないだもらった、カレーのお礼ー。」
と、鍋いっぱいのマカロニグラタンと、焼きたてのパンのおすそ分けをくれる。
今日、料理教室の手伝いだったんだね?
おつかれ、おつかれ。ありがとう〜♪
任せろ、イスカバーと、上靴袋は縫ってあげるね。

モックン貯金箱をひっくり返して中身を数える。
やった!
さっきおばあちゃんにもらった500円足したら、買える!
「おかあちゃん!買えるよ!買いに行こう!買いに行こうな!」
あらまぁ。よかったねぇ。うん、今度ね。


もらったグラタンで晩ご飯にして、ドラえもんスペシャルをみんなで見ながら、
押し花にした、四つ葉を数えてみた。
みんなで12あった。


うん。
今日は、1ダースくらい幸せだった。


2002年03月29日(金) もうすぐ4月

モックンの新学期用品と
ミーの新入学用品と
マルの進入園用品の
一斉点検をする。

小学校で使わないものを保育園用にまわしたり、
折れたクレヨンを補充したり、
粘土を新しいのに詰め替えたり、
名前が消えてないか確認したり、
あー、三つもあると、混乱するなぁ。

あと足りないものは明日買いに行こう。
青いクレヨンと緑のクレヨン、ピンクのクーピーと、
マル用の先の丸いはさみ。
それから、赤白帽。給食用のマスク。
イスカバーと、新しい上靴袋も縫っとかないと。

リビングに、お道具箱を広げていると、
もうすぐ新しい生活が始まるんだなぁ、と思う。


ついでに子供お勉強コーナーも、模様替え。
ガラクタばっかり積み上げてある机周りを片づけて、
一年生で使った教科書とドリルを紐でくくる。
4月から使う学用品をまとめる。
電気スタンドのコードをまとめて、壁にコード押さえで打ち付ける。
うん。すっきり。
これで十分よね。学習机は買わなくて大正解だったなぁ。

きれいに片付いて設営されなおした自分用の机で、
モックンとミーは、今日の分の春休みの自主勉をした。
ミーちゃん、ひらがなの書きとり3ページ。
モックン、漢字の書きとり2ページ。

自分達専用のコーナーで、得意げに勉強して、
花マルをつけてもらったあと、
新しいブックスタンドにちゃんと練習帳を立てて片づけた。

環境、環境。
ふふふ。
環境って大事ねぇ。

新しい4月が来る。がんばろう。




▲ モックン・コーナー

   ミー・コーナー ▼




2002年03月28日(木) 晴れた。

天気がいい。
おやつを持って、公園に行こう。

春休みで、いつもの芝生公園はものすごい人。
遊具のところは小さい子も大きい子も入り乱れて遊んでる。

モックンは買ってもらったばっかりのコロコロコミックをひなたぼっこしながら読んでる。
ミーとマルは、家から持ってきたシャボン玉。

フーと吹いてると、ふわふわ飛んでいったシャボン玉をつぶしに男の子が集まってきた。
見ると、ミーの保育園の同級生くんたち。
「ミーちゃんや!」
「ミーちゃんなんでこんなとこにおるの!」
久しぶりに会ったなかよしくんたちは、
ミーの吹くシャボン玉をてのひらで割るゲームをはじめた。
おもしろいねえ。
シャボン玉、ぼくにもさせてって、誰も言わないんだねぇ。
当番が決まってるように、ミー、男の子4、5人に囲まれて彼らのためにシャボン玉を吹く。

ミーはなかよしくんたちと遊びに行ってしまったので、
マルさまに付き従う。

マル、なれた場所だからか、ちっとも怖じずにあちこちと激しく移動する。
すべりだいに、うんていに、砂場にぶらんこに。
少し前までは、「おかーちゃん!いっしょに!」ってうるさかったのに、
ちょっと目を離すと、ダッシュで違う遊具にチャレンジ。
ドコだドコだ?と探してる間にかなーりはなれた場所でひとりで遊んでる。

はー。楽になったなあ。

モックンがマンガを読み終えてシャボン玉を吹いていると、
ご近所友達君があらわれた。
「おにごっこしよう!」
広い広い公園をいっぱいに使っておにごっこ。
ミーも入れてもらって、子供たち6人でおにごっこ。

相手してやらなくても勝手に走り回って遊ぶ子供たち。

今がいい時期なのかもー。


2002年03月27日(水) わたしがおばあちゃんになっても。

「おかあちゃん、おかあちゃんのおかあちゃんは、おばあちゃん?」
ミーがご飯を食べながら、聞いてきた。
「そう。」
「おとうちゃんのおかあちゃんは、おばあちゃん?」
「うん。」
「おかあちゃんはおばあちゃんになるの?」
「なるよ。」
「いやや!」
「いやでもなるもん。」
「おばあちゃんにならんとってほしい!」
「なんで?」
「死ぬもん!」

へー。そんなこと考える年になったかぁ。

「死ぬのは当たり前やしなぁ。」
「死んだらいやや!」
うーん。

「でもなぁ、ミーちゃんが大きくなって大人になったら
きっとおかあちゃんはそんなにいらんくなると思うよー。
いまおとうちゃんやおかあちゃんはおばあちゃん達と暮らしてないやろ?
ミーちゃんも大人になって別の場所に住んで
自分のこと自分でできるようになって
おかあちゃんよりもうんといろんなことできるようになって、
何でもおかあちゃんにしてもらわんでもいいようになってくるねん。
死んだら悲しいけど、死んでも大丈夫なように
ちゃんとなんでもできるように大人になるから大丈夫ー。」
「別に住むん?」
「うん。」
「ミー、近くに住む。」
「ボクもー。」
モックンまで。
「い、いいよ、遠くに住みなよ。」
「イヤ。毎日ごはん食べに来る〜♪」


おかーちゃんが、おばあちゃんになってもかい!


2002年03月26日(火) エレキテル〜〜〜〜!

「エレキテル」とは、
我が家でのトップレベルのおしおき技である。

「早く片づけないと、エレキテルよっ!」

「お風呂にはいらんヤツはエレキテルだっ!」


エレキテルの元ネタは、
言わずと知れた吉田戦車の平賀源内であるが、(いや、誰もしらねぇって。)
いわゆる、「電気あんま」のことである。

まだまだ、体が小さくて、四の字やさそりで固めるわけにもいかないし、
かといって、ブレーンバスターや、パイルドライバーはダメージが強すぎる。(するなって。)
せいぜい布団にバックドロップ程度しか許されないお子様にとって、
エレキテルはたいへんな脅威である。


モックンがお片づけをしないでマンガを読んでたので、
「エレキテル〜〜〜〜〜〜!」
とおしおきしたら、
「うひー!」と笑い転げながら逃げ出して、慌てておもちゃを片づけだした。

その横で、ミーがわざと寝転がって、だ〜らだ〜らしている。
「おかーちゃーん!ミーが片づけへん!」
実は自分もエレキテルして欲しいミーなのだ。
しかたないなぁ、してやるか。と思って立ち上がったのだが、
一足早く、モックンがミーに「エレキテル〜〜〜〜〜〜!」


おお。


学校で、はやったら、いいのにな♪



2002年03月25日(月) 通知表

モックンの終業式。
一年生、終わり。

通知表は3段階評価。

「よくできた」
「できた」
「がんばろう」

言葉はかわっても私たちの頃の、
「A」
「B」
「C」
と、変わらないってことだろう。

オール「よくできた」は、生活と、図工。
オール「できた」は、音楽。
国語は「よくできた」のほうが多いけど、
算数は「できた」のほうが多い。

ま、私の子供らしい、通知表でした。

通知表と一緒にもらってきた学校便りに
「通知表を見ても、やみくもに子供を叱るな」と、書いてあるのが笑えた。


2002年03月24日(日) ワンピースにしなさい。

ヒゲ君が、映画を見に行こうという。
ふ〜ん。

上映スケジュールをプリントアウト。
ヒゲ君の見たい洋画と、子供たちの見たいマンガの上映時間差約一時間。
朝第一回目の上映は両方とも10時40分から。
じゃ、これにしよう。

ほれ、急げ!行くぞ!ヒゲ!(子供たちはとっくに用意ができている。)
「置いてかないでよぉ〜。あーめがね忘れたよ〜ぉ。」
字幕スーパーだっつってんのに!根性で見なさい。根性で。

チケット売り場でヒゲ君、「ボク、ロード・リングー!」
・・・・・・わかったから、ポップコーン買って。

ポップコーンとジュースとホットドックを買ったヒゲ君、
よいしょ、と全部私に渡すと、その中から自分のコーラとホットドックだけを大事にかかえた。
「じゃ、ここでー。」
とチケットをもぎりのおねいさんに渡す。


・・・おいおい。アンタ、シアター5で、私たちシアター8。
途中まで一緒なんだけど。
ていうか、ちょっとそこまでコレ持ってくれないの?ね?ね?

「だって!もう始まっちゃうもん!」
だーかーらー!!10時40分同時に上映開始だってばーーーー!

ジュースとポップコーンを片手でかかえ、
残る手で、ミーとマルの手をつなぐ。
ミーが小指を握って、マルが親指を握る。
モックン、ポスター読んでちゃダメよぅ。行くわよぅ。

ヒゲ君はひとり小走りに先を急いでいる。
・・・・・もどってきた。

「きゃおちゃ〜ん。ぼく、ドコ?」

・・どこへでも行け!とは言わずに、後ろの右側のシアターを指差す。
「アナタ、5。」
「えへへ、わかれへんかった〜。」
えへへじゃないっ。


子供たちを連れて、東映マンガフェアを見る。
ああ〜、ドラえもんよりゃマシだぁ。
モックンもミーもワンピース大好きなので大喜び。
結構笑いのツボ押さえてるし、いい映画かも。
絵もきれい。上等のマンガだ。

マルはひざの上でひたすらポップコーンを食う。
音が怖くなってくると、耳に人差し指を突っ込みながら、
それでも、スクリーンを見ている。

終わる間際にマルちゃんおしっこ。
モックンとミーに、終わってもここにいてね、と言ってトイレに連れてゆく。
セーフ。
よかったね、間に合って。たくさんジュース飲んだもんね。

トイレから戻ると、上映が終わっていた。
モックンとミーのとこに行かなくちゃ。
あら。
ミーちゃん。
「おかあちゃ〜ん。終わったから、出てきたよ〜。」
あらまぁ。
自分のジュースとマルのジュース、ポップコーンと、お子様イスをひとりで抱えて、
人混みの中をここまで出てきたの?
えらいねぇ。おりこう、おりこう。
モックンは?
「おかあちゃん、面白かったなぁ〜。」
モックンも残りのジュースをすすりながら出てきた。
二人とも、ちゃんと自分で帰って来れてえらかったわねぇ。
えらい、えらい。

ゲームセンターで遊んでから、本屋でみんなで立ち読みしていたら、
携帯が鳴った。
「いま、どこ〜?」
「本屋ー。」

ヒゲ君のロード・オブ・ザ・リングの感想は、
「ヘンな映画やった!あんまり長くて、ぼく途中でおしっこ行ったよー。」





・・・・・・・ね。・・こんどから、あなた、マンガまつり見なさいよ。ね。ね?


2002年03月23日(土) 篭城

ミーが押入れにこもってしまった。

「もう、ミーは絶対ココからでーへんからなっ!」

原因はマルとモックンが、ミーにおもちゃを貸さなかったからとかで。

モックンが言い返す。
「じゃあ、寝るときどうするん!」
「ココで寝る!」

「じゃあ、パジャマに着替えるときは?」
「パジャマここにあるもん!」

「ご飯は?食べへんの?」
「こそこそって降りていって食べてすぐ戻る!」

「おしっこは?」
「こそこそってすぐ戻る!」

「出てくるんやんか!」
「・・もうモックンとは口きかん!」


たいへんなご立腹である。

「ミーちゃん、じゃあさ、おとうちゃんが帰ってきたときに、
おかえりーってそこから言うのー?」
「うん!」
「そこから、目ぇだけ出して、おかえりーって?」
「うん!」
「・・おとうちゃん、そんなんいややと思うけど。」
「でも、ミーは、ココで暮らすっ!」


そこにヒゲ君が帰ってきた。
「ただいまあー!」

「おかえりー!」と、押入れを飛び出したミーは、
だだだだだだだ!と階段を駆け降りて、
「おとうちゃん!ミーは押入れにおるから!押入れで暮らすから!」
「ななななな、なんで??」

そこで、ミーはあることないことおとうちゃんに言いつけた。




やっぱ、ミーちゃんて、敵に回せない♪


2002年03月22日(金) おかあちゃんがいなくても。

ただいまーと学校から帰ってきたモックンが慌てている。
「今日はシューちゃんちに集合!」

大急ぎでチャーハンをかき込む。
「いっへきまーす!」

「ああっ!ミーも!」
「マルも〜〜!」

おいおい、ダメだよダメだったらー。
お兄ちゃんのおともだちんちについてっちゃダメだよぅ。

あ。
マル、ダッシュ。

しょーがないので、戸締りをしてあとを追う。

モックンの同級生のシューちゃんはうちの常連さんで、
うちに来ても、モックンとベイバトルしてるより
ミーとおままごとしてる方が長いくらいなので
ミーがシューちゃんちにお邪魔するのはセーフだけれど、
マルは。
マルはどーでしょ。
困るわよねぇ。遊びにきましたーじゃ。

行ってみると、モックンとシューちゃんは仲良くゲームをしていて、
ミーとマルはシューちゃんのお兄ちゃんにかまってもらっていた。

あやや、それは申し訳ない。おにいちゃん、つまらないでしょ。
連れて帰ろうとしたら、シューママに止められた。
「たまにはいいじゃない。置いてきなさいよー。お兄ちゃんも結構喜んでるし。」
なつき上手のミーの手に早くもお兄ちゃん落ちたか。(笑)

じゃ、3時まで、とお願いして3人置いてうちに帰る。

3時になっておやつを持っていってマルを連れて帰る。
「ゴメンねー。長いこと。おかげで通園バック縫えちゃった。」
「おりこうだったわよー。ミーちゃんはもう少し遊んでるってー。」

マルは遊びつかれたのか帰ってすぐにお宝毛布にくるまって寝てしまった。

そか。
おかあちゃんいなくても、
お友達のおうちに遊びにいけるようになったのかー、マルー。

保育園、行くんだもんなぁ。もうすぐ。

マルが、赤ちゃんじゃなくなった日だった。


2002年03月21日(木) プリクラ

ゲームセンターに来たわけではなくて、
電気屋さんに来たのに、
電気屋さんのご用がすんでも帰れない。
二階にゲームセンターがあるのだから、
ゲームセンターに行くものだと思っている3人。

ヒゲ君は昼ご飯のときに飲んだイタリアワインが効いて
もうねむねむだ。

おとうちゃんが眠たいからおうちに帰ろう、といって帰ってもいいのだけど、
このままうちに帰ったら子供たちすねる。
すねて暴れて、眠たいおとうちゃんにからんで結局怒鳴られる。
私もまだ買い物がしたくもあるし。

「車で寝てる?」
「うん。1時間したら、戻ってきてナ〜。」

ということで、ヒゲ君は駐車場に買ったばかりのアドバンスのソフトと
子供がもってきたアドバンスを持って戻った。

なんとなーくおとうちゃんに気を使いながら
「ゲ、ゲームセンター・・・・」といっていた子供たちも
「はよ、行こ!」とミッションチェンジ。

ゲームセンターで、100円ずつ握り締めて
マルはキティちゃんのぬりえ。
ミーはキャンディつかみ。
モックンはエアホッケーを選んだ。

エアホッケーはモックン対ミー・母の勝負。
母にはマルが行方不明になる前に呼び戻すと言うハンデがつく。
モックン、「あははは!あははは!」と笑いながら打ち返す。
全然狙ってないのでゴールに入らない、入らない。
母も手加減しないので点差18点。20対2。
3人で大笑いして汗をかいて、
なんとなくみんな満足したし、帰ろっか。

「おかあちゃん!プリクラ〜!」
ミーとマルが二人でプリクラの前で動かない。
プリクラねぇ。
母子4人のプリクラ。

なんでいつも母子4人なんだろうなぁ。
今日は父も一緒に来てるのに。
偶然会ったご近所のご家族も父が一緒だった。
奥さんに「お父さん、仕事?」と聞かれて、
「ううん。酔っ払っちゃって眠いからって車で寝てるのー。」って言ったら、
彼女は「え!」またアンタは!と、何かいいたげに、眉根を寄せた。
うん。言いたいことはわかるよー。

なんで私はそういうことを許しちゃって、平気なんだろうね?

眠い人を連れまわすのはかわいそうだ。
でも、家族で買い物に来て飲みつぶれちゃ困るんだよね。

映画でも見ようよと言うからそのつもりだったのに、
映画どころか、ひとりで子守だよ。
あ。映画でも一緒か。私は子供とドラえもんか。


いいのかな。これで。
ヒゲ君の幸せはイコールで私の幸せにつながってないみたいな気がする。



・・・プリクラ一枚でそんなに思いつめなくてもいいんだけどね。



2002年03月20日(水) ありがとう、さようなら

ミーの保育園の卒園式。
素敵な式だった。

保育証書の授与では、担任の先生が泣きながら一人一人の名前を呼ぶ。
壇上に上がった子供たちは、みんな制服が小さい。



しっかりしたなぁ。
大きくなったなぁ。
証書をいただいて、キュ!クルッ!と角を曲がりながら
自分の席に戻ってくる。
最後の最後まで先生の仕込みが効いている。

子供たちの成長した姿も、
園長先生のお話も、
嬉しい気持ちいっぱいでにこにこと見守る。

ミーちゃん、大きくなった。
次の新しい春が待ってる。うれしいね。
うれしい気持ちでいっぱい。

お話がみんな終わって、恒例の「おもいでのことば」。

子供たちみんなが舞台に上がり、
保護者席に向かって大きな声で、思い出を話したり、歌ったりする。

♪いーつのーこーとーだかー おもいだしーて ごーらん〜 ♪
「3年前の春、ぼくたちわたしたちは保育園に入園しました。
新しい制服、名札、初めて見るお友達や、先生、うれしい気持ちでいっぱいでした。」

子供たちの声は大きい。
たくましくなったなぁ。と思う。
カンペもなく、すらすらとパート分けされた「おもいでのことば」を暗誦する。
見ているうちに、泣けてくる。
自分の卒業式では泣いたことのない私なのに、
あんなにふにゃふにゃだった子供たちが、
こんなに立派になって目の前にいる。
大きな声で、最後の発表をしている。


♪きみは そらより たかい こころを もっている
どんな そらより たかい こころを もっている
だから もうだめだなんて あきらめないで
なみだをふいて うたってごらん

きみのこころよ たかくなれ
そらよりたかく たかくなれ
きみのこころよ つよくなれ
うみよりつよく つよくなれ




ふいてもふいても目がかすむ。
子供のこころはどんどん、たかく、つよくなってゆく。
もっと、うんと先に、行きなさい、子供たち。


♪ありがとう さようなら せんせい 
しかられたことさえ あたたかい 
あたらしいかぜに ゆめのつばさひろげて 
ひとりひとりが とびたつとき
ありがとう さようなら せんせい

ありがとう さようなら みんなみんな
ありがとう さようなら みんな



子供たちがみんなで手を振る。

親の手を離れて、進む子供たち。
行ってきます、と、遠くに進んでゆく子供たち。
進んで歩いていけるようになった子供たち。

凛々しい子供たちになみだぽろぽろ。


ありがとう、さようならと手を振って、
ミーは卒園した。



2002年03月19日(火) 自転車のしあわせ

天気がいい。
朝から自転車でおつかいの旅。

ママチャリの前の幼児イスにマルを乗せて、
おしゃべりしながら自転車でゆく。

ご機嫌のマル、お気に入りのアンドロメロスの歌を歌う。
「あんろろめっろすーーめろっすーめろっすー♪」

よく晴れてるし、
自転車で出かけるといろんなもの見つけられるし、
マルはきげんよくかわいい声でおしゃべりするし、
腕の中にマルをずっと抱っこしてるみたいな姿勢でこぐ自転車。
風が気持ちいい。
マルかわいい。
おうちに帰りたくなーい。

こんなしあわせも、あと3週間。

保育園なんかいつでも休んでいいのよ、マル。
自転車の前に座れるうちに、もっと二人でいろんなとこ行こ。


2002年03月18日(月) ぞうさん

夕飯を食べて、あとはお風呂に入って寝るだけとなった。

そうそう、その前に、明日の朝出す、小包梱包。
と、ビニールテープを出したのがいけなかった。

キラーン!と、ミーの眼に火が入ってしまった。

「おかーちゃん!!これ、つかってもいい??いい??」
と言いながら、握り締めている。ダメっていえない。
「い、いいよ。」

ミーの創作魂に火がついた。
古新聞を束で物置から引きずり出し、
ビリビリビリー!と裂き始めた。

ひぃ。
せっかくご飯の前に片づけといたのに。

モックンもマルも黙ってない。

モックンは新聞紙で剣を作り、
マルはとにかくめっちゃくちゃに破き始めた。

モックンとマルが作っては遊び、作っては遊びしているのに、
ミーはわき目も振らずになんだか大作を作っている。
大きなボールに2本、ツノのようなものがくっついた。
オニ?ウサギ?
あ。
増えた。ツノじゃないんだ。4本になった。
ひっくりがえして、おお、なんかの胴体だ。
なんか後ろ足を怪我してるみたいな妙な立ち方だがちゃんと自立している。

モックンとマルが新聞紙の刀でちゃんばらをはじめた横で
黙々と紙を切り、丸め、貼り付け、完成。

「おかあちゃん!ぞうさん!」



最後にハナがつかなきゃ何かわかりませんでした。



2002年03月17日(日) ミーちゃんが作ってくれたおにぎり

お昼ご飯に何しよう。

「唐揚げ!」

おっけい。
ご飯、おにぎりにしようか。

「ミーが作る!」

お茶碗にラップを敷いて
ご飯をよそって
茶巾に絞るおにぎりを
ミーが、みんなの分作ってくれました。

「ミーが作ったから特別おいしいわー。」
「ふふん!」

普段小食のミー、
大いばりで一番大きいおにぎりをペろっと平らげました。

「また作ったげるわ。」

おかあちゃん、
作ってくれるよりも
そうやってたくさん食べてくれる方がうれしいんだよ。
また作って。
作ってたくさん食べて。




2002年03月16日(土) ビンゴ

立食パーティーに子供を連れておよばれ。

夜の会なので、子供たちが眠たくなる前に
途中で抜けて帰ろうと思っていたのに、
受付で、ビンゴカードを渡されたモックン、
「・・・おかあちゃん。ビンゴや。」
「うん。でもビンゴまでいられないかもしれないよ。」
「ボクは、おるで。」

あ、そうですか。

おいしいお料理がたくさん並ぶ。
子供たちも好物ばかりで大喜びでたくさんいただく。

大人ばかりの会なのだけど、機嫌よくおにいさん(あえて、おにいさん)方に
かまってもらえて、そこそこ機嫌もいい。
母も、久しぶりにお会いする方たちと、お話ができて嬉しい。
最後までもつかも。子供たち。

・・と思ってたら、マルが寝た。
「モックン、マルが寝たー。」
「うん。」
「帰ろうか?」
「な、なんでっ!?」

帰れないか。そうか。

もうミーとふたりでさっきからずーっとビンゴカードもって、
司会のお兄さんに催促モードだ。

やっと、ビンゴが始まった。

モックンかぶりつきである。
このビンゴはボクのためのビンゴのようである。
でもモックン、こういうクジ系のものにとてーもヨワイ。
逆に強いのが、ミー。

次々とリーチが出て、ビンゴが出る。
山と詰まれていた賞品が残り少なくなってゆく。

「ビンゴ!」
私の隣に座っていたミーが、ビンゴ。
大きなぬいぐるみをもらう。

モックン、司会のお兄さんに詰め寄る。
「早くー!早くー!」

とうとう最後の4人になった。
大人は、あはははー当たんないよーぉだが、
モックンはマジである。
最後まで当たらないんじゃないかという、緊迫感が
司会のお兄さんはじめスタッフサイドにこりゃまずいよ感をもたらしはじめている。

「65番!」
「やったー!!」
ガッツポーズのモックンに、会場から拍手。
大きなゲームをもらって、ぴょんぴょん跳ねるモックン。

よかったー。
モックンが大泣きしたら、申し訳なくてー。
母、ハラハラしてました。


2002年03月15日(金) レオになるらしい。

トイレにこもっていたら、
小さな足音が聞こえてきた。

「おかーちゃん。」

はい。

「どこー?」

・・・・・トイレ。

キィと、トイレのドアが細く開いてマルが覗き込む。
にー、と嬉しげにおしゃべりスイッチが入った。

「見てー!ぽく、ウルトラレオ!」

あ。うん、ミーにつくってもらったレオのお面かぶってるんだ。

「うん!しょーやよ!ぽくなぁ、大きくなったら、ウルトラレオになるんやもん!」

レオになって、なにするの?

「かいじゅうやっつけるんさ!」

えー、危ないからやめときなよー。

「だいじょうぶ!みんなおるんやもん!」

みんな?

「ウルトラレオやろー、セブンやろー、エイティやろー、ウルトラ母やろー、
父やろー、タロウやろー、ウルトラお兄ちゃんやろー、アンドロメロッスもおるんやでー。」

あんなビデオ見せるんじゃなかったなあ。すごいマニアックな名前が入ってるー。

「メロッスはなぁ、白いのがつよいんやで!」

そ、そか。

「お兄ちゃんは、ピンチのときに助けてくれるんやで!」

そ、そか。じゃあ、マルは、ウルトラきょうだいになるの?

「ウルトラレオになるんさ!」

気に入ってるのね。

「おかあちゃんは、ウルトラ母になっていいよ!」

嫌だよ。あんな髪型。
お二階行って、テレビ見てきたら?(おねがい、正念場なの。ひとりにして)

「う〜ん。こわいテレビがはじまったんさ。」

え、なに?

「セーラームーン・・・・・。だから、おおきーく、おおきーくなったらレオになるんさ!」




マルちゃん、セーラームーンが怖くて、レオにはなれないと思います。
それに、そんなに大きくならないで欲しいです。
そして、おねがい、ドア閉めて。


2002年03月14日(木) 寝かせてくれてありがたいが。

頭が痛い。
寝ちゃお。
子供たちはご近所のお友達のうちに遊びに行っている。
今のうちだ。

くー。

バタン!
「たーだーいーまー!」
「おっじゃましまーす!」
「おかーちゃーん!?」
「あれぇ?おらんのかなぁ?」

どた。ばたばたばたばたどたどたどたどた。
ガラッ。

「おった〜。寝てるー!」
「ほんまやーどしたんー。」

・・・・・・ア、アタマイタインデス。

「ふ〜ん!」
「下であそぼー!」
「うん!」
「行こう!行こう!」

どたどたどたどたどたどた。

「あーのどかわいたなー。」
がちゃん!
「あっジュースがあるー♪」
「ちょうだーい!」
「ちょーだーい!」
「ぼくもー!」
「はいはい〜コップを持って並んでください〜♪」

「あっ!これなにこれなに??」
「あー、ミーが今日もらったホワイトデーのお菓子さー♪」
「食べよう!」
「ちょうだい!」
「ちょうだい!」
「ぼくもぼくもー!!」
「はいはい〜クッキーはいかがですか〜?クッキーはいかがですか〜?」
「くださーい!」
「くらさーい!」
「ぼくもー!」


「あっ!砂場でケーキつくろっか!」
「うん!」


「うわーどろどろやー。」
「わっ!足もすごいよー。」
「ほんまや!」
「お風呂行こう!お風呂!」
「うん!」
「うん!」

どたたたたた!バン!
ザー・・・・・。
「きゃー♪」
「ひゃ〜♪」

「そろそろ帰るわ〜。暗くなったきたしー。」
「あー、ほんまやー。」
「じゃあ、またなー!」
「うん、まったねー!」

バタン。ガチャ。



・・・・・すっごく、下に降りたくない・・・・。





2002年03月13日(水) もったいないけど、おいしい。

昨日アイスが買えなかったことを、
執念深いうちのお嬢さんはしっかり覚えていた。
(代わりに肉まんを買ったことは覚えてはいない。)

「アイスゥ〜。」

う、うるさい。
でも、アイスねぇ。
そうだ。新しくできたアイス屋さん、
いつも女子高生が並んでるアイス屋さん、
ちょっと、行ってみようか?

「うん!」

変わったアイス屋さんである。
まずバニラアイスかフローズンヨーグルトかを選ぶ。
その次に何種類もあるフローズン・フルーツの中から3種類選ぶ。
ミーが、バニラアイスで、イチゴと、パイナップルとリンゴを選んだ。
お兄さんがドリルのついたミキサーに凍った果物とすくったアイスを投入。
スイッチオン!
どががががががががーーー!
機械の下からクリーム状になったアイスがでてくる。
お兄さんがそれをコーンに巻いてソフトクリームみたいにしてくれる。

うはー。すごー。
おっしゃれー。
16歳以下は食べちゃダメーな感じのアイスー。

でも、そういうわけにもいかず、
モックンは、フローズンヨーグルトで、イチゴと、キウィと、パイナップル。
マルは、バニラで、イチゴと、バナナと、パイナップル。
母は、バニラで、ライチと、パイナップルと、クランベリー。

4人でなめながら、ぶーらぶーら、うちに帰りました。


2002年03月12日(火) 肉まん・アンまん♪

スイミングの帰りにアイスが食べたいと、ミーがぐずり始めた。
ロビーの自販機のアイスを車の中で食べたい!

もってのほかです!

「ダメー。」
「買ってぇ!」
「じゃ、おうちの近くのコンビニで買ってあげる。
おうちに持って帰って食べなよ。」

「イヤッ!」

もう、何を言っても、買ってェ買ってェ買ってェ!

「ダーメ。」

ぎゃひーん!!と泣き出したミーを車に積んで家に向かう。
運転席の後ろで背後霊のようにべそべそ泣かれてたーいへん気分悪い。

「アイス・・・・・ゥゥア・・アイスぅ・・ううぅ・・。」

うーるーさーい〜。イライライライライライラ。

うんざりしながら、コンビニに車を停める。
「マルが寝ちゃったから、おかあちゃん、車で待ってるからね、
アイスでも、おやつでも、好きなもの買っておいで。」

しーんとして、すすり泣きしか聞こえなかった車内が俄然活気づく。
とばっちりを恐れて息を潜めていたモックンも、
「ガ、ガムでもいい?いい??」と、やっと笑顔だ。

105円ずつ小さな手に握らせて、
「1・0・0円のものまで買えます。ようく考えて買うのよ。」
と送り出す。
さっきまで泣いていたミーも大急ぎで袖で顔をこすって店内に入っていく。

あ。
ミー、アイスがどこにあるかがわからない。
ちょうど頭の高さのフリーザーだからなぁ。
マル、よく寝てるし、ちょっと店内に入って「ミー、ここよ。」と声をかけてやろうか。
そのときモックンが入り口のドアから顔を出した。
「おかあちゃん、肉まんでもいい?88円やから買えるねん♪」
「いいよ。モックン、ミーにアイスの場所教えたって。そこの入り口はいったとこ。」

せっかく二人でドキドキ買い物してるんだし、ジャマせんとこ。

あら。
モックン、わかってない。
あらららら。行き過ぎた。箱売りアイスの前で悩む二人。
違うってばー。うー。うー。イライライライラ。

む。
何を買うつもりだろう。

あ。二人とも、肉まん買ってきた。

「ただいまー。」
「何買ったん?」
「ボクがアンまんでー、」
「ミーは、肉まん。」

ごっきげーん。

・・アイスは。
アイスはよかったんかい。
ゴキゲンの二人と、
結局イライラのおさまらない母であった。


2002年03月11日(月) お花のケーキ

モックンあそぼーと、ショータくんが。
ミーちゃんあそぼーと、サーちゃんが。
マルちゃんあそぼーと、ユーくんがやってきた。

うちの中で、外で、入り乱れてにぎやか。

ショータくんとミーが庭で花を摘んでいて、
マルとサーちゃんは砂遊び。
モックンとユーくんは二階でラジコンを走らせている。

いいなぁ。こういうの。

みんながそれぞれに気の合う友達と機嫌よく遊んでる。
年齢も、男の子も女の子も、混じりあって遊んでる。

モックンやショータくんたち小学生は
「ダンシ」だの、「チビとは遊ばない」だの、そろそろ言い出す時期だけど、
こんなふうに、いろんな層のお友達と仲良く遊べるのっていいと思うなぁ。


モックンとユーくんも庭に出てきた。
みんなでなにか、一生懸命作り始めた。

「できたー!」
「おかーちゃん、見て見て!」

わぁ。
お花のケーキ。
6人ともどろどろ。

3歳から7歳まで、機嫌よく夕方まで遊んで帰った。



2002年03月10日(日) 着替えて寝なさいよ。

夜、ただいまー、と帰ってきたら、
み〜んな服を着たまま布団を蹴っ飛ばして寝ていた。

小さい順に寝かせなおして、布団をかけた。
マルは、いつものお宝毛布をちゃんとそえて。
ミーは、お気に入りの水色のマクラで。
モックン、重たくなったなぁ。よいっしょっと。

一番大きいヒゲ君は、動かしようがなかったので、
そのまま、がばぁと布団をかけた。

ていうか、あなた、そんな寝かたしてるってことは、
子供より先に寝たわね?



(※注:ヒゲ君は夫です。夫なんです。泣)


2002年03月09日(土) 自転車に乗って。

天気がいいので薬局まで自転車で行こうか。
モックンは自分のマウンテンバイクに。
マルはままチャリの前に。
ミー、ママチャリの後ろに乗ってー。

「ミーは自分の自転車で行く!」

えー。ムリムリムリー。

「行くっ。」
言い出したら聞かないのは親譲り。

やっと乗れるようになった補助輪ナシの16インチの自転車は
さすがに怖いとみえて補助輪つきの12インチの自転車を引っ張りだした。

うはー。それで往復2キロいくの?
やめといたらー?ねー、やめようよ〜。

「行くっ!」

行く気満々。
行ってみるか。

モックンが先頭を行く。
真中をミーが小さな自転車に乗って飛ばす。
後ろから、ガンバレーガンバレーと声をかけながら自転車親子がゆく。

ミー、一生懸命、こぐ。
ペダルを一生懸命踏む。
私が24インチの自転車をひとこぎする間に、
小さい、小さい車輪をくるくるくるくる回して
一生懸命前に進む。

がんばれ、がんばれ。

歩道の段差に乗り上げる。
こけそうになって足をつく。
それでもまだこぐ。
こぐのをやめない。
がんばってる。

てっきり途中で音を上げて自転車を放置する羽目になると踏んでたのに、
ミー、がんばってる。

薬局に到着。
買い物を済ませて、また来た道をペダルをこいで戻る。

がんばれ、ミー。

ミー、はぁはぁいいながら、こぐのをやめない。
ペダルを踏み外しても、
こけそうになっても、
小さな小さな14インチの自転車から降りない。

がんばれ、もう少しだ。

がんばれ、がんばれ。
がんばれ、ミー。

ぐらっと、私の自転車のバランスが崩れる。
振り向くと後ろの座席でマルが眠りこけている。
う、うわぁ。
もう絶対ミーを助けてあげられないよー!

片手で後ろ手にマルを支え、
片手でハンドルを切りながら、
がんばって走るミーの後ろをじゃまにならないようにゆっくりゆっくりついていく。

モックンはもうとっくに先に行ってしまって、
ミーが先頭だ。
がんばれ、ミー。

やっと大通りの角を曲がった。
家が見えた。
あと少しだ。
ミーの自転車のスピードが上がる。

「着いた〜ぁ!」

がんばったー。
がんばったなぁ。ミー。

満足げなミーは汗かいたぁと、Tシャツを着替えた。

弱音吐かなくなったミー。
かっこよかった。


2002年03月08日(金) かまいすぎなのか??ほんと??

モックンは小学校に、
ミーは保育園にちゃんと行ったので、
昼間、マルと二人きりである。

マル、久しぶりのおかあちゃん独り占め。

おひざの上で一人だけ遅い朝ごはんを食べてから、お買い物。
お買い物の間はずうっと手をつないでるか、抱っこ。
帰ってきてからひなたでお昼ご飯。やっぱりひざの上で。
そのあと抱っこでお昼寝。
起きたら絵本。おひざの上で抱っこしてなでてもらいながら何冊も。
お兄ちゃんとお姉ちゃんが帰ってきて一緒にお友達のうちに。
お友達のうちでも遊ぶのはおかあちゃんと一緒。
抱っこしてもらって、くすぐってもらって、
ずーっとかまわれている。

四つん這いになってマルをおなかにしがみつかせて
「おサルの親子〜」ってっやってたら、
それを見たお友達ママが、
「そんなことするから、保育園に行けへんねん。アンタとこの子は。」
「なんで。」
「家のほうが楽しいもん。」

・・・・一日こ〜んなことして毎日が終わっていって、
したいことがな〜んにもできなかったりするんで、
ワタシ的にには、あんまり楽しくないんですけど。
か、かまいすぎってことなのーーー??



2002年03月07日(木) なんちゃって風邪

モックンが頭痛。

あちゃぁ。私のインフルエンザがうつったかなぁ?
熱はない。
おなかも下ってない。
いつもの偏頭痛かなぁ?

「モックン、一晩寝て様子見て、それでもダメだったら明日はお休みしよう。」

お休みしよう・・お休みしよう・・・お休みしよう・・・・・お休みしよう・・・・(リフレイン)


朝起きてきたモックン、休むと決めていた。
顔色もいいのに。頭痛もしてないのに。熱もないのに。

お着替えしなさいと言ったらとたんに、
「うっ!歩くと頭が痛いよう!」
・・・・学校まで車で送ってあげる。
「うっ!げほっ!がほっ!げほげほ!」
・・・・どうあっても休む気だな。

1年生4クラス中3クラス学級閉鎖してるし、
じゃ、今日はお休みして様子を見ましょう。

大事な息子に熱出してもらっちゃ困るのよ。
(↑母、日曜日遊びに行くから。)


2002年03月06日(水) 愛護団体お断り

ミーの保育園のお別れ遠足。
アッカンベーをするゾウアザラシのいる水族館に。
普通は水槽の中にいるのを見るだけの海獣くんだが、
ここの水族館では水槽の前にゾウアザラシ君が出てくる。
柵も何にもないただの野天の地べたにえっちらおっちら出てくる。
でてきて芸をする。
ローカルならではのダイナミックな演出だ。

帰ってきたミーに、ゾウアザラシ大きかった?と聞いたら、
「うん!乗ったよ!」

・・・・・え?
乗った?

「うん!クツ脱いでゾウアザラシの上に乗った!」

・・こわ〜〜〜〜〜!

「みんなで乗った!」

!!

「あ、一人づつだけど、みんなで乗った。」

やっぱり、あそこのゾウアザラシは普通の水族館とひと味違う。
ゾウアザラシって言うか、経営姿勢って言うか。


2002年03月05日(火) ボクの晩ご飯♪

モックンがウキウキしている。
おかあちゃんが倒れて寝ていて、
台所には
「ドラえもんカレー」と、
「カップラーメン」と、
「ポケモン茶漬け」が買ってある。

「ボクなー今日学校で、みんなに
『今日のボクんちの晩ご飯カップラーメンやねん!』
って教えたった〜♪」


そんなに喜ばれるとおかあちゃんフクザツー。


2002年03月04日(月) 筆談

おかーちゃんの声が出ない。
なにゆってるんだかわからない。
こいつは困った。

おかーちゃん、マルの「せんせい」出してきた。
マグネットのボードにマグネットのエンピツで、
「おやつたべるー?」と書いた。
ダイビングのインストラクターのようだ。

「うん!フルーチェ食べたい!」

(いいけど、つくらないとないよ)

「つくるー!つくってもいい?」

(いいよー)

モックンがすらすらと読んで妹達に聞かせる。
「いいって!」
「やったー!」

「ボクが混ぜるー!」
「ミーが混ぜるー!」

(モックンが牛乳はかって、ミーが混ぜて。)

「あ、そっか、ぼくが牛乳計る当番な!」
「み、が、ま、ぜ、て。あーうん!ミーが混ぜるー!」

「ぽくはっ!ぽくはっ!」
マルにはできたフルーチェを入れるガラス容器を持たせる。

「できたー!たべてもいい??」

(いいよ)

「いいって!食べよー!」

ミーも聞く。
「たべてもいい??」
(いいよー)
「い、い、って!」

マルも聞く。
「たべてもいい?」
( ○ )
「やったー!」


筆談、結構いけるかも。



2002年03月03日(日) どっちが迷子

おとーちゃんの買い物にみんなで行く。
子供たちにはあんまり楽しくないお店ばかり回るので飽きてきた。

モックンはずーっと、
「たいくつーたいくつーたいくつーーー。」
といいつづけながら母と一緒に売り場を回る。

ミーはとりあえーず、
「あっ!これ買ってー買ってー!あっあれ買ってー買ってー!」
といいつづけながら父と一緒に売り場を回る。


ハタと気がつく。


マルがいない。
父と母お互いに「あれっ!連れてないの?」
監視フリーになったマル、どこで何しているのやら。
「マルー!」
呼んでも返事もない。
泣いてる声もしない。
どうしよう〜。

あ。いた。
機嫌よくひとりで歩いてきた。
「マル!」
「おー。おったおった。」

こっちのセリフじゃ。


2002年03月02日(土) 彼女は地軸

「おはよー。」

マル。おはよ。

「朝にしてあげたよー。」

?してあげた?

「うん。ポクが寝ると朝がくるんさー。」


  


マルのまわりを地球は回る。


2002年03月01日(金) ハッピーバースデイ・ミー。

ミーの6歳の誕生日。保育園はもちろんお休み。
一日、ミー・スペシャル・デー。

お誕生日のプレゼントにお買い物に行こう、ミー!
「うん!!」

なにかの記念日のたびに
おもちゃが三倍速で増えていく(=3人分)のに辟易して、
お誕生日にはおもちゃは買ってあげないとお約束をしたので、
おもちゃ以外のもので。

春から小学校のミー、新しい春物のお洋服なんてどうだ。
お下がりじゃなくて、新品で学校に通おう!どう?
「うん♪」

ミーの目にとまったのは、デニムのミニスカート。
大きなシルバーのバックルがついたベルトでラップスカート風に着る。
脇にゴムが入ってるのでヒップハンガーみたいだがちゃんと腰で止まる。
かわいい。
ミーも母もこのスカートに一目惚れ。
んじゃさ、これに合う長Tも買おう。買っちゃおう。
ミーがくすんだピンクのかわいいプリントTシャツを選ぶ。
うん!いい。
「着てみる〜。」
よし、試着だ。
上下合わせて着て見る。
めっちゃかわいい〜〜!!ミー!あんたかわいいよ!(バカですバカ親です。)

入学式に履いてく白いサンダルも探そう。
ないなぁ、サンダル。
あ。サボ。
かわいいなぁ。上品な刺繍入り。
「これにするぅ!これ買ってェ!」
よし、買っちゃえ!うわぁ!高い〜。(17センチなのに4,900円!)
ひー。でも買っちゃえ!今日はお誕生日だ!

上から下までカンペキ。
さっそくおうちに帰ってミニ・コギャルになったミーは、
ミニモニ便箋にお手紙を書き始めた。

「おかあちん おたんぞうび ありがとう」


いえいえ。
こちらこそ。ありがとう、ミー。
おめでとう6歳。


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