「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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| 2000年12月31日(日) |
おかーちゃんのこと。 |
おかーちゃんは、おかーちゃんだが、おかーちゃんだけで生きていくのもどーかと思う。
結婚して、子供を産んで、住み慣れた土地を離れて、 友達がひとりもいない、ここに引っ越してきて、 話のできる大人は夫と夫の家族だけ。 かなりへこんだし、へこんでる場合ではなかったし、 しっちゃかめっちゃかに毎日を送ったなぁ。
子供をおっきくするのは、おかーちゃんの腕次第だ。 そりゃ、おかーちゃんだけでなんでもかんでもできっこないけど、 一番深く、長く、強く関わるのはおかーちゃんだ。
おかーちゃん、しっかりせなならん。 でもおかーちゃんもまだまだ人生途中。 おかーちゃんである前に、きゃおるそのものが人生面白がらなアカンのちゃう?
自分のスキルアップって、自分しかでけへん。 おかーちゃんモードの自分も、 嫁さんモードの自分も、 素の自分が、ベースやねんから、 そこがレベルアップせな、 ちっともおもろないっ!
でも、子供をないがしろにして、自分だけ面白がるのは、やめようと考えた。 これは夫に対しても同様。
ここで以前の私はあきらめていた。 子供がいるから、いけないとか、できないとか。 子供との毎日に、くたくたの自分を、しょうがないと慰めてた。
ネットで再会した友人達は、みんなが「らしくない」と、喝を入れてくれた。 ネットでいろんな人と知り合いになって、加速がついた。
2000年。 自分を取り戻した年。
来年もよろしく。
| 2000年12月30日(土) |
なんなら、弁当も詰めるぞ。 |
「ぎゃう〜〜〜〜!」 ミーが泣いている。 「もう、モックンなんか、バカ!」 「ミーのほうがバカ!」
怒り泣きするミー。 母は年賀状の宛名入力をしながら聞き耳だけ立てている。 父は、新聞を読んでるので、しらんぷりだ。
だーれもなだめにこない。 だーれも、ミーちゃんのこと、かわいそうって言ってくれない!
「ぎゃおう〜〜ん!!」 泣きながらミーは家出を決意した。 こんな家にいてやるもんか! パジャマのままで玄関に走る。 カギがかかってる。 上のロックにまだ手が届かない。 取っ手をつかんで垂直登攀にアタック! なかなかロックがはずせない。 がちゃがちゃがちゃがちゃ!
父が気がつく。新聞から目を離さずに、 「ミーちゃん〜、何してるの〜、かえっておいで〜。」 「いーやっ!」 「お外寒いよ〜。」 確かに寒そうだ。 半開きのドアから入ってくる空気がお部屋とぜんぜん違う。 ファンヒータの前で泣こうかな。
ここでおかーちゃんの一言。 「みーちゃ〜ん、ジャンパー着ていきなさ〜い!」 「ぐぅっ」 つまるミー。 父とモックン大爆笑!
やっぱり、こんな家、出てってやるう!
マルが母の言葉に反応して、慌ててミーのジャンパーを持ってくる。 「ネ〜ネッ、バンパ、アイッ!」 「こんなんいらんわっ!」 「パブイカヤ、バンパ、アイッ!」(寒いからジャンパー、ハイ!)
出てかなきゃいけないのか!ほんとに! ヘコミ第2波がくる直前に母登場。
「寒いやろー、おかーちゃん抱っこしたろー。」 「あうーん、おかーちゃーん!」 「ホットミルクのむ〜?」 「ココアにしてっ」 もう何で泣いてたのか、忘れてしまった。
ほほほ。 ややこしくしたくないときの、テクですの
「か〜かっ!」 にこにこしながらマルがきた。 「イヌゴッコしよ?」 「いぬ?」 「イヌゴッコ!」
ミーが最近お気に入りのごっこ遊びがイヌゴッコ。 イヌと、おかあさんが、中心メンバーで、 その時々のお友達によって、 バブーちゃん(赤ちゃん)や、ハムスターや、チコリータや、海賊などが加わる。 マルも入れてもらえることが多いので、 「イヌゴッコ」は、なんだかよくわからないけど嬉しい遊びらしい。
「いいよ。かーかは何になろうかなぁ。」 「かーか、にゃあにゃ!」 猫? 「マルは?」 「ぶんは、わんわん!」
そこで、かーかにゃあにゃは、コタツで丸くなりました。 ラクチン、ラクチン。
| 2000年12月28日(木) |
ダメ母でも、未来をになう。 |
モックンに昨日のダメージは、残ってないらしい。 遊びに行ってくる〜と出かけてしまった。
昨日のことは夫にも相談してみた。 「どう思う?もうアタシ最低。」 「そうやなぁ。まじめに子育てしてると そういうこともあるんじゃない? でもなー、それで我が子を信じられなくなったら モックンにとってよくないよ。」
そりゃそうだなぁ。
って、それだけ? 「弁当は?あ、フロントガラス、バリバリに凍ってる!湯、かけて!!」 車のフロントガラスに風呂の残り湯をバケツでかけて霜をとる。 「いってきまーす。」
あたた。こういう時相談にのってくれたらありがたいのになぁ。
世の中のパパさんたちは、 仕事で精一杯。
子育てはたいへん。 この子達が大きくなって、 次世代をになう。 未来はこの子達がになう。 未来は子育て現場の母の肩にかかってくる。
未来をよくしたくて、政治や経済を動かす人 にはできないことも、 母はしなくてはならない。 「未来を動かす人たちの育成」 男たちはわかってるのかなぁ。
それをまかされるのが、母一人ぼっちでは、 つらいやなぁ。
今日はことのほか寒い。 モックンは誰も公園におらんかった〜! と帰ってきた。 退屈していると、シューちゃんが遊びにきた。 でも年末は忙しい。 シューちゃんもお呼びが来て、帰っていった。
つまんなさそう。
「おかーちゃん、しゃぼんだましたいー。」 「あー、ないわぁ。」 といって、気分転換に買いに行かせて見ようと思った。 「100円ショップに買いに行ってみる?」 「うん!」 うまい具合にマルはお昼寝中だ。
「モックン、ミーのこと置いて来たらアカンで? 一緒に行って、一緒に帰っておいでよ。」 105円ずつ持たして送り出した。
兄妹二人で行くのは、初めてだ。 普段の遊び範囲より少し出たとこにその店はある。
母の思っていた道とは違う方に走っていく。 窓拭きをしながらはらはら。
しばらくして、モックンはシャボン玉、 ミーはパズルを買って帰ってきた。
「おかーちゃん、秘密の近道してきた〜!」
なるほど。 母親の思い通りになることばかりじゃないものね。 この子は自分で成長しているわね。
がんばっていこう!
| 2000年12月27日(水) |
しんじるこころ(その2) |
謝って、うちに帰って、説教タイムだ。
「モックン。何でウソついたの。」 「・・・・・・・・。」 「凧の話もウソとちゃう?」 「凧は、ほんまっ!」 「信じられへん。」 「ほんまーーーっうおおんっおうー!」 「・・・・あのな。ウソつくってこういうことやねん。」 「?」 「ほんとのことまで信じられへんようになるねん。」
「モックンな、ひどーいウソついてん。 ウソは痛いねん。 ついたあなたも胸のとこキュって痛いけど、 ウソつかれたのがわかった人はもっと痛いねん。 痛くて痛くて、『しんじる心』が壊れるねん。 いまおかーちゃんの中の、モックンをしんじる心は、壊れてしもたん。 そやから、もっくんがほんまのこというてもしんじられへん。」 「いーやーやっ!」 「嫌やよなぁ。でも壊したんモックンやねんで。 これは治るんやろか。どうしたらええと思う?」
目に涙をためて、考える。 「あたらしく・・・つくる・・・。」 いいこという!と内心思う。 「どうやって?」 「・・・・うれしいことをする・・・。」
なるほどなぁ。
「モックン、大人もな、よくウソつくねん。 ウソはな、絶対にあかんわけじゃないんやで。 ついたらアカンもんばっかりじゃないねん。 ちょっとむつかしいなぁ。 でもな、絶対ついたらあかんウソって言うのもあるねん。 おかーちゃん、今回の『自分のやったことを友達のせいにするウソ』は アカンと思う。」
ウソは絶対につくな!とは言えないと思った。 大人はもっと嘘つきだ。
「おかーちゃんは、あんたのおかーちゃんやから、 あんたをしんじる心の種は、まだある。 でも、お友達にはないよ。 一回壊れたら、なおらへんことのほうが多いのよ。 おかーちゃんも、今は、もうこなごなや。 あんたが壊したんやから、あんたが育てなしかたないと思う。 がんばって育ててな。」
二つ約束した。
「失敗しても正直に言って、相談する。」 正直に言って謝れば、怒られる代わりにどうしたらいいか 一緒に考えてもらえるから。
「ついたらアカンうそを覚える。」 楽しいウソまで禁止にはしない。 でもしんじる心を壊すようなウソはつかない。
ウソは絶対つくな!とはいえなかった。
へたくそな子育て。 私間違ったことをこの子に教えたのかなぁ。 口で言うだけじゃダメなのかなぁ。 0点の答案が帰ってきたような気分。
この親は子供にも聞く。 「おかーちゃん、子育て間違ったんやろか。」 「まちがってない。」 「おかーちゃんなーわからんのさー。 あんたが嫌な大人にならへんように、手伝ってるつもりやけど、 ちゃんと手伝えてんのかなぁって。 一緒に考えてなー。」 「うん。」
つくづく未熟な親。
| 2000年12月26日(火) |
しんじるこころ。(その1) |
ただいまーとモックンが帰ってきた。
なんだか暗い顔。 どうしたのか聞くと、今まで一緒に遊んでいたレー君にいじわるされたそう。 凧で遊んでたんだけど、僕には少しだけしか貸してくれなかった。 いつもシューちゃんには貸すくせに、僕には貸さない。 レー君は意地悪い。
うー。 どっちもどっちだと思うけど。 レー君は、確かにモックンに意地悪いときあるけど、 かまって欲しいときにしてるのを母たちは知ってる。 お互い様だよ。
「それでな、ボクの双眼鏡のキャップをどぶに捨てたった。」 「えっ?」 「ボクからとって、へへーっ!捨てたるぅって捨てたった。」
またか! レー君はドブにモックンの大事なものをこれまでにも捨てている。 貸してもらいたいのに貸してもらえなかったおもちゃとか、 遊んで欲しいときに、モックンが熱中してたカードとか、 あーあ、こりゃ取れんわとか、元に戻せんわな状態にしてしまうことが再々あった。
「ほんとに?!」 「うん。」 「謝ったの?レー君」 「へへーって逃げてった。」
だぁ〜。 またいつものパターンだぁ。 こういう時、レー君の母と私はレー君が謝らないのにキレて、叱る。 ちなみにこの母たちは、どっちの子も我が子のようにガミガミ叱る母だ。
たまたま今日はレー君母不在である。 私はモックンを連れてレー君宅に怒鳴り込みに行った。
「レー君、あんた、謝ることない?」 「ない。」 「覚えてない?」 「ない。」 「また溝に落としたものない?」 「・・・・・・。」 「モックンがな、レー君が双眼鏡のキャップ捨てたっていってるけど、知らん?」 「ぼくちゃう!」 「ほんまかっ」 母、すでにド叱りモードである。 「ほんまやなっ?」 「しーてーなーいーっ!」 「ほな、おかーちゃん、れーのこと信じるわ。」 信じてない口ぶりである。 「してへんな?ほんまやな?おかーちゃんしんじてええなっ?」 畳み掛けて、「ごめんなさい」を言わす作戦である。 るすばんのおばーちゃまも、 「また、れーがわるさしたんか?」 「してないーーっ」 半泣きのレー君。
母、気がつく。ほんとにしたなら、コイツは泣かん。 「・・・・ほんまにしてない?」 「ぼくちゃうー・・・・・。」
ここで、おばーちゃまに連れてこられていた 小学生のいとこのおねーちゃんが、衝撃の証言。 「れー、すててへんで、おばちゃん。」 しまったー! 「落ちたの、拾って投げたけどな、モックンひろとった。」 あちゃーー!
レー君に向き直る。 「ごめん。おかーちゃん、レーのこと信じれやんだぁ。 あんた、何べんもこんなことするから、 またやったなー!今度という今度は、どかんと叱ったらないかーん!て思ってしもた。」 「・・うん・・。」 「ごめん。ごめんな。」 「うん。」
おばーちゃまに向き直る。 「すみません。いつものことなんで、つい、またかと思ってしまって。 すみません。」 「いえいえ、いつものことですからねえ。」
うへー。わたし、やってもうたなぁ。 ドアを開けたとこに、モックンが立ってる。 「モックン、レーやってないって言ってるけど。」 「ボクが落としたん・・・。」
「えーーーーーーーっ!」
「ほんと????」 「うん。ポロって落ちたん。」
怒り炸裂。 ゲンコパーンチ! 「なんでもっとはよいわん!」 「うえーーーーーん!」 「来いっ!」
再びーレー君宅のドアを開ける。 「レー、ごめん。モックンがあやまらなアカンことがあるねん。」 「なにぃ?」 モックン、もうぼろぼろ泣きである。 「ぼ、ぼ、ぼくが、うそ、うそついてた、 ご、ごごめんなさい〜ぃ、うお〜ん、おん、おんおう〜・・」 「ごめんな。モックン、おかーちゃんに叱られると思って、ウソついてんて。 おかーちゃん、モックンを信じて、レーを信じれやんだ。 ほんまにごめん。 ごめんな。」 親子二人で45°になってレー君に謝る。 本気で5歳の男の子に謝った。
常習犯のレー君の仕業と決め付けた。 あー、もう、私、最低。
「いいよ」 濡れ衣が晴れて、レー君笑ってくれた。 「モックンばいばーい、まったねー!」
朝、子供たちが目を覚ましてみると、 ツリーの下にクリスマスプレゼントが! 大喜びで包みを開ける。
「よかったね、サ、朝ご飯食べよ」といったとたんに、雲行きが怪しくなった。
まず、ミー。 「おかーちゃ〜ん、今日は保育園あるの〜」 「あるよ〜。」 「ミー、なんかおなかが痛いなー。」 ウソや。 「そんなこというてないで、早くご飯食べて早く着替えたら、行く前にいっぱい遊べるやろ。」 観念して、着替えをとりに行った。
あれ?モックン? 「あーたーまーいたーい〜。」 こいつもか。 と、はじめ疑った。
んー。でもちょっと、なんかへん。 いつもの顔つきと違う気がする。 熱ない。 偏頭痛かな? 最近ちょっと多いなぁ、偏頭痛。 脳外科系の病気じゃなかったらいいけどなぁ。
その内吐き気がきたらしい。 頭は痛いが話はできる。 意識もある。ろれってない。 でも子供の病気はいつだって急転する。 保育園はおやすみだ。
はしゃいでいるミーの横で小児科に予約の電話をする。 月曜だから、混んでるだろうな。 案の定。まだ診察の始まる前から、もう夕方6時までいっぱい。
6時の予約をして、 様子を見る。 二度吐いて、たっぷり寝て、少し機嫌がよくなってから病院に連れて行く。
もちろん3人とも連れて行く。
小児科の待合室には、できれば健康な子供を連れて行きたくはない。 だけど、核家族ではしかたがない。 元気なミーとマルはここで1時間ウイルスにさらされる。
モックンは、病院に着いたとたん熱が上がり始めた。 38度を越えた。 暖かくしてやったら、待合室のソファーで眠ってしまった。
ミーと、マルは絶好調である。 退屈されてぐずられたら、おにーちゃんの診察どころではなくなるので、 母も相手をする。
絵本を読んで、手遊びをして、 そのうち、床でイモムシごーろごろをし始めた。 うわああ。それはやめてくれー! では今度はおかーちゃんのぼり。 背中を登っては、ずずずゥう〜と、肩から前を滑ってゆく。 周りのおかーさん、おとーさん、おばーちゃんがたは目が点だ。 床にひっくり返して、くすぐる。手も足も使ってくすぐる。 ひざに乗せて、動く抱っこロボもする。ひざから転げ落ちる。 靴下を引っ張って、脱がして得意げなマル。 かたっぽは簡単に脱げへんように、ふんばったった。 ぬぬぬぬーって力の入ったとこで、浮かす。 ごろーん。「うきゃきゃきゃきゃ!」
ミーとマルの相手をして、 モックンを励まして、 ふと、気がつく。
私って、ちょっとまわりのおかーさんたちと毛色が違う。
どこが違うのかなぁって考えてたら、 向かいに座った先輩おかーさんと目があった。 にこっと笑いかけたら、 「たいへんねぇ。」と声をかけられた。 「はははー。」 「でも、あなた、楽しそうねぇ。」
は。
婦長さんが、待合室に入ってきた。 見つけるなり、 「いやあ、あんた、ひさしぶりやないの。おにーちゃん?」 「はい、やられましたー。」マルを逆さづりにして、背中には、コアラのごとくミーが張り付いている。 「あんたなぁ。いつもようやってるわ。がんばりや。」
たのしそうで、がんばってんだろか。 おかーさんてたのしそうにがんばらないんだろか。
さっき感じた違和感は、 自分がおかーさんらしくないからだろうか。 子供と一緒にあほなことを思いついて、 あほやなぁと思いながら遊んでた。
子供から見たらおかーさんだけど、 おかーさんだけじゃないじゃない。私。 おかーさんぶったって、おかーさんじゃないとこの方が強かったら、 子供って私のことどう思うんだろう。
モックンが呼ばれた。 診察室に入って、症状を説明する。 ウイルス性の感冒性胃腸炎という診断。
偏頭痛の話もする。 「うーん、CTをとってみるってこともできるけど、 お母さんの観察からすると、体質的なものじゃないかなぁ。 経過をもうしばらく様子見てからでいいと思いますねぇ。」 「じゃ、センセ、もうしばらく観察ですね。」 「そうですね。おかあさん、観察得意だから。ははは。」
あー。
子育てが好きっていうか、 実験と観察が好きなのかも。私。 今回は、対象が、子供さんだってことで。 それで、3人はどうしても欲しかったのかも。 比較検討したり、 「社会」が兄弟間でできていくのが見たかった。 へんなおかーさんかもしれない。 (なにをいまさら。)
うちに帰ったモックンは、 タマゴのおかゆをおいしそうに食べて、 機嫌よくクリスマスプレゼントの双眼鏡を持って布団に入った。
ミーとマルが寝る前に、 おかーちゃん、寝てしまった。
お義父さんが、去年、突然クリスマスにはまった。 たぶん、アメリカに旅行したので、 そのときにスイッチが入ったものと思われる。 2メートルを越えるツリーを飾って、 親族クリスマス会を催すことになった。
おとーさんは、とってもいい男で、 私はどっちかというとひげ長男よりこのおとーさんに惚れている。 わはははは! そのおとーさんが発起人なんだから、 次男の嫁、おお張りきりである。
おかーちゃんが楽しそうなので、 モックンとミーと、マルも朝からテンションが高い。 モックンたちの楽しみは、パーティよりも、いとこ達と遊べることだ。
いとこのかっちゃんとあやちゃんは、気持ちのやさしい子達で、 うちのオチビたちが、わけもわからん頃から、 ほんとによく一緒に遊んでくれた。 今日もうるさがりもせずに、 くどいくらいおんなじ遊びを要求するやつらに付き合ってくれる。
モックンはかっちゃんが今はもう遊ばなくなったおもちゃに夢中。 ミーは、かっちゃんに貸してもらったぬいぐるみを抱きしめて、かっちゃんにーちゃんのそばを離れない。 マルは、わが道。 ヨソのおもちゃはものめずらしいので、かたっぱしから、出しては検討。 そして、兄、姉のじゃま。ふふ。
パーティーはすごかった。 大人8人に、子供5人だ。 13人ともがナカムラさんだ。 すごいー。
おかーさんと長男の嫁と次男の嫁と三男の嫁で用意した料理が、 皿だけになる。
モックンは手巻き寿司を自分で巻いてみた。 タマゴまきばっかり。 フライドチキンは5本食べた。 豚の角煮の煮卵と、フルーツヨーグルトサラダ山盛り。
ミーはおじーちゃんとおばーちゃんの間にちゃっかり座って、 どんどんお皿においしそうなものをとってもらってる。 めちゃめちゃ満足げである。 やっぱりコイツは要領がいい!
マルは、父の隣りに座ったので、 皿の上に最初に置いた手巻き寿司からあとが増えない。 そういう時は行動あるのみだ! おいしそうなものののってる皿を渡り歩く。 ナイス、マル! そうよ、自分の進むべき道は自分で切り拓くのよ! ゆけ!
食事が済んで、おじーちゃんから子供たちに、 お菓子のクリスマスブーツがプレゼントされた。 かっちゃんが開けてなめ始めた棒つきキャンディーを 全員が真似してなめる。
クリスマスプレゼントはそれだけじゃなかった。 かっちゃんと、あやちゃんが、 うちのちびたちに、おもちゃのお古をくれたのだ! 紙袋三つ分。なんて気前のいい! このぬいぐるみって何?星のかーびぃ?だっけ?ばぼちゃん?
帰りの車で、マルはすぐ寝てしまった。
モックンは、ブーツのお菓子を物色。
ミーはふた袋分のぬいぐるみを全部狭い車内に出して、そこに埋もれて、 保育園のクリスマス会でやった劇の再現をしていた。 「お入りなさーい、かえるさん〜♪ これで、このおうちにはーかえると〜ねずみと、うさぎがいっしょにすみました〜♪」
せまっ!
今日は祝日なので、子供たちは保育園、おやすみ。
朝はもちろん朝寝坊。 ミーが起きたの、10時だった。 10時に起きてきて「あさごはんー!」といわれても、 もうおかーちゃん換気扇と戦闘開始しちゃってるさ。
「ミーちゃん、プリンでいい?」 「いいよー!大福も食べるー。」 それとレンジで作ったホットミロ。 うわあ、ヘンな朝ご飯ー! ほかの人は、ハムチーズトーストを食べたんだし、 起きてこないミーが、いけないんだわっ。 そうそう、起こしてやらない、作ってやらない私が悪いんじゃないのよ、そうよ。 だって、今台所で何か作れる状態じゃないじゃないっ! うう、ずきずき。(←母的良心が痛む音。)
昼ご飯、早めにしてやろう。
お友達が遊びにきたので、子供たちは、おかーちゃんが要らなくなった。
子供同士で熱中して、ごっこ遊びとかをしてるときは、 大人はなるべく視界に入らないところにいる方がいい。 生き生きしてるもん。 目があうと、とたんに照れて、「ヤーメタ」とか言い出すし。
おかげで、リビングは泥棒が入った後のような散らかり方。とほほのほ。 仕方ない、今日のお昼ご飯は庭で食べよう。 (おいおい、かたづけないのか!)
昨日お土産にピザをもらったので、 それを焼きなおして、フライドポテトもあげる。 おにぎりのリクエストにもこたえて、 庭でお昼ご飯。
あったかいし、気持ちいい。 あらかた食べ終えるというところに、自転車に乗って お友達登場。 「ごちそうさま!」食べ終えたモックン。 「ごちそうはま!」口の中のものをお茶で流し込むミー。 「ごいおうあま!」とにかくイスから飛び降りるマル。
ちょ、ちょっとまて! そのまま遊びにいっちゃうのか! わわわわわ、マルまで走っていってるぅ!
家中開けっ放しで、追っかける。 庭のご飯の後もそのまんま。
公園で追いついて、ぬかるみではだしになってどろどろになったマルを捕獲した。 連れて帰る途中、ミーと遊ぶつもりで家を出てきたお友達に会う。 しめしめ。 ミーを公園から呼び戻して、うちに帰る。 モックンは、公園からそのまま田んぼに移動。 「気をつけてなー!」とほって帰る。 5、6人の男の子連中と遊んでる。
うちに着いて女の子3人で遊び始めた。 「ポケモンのお母さんごっこ」。 なんじゃそれ。 ま、機嫌よくやってるからほっとこう。 今のうちに、ご飯の後かたづけをして、 換気扇が乾いたので、ボルトで締めて、 新しいフィルターもつけて、満足して気がついた。
マルがいない。
きゃあああああああ〜〜〜〜〜!\( ̄◇ ̄;)/
ミーと、お友達を残して、自転車で捜索! 発見! おいおい! ひとりでどこいくんだぁ! 「にーにとこ、行くっ!」 ・・・・・ムリです。あいつら、田んぼで悪さしてます。
マルを回収して、うちに帰る。 うわあ。工作タイムだ。 さっきのごっこ遊びのもんも散らかったまんまだし、 も、ももももももおかーちゃんはしらん! てゆーか見なかったことにしよう! そうさ、明日がある!
4時になって、お友達はパパがお迎えに来て、帰っていった。
マルはついに遅いお昼寝に入った。
ここで片付けといたら、後が楽なのはわかってるんだけど、 つい、コーヒー飲んじゃう。 ついでだからとPC立ち上げてメールチェックする。 ああ、そんなことより、片付けて洗濯もんたたまなきゃぁ。
PC部屋から出てきたら、 リビングは、ゴミの山だった。 田んぼの用水路に草やらゴミやら流して、 「誰のが一番にゴールするかゲーム」をしてきたモックンは、 発泡スチロールのトレイで船を作ることを考えた。 竹串マストに、折り紙セイルの帆船だ。 ミーが黙ってるはずがない。 そして、切り刻まれた発泡スチロールトレイを残して、 彼らは、2階にテレビを見に行ってしまった。
わずか30分で、ここまでしてくれて、どうもありがとう。 もう今日の晩ご飯は、お鍋です。
| 2000年12月22日(金) |
スノーマンさんよお! |
今日は、モックンとミーの保育園のクリスマス会だった。 父母の会からケーキをもらって、大喜びで帰ってきた。
「今日のクリスマス会、どうだった?」 「おもしろかった!」 「ミー、ウサギやってん!」 ああ、出し物ちゅうりっぷ組さんだったんだ。 「どんなん?」 「おじーさんが忘れた手袋にみんなではいるのん。」 モックンのわかりやすい解説の横で、 踊り始めるミー。 「♪おじーさん!おじーさん!ゆ〜きがふーりますよぉ〜♪」 わはは。かわいい。 「モックン、ミーかわいかった?」 「うん。かわいかった。」 「むふん♪」(←ミーの鼻息)
ケーキをおやつにいただきながら、さらに聞く。 「サンタさん来た?」 「来た!」 ここでミーが眉間にしわを寄せて怒りながら言った。 「ほんまのサンタさんやのに、みんながうそついてん!!」 「・・・なんて?」 「園長先生だって!!」 「あらら!」 「でな、あおいちゃんと二人で、違うよっ!って言うたん!」 「園長先生に似てましたか。」 「似てたけど、違うもん! 園長センセ、サカモトセンセとお話してたもん!」
おお。早業。さすが毎年のことで手馴れてらっしゃる。 このためにダイエットしないというおうわさだ。
「他には誰がきたの?」 「トナカイ!」(モックン) 「それは、辻センセ!」(ミー) 「それから、スノーマン!」 「辻センセ、スノーマンと友達やってんて!」
どういう理解の仕方なんだ。 なぜ辻センセだけ信じてもらえないんだ??
モックンには、そのあと衝撃的な出来事があった。
年長さんはアルバムに載せるとかで、クリスマス会が終わったあとで舞台上で記念撮影がある。 そのときに彼は舞台のすそで見てしまった。
「おかーちゃん・・・スノーマンなー、首とれとった・・。」 「えっ?」 「ごろって、床に落ちとった・・・。」 「う。」 「ほんで、手もなくなっとった。」 「手?」 「うん。赤い手がついててな、ずっと動いて踊っててんけどな、 両方とも、なくなっとった。」
母には中に入っていた先生のご苦労がしのばれた。
「・・・・スノーマン、ばらばらやった。血は出てへんかったけど。・・・・。」 こわいかも〜。
うちの近所は子供が多い。 子供同士で遊んでるほうが、いろんなこと身につくような気がする。
うちは、庭に砂場がある。 妊娠7ヶ月のときに、 私がくわをふるって、穴を掘り、 のこぎりを引いて板を切り、 電動ドリルドライバーで木枠を組んで、 ふるいで砂をふるい、周りにレンガを敷いて造った砂場だ。 (無茶する妊婦だ)
この砂場はとても人気がある。 モックンが小さいときから ほんとにこの砂場によくお友達が遊びに来た。
今、メインで使ってるのはマル。 彼女はここで 「ぷいん(ぷりん)!」を作るのがお気に入り。
今日はお隣りのユー君が遊びに来た。 ユー君とマルは同級生だ。 ユー君のママはいそがしいヒトなので、 ユー君は実家のおばーちゃんのとこに行ってることが多く、 一緒に遊ぶのは久しぶり。 二人で、砂場でプリンを作ったり、三輪車に乗ったり、 2歳児同士の割には、うまく遊んでる。
そこへ、ユー君のおねーちゃんのまーちゃんが小学校から帰ってきた。 まーちゃんの友達のみっちゃんと、みっちゃんの妹のエーちゃんも合流。
7歳2人に、2歳3人。 みんなが砂場で遊んでる。
2歳はただバケツに砂を詰めるだけしかできないが 7歳は、もう少し味のあることをする。
かわいい器にプリンを作って見せに来た。 「おばちゃん!見てー!」 「うわー、すごいー!ようこんな器用なことできたなぁ!」 「ふふン♪」 「飾り付けたら?」 「なにで?」 「うちの庭の木の葉っぱ、とっていいよ。」 おねーちゃんたち、もう夢中である。
2歳児たちも、熱気をはらんだ姉達に気がついた。 なにやらあっちで葉っぱをむしっては、 お砂に突き刺している。 むぅ。 やってみなくては!
ユー君は、豪快。 いきなり南天の枝を、もぎ取ると、 今までトミカをはしらせていた砂山に突き立てた。 「おあちゃん!ちゅごい?」 ・・・う。うん。ちゅごいよ、ユー君。
エーちゃんはおねーちゃんたちに分けてもらった葉っぱをバケツに刺してみた。 「こえ!」 うんうん。これ、かわいいねぇ。
マルは葉っぱをむしってユー君の砂山の周りに ぐるりと飾った。 満足げだぁ。
砂遊びのあとで、みんなで三輪車や、乗用玩具の車やバイクに乗って遊び始めた。
マルはまだハンドルがきれない。 ただ前に進むだけ。 半年早い生まれのユー君とエーちゃんは上手に乗りこなしてる。
手伝いに行くかな? おねーちゃんたちが、時々サポートしてくれてる。 見てよう。
あんなに毎日、母が手伝ってやってもハンドルがきれなかったマルが、 10分、お友達と遊んだだけで、上手に行きたい方へいけるようになった。
親なんて、余計なことばっかりするのかもしれないなぁ。 ともだちって、いいな。
| 2000年12月20日(水) |
おかーちゃんの隣り。 |
夜、寝るときに、誰がおかーちゃんの隣りで寝るか、 これが重要らしい。
子供たちは、寝相が悪い。 子供たちの真ん中に寝ると、必ず朝までに蹴りやパンチが入る。 できればひとりで寝たいなぁ。
3人兄妹なので、どうしたって、おかーちゃんの隣りに寝られない人が出てくる。 そこで取り合いが始まる。
この取り合いも性格が出て面白い。 モックンは、「おかーちゃん、今日はどこで寝る?」と必ず聞く。 ミーは、自分がお気に入りの場所にさっさと寝て、 そこの隣りに、寝るように要求する。 マルは、私がどこに寝ようが、誰が隣りにいようが、 ちゃっかり割り込んで入ってくる。
隣りに寝られなかったときのリアクションもそれぞれ違う。 モックンは、愚痴る。 ミーは、手が出る。 マルは、威嚇する。
そうやって、もめて何とか、位置が決まって、 さあ寝ようというときにひげ長男が帰ってくると、 バトルは、振り出しに戻る。
かなわん。やっと寝てくれそうなのに。 で、起きて台所には行かないで、 そのまま寝かしつける。 ひげ長男は、追っ払われるのである。
ひげ長男は、仕方なくひとりで下に降りていって、 台所で、お盆に自分のご飯をセットして2階に上がってくる。 ちびたち寝たかな? ひとりで食べるの寂しいな。 「きゃおちゃん♪」 「・・・・・・・。」 う。 たった5分で寝てる。しかもミーだけは起きてる。
すまんなぁ。おとーちゃん。 隣りに寝てやれんで。
うちのこはスイミングに通っている。 他には何もお稽古事はしてない。
いまどきのおこちゃまは、おけいこが週に5日はいってる、なんてのが ごろごろいるけど、 うちは、火曜日の「プール遊び」(本人達はそう思っている)だけ。
子供のお稽古事って、親の悩みの種。 英語、そろばん、公文、ECC、バレエ、ピアノ、 空手、習字、音楽教室、サッカー教室、スイミング。 うちの周りで流行ってるのはこのくらいかなぁ。
保育園児だから、勉強はまだしなくてもいいや、と親は思ってる。 でも、同じクラスには、三桁の暗算のできる子がいたりする。 小学校3年生の漢字が書ける子がいたりする。
親だから、自分の子がダメダメより、デキるのはうれしい。 でもなぁ。 へんじゃない?
友達のゆーちゃんは実はスイミングのインストラクターをしていて、 彼女の受け持ってるクラスの女の子で一週間みんなおけいこごとしてる子がいるそうだ。 ゆーちゃん、聞いてみた。 「楽しい?」 「ちっともたのしくない。しんどいばっかり。」 2年生だもんなぁ。いつ遊ぶんだろ。 第2第4土曜がやすみになったから、ほっとしてたら、 「おかーさんがお華行きなさいって。」 ひええええええ。 おかーさん!ちょっと休ませてやんなはれ!
でもこの子が特別珍しいわけじゃなくて、 私みたいに、「子供のお稽古ごとは、趣味の範囲で週一回。」 なんて思ってるほうが、少数派だ。 子供の未知の才能にかけてはんのかなぁ。
でも我が子の才能って、2歳過ぎから「ああ、このヒトの得意分野はコレ!」 ってわかってくるような気がするんだけどなぁ。
モックンは理系のヒト。 観察して、実験して、調査して、納得する。 子供ながらプロセスをちゃんと踏んでて、 「ハカセ」と園ではみんなから呼ばれてる。 今んとこ研究対象は虫中心。ちょっと、宇宙も気になってる。 クリスマスプレゼントに欲しいものは、「天体望遠鏡」。
ミーは芸術系のヒト。 このヒトの手先の器用なことといったら、 家にいる間は何かしら作品を作ってる。 はさみは一歳半から使ってた。 このヒトのために折紙は常備品である。 500枚があっという間になくなる。色のセンスが抜群。 今度園でする劇も、 ヒトのせりふも立ち位置もみんな入ってる。右脳のヒトだなぁ。
それぞれのいいとこを伸ばしてやるお稽古ごとなら させてやってもいいなぁ。 それってなんだろ?
それにしても、二人とも、室内関係だ。 むむ。もっと体使わんと、頭も成長せんぞ。
というわけで、スイミングに連れてゆく。
進級テストは5ヶ月連続で、不合格だった。 「あ〜、きょうもおもしろかったー!」 って、にかにかしながら更衣室に戻ってきた。
サマンサは、魔女が奥様になって、タバサちゃんが生まれてママになったけど、 私はママになって、魔女になった。
魔女は魔法を使う。
買って来たばっかりのジュースなのに、 コップに二杯だけ注いだら、もう、からっぽ。 おかしいなあ。 (あればあるだけ飲んでしまうので、あけてすぐに見えないとこでピッチャーに移し変える。) でも、とんとんてしずくが落ちたから、 もうないんだ。仕方ないなぁ。おかわりはあきらめよう。
ふふふ。
なくしたと思ってたカードが、保育園から帰ってきたら、机の上においてあった! (ソファーの後ろに落っこちてたよ。)
ふふふ。
おかーちゃんは魔女。
でもいいことばっかりじゃない。 魔女は呪いの言葉も吐く。 これが強烈!
ぜんぜん食べる気なくて、だらだらしている。 「もう、一生何にも食べるなっ!」
保育園に行きたくないなぁ。今日は雨だしなぁ。 「そうか、じゃあ、ずうううううっと、家にいなさいっ!」
おもちゃ、壊しちゃった。 ちょっと落っことしてみただけなのに。階段の上から。 「あらあら。今度生まれかわったら、 おもちゃになって、おんなじことされてみるのね!」
一番多い呪文が、「一生そこでそうやって泣いてろ!」。
これはよく使います。
マルがどうしたって、泣き止まない。 抱っこして泣き止んで、降ろすと、また泣いて、 牛乳飲んで泣き止んで、コップが空になってまた泣いて、 おかーちゃんが立ったといっちゃあ泣き、 ゴミを捨てたといっちゃあ泣き、 振り回した手がドアに当たって痛かったので泣き、 痛いのにバンドエイドをはってくれないと、泣き、 バンドエイドが、お気に入りのアンパンマンの絵入りのじゃない!と、のけぞって泣き、 普通のバンドエイドにアンパンマンを描いたら、 「めおんぱんあがないーっ」と泣き、 メロンパンナを描いたら、他のキャラも描けと泣き、 もう描くスペースがないといったら、怒って泣き、 牛乳のおかわりを思い出して泣き、 牛乳がもうなかったので、さらに泣き、 買いに行こうと言ったら泣き止んだが、 行くのにおかーちゃん、着替えるねといったらまたないた。 もうだめだぁ! どないせいっちゅうねん! ああっもおっ「一生そこで泣いてなさああああいぃっ!!」 「ぎゃあおおおおおおおおぅおうぅ!!!」 そっくり返って泣いてる間に着替えてカギと財布を持ち、 ティッシュで鼻水を拭いてやって、抱っこした。 「さ!モーモーさんの牛乳買いに行こう!」
ぴた。
呪いの言葉をはね返す2歳児と、 夜明けのコンビニに行ってまいりました。 とほほ。
今日は、いつも宙で遊んでもらってるみんなと、ご飯会だ。
松阪肉を1�堡汰�するのが、私に課せられた使命だ。 今日は、掃除なんかしてる場合じゃない!だからしない!おい!
日曜日のドライバーは、私と決まっている。 ひげ長男君は、「日曜日はお休みだから」と言って、運転もお休みなのだ。
となると、家族そろってのお出かけは、ミニカである。 軽だ。 タダの軽ではない。 「軽貨物」だ。
大阪生まれ大阪育ちで車のない生活で不自由のなかった私は、 松阪に来て、「車がないと不便な場所」があることを知った。 しかも、子連れだから、車は移動に必須のアイテムだ。
で、引っ越してきた年に、走れば何でもいいやとひげ長男にお任せしたら、 軽貨物・ミニカを買ってくれた。 この車、「(4人乗り)」である。 「後部座席は長時間のドライブに適さない」車だ。
子供がモックンひとりのときは別に不自由はなかった。 だが、この家族、恐ろしいことに2年おきに増殖して、 いまや5人家族だ。 しかも子供は大きくなる。 車は大きくならない。
さあ、大変。 せまい!!
狭い後部座席(仮)に、チャイルドシートと、ジュニアシートがセットしてある。 マルがチャイルドシート。 ミーがジュニアシートだ。 で、その真ん中の、座布団が、モックンの席だ。 モックンだけシートベルトなし。
片道約2時間30分。 このせま苦しいところでじっとしてなさいというわけだ。
マルは走り出してすぐに寝てしまった。 ミーとモックンは10分で退屈になってきた。 お子様用の歌のテープをかけて、一緒にアンパンマーチをうたう。 しりとりもする。
そのうち、ミーが怒り始めた。 「もうっ!せまい〜!」 モックンも我慢してる。 「ミー!蹴らんといて!」
おもちゃはあるけど、遊ぶスペースがない。 「もうっ!たたかんといて!」 「叩いてへん!当たっただけや!」 「あっちいって!」 「いかれへん!」 「なんでよっ!」 「せまいんや!」
気になって運転に集中できない。
「けんかせんといてー!」 「だって!ミーが!」 「違う!モックンが!」 「せ〜ま〜いー!」 「こっちこんといて!」
うえん。
ようやく着いて、外に降りたとたん、 やつらははじけて雨の中に飛び出していった。
帰りは、もう遅くて眠かったので、3人ともすぐに寝てしまった。
寝ると、うるさくはないけど、 せまいところに、折り重なったり、 座席下に落っこちたりして、寝ているので、 これまた気になって運転に集中できない。
・・・いいかげん、買い換えなきゃね?・・。 軽貨物5人乗りは、せまい。 あたりまえだ!
子供のいる人って車洗うのどうやってるんだろう。
「そんなのパパにやらせるに決まってんじゃない!」 だって、うちの「パパ」は私が洗った車を見て、 「わー、きれー。僕のも洗っといてなー!」 とパジェロを置いて、ミニカに乗ってってしまうようなお方だ。 オートマ車、返せ〜!(>◇<)
初めての道を運転するとき、私はおまじない代わりに洗車する。 きれいに掃除してあると事故らないような気がして。
天気もいいし、お昼までに洗っちゃおう!
車の中のゴミを拾う。 「あ〜〜〜!ミーの大事な折り紙のアンパンマン〜〜!」 ゴミちゃいましたか。 チャイルドシートをはずして、日向に干す。 「ブンノ〜〜〜!」 自分のーと、マルがちゃっかり乗り込む。 普段、車では嫌がるくせに、ベルトまでしてる。
中に掃除機をかける。 ガリガリ何か吸い込む。 なんだろ? またミーのおもちゃ?あ。ビーズ。 ・・・・・黙っとこう。
雑巾をかける。中は手形だらけだ。 一度、あんまりうるさかったので、 車の中で、ソフトクリームを食べさせたことがある。 皆さんはまねしないでください。 あの時は、ほんとーに後悔した。
「車中・飲み食い禁止!」にしたいが、 運転してないヒトたち(ひげ長男含む)は、 飲み食いしてないと、大変ご機嫌が悪い。 何せひげ長男サマときたら、 運転しながらカップラーメンを食べたこともあるというツワモノだ。
中がすんだら次は外。
ミーとマルは、それぞれのチャイルドシートに座って、勝手におやつ大会してらっしゃる。 ピクニックごっこらしい。
水を車にかけるとき、子供たちを遠ざけておきたい。 「ぬれるから、どいてなさいよー」 「わーっ♪」 あら?聞き分けよく玄関にすっこんだわね? 「わーい!!」 ・・・・・カサもって出てきた。 「きゃあ!おかーちゃん!こっちにもかけて!!」 ザーザー。 「ぬれるぅ♪」 ・・・・もう、ぬれてます。とほほ。
あわだらけのスポンジは、当然取り合いになる。 仕方ない。 「お風呂あらいのスポンジ、ひとつもっといで。」 これでごきげん。 忘れずにお風呂洗い用のスポンジ買わなきゃナ。
モックンと、ミーに思う存分させといて、 「ハイハイ、仕上げは、おか〜さん♪」 と歌って、道具を取り返す。
あわを洗い流す。 「きゃ〜〜〜!」 またカサ登場。
車を洗うと、子供も洗わなきゃいけなくなるのよ。 そんなこと、知ってた?
うちの夜は早い。 8時には営業終了していることがほとんどだ。 10時過ぎなきゃ帰ってこないひげ長男には気の毒だが。
ゆーちゃんが夕方遊びにきた。 もちろん、レー君とサーちゃんもいっしょ。 なんか面白い本貸してー、から、 服買いに行きたいのに、なかなかいけないよーの話になった。
ゆーちゃんは、最近ヘコミ気味だ。 む。いっちょ盛り上げるか。 「ね。ご飯食べてから、ジャスコ行かない?」 「ええっ、いいのっ?・・車回してくる!」
ということで、みんなでカレーを食べてから、出発! (ゆーだんなはうちでとん汁を食ってるらしい。)
うちの子達は夜のお出かけなんて、めったにしない。 せいぜい、「ご飯を食べにいって、帰り道が、もう暗かった」程度だ。
夜道のドライブ! しかもレー君もサーちゃんもゆーちゃんも一緒! その上ジャスコ! はずむはずむ。
車中、お決まりのしりとり。 「しまじろう!う!」(レー君) 「う!(鵜)」(モックン) 「うさぎ!」(ミー) 「うなぎ!」(サーちゃん:このヒトだけ特別ルールなので何いっても可。) 「ぎょうちゅうけんさ!」(きゃお) 「検査はなくてもいんじゃない?」(ゆーちゃん)
ジャスコに到着。7時30分。 ゆーちゃんのお目当てはカラーパンツ。 3階のお店はもうほとんど人がいない。
お店の隣りが、100円ショップだ。 しまった!やつらにとっちゃぁ「ワンダーランド」だ! 「おかーちゃん!100円ショップいってきてもいい?」 「いいよー」 放し飼いだぁ!
子連れで買い物というのは、大変なのだ。 見たいものは見られないし、 ゆっくり選ぶということもできない。 おまけにいらんもんは買わされる。
独身時代には、(子供連れてくんな!)と レストランでも、ブティックでも、新幹線でも思っていたが、 自分が子供を産んではじめてわかった。 お母さん達だって息抜きしなきゃしんじゃうわよ!
と勝手な理屈でお子様達は、100円ショップに踊りこんだ。 バイトのおにーちゃんごめん。
どっちか一人が監視に立つ場合もあるが、 これだけ見事に他の客がいないと、ちょっとはよかんべ? と、母は二人ともうなずき、試着&お見立て(ここは互いにほめあう)。 試着に気がついた女の子チーム3人が、試着室に入ってくる。 母たちが交互に、パンツになるのでとってもうれしいらしい。 「これアカン!67とって!」 「ハイ、ブーツカットの67でゴザイマス」 「おかーちゃんお店のヒトみたいー。」 「でか!58とって!」 「はい、ストレッチタイトの58でゴザイマスって、 なんで私ときゃおちゃん10センチも違うのっ!?」 怒んないでよー。ちびなんだからしょーがないじゃん。
母たちが楽しく遊んでる間に、放し飼いのお子ちゃまたちは、 100円ショップで「コレ!」というものが決まったらしい。 「商品をお店から外に出してはイケナイ」 と上4人はわかっているので、手ぶらで母の元へ来ては商品説明をする。 「あのなー、しゅこしゅこするのがほしいー。」 「?????」 レー君はボールの空気入れが欲しかったようだ。 「サーは、ちーぅ!」 サーちゃんはキャラクターのこまかいシールがお気に入り。 「ボクは釣り!」 モックンは、お風呂おもちゃの釣りセット。 ミーはニヤニヤと「ふふ、こっちきて。」 そして、マル。 「かっか〜〜〜、まま〜〜!こえこえ〜〜〜!」 どあぁぁぁぁぁ。 みけんにしわを寄せて、風船をつかんで走ってきた! 「わかった!わかった!すすすすみませ〜ん!」 「おにーさん、ごめんね!」 「わっはははは、いいスよー。かわいっすねー。」 ほっ。金髪のおにーさん、ハナシわかる方で母助かります。
「蛍の光」に送られてそれぞれがひとつづつ包みを持って、 またしりとりをしながら帰った。 「み・み・み・みかん!」(レー君) 「"ン"がついて終わりー!」(ゆーちゃん) 「(あわてて、)みかんをたべた!」(モックン) 「たんぼにおちた!」(きゃお)
「たのしかった!」
子供を寝かしつける。これが済んだら、自分の時間だぁ。
早く寝ろ!お願い!
でもなぁ、これがなかなか寝てくれやしない。 お風呂から上がって、パジャマに着替えて、 布団の上でテレビを見る。
モックンの好きな番組は8時から始まることが多い。 「生き物地球紀行」 「たけしの万物創世記」 「試してガッテン」 「TVチャンピオン」(これは7時30分からだ。) 土曜日だから許される 9時からの「世界ふしぎ発見」。 どうだ、このチョイスは。どうしたことだ。保育園児。
親が見てるものをそのままなのかというと、それがそうでもない。 チャンネル権は子にある。 母はついてるテレビなら何でも見るヒトだし、 父はバラエティーしか見ない。
なのに、なぜだかドキュメンタリーモノ大好き。 こんな彼だから、NHK特集なんてのも好き。 新聞の書籍広告欄に 「NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体�掘� ビデオ好評発売中 全6巻 税抜き30,000円」 ていうのを見つけて赤丸つけてたこともある。とほほ。
母としては翌朝寝坊されるのが困るので、8時には寝かしときたい。 8時から始まるTV番組はちょっと困る。 いやTV番組は大人向けのまっとうな時間にやってるんだけどね。 で、おやすみえほんを読む。
やつらが「夜のTVは面白い」ということに気がつくまで、 うちはずっと8時前にはおやすみえほんタイムだった。
選ぶ絵本は、季節や、そのときの気分に合わせて母が選ぶ。 読むのは私なので、私が好きな本を読む。 子供たちのお気に入りはひとり一冊までしか認めない。 だって、おじゃる丸シール絵本で寝られますか!あなた!
テレビを消して(または録画して)、明かりを落とす。 布団に一緒に入って絵本を開く。
たいてい3冊目までにはみんな落ちてゆく。 よく母も一緒に落ちてる。
おやつ好き?ワタシはおやつ、食べないヒト。 だが、やつらは、おやつ大好き。
保育園から帰ってきたやつらは、がっついている。 ちゃんと手の甲には、「お弁当全部食べました」のご褒美ハンコが押してある。 それなのに、 「先生さようなら!」 くるっ! 「おかーちゃん!今日のおやつなにー!」 ”ごはんがすすむくん”のようだ。
きょうは、モックンのお友達のハー君が遊びにきた。 ハー君は、前に一度うちにきたとき、 たまたま、大騒ぎしながらホットケーキを焼いていたのが、 かなーり、衝撃的だったらしく、 「お、おばちゃん。今日のおやつもホットケーキ?」 と、目をキラキラさせながらおっしゃった。 このキラキラを見過ごすわけには行かないので、 用意していたダンゴは明日にまわすことにした。
「手伝ってー。」 と声をかける。 こういう時、一番にすっ飛んでくるのは、ミー。 手伝うというか、仕切るのだ。 まずは、ホットプレートをテーブルに用意する。 「ミーがするわっ!」 コンセントにプラグを差し込んで、鼻の穴を膨らまして、 「つぎはっ!」 ホットケーキの生地を作る。 「ああっ!ミーがタマゴ割る!」 「まぜるわ!」 やらせとこう。たとえ、それで生地が半分になっても。
その間に、生クリームをホイップしよう。 ボールに生クリームと砂糖を入れて、 ハンドミキサーのコンセントを指したとたんに、 「ミーがするわっ!」 うう。 「いっイチゴ!ミーはイチゴ当番!」 「いちご??」 「そう!イチゴのヘタとって!」 「うん!へたはとらな!」 洗ったイチゴとボールとヘタとりようのスプーンを渡して追い払う。 やつにハンドミキサーを渡したら、 いつになったらホイップできるかわからん。 味見してる方が長いんだもん!
ホットプレートがいい感じになってきたので 子供たちの目の前で生地をまあるく流しいれる。 ここからはモックンの出番。 「ボクがひっくり返すわ!」 ハー君はただただキラキラである。
「こぐまちゃんのほっとけーき」という絵本で、 こぐまちゃんがホットケーキをひっくり返すタイミングを、 「ぷつぷつ」「やけたかな」「まあだまだ」で、そのつぎに「しゅっ」「ぺたん」と教えてくれたので、 モックンもフライ返しを構えて、「ぷつぷつ」を待つ。
きた。表面に穴があいてきた。 「ぷつぷつ!おかーちゃん!ええかんじ!」 「うん、ええかんじ。」 「おし!、『しゅっ』『ぺたん』!!」 ちゃんと絵本どおりにいうとこがおかしい。
焼きあがったホットケーキを、みんなのお皿に配るとこまでがモックンの当番。
ホイップクリームを絞りだし袋に入れて、ハー君から順番に回す。 キラキラのハー君は、遠慮して真ん中にちょっと絞った。 ミーは、ハー君のを見て真ん中にこんもりと絞った。 モックンは、にかにかしながら、 ホットケーキが見えないくらい真っ白に絞った。 マルは、「にゅううううううううっ!!」と掛け声も勇ましく、 絞りだし袋が空になるほど絞った。
「しまった」顔のハー君に残りのクリームを絞ってやって、 それぞれが3個ずつイチゴを飾って、 「いただきまーす」
おやつ、楽しみにするはずでしょ?
うちには、6歳4歳2歳の子供のほかに もうひとり子供様がいらっしゃる。
「おうえ!げぅう!ぐぇほ、げほ!」 ひげ長男@ダンナは、毎朝咳き込む。 そしてのたまう。 「行きたくないよぉ〜〜〜〜〜〜!」。 これを「行きたくない病」という。
この2、3日ひげ長男はほったらかしだった。 で、行きたくない病が悪化した。
「お歳暮にお菓子が届いて、子供たちがキラキラしてる〜! 死守できないかもしれないので、はよ帰ってきて〜!」 と、心和ます楽しいメールを携帯に送ったら、 ホントにめちゃくちゃ早く帰ってきた。
「うわあ、どーしたん!クビ?」 「んなわけないやん!定時に上がってきたー。しんどいー。」 「あらら、熱あるの?」 「あるみたい。」 「どれ。」 ぜーんぜん。 「ないよ。」 「あれ?あれれ?」 「ごはんは?」 「たべるう。」 むぅ。ご機嫌さんだ。どの辺がしんどいんだろう。 いやいや、しんどいのかもしれないぞ!
「背中がゾクゾクする。寒いー。 おなかも痛いー。」 「おなかの風邪かなぁ?」 「風邪や。熱もあるんや!」 「ないって。」 「ある!今日はある!」 体温計を脇にはさむ。36.8度。 「む!いつもの平熱より、0.2度高い!」 「はいはいはいはい。」
「おなかイタイ。」 「洗面器置いとくよ。」 「おなかイタイ!」 「カイロ貼る?」 「おなかイタイっ!」 「・・・・・・さすりましょか・・・?」 「うん!」
ひげ長男は、おなかに貼るカイロを貼り付けて、 おかーちゃんにおなかをさすってもらいながら 機嫌よく寝てしまいました。
まったくもう!!
昨日に続き、今度はダブルで攻撃だ!
先に吐いたのは、マル。 「・・・うえ〜ん、かーか・・・げぼぉっ!」 ひゃあ!
「おがーぢゃーん!吐くー吐くー!」 ひえええっと洗面器を持って、身構える。 でも、こちらはモノが出ない。 吐き気は強いみたいだが、実際に出てこないので、つらい。
ミーはすっかり元気で、ひとりでお着替えも済ませて、 にこにこと、「今日は保育園お休みやなぁ♪」とご機嫌だ。
寝てなさいといったのに、気分が悪くなったんだろう、マルが階段のところで私を呼ぶ。 「かーかー・・ん・・・ぐぇぼうっ!」 ひぃえええええぃ!
雑巾とバケツをつかんで、拭きながら階段を上がる。 「てって!ばっちぃぃ〜〜〜!!」 (この時期の子供は手が汚れるのを嫌がる) 「はいはいはいはい」 床を雑巾で拭いて、タオルでマルをふいて、お着替え。
「おがーちゃん!吐く!うう!」 でも出ない。 かわいそうなモックン。 むかむかがかなり気持ち悪いんだろう、「イタイイタイイタイー!!」 ひざに抱き上げておなかをさする。 「イタイとこに、こうしておてて当ててるとねー、 痛いのがとれてくんだよー。お手当てって言うのだ。」 「ふうん。」 ちょっと落ち着いた。 このままなでつづけてたら、あんがいおさまるかも・・・ わっ!やった! 「かーーか・・・」 またしても階段でマルの攻撃。
ゴン!とモックンを座布団に降ろして、バケツと雑巾。 「いてて、いていて!」後ろでモックンが呼んでいるが、置き去りだぁ!
二度、大量に吐いてしまうと、マルはけろっとして、遊び始めた。 1時間は何にも飲み食いさせたくないけど、ダメかな? ポカリを怖々飲ませてみる。・・・・OK。 ホットケーキに手が伸びる。・・・・OK。
よっしゃぁ!ひとり終了!
残ったモックンは相変わらず吐き気の割には、モノが出ない。 台所はそのまま、洗濯も途中であきらめて、掃除は二階だけってことにして、 背中をさすり、おなかをさすり、 とにかく洗面器とともにスタンバイ。
「おかーちゃん・・のどかわいた・・。」 ポカリをコップにいっぱい飲んだとたんに、吐いた。
吐いたとたんに、 「はぁああ。終わった〜〜〜。」 と彼はのたまい、 オニのいぬまに傍若無人なふるまいをしていたミーに最初の制裁を発動した。 「このビデオ、僕、もう見たくない!」 「ミーちゃん、見てるのっ!」 「つまらん!替える!」 「やーーーっ!」 「僕のブロック、返して!」 「やーっ!ミーが使ってたのっ!」 「ぼくがつくったんやんか!」 「とらんといてっ!おがーちゃんっ!!」
バトルは「標準」のレベルに戻った。
ほめて!だれかわたしを!!
ミーが吐いた。
食卓に嫌いなものが出ると、 「おなかいたーい」と、迫真の演技を見せるヒトなので、 最初はまたかーと思っていた。 でも、なんとなく、ごろごろしている。 機嫌はいいけど、元気がない。 おかしいなぁ。 と思っていたら、朝、布団に吐いた。
(ヤラレター)と内心思うが、 「気持ち悪いか?みんなはいてしまいやー。」と背中をさする。
吐き様から見て、おなかに来る風邪だなと思った。 冬の定番。 熱はない。 セキも鼻水もほとんどない。 吐き気の治まっているときは、元気で機嫌もいい。
こういう時って、お医者さんに連れて行くかどうか、悩む。
お医者さんに診てもらえるのはたった5分だ。 診てもらえるまで、1時間や2時間は待つ。 ましてや日曜だし。 休日診療所に行っても薬がもらえるのは一日分だ。
ナウゼリンの坐薬があるな。 ポンタールの粉もある。 アンヒバの坐薬は6本ある。 おお。アンパンマンの風邪シロップも生きてる。 OK。 おかーちゃん的・臨床医スタート。
ミーは、病気のとき、特別扱いしてもらうのが好きな子だ。 これは父親そっくり。 (モックンは逆に「しんどいときはかまわんといて」なヒトで、私と一緒。)
熱は36.4度。うん。平熱。 あとで、お医者さんにつれてくときのことも考えて メモをとる。
おなかが気持ち悪くて、食欲がない。 ポカリスエットを、ストローつきの水筒で、飲む。 調子の悪いときには、これだけでも吐く。 ・・・・大丈夫。 じゃあ、りんごのすりおろしたのはどうだ・・・・・。 半分すって、少し残す。 と、 吐いた。 あ、ダメか。
普段私はおかーちゃんと呼ばれている。 なのに、甘えた虫のいるときのミーは「ママァ」と 作り声で私を呼ぶ。 ママの柄じゃないので、ゾクゾクする。 それだけは、カンベン。
毛布にタオルにパジャマに大量の洗濯物をやっつけながら、 うどんを作る。 「たべたくない〜」 そか。 バナナは? ぺロッと食べた。 食べたら機嫌よく、「テレビ見るー」と2階に上がってってしまった。
あら。 吐き気止まった。
よっしゃ。 でも、セキが出てきたなぁ。 ミーはセキが止まりにくい。 いつもこれで「セキアゲ」る。 もう少し、観察、観察。
ミーを甘やかしつつ、無事一日は終了した。 晩ご飯もたくさん食べて、 風邪ひきさんがいるから「特別のデザート」と、イチゴもたべて、 すっかりご機嫌。
ふうう。 慌ててお医者さんいかなくてよかったぁ。 ま。明日は一日保育園お休みさせて、 様子見ようかな。
・・・・・・とおもってたら、 マルとモックンが今朝吐いた。
ROUND2。 闘うおかーちゃん。
昨日、ハリーポッターを、朝から読み始めて、 途中何度も中断しながら、 お昼寝中にスパートがかかり読み終えてしまった。 長い本だったけど、「物語」だからはやい、はやい。 クィディッチの試合は面白そうだよなぁ。 私もシーカーになりたいなぁ。 ハーマイオニーみたいに、 マグルの突然変異で私も魔女になれんかなぁ。 本読むのは面白いや。
おんなじようにモックンが本の好きなコ。 私は、ものぐさかーさんなので、 このひとに「お勉強」を教えたことはない。
今は早期教育あたりまえのご時世なので、 周りはみんな「しまじろう」をとっていたけど、 「あれは、ゴミ。」と思うタチの悪い母は、 「絵本はゴミにならないから」と、 子供をダシに、自分のお気に入りの絵本を買って、 毎日、毎日、多いときには20冊ぐらい読んで聞かせた。
そのおかげか、モックンは4歳になったすぐから、自分で本を読み始めた。 はじめは、声を出して。 そのうち、口をとがらして、黙り込んで。 今は、本を読んでる最中に話し掛けても、返事が返ってこない。
今日、モックンが選んだ本は「ドリトル先生、アフリカへ行く」。 この本は、私のお気に入り。 これと「シートン動物記」のおかげで、私は動物園で働きたかった。 (今、うちが動物園化しているが。)
図書館で、「ちょっと、モックンには早いかなぁ」と思ったけど、 「まいっか、私が読もうっと」と借りてきた本だ。 一緒に借りてきた「ロッタちゃんのひっこし」はとっくに読んでしまって、 ぼくも屋根裏部屋に住みたいーといっていた。 でもなぁ、字もちっちゃいし、長い話だぞ、これ。
いつものようにソファの上にあぐらを書いて、読み始めた。 しばらくして、 「おかーちゃーん、猫肉屋って、なに?」 お。読んではるわ、このヒト。 「猫肉屋のマシュー?もう少し読んだら、わかるよー。」 台所の片づけを終えて、コーヒーを淹れながら、聞いてみる。 「モックーン、いまどのへん?」 「んー、サルの国ー。」 はやっ!
1時間たってもモックンが本から離れない。 はまったな。 すごいなぁ、私、この本初めて読んだの、2年生の時だったよー。
「おかーちゃん、一角獣って何?」 「んー。ユニコーンってわかる?」 「ああ!デジモンの!」 「デジモン・・・。」 「ほんまにおるの?」 「おるかもしれへん。おかーちゃんまだ見たことない。」 「ふーん。」 「どこに出てくるの?一角獣。」 「オシツオサレツのとこ。」 どれどれ、ほほう、オシツオサレツは一角獣の血が流れてんのかぁ。
ついでに、どのくらいの速さで1ページを読むのか隣りに座って観察してみる。 はやいー。 でも、流してるふうでもないー。 こりゃあ、ひげ長男より読むの速いかも。(しゃれにならん。)
「おかーちゃん、黒い王子しっとる?」 「なんやったっけ。バンポ王子?」 「そうそう!白なったよ!顔だけ!」 「わはははは!」 顔の輪郭を手でなぞって、 「こんだけ!」 ちゃんと読んでるわ。そうよ、洗面器につけたとこだけよね。
モックンは、3時間足らずで読み終えてしまった。 そして大変満足げに、教えてくれた。 「おかーちゃん、チーチーは、サル語で、『元気』!」
ハリーポッター、貸したろかな。 読むかもしれん。こいつなら。
| 2000年12月08日(金) |
「新交通システムのご提言」 |
モックンが、保育園からお絵かきをもって帰ってきた。
彼の描く絵は、私が小さい頃に書いていた絵とはてんでちがう。 男の子の描く絵って、面白い。
今日のは、真ん中に新幹線が書いてあって、周りに魚が描いてある。 とにかく好きなもん描いただけかな?と思いながら聞いてみる。 「モックーン、これ、新幹線??」 「違うよー、リニアモーターカー」 「へ?そうなの?」 「浮いてるでしょっ」 ああ、は〜、ほんとだー、レールから浮いてるー。 「新型やで」 「新型ですか。」 「今実験中のやつ」 「何キロ出るの」 「500キロ出るん♪」 ふむ、コイツ、ニュース見てたな。
「で、これは何?サメ?」 「そう!でこれは魚!それも魚!それはアオブダイ!」 青くて頭でっかちの魚が、青い丸の真中に書いてある。 ははあ。『コバンザメのぼうけん』にでてたなぁ。 「あおぶだいはくちからねばねばのえきをだし、 じぶんのからだをつつむような、とうめいのふくろを、つくっている。」 なるほどー、そのあと、図鑑で調べてたっけ。アオブダイ。気に入ってるな。
でもなぜ、リニアモーターカーと魚? 「海の中だから。」 ? 「海中トンネルやんか。」 おお、この線はなんだろうと思っていたよ。 断面図かぁ。ひょえー。 納得。 それなら、リニアと魚が一緒に描いてあってもOKですー。オソレイリマシター。
というわけで、この絵は、先生が、「夢」というお題で描かせたもので、 モックンのタイトルは、 「海中トンネルを走るリニアモーターカー」だそうです。
いいのか、6歳児。 そんな、国土交通省(新省庁)に 「次世代の交通網整備についての構想」 を、プレゼンするようなお絵かきで!
私、コイツに保育園でフツーの友達がおるのか心配してますねん。
おにーちゃんと、おねーちゃんが保育園に行ってる間、 マルはおかーちゃんの一人っ子だ。
3人兄妹の一番下は、兄姉がいるときといないときとで、 態度が違う。
兄、姉と遊んでるときのマルは、結構いっぱしだ。 おもちゃの取りあいだって負けてない。 自己主張だって、はっきりしていて、 やさしいおにーちゃんはいつも、マルの要求をのんでやってる。
それが、おかーちゃんとふたりっきりになると、 とたんに、「わたしゃなんにもできません」になる。
掃除も洗濯も、こまごまとしたことを小走りにやってると、ずっと後を追いかけてきては、 ぺったりひっついている。 やることが多くて小走りだから、時々けつまずく。マルに。
四つん這いになって床ふきをしてたら、 「ぱっかぱっか!!」と大喜びで背中に乗ってきた。 しょうがないから、乗せたまま床をふく。 声がしなくなって、急に重たくなって、寝てた。 そうっと降ろして、夕飯の段取りをしたり、 部屋の片づけをしたり、 ああああ!いくらやってもきりがない!
あっというまに、3時。 起きてきたマルと一緒に洗濯物をたたむ。 彼女はたたんだ洗濯物を、踏みつけ、けとばし、押入れに隠す。 大変困るのでテレビをつける。
この時間のマルのお気に入りが、NHKの3時のテレビ体操だ。 ピアノに合わせておりこうそうなレオタードのおねーさんが、体操している。 「ハイ大きく体を動かして〜」 「エイエイエー!」 反動をつけて、うでをふりまわす。 「タオルを使った体操でーす」 「カーカン!タオユ!」 ぶんぶんぶんぶん!あぶないあぶない! 「首の運動です、ゆっくり曲げて〜」 体ごと横に曲がってますよー。 「ハイ次は、前〜」 テレビに向かって深々とお辞儀。 「ハイ後ろ〜」 こけるこける!おっとっとぉ。
「ゆっくりと深呼吸しましょう〜」 肩が上がり下がりしてる。前に回ってみると、怖い顔してる。 何のマネだ??
テレビの人に手を振って、 「カーカン!ニーニントネーネン、オウカエ、コッ!」
そうだね、お迎えの時間だね。行こっか。
ミーの髪質は私そっくりだ。 細くて、量が少なくて、茶色くて。 ポニーにすると地肌が見えてしまう。
そんなだから、髪を切るとぺちゃんこになってしまいそうで、 前髪以外は、今まで一度も切らずにいた。 本人も、毎日髪を結ってもらうのを嫌がることなんかなかった。
それが、急に 「今日は、髪くくらん!」ととかしただけで登園したがるようになった。 胸まである髪だから、工作や、給食のときにじゃまだろうと思う。 くくってやっても、園についたらとってしまって、 ポケットからゴムが出てくる。
「ミーちゃん、髪、くくるの嫌だったら、切ろうか?」 「うん!!うーこせんせいみたいのがいい!」
うーこ先生は、ミーのお気に入りの先生だ。 去年の担任の先生で、年中さんに上がってクラスがえになって、 ミーは、園に行きたがらなくなってしまった。 「だって、ミーは、うーこせんせのクラスがいんだもん。 ちゅうりっぷ組なんて勝手に決めたらやだもん!」 そうですねぇ、あなたには何の相談もなかったですねぇ。確かに。
ミーを連れて、裏の美容室に行く。 「どうすんの?切っちゃうの?」 「うん。うーこ先生カット」 「なに?それ?」 「ミーのお気にの先生よー。とれかけパーマのざくざくシャギー。」 「ながさどのくらい?」 「肩くらい」
「ミー?ほんとにいいの?」カットの前に確認。 「うん!!!うーこせんせとおんなじの!」 鼻息荒いミー。
昔はおかーちゃんが切ったよなぁ、このくらいの子供の髪って。 お金出して子供の髪切るなんて、実家のおかーちゃんに知れたら、どやされるー。
私は結構手先が器用な人なので、モックンの頭をずいぶんやっていた。 だんなの頭もやってみたことがある。 両方とも腕のいい美容師である裏の奥さんに、 「シロウトにしちゃ上出来」とお墨付きをいただいていた。
でも、ミーは別。 私が切ったら、ただのおかっぱになっちゃう。 いや。私が。 ミーは、かわいい。 女親の私が「うーわーコイツ美人ー。」と思う。(バカ親だ。) おかっぱ頭なんて、許せない。
ミーはいっちょまえにシャンプーをしてもらい、 ケープをかけてもらい、鏡の前でずっと笑ってる。 うーこ先生とおんなじ!になるんだもん!
うわあ、量が少ないなぁ。 奥さんも苦戦。 カットの技術だけで外はねさせるには、あまりに量が少ない。 でも、さすがプロ。 見事、今風、ざくざくシャギーちょっと外はねの完成である。
「うわああ、かわいいーーー!」 「ほんとーーーみー、かわいいわーー!」 「・・・・・・・うーこせんせい、こんなんちゃう・・・。」
う。やっぱり?
いい天気なので布団を干す。 ベランダの手すりによっこいしょ、と布団をかけて目を上げたら、大きな鳥が2羽飛んでいるのが目に入った。
一羽は大きさからして(トンビだな)とすぐ思った。 羽ばたかずに悠々と舞っている。 その鳥に寄り添うようにカラスより少し大きいくらいの鳥がばたばた羽ばたきながら飛んでいる。
はじめ、ああ、トンビがカラスをいじめてる?と思った。 でも、2羽は付かず離れず、後先になりながら飛んでいる。 トンビの親子?
遠くて尾羽の形が見えないけれど、たぶんそうだろう。 親鳥が幼鳥といっしょに飛んでるんだ。
飛び方のまだうまくない子供のそばを、親鳥が羽を広げて輪を描く。 あの辺に風の流れがあるんだろう、 親鳥が羽を広げたまま動かずに気流に乗ろうとする。 子供が必死に羽ばたくが、ついていけない。 親鳥は翼の先だけをかすかに動かして、 位置を変え、子供の前を飛ぶ。
急にぐん!と風の流れに突き上げられて、子供の体が跳ね上がる。 ばたつく子供のすぐ横に、親鳥が止まっているように羽を動かさずに浮いている。 風の流れが右に左に流れるたびに、子供は逆らえずにふられている。
親鳥は、ただ、子供のそばに羽を広げて浮かんでいる 同じように、風の流れに乗りながら、 子供の飛びようを見ている。
ああ、すごいおかあさんだ。
わたし、「どーしてちゃんとできないのっ!」って、怒鳴ってるよ。 できないからできないのに。 「そんなこともできないの?」って、見下ろしていってるよ。 「はやくしなさいっ!」って、ちっとも待とうとしないよ。 そのくせ、「もういいから貸しなさい!」とかいって、 一生懸命、子供なりにがんばってるのに、 イライラして横から取り上げちゃったりしてるよ。
子供って、面倒だ。 できないことだらけなのに、できたつもりでえらそうで。 でも、それを頭ごなしに怒鳴りつけるのと、 トンビのお母さんみたいに、 同じ高さまで降りてきて、待ってやるのと、 どっちが、「自分で考えることのできる人」になる?
間違って、ぶつかって、痛い目見て、わかることって大事だ。 怪我させないように大切に守って育てるより、親の根性が試される。 私にはそれだけの根性があるかなぁ。
2羽の鳥は私の頭の上を気流に乗っていった。 2羽とも尾羽が三味線のばちの形をしていた。 やっぱり、親子のトンビだったんだね。
朝からありがとうございました。 勉強になりました。
うちの近所に、とってもおいしいパン屋さんがある。 旦那さんが、銀座で修行の後、奥さんの実家のあるこの町でパン屋さんを始めたのが3年前。 以来ほぼ毎日のお付き合いである。 うちから大人の足で歩いて5分ほどなのだが、 これが遠い。
「マル、パン買いに行こっか?」 「パンパン!?ヤーイ!ッコ!ッコ!」 と張り切って彼女は玄関に行く。 「自転車で行こうか?」 「チインチイン、ヤッ!」 「じゃ、歩いていく?」 「ヤッ!ブゥンブゥン!!」 「えー、車〜?」 「ブゥンブゥンデ、クノッ!」 「車で行くのっ!たって、すぐそこだよー?」 「クーノォゥーッ!」(みけんにしわ)
かーちゃん、折れる。 車のドアを開けてチャイルドシートにお通しする。 「・・・・・ヤッ!ブゥンブゥン!ヤッ!」 チャイルドシートがお気に召さなかったらしい。 「なによお。」 「ケクケク!」 「けく?テクテク?歩いていくの?」 「ケクケクデ、クノーッ!」 もう一度自転車を提案する。 「チリンチリンで行かない?」 「ヤッ!ケクケク!パンパン、クノッ!」
では、行こう。歩いて。 ご機嫌である。歩くというより、はね歩いている。 角を曲がって、いつものポイント。 「ワンワン!!」 アイリッシュセッターにご挨拶。いつもここで鼻などなめられる。 ところが、今日はイヌの機嫌が悪くほえつかれてしまった。 「ぎゃああぁあああああん!カーカン!ガッコ!」
10キロを左手で抱き上げて、歩いていく。 5メートルも行かないうちに降ろせ!と暴れ始めたので、地面に降ろしてやる。 が、歩きたいわけではないらしい。 「カーカン、ブ〜リャブ〜リャ!」 持ち上げてブ〜ラブ〜ラしてくれといってるのだ。 はいはい。両手をつかんで、ブラブラさせながら公園まで歩く。
公園のブランコに誰も乗ってない!(そりゃそうだ、こんな時間だもの) 「ブリャブリャ、ノユッ!」 ここでブランコ乗られたら、焼きたてのバゲットが売切れてしまう。 「あとで、帰りにねー。」 暴れるマルを横抱きにして道を急ぐ。
「ケクケクー!」で、降ろすと田んぼ道を走り始めた。 お、お、落ちる、落ちる!たんぼに! 腕を捕まえようとしたら、 「オー!」と叫んでしゃがみこんだ。 「?」あ。田んぼにかえるがいる。 「ケロケロー!」 自転車で来てたら、今ごろ、もう帰れてたのにな。
やっとのことでパン屋に到着。 大きな袋を二つ。 「アイッ」 「持つの?」 「チョーアイッ」 「ちゃんと持てる?」 「ウンッ」 持ったままはね歩く。はらはらはら。 何が心配って、パンが〜。
帰りに公園でお約束のブランコ。 「もういい?」 「ヤッ!ブリャブリャ!」 そんなに漕いで、気分悪くならないのかなぁ。 「おなかすいてない?」 「!パンパン、タビゥー!」 「(やた!帰れる!)おうちで食べようねぇー。」 「ガッコ!」
また10キロのマルを左手で抱き上げ、 右手でパンの袋を持ち、うちまで帰る。
11時にうちを出て、帰ったら1時。 片道1時間の、遠いパン屋さんで買って来た おいしいパンを食べながら、 マル、こっくりこっくり。 そのまま、そうっとお昼寝。
さて。コーヒーでも飲も。ツカレタ。
日曜の朝は親だって寝坊したい。 だから7時からのテレビ朝日はたいへんありがたい。 ・・・・・・・・はずだ。
ニャンダー仮面、タイムレンジャー、仮面ライダークウガ、おじゃ魔女どれみ#。 おお、なんと言うラインナップ! それなのに、モックンはヒーロー物がダメなのだ。
これはかなり小さいときからダメな人だった。 被り物の怪人がダメなのか、というとそれだけではないらしい。 もう、ストーリーの冒頭からダメなのだ。 「悪者」が「何にも悪くない人」を災いに巻き込むというのが、もうダメ。
最近のアクションヒーロー物は結構迫力もあるし、 演出も過激だ。 昔私たちが見てた頃の「ゴレンジャー」なんて、「カッコイー!」というより、 「あの怪人、間抜けー!」が楽しかった。やられ方はいっつもワンパターンだったし。
モックンには痛そうな声を上げながらやっつけられる善良な人を見るのが、 もう耐えられない。 しかも、昔とは比べ物にならないほど凝ったつくりの怪人たちがおそいかかる。 音楽だって、コワイ!
だから、放送は、絶対に見ない。 だけど、クウガはかっこいい。 モックンはクウガが大好きだ。 怪人と闘うクウガは怖くて見てられないが クウガのことになるとマニアか?コイツ?というくらい詳しい。
情報源はお子様雑誌である。 お子様雑誌にのっているクウガは、決めポーズでよい子のみんなに 新しい武器の解説をしたりする。 そんでもって、 「おもちゃ屋さんに急げ!」 とか、いらんこと言ったりもしてる。
そして、今日もモックンはニャンダー仮面が終わると、 妹達を無視してテレビのスイッチを消し、 「てれびくん」でクウガの設定資料を確認し、 お寝坊かーちゃんを起こしに来るのだ。 「おかーちゃーん、これ買ってぇ。」
クウガさん、せめて1ヶ月の内に1回でいいですから、怪人もバトルもなしって、ダメすか? ・・・・・・・・・おかーちゃん、寝てたい・・・。
なんで、こどもって、あんなもったいないことするんだ!!!
お子様方は、合理的には生きていらっしゃらない。 後先のことなんかはあまりお考えにならない。 で、毎日、母は、(あ〜〜っもったいなっ!)ってことに遭遇して、わなわな震える。
「そんなことしちゃだめでしょ!」 「アンタ、こんなに食べ残して!お百ショーさんに申し訳ないと思わんのか!」 なんていってもてんで効かない。
そこで登場するのが、もったいないおばけさんである。
さんざん遊び食いしたあとで、こんもり残す。 食後のデザートねらいだ。 母、ひぃひぃいいながら作った料理を残されるとキレる。
「ごちそうさましていい?」 「残してるー。」 「だって、もうごちそうさま。」 「もったいないおばけ、くるわ。 そうやって、もったいないことしてる子のとこには、 もったいないおばけが来て、もう何にも食べられへんとこに連れて行かれるねん。」
たいていは、これで、がんばって皿も茶碗もきれいにして、終わりなのだが、 この前、反撃があった。
「もったいないおばけなんかいてへんもん!」 「います。見えてないだけです。」 「どこにつれてくのよ!」 「ソマリアとか、東チモール。ボスニアヘルツェゴビナかも。」(←けむにまいてる) 「ぼすにや・・・・・・そんなとこないもん!」 「あります。残念ながら。もうみんなやめたいのに戦争がやめられなくって、 家族とも死に別れて、食べるもんもなくて、 ほんとにひどいことになってます。ニュースで見たやん。」 「ないもん!」(←ミー参加) 「ある、ある、僕見たわテレビで。」(冷静なモックン。) 「ほんまにあるのん?」 「うん。ぼく、みんなたべよっと!。」 「ミミミ、ミーちゃんも!」
これでも効かないときは、電話である。 「もしもしっ!もったいないおばけさんですか! ・・・・・はいっ! ・・・・・はい。そうなんですっ!もったいないんです! あ。みてはりましたか!(振り返り)ホラ、見てはったわ! ・・はいっ!じゃぁ、よろしくおねがいしますっ! え?ソマリアいっぱい?北朝鮮ですか?わかりました!」 「わわわわわわわ〜〜〜っ!ごめんなさい〜〜っ食べる!食べる〜!」 「え?はい。全部食べたら、解除になるんですねっ?」 「ぜぜぜぜんぶたびるぅ〜〜〜〜!」 「ハイ、じゃ、またもったいないようだったらお電話しますっ!お手数おかけします!」
子育てには演技力も必要。アタシ、女優。(個性派)
モックンは来年一年生だ。 クリスマスプレゼントにお母様がランドセルを買ってくれるという。 モックンは、6番目の孫だけど、初孫、内孫同様、 かわいがってくださる。 ありがたや。 ランドセルかぁ。勉強机、どうしよう。
うちには、こども部屋がない。 一階も、二階も、仕切りがなくて、ただ、だだっ広く、 ご近所マダムには、「保育園」とか、「集会所」とか、「エアロビスタジオ」とか言われている間取りだ。
親の希望としては、「6・3・3で12年」もあんな不恰好な机をそこいらに置きたくない。 通販カタログで何かないかなぁと探してたら、 モックンが「ボク、これ〜!」とマジックで丸く囲んだのが、 天板がガラスので、足がメタルのパソコン机。 渋いね。キミ。 「でなかったら、これ〜!」 iMAC風のスケルトンのパソコンデスク。 むぅ。 パソコン買えってことか。
でも、今は中学生がみんな携帯持ってる。 専用のノートパソコンなんてのも、「あたりまえやん!」て時がくるのかなぁ。 うちなんて、ビデオデッキもなかったのに。(家族の会話が減るからだって。)
結局、悩んだ末に、当分机を買うのはヤメタ。 その代わり、キッチンと対面式になってるカウンターの上に、「お勉強コーナー」を設置。 コルクボードを貼り、ライトを置き、イスの脚の下にマガジンラックを置いた。 ご希望の趣旨に沿って、ライトもペンたても、時計もメタリックな雑貨である。
ミーが黙ってはいまいと、こちらも同様に「デスク」をあつらえる。 こちらは、かねてからお好きなカントリー雑貨テイストである。
二人とも、大変ご満悦。 それぞれに、お気に入りのものを持ってきては並べたりしてる。
「部屋」まではいらないけど、「場所」はあったほうがいいんだなぁ。 で、そこが、いつでもおかーちゃんと話ができて、 みんながおって、アツアツがつまみ食いもできるというのは、結構よかったかもしんない。
兄スペースと、姉スペースの間に、もうひとつイスを置いて、マルスペースも作った。 さっそく、お気に入りのアンパンマン指人形が並んだ。 いっちょまえな二歳児。
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